大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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中国の家制度は血縁の継続を原則としています。同時に男系制社会ですから、家制度からいえば、他家から嫁してくる女性は血の繋がりが無く、したがいまして、血縁の家の一員とはいえません。このことは、中国語でちちかたと母方を表す親族表現が厳密に区別されていること、例えば、父方のおじさんは「叔父・伯父」・母方のおじさんは「舅父」というように、です。ですから、養子を迎えるにしても父方の血縁を求めます。とにかく血の繋がりが基本なのです。これというのも、招魂再生による祖先礼拝が中国での家維持の目的だからです。 これに対して、日本の家制度は平安時代に貴族から成立しました。其れは家職の継続を目的としていました。このため、家の職業(最高は天皇を)を持ち、その基礎としての家産の保持、社会的指標としての家格の保持を必要としていました。もちろん、血の継続も無視されていたわけではありません。ですが、それは第一義ではありません。ですから、養子ににおいて、極端な場合に全くの血の繋がりのない男女を夫婦として迎えて養子にするのです。また、商家では、息子がいても有能な手代を婿に迎えて、家を継がせることは江戸時代には珍しいことではありません。このような日本の家制度が男子中心(武家)になったのはやはり明治維新後です。
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