大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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豪快ワインのスプライト割り

大晦日の夜は、豪快にワインのスプライト割りで行こう!!
   ♪ ♪ イェ~イ ♪ ♪

オレは、赤ワインが好きで、日本にいたときには良く飲んでいたもんだ。ライトボディよりも、ずしんと来るフルボディが好きなのだが、中々高くてねぇ。

さて、会社の男性社員二人と食事に行ったときに、赤ワインを頼んだ。普段ビールばかりなので、たまにはワインも良いかな?なんてね。ワイングラスで、よく空気に馴染ませて、マイルドにしてからじっくり味わうか。

と思った矢先、大瓶にワインをドボドボ開けて、なんかの缶ジュースみたいなものを注いでいる。
「おい、ちょっと待て、何をやっている」

「ワインを混ぜています」

「なんだそれは?」

「スプライトです」

「何で赤ワインとスプライトを混ぜる?」

「おいしいですよ」

「あんたらはそれを飲め。オレの分はワインだけにしてくれ」

「はぁ、いいっすけど??」

と言うわけで、赤ワインにスプライトをドボドボ混ぜていたのだ。

後で知ったことだが、赤ワインのスプライト割りは、大連の夜の街では、極めてポピュラーな飲み方だったのだ。
winexuebi050414.jpg
この写真は、とある場所での服務員のサービスの様子だが、このように、赤ワインとスプライトを、ピッチャーに大胆に注ぐのだ、一切の躊躇無く。ワインがもったいないとか、ワインが可哀想だとか思ってはいけない。

なんと言うひどいことをと思ったのだが、飲んでみると、こいつが結構イケるんだな。敢えて表現すれば、「フルーツポンチ」みたいな感じかな!お酒が飲めない女性でも、サラッと口に入って飲みやすいはずだ。

ワインとスプライトの比率は、1:1くらいなので、アルコール濃度は、6%前後とビールよりちょっと高い。調子に乗って、飲んでいると気がついたときには、かなり酔いが回っていたりする。

さぁ、今日は大晦日だ。
悪いことはみんな忘れて、ワインスプライトで大騒ぎしようぜぇ!!
   ♪ ♪ イェ~イ ♪ ♪
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コリコリおいしい「海腸」

写真の品は、大連海鮮料理の材料としては欠かすことが出来ない一品「海腸」(hai3chang2 ハイチャン)だ。
無理やり日本語を探してみたら「海ミミズ」と言うらしい。haicheng051222.jpg
写真を見ただけで、多くの人がヒイちゃうだろうな。写真が少しブレているけれど、まぁこんなもんだ。直径2~3センチ、長さが20~30センチくらいのゴム状のぶよぶよした物体がうごめいている。

初めて見たときは、オレもヒイた。
「なに? これ!」
「もにょ、もにょ、動いているし、気持ち悪ぅ!」


「海腸」の名前が示す如く、ホントに内臓のようだ。
最初にこいつを食った人って、勇気あると思うよ。

見た目の気持ち悪さをちょっと置いといて、調理されたものを食べてみると、これが以外とイケるんだわ!外観から予想されるような変な臭いはないし、磯臭さもない、味は淡白で、歯応えを味わうみたいな、コリコリした食感で、輪切りにしてニラやネギと一緒に炒めると、結構うまい。

こいつも1斤(500グラム)幾らで注文するんだけど、中身の殆どが水なので、調理した後で残るところが少なくて、意外と高くつく。

機会があったら、だまされたと思って、是非一度食べてみてごらん!うまいから。

外貨両替は銀行の窓口で!

「外貨両替は銀行の窓口で」
って、当たり前と言うか、日本人的感覚では、
「銀行の窓口以外にどこに行くの?」
 
と思ってしまうが、中国では闇金融屋が、日常的に暗躍しているようだ。日本円(10000円)が800元を超えた円高のときなんか、銀行よりも率の良い両替屋を紹介してやる、なんて声をかけられたこともある。彼らは、特殊な闇の世界ではなく、むしろ庶民生活に近いところにいるようだ。

銀行の前でウロウロしながら闇両替をしている連中が多いらしいし、あろうことか、銀行のロビー内で商売している闇金融屋もいると聞く。
「まさかそんなことが!」
と思うかもしれないが、下の掲示を見てくれ、現実であることが想像できるだろう。
この掲示は、中国銀行大連開発区分行ロビーに示された警告書だ。yamikin051227.jpg

          公      告
お客様各位:

  最近、当銀行のロビー内において、違法な外貨売買を行っている人物が見受けられます。中華人民共和国外貨管理条例の規定によって『闇の外貨売買は犯罪行為となり刑事責任を追求されます』。 多くの客様の適切な利益を保証する為に、外貨が必要なお客様は、外貨両替窓口で外貨取引を行ってください、当行員はお客様のために誠意を尽くします。
  もし当銀行内で外貨に関する違法な行為を発見した場合には、速やかに通報してください、当銀行は法に則った取締りを行います。
 連絡電話: 
   中国銀行大連開発区分行: 87612373
   大連開発区保税区外貨管理局: 87303027


いやぁ、やっぱり、いろんなことがある国だなぁ!

交通事故が多いのは?

日本では、右を見て、左を見て、もう一度右を見て道路を渡る、だけど、中国では、前を向いてOKなら、走り出すみたいな感覚かな。
中国の自動車は日本の42倍もの人を死なせるの記事に書いたように、中国では、交通事故の死亡者が非常に多いのだ。

自動車優先だと分かっているのに、安全確認をせずに道路に飛び出す歩行者多いように感じる。会社の車で走っている時に、後方確認をせずに突然中央に進路変更する自転車にヒヤッとしたことも多い。

自動車の運転マナーも悪い。
車線変更はおろか右折左折でも、ウィンカーを点滅させない運転手が少なくない。前方確認とか、一時停止もいい加減だ。
その結果、このような交通事故が頻発している。
trcjiko.jpg
オレは外勤が少ないので、自動車に乗る時間など僅かなのだが、このような事故の現場に遭遇することが、異常に多いような気がしている。この2つの場面は、たまたまカメラを構えていたから撮れた写真だが、実際の目撃数はもっと多い。
写真の左側の事故など、それほど交通量の多くない道路で、信号待ちの車への追突事故だが、わざとぶつからない限り、ぶつかりようがない場面で、信じがたい事故シーンだ。

日本にいるときには、中国滞在よりもはるかに長い時間、車に乗っていたが、交通事故現場を目撃した回数など、ほんの僅かである。

この差は、一体なんだろうか?

中国では、車って非常に高価な買い物なのに、何故このように雑に扱うのだろうか?

中国人の行動パターンを見ていると、縫製工場の出荷風景でも書いたように、9割方安全だと思ったなら、1割の危険を検証せずに実行してしまうところがあるように思う。自動車の運転にも、そのまま現れているのだろう。

事業運営でも、あまり先のことを心配せずに突っ走ったが、結局資金不足で挫折し、建設途中で放置した物件が沢山目に付く。その反面、短期間で財を成したにわか成金が多いのも中国の特徴だ。

国民性の違いとして片付けてしまうのか?

「ヒト科・ヒト属・喫煙種」展示室

大連空港の吸煙室(喫煙室)だ。
空港全体が禁煙指定なので、タバコを吸いたい人は、この部屋に入って吸うしかない。
kituen051220.jpg

「吸煙室」と看板が掲げられているが、
「脊椎動物門・哺乳綱・霊長目・ヒト科・ヒト属・喫煙種」
とでも書いた方がピッタリ来ると思った。
要するに、ヒト属の中でも、特にタバコを吸わずにいられない特殊な「喫煙種」の展示ルームという訳だ。

日本から大連空港に到着する直前に、機内放送で、
「大連市内の公共の場所は、全て禁煙ですからご注意ください」

と案内されてビビった人も多いのではないだろうか。
喫煙者が多いのは昔の日本と同じだの記事で書いたように、中国の喫煙者は非常に多いし、マナーも良くないので、路上でタバコを吸うのは当たり前だから、あまり心配しなくても良い。

オレは、もう30年以上も前に禁煙して、今じゃ全く吸いたいと思わないが、禁煙には3・3・3・3の危機があるとよく言われる。
即ち、3日・3週間・3ヶ月・3年を意味する。
タバコを止めようとする決意があれば、3日・3週間は軽くクリアできるだろう。もし、ここまでで挫折するなら、もともと本気じゃない。
かなり、本気で止めようとして、壁にぶつかるのが3ヶ月だ。
この辺で辛いのが、喫茶店と宴会だ。
彼女とデートで喫茶店に入ったは良いが、話が途切れて間が持たない、いつもなら自然とタバコに火を点けるところだが、、、、。
最も危険なのが、宴会だ。盛り上がってくれば、周りは霧のようにタバコの煙が漂い、誰のものか分からないタバコが、その辺にいくつも転がっている、酔っ払って自制心はゆるくなっているし、ここでつい一本、3ヶ月の努力が無になる瞬間だ。

もう一つ危険なのが、麻雀だな。
ツイてなければいらいらいして、
「おい、ちょっとタバコ1本いいか?」

逆にすごく良い手が来れば、ドキドキしながら、
「ちょっとタバコ1本貰っていいか?」

聴牌タバコという習慣もあるし。

オレの経験的感覚では、3年過ぎてもまだ安心は出来ない。まだまだタバコの魔力を断ち切ったとは言い難く、上述のようなちょっとした切っ掛けで簡単に崩れてしまう。
5年たてば、まず大丈夫だろう。逆にタバコに対する嫌悪感が出てくるから、ここからニコチン中毒が再発する危険は少ないと思う。

禁煙を目指しながら、こうした努力と自己抑制が出来ない人たちは、上の写真の
「脊椎動物門・哺乳綱・霊長目・ヒト科・ヒト属・喫煙種」展示室
に入って、自己反省をしつつ、人目に醜態を晒すしかない。

禁煙をする気などさらさらない人は、紫煙をくゆらせながら、堂々と吸っていれば良い。

おんぼろ三輪車

近隣の農村から、大根や白菜を積んで来て、大連の市場で販売して、帰ろうとする農民の車だ。
「ドッドッドッドッ!」
品のない、大きな音によって、100メートル離れていても、ヤツがいる、とすぐ分かる。
borosan051031.jpg

オート三輪、丸ハンドルだし、一見して自動車のような格好をしているが、その基本構造は、下のバイク三輪車に、カバーを被せたような単純な構造だ。
borosan051115.jpg

4輪車の場合は、カーブを曲がるときに、外側のタイヤと、内側のタイヤの内輪差によって走行距離に差が発生するので、これを調整する為に、一般に「デフ」(「ディファレンシャル」の略語)と言う部品を採用している。左右の後輪をつないでいるシャフトの真ん中についている玉のような部品だ。
この原理は、三輪車の後輪でも同じことだ。
だけど、このクラスのオンボロ三輪車では、左右の後輪を1本の車軸で直結しているので、デフもデブもない。

デフについて詳しく知りたい人は、こちらのサイトを見て勉強してくれ。

ちょっとわかりにくいかも知れないけど、下の写真は、本来ならデフがあるべき部分の写真なのだけれども、デフはなく、ベルトドライブのプーリーがくっついている。
beltdv051128.jpg

分かるかな。
途中に、変速機能のプーリーが見えるが、バイクと同じように、エンジンの回転を、ベルトで直接後輪に伝える簡単な構造なんだ。
高級なオート三輪(?)では、デフを採用しているものもある。
いずれにしても、以前の記事オート三輪で書いたことだが、オート三輪はとても危険な乗り物だ。

農民にとっては、こんな車しか買えない、いや、こんな車でも買えればまだ良い方で、食うや食わずの農民が大半なのだ。
オート三輪のドッドッドッと言う音を聞くたびに、経済の格差を感じてしまう。

聖誕快楽!

今日は、世界的にクリスマスだ。
日本人も宗教には関係なく、お祭り騒ぎをするのが好きだが、中国でも同じことだ。
この国にキリスト教を信仰している人がどのくらいいるか知らないが、全体の中では少数であることは間違いない。
しかし、街のあちこちに、こんなポスターと言うか、大きなシステッカーと言うか、そういうものがウィンドウに沢山貼られている。
商魂たくましいのは日本以上で、クリスマスのみならず、ハローウィンのときにも、ホテルでは、パーティー企画を販売していた。恥ずかしながら、日本にいるときには、あまり馴染みの無かったハローウィンは、中国に来てから身近に感じるようになった。
shengdan.jpg
クリスマスのことを、中国語では、「聖誕節」(sheng4dan4jie2)という。またサンタクロースは、「聖誕老人」だ、なんとなく野暮ったい名前だと思う。クリスマスツリーは、「聖誕樹」、メリークリスマスは、今日のタイトル「聖誕快楽」となる。「聖誕xx」という言葉が続くのだが、クリスマス・イブだけは、「平安夜」と言い、平安夜には、理由は良く分らないがりんごを食べるそうだ。

話しは飛ぶが、「聖」という時の簡体字は、から草冠を取り除いた字なのだが、どういう由来で、「聖」の字が「圣」になったのか、全く見当が付かない。

中国で一般市民、特に農民の生活にクリスマス行事がどのくらい浸透しているのかは分らないが、商売には大いに利用されている。スーパーやデパートから小さな商店まで、窓にシールを貼ったり、赤い服を着たりで、クリスマスセール一色だし、ホテルやレストランでも、色々なクリスマス行事を売り出している。
買ったことが無いので詳しい内容は分らないが、ホテルのクリスマスパーティでは、500元とか600元がざらにあるし、5つ星ホテルのクリスマスパーティーともなると、1000元を超えるのは当たり前で、ケンピンスキーホテルの16名限定のインペリアルチケットは、なんと2888元だ。高級車で自宅まで迎えに来るとか、いったいどういう連中が買うのだろうか?

まぁそれは良いとして、気に入らないのは、このクリスマス飾りが、正月を過ぎてもまだ残されていることだ。
日本では、クリスマスが過ぎると、あっという間にクリスマス飾りを外して、門松やら紅白の垂れ幕やらで、正月ムードを盛り上げるものだが、中国では、2月の(来年は1月29日)旧正月までこのまま放置されていることが多い。

中国人にとって、新正月は大して意味が無く、旧正月こそが新年なので、それまでに片付ければ良いということなのだろう。

もっと許せないのは、旧正月を過ぎてもまだクリスマス飾りが残されていることがあるのだ。もうすぐクリスマスだから、去年のを外そうかってね!

大連地区専用トランプ

「トランプ」って、変な言葉だ。
語源由来事典によれば、
トランプは、英語「trump」からの外来語であるが、日本で「トランプ」と呼ばれるカードは、英語では「(playing)cards」と言い、トランプをすることは「play cards」と言う。
英語の「trump」は「切り札」を意味し、この遊戯やカードを意味するものではない。
明治時代、外国人がこの遊びをする際、「トランプ」と言っているのを聞き、この遊戯に使うカードや遊戯そのものと勘違いしたことから、日本では「トランプ」と呼ぶようになった。
また、英語「trump」の語源は、勝利や征服を意味する「triumph」である。


さて、このトランプだが、中国語では、扑克(pu1ke4、プォクァ)という。調べた訳ではないが、英語のポーカー(poker)から来たことは間違いないだろう。

コンビニで、「大連地区専用扑克」というのを見つけたので買ってみた。
puke051211.jpg

浙江省の会社がわざわざ「大連地区専用扑克」と書くからには、何か秘密があるのだろうと期待していたのだが、箱を開けてみると、普通のトランプが3組入っているだけだ。
説明書も何もない。

ここから先は推測なのだが、大連人がトランプでゲームをするときに、一組だけではなく、3組のトランプを混ぜて、150枚程を一山にして遊んでいるのをしばしば見かけるので、恐らく、3組が一箱に入っていることが、「大連地区専用扑克」の意味付けだと思う。

大連独特の遊び方があるようで、一緒に遊ぼうとしたことがあったのだが、結局ルールが分からず途中で抜けてしまった。しばらく横で眺めていたのだが、やっぱりルールは分からないままだった。

このトランプのメリットとしては、一組ずつ買うと
2元×3組=6元
かかるところが、一箱セットで5元と割安なところだ。
それにしても、トランプが2元(30円)って、安いよね。

大連のビニールハウス

開発区から郊外に出ると、こんな建物(?)を沢山見ることができる。何だろう?って、タイトルをみたらすぐ分かるよね。
野菜栽培用の温室というか、ビニールハウスと言うべきかな。

onshitsu040305.jpg

このビニールハウスって、すごく合理的だと思う。
まず、構造が簡単だ。

bnhsjpn.jpg左の写真は、日本の大型ビニールハウスの例だが、家型の骨組みを作って、ドアもつけて、屋根や窓が開閉できるようになっている。

この本格的な構造とは比べるまでもないが、大連のビニールハウスの最大のメリットはその簡易性だろう。

msro051205.jpgレンガを積んで壁を作り、後ろから土を被せて補強する。
骨材も直線の鋼材を「J」の字に曲げて並べるだけなので極めて簡単な構造だ。その上にビニールシートを被せて端を固定すれば出来上がりだ。実際には言っているほど簡単ではないかもしれないが、日本のビニールハウスのように「家」を作るのと比べると、はるかに簡単なのが分ってもらえたかな。

これが中々優れもので、そのポイントは、屋根の上に積んでいる「むしろ」を巻いたものだ。この「むしろ巻」は一体何かと言うと、遮光ネットと、防寒カバーの役目をする。

太陽光が沢山欲しいときには屋根の上に巻き上げておくが、直射日光が強すぎるときには半分くらいまで「むしろ」を下ろして太陽光を和らげ、夕方冷え込むようになったら、「むしろ」を全部下ろして、温度が逃げるのを防ぐ。
簡単な「むしろ」一枚だが、中々良く考えているだろう。

この中では、ミニトマトやキュウリが栽培されている。他にも色々栽培していると思うが、どんな野菜か全部は知らない。

おかげで、大連では、一年中いつでも、ミニトマトとキュウリを安く食べることが出来る。

一皮剥けばレンガの壁

ここではレンガを積んでいるんだけど、何をしているように見えるかな?
renga.jpg
出来上がれば、こんな感じのタイルの壁になる。tile051220.jpg
中身がレンガだけとは思えない立派な仕上げだが、鉄骨も鉄筋も入っていないので、強さはブロック塀と大差無い。
ブロック塀や石塀の倒壊で16人が死亡した78年の宮城県沖地震後、ブロック塀にも鉄筋を入れるようになったので、むしろブロック塀よりも始末が悪いかも知れない。

階段だってこの通り、レンガを積んで、外側を化粧すれば、立派なもんだ。rengakaidn.jpg

大連の建物には、レンガが多用されている。
レンガといっても、横浜の赤レンガ倉庫とか、東京駅の赤レンガなどの緻密なレンガと違って、素焼きというか、スカスカですぐ壊れるぼろぼろのレンガなのだ。スカスカなのが奏効して、却って断熱材としての役割を担っている面もある。
honebl051210.jpg

左の写真は、開発区では有名な骸骨ビルで、長い間放置されていたのだが、最近買い手が付いたらしく、工事を始めたようだ。

まず、鉄筋コンクリートで柱と床を作り、このような骨組み(骸骨)が出来る。ラーメン構造(ドイツ語で枠構造)と言うらしいが、大連のビルは、みんなこんな感じの構造になっている。

次いで、写真で見える空間にレンガを積み上げて壁を作る。その後で、表面を塗装やタイルなどで仕上げれば、出来上がりと言うわけだ。
だから、間仕切りの変更など、極めて簡単で、大きなハンマーで叩き壊して、別の場所にレンガを積み上げれば良い。

心配なのは、耐震強度だ。
最近の日本の建造物は、プレハブとかツーバイフォーが代表だが、壁の強度で耐震性を持たせている例が多いのに対して、大連の壁は全く強度が無い。もし大地震が来たら、ビルが崩壊しないまでも、レンガがバラバラ崩れて来て、大惨事になるのではないか?

大連でも、大昔に地震の記録があるらしいので、絶対安心だとは言い切れない。
震度5強の地震が来たら、姉歯建築士どころの騒ぎじゃないかもしれないよ。
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