大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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万病に効くシップ薬

前回の「専用治療」も訳が分からなかったけれど、こいつがまた、なんだか分からないんだ。

頚椎、肩凝り、腰痛、股関節痛、膝痛、肘関節痛、喉の痛み、不眠症、歯痛下顎痛、頭痛、眼痛、耳痛、痔と便秘、前立腺肥大、婦人病、背痛、内臓病、花粉症あるいはアレルギー性鼻炎、太り過ぎ痩せ過ぎ、など
banno060618.jpg


この能書きを見ると、単に痛みをとるだけのものではないようだ。

なんだか分からないが、膝が痛いと言ったら、白いシップ薬のようなものをくれた。
1枚で30元くらい取られたから、道端ショッピングとしてはすごく高い薬だ。
高い薬なら良く効くんじゃないかという妙な消費者心理も働いてひとつ買ってみた。

患部に当てて、縛っておけと言うので、膝にあて、サポーターで押さえていたら、まるで患部の悪い成分を吸収したかのように、次の日には茶色に変色してドロドロになっていた。
サロンパスのようなスースーした爽快感はないし、熱いわけでもなく冷たいこともない。

肝心の膝痛は、そういえば治っているような。

よく分からないが、ひょっとしたらすごい秘薬なのかもしれないな。
何と言っても、中国3千年、4千年の歴史だからな。
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門外不出の治療法

門外不出の専用治療

魚の目、何とか、いぼ、痣。


などと書いてある。
kampo060624.jpg

道端にこんな看板(実は布だけど)を広げているだけ。
販売している様子はない。

何だろう?

気になって時々見ていたのだが、商品がないのだから販売は出来ない。


ある日、偶然仕事をしているところをみかけた。
客(患者)と思しき人が椅子に座っている。
治療師みたいな人が、ピンセットだかメスだか何だか分からないけど、小さな金属の道具を使って、客(患者)のホクロの辺りを突っついているようだった。

ホクロや痣を金属で突っついて取ってしまう治療のようだ。
血は出ていなかったけど、道端でこんなことをやって良いのだろうか?

中国三千年の秘術なのかなぁ?

警察だからOK? 警察だからダメ!

警察だからOKだという。

何が?って。

例えば、軽い交通違反のことだ。
酒気帯び運転をしても、「警察だから問題ない」って。
警察官って、通常中国では走っていない車に乗っていることがある。どうやって手に入れるんだろうか? 「走私」だそうだ。

「走私」って、密輸とか密貿易をすることを意味するのだが、文字面からは全く連想できないよね。
こういう漢字の使い方って面白いなぁ。

ま、ともかく、密輸の車を手に入れて、登録ナンバーはどうするのかというと、偽造ナンバープレートを取り付ける。
警察に知れたらヤバイよ。
でも大丈夫、自分が警察だから、問題ない。
警察だからOK!
と、ここまでは、中国の話。



これが日本となると、
警察だからダメ!
に変わる。
軽い酒気帯び運転で、検問に引っかかった。
一般人なら罰金で済むところだが、警察官となると懲戒免職になりかねない大事だ。
密輸の自動車に乗る? 日本では考えられないから比較のしようがないな。
ま、ともかく、日本では、軽微な違反でも、国民の範足るべき警察だからこそダメ!と言うのが、いまや常識だ。

日中の差、いつかは是正されるのだろうか?

はずかし~ぃ

左側は、よちよち歩きのお嬢ちゃんだが、大変なことに、大事なところが丸出しだぁ。

open2.jpg

これは、開●■=カイ・ダン・クーという(●=衣偏+当、■=衣偏+庫)ズボンだ。

カイ = 開く
ダン = 股間
クー = ズボン
つまり、股割れズボンと言う訳だ。

「股割れ下着」なんて書くと高級ランジェリーショップを連想する人がいるかも知れないが、そういうテーマは当事典では取り扱わないので、どこかよそで調べてくれ。

カイダンクーは大連ではポピュラーな幼児ファッションなのだ。
2歳過ぎくらいまでだろうか?
よちよち歩きになるとオムツをさせないで、このファッションになる。
ドラえもんの「どこでもドア」ならぬ「どこでもトイレ」と言うわけだ。子供がもよおしたら、道路や広場などの屋外は勿論のこと、スーパーマーケットの店内だって、食堂だって「シーシー」とおしっこをさせてしまう。店の方も慣れたもので、さっさとモップでふき取って何事もなかったように、食事や買い物を続ける。
こんなことって、いくら書いても信じてもらえないだろうな。眼の前で見てたって信じられないのだから。

中国人は、性的羞恥心が少ないんじゃないかと書いたが、こんなズボンを穿かされて、「どこでもトイレ」の教育をされたら、性的羞恥心の芽生えなんかないんじゃないかと思えて仕方がない。

右側の若ダンナも股割れズボンで、今まさにおしっこをしてきたばかりなのだが、蓋が閉じられて、おちんちんはみえない。
うまく作ったもので、立ったときには自然に閉じられて、しゃがむと開くようになっている。って、当たり前かも知れないが。

マイナス10度以下になる厳冬の大連でも、幼児はお尻丸出しで、股間を鍛えているんだよ。スースーして寒いだろうな。

mp3海賊版

これも道端での商売だ。

1枚のディスクに200曲収録。
1888分演奏のすごい光ディスク。
VCD,DVD,CDプレイヤー、パソコンなどで再生できます。

cd060624.jpg


何でもありの中国だから、こんなのは路上なら当たり前に売っている。
mp3技術で音楽を圧縮して、1枚のCD-Rに焼き付けたものだ。
1888分ってことは31時間半だから、丸一昼夜演奏し続けても、まだ7時間も残っていることになる。

勿論、著作権なんか知ったこっちゃないだろう。
ディスクを買うと、A4サイズの紙にびっしり200曲のタイトルを書き込んだリストをくれる。

1枚買ったことがあるが、ちゃんと音楽が再生できることだけを確認して聞くのを止めた。全部は聞いていない。

いくらだたかなぁ? 5元か10元程度だったと思うよ。

【9月12日追記】
下のコメントの中で、カンカンさんが「醜」の簡体字の筆順が分かりにくいと書かれていたので、「新華写字字典」の正解を紹介しておきます。
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樟香木 梳子 大:5元 小:3元

樟香木 梳子 大:5元 小:3元 と書いてある。

「樟香木」とは、クスノキのことらしい。
「梳子」は櫛のこと。
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屋台の上に山積みにされた木製品たち。

手前の朴訥としたボールペンにはあんまり興味ないのだが、奥に積まれている木製の櫛が3元、5元というのには魅力を感じる。
いま時の櫛といえば、プラスチックが主流だが、木製の櫛は趣があって良い。
「大:5元」を一つ買った。
クスノキからは、樟脳を作るらしい。そのためか、ほんのり香りがする。

一歯、一歯、丁寧に切り込まれた木製の櫛が3元、5元とはねぇ。

5元のシャツ

前回までちょっと重い内容だったので、しばらくは、いつものブラブラ道端ショッピングの一幕で、軽く流すことにしよう。

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「狂」は日本語の漢字と同じだが、下の字「ひげ付きの用」は見たことが無いだろう。
「ひげ付き用」は、シュワァイと発音し、放り投げると言う意味だ。
二つ合わせて、「狂ったように激しく放り投げる」と言う意味だが、いわゆる「投げ売り」を示している。普通は「ひげ付き用」+「売」を合わせて「投げ売り」を意味するのだが、ここでは、「狂ったように激しく」を表現したいようだ。

で、「5元」と言うことだが、何が5元なのだろうか?
ワゴンに山積みにされた衣類が全部5元ということだった。
思わず買ってしまったのが、このサッカーユニフォーム(?)
黒/赤と紺/白の2着で、メインの生地は艶がありしなやかで、脇の部分は通気性の良いメッシュ生地が使われていて、仕上がりは上々だ。
15元のTシャツは良く買うのだが、1着5元は初めてだ。
shirt060708.jpg

「CONELI」って商標が付いているけど、オレは知らない。
5元だけど、縫製もしっかりしているし、生地も使い分けているし、モノは悪くないよ。

いつも思うんだけど、こういうものって、正規の製造工程を経て、正規の物流ルートを通ったら絶対に成り立たない価格なので、必ず裏があると思う。
盗品なのか、倒産した工場からの回収品なのか、金融商品なのか?

大連の日本人(コールセンター)

大連に住む長期滞在日本人を、次の5つのカテゴリーに分けた。

1、日本から派遣された駐在員
2、現地採用の日本人従業員
3、永住覚悟の自営業
4、留学生
5、コールセンター


今日は 5、コールセンターだ。

「コールセンター」って何だろう?

一番分かりやすいのがパソコンの問い合わせだ。会社によってはサポートセンターと呼んでいるところもある。ちょっと話が飛ぶがサポートセンターの面白い話をまとめたサイト「絶対サポセン黙示録」を紹介しておこう。面白いよ。

パソコンを買ったは良いけど、説明書をいくら読んでも分からないトラブルは、メーカーに電話をかけて問い合わせるのだが、何回かけても「話し中」だったり、適切な対応が出来なかったりして、サポートセンターの評価がパソコン購入の決め手となる時代があった。パソコン雑誌にメーカーごとの電話対応比較表が載ったりしていた。平均「話し中」回数7回とかね。

サポートセンターの充実はパソコンメーカーにとって当然の責務であり、「話し中」が多いと評価が下がるので、回線数はどんどん増えていった。こうなってくると、自社ビルの中で正社員を使っての対応ではコストが合わなくなってくる。で、どうするかと言うと、比較的人件費が安い田舎に大きな電話センターを作り、派遣社員やアルバイト社員で対応しようとした。

その後、電話料金の低下やインターネットの普及とあいまって海外に拠点を置いて、日本向けの電話サポート業務を請け負う会社が出てきた。自社で海外コールセンターを展開するメーカーもあるが、問い合わせがパターン化された内容であれば、マニュアルを整備して、外注した方が安く付くから、業務委託することになる。デル、ライブドア、業務請負のマスターピースなどが、「コスト減」を目的に大連へコールセンターを移した。

0120-012345なんてダイヤルして、日本国内で喋っていると思ったら、実は大連に転送されていた、なんてことが現実に起こっているのだ。

コールセンターの業務は、大きく分けて顧客からの電話を受ける「インバウンド」と、 雇い主から渡された名簿を見て電話をかけまくる「アウトバウンド」に分かれる。

「インバウンド」の代表は、サポセンと呼ばれるパソコン関連の問い合わせだろう。各種のクレームもあるだろうし、訳の分からない嫌がらせもあるだろう。
パソコン以外でも、インターネットの発達に呼応して電話での応対は増えてきた。
「テレビショッピングの24時間受付」
「証券会社の電話注文」
「ゲーム機など各種業務用自動機器の問い合わせ」
「銀行などの資料請求の対応」


「アウトバウンド」は、顧客名簿を元に、コールセンターから積極的に電話をかける方だ。ダイレクト販売・アンケート調査・料金請求など。具体例としては、
「株式売買や先物取引などの投資案内」
「太陽電池パネル応用のオール電化設備の売り込み」
「お墓を買いませんか?」
「車検が期限満了になりますよ」
「ローンのお支払日が到達しております」
「叙勲者への記念品のご案内」
「お得な電話回線に切り替えませんか?」

他にもオレなんかが思いつかないような用件が沢山あるのだろう。

話は飛ぶが、オレの日本の自宅は、家内が留守を守っている。
「もしもし、でっつさんはいらっしゃいますか?」
聞いてみると、株取引、先物取引、アズキ、大豆、金、銀などの商品取引、果てはパラジウムとか聞いたこともない暗号のような品物が、今買い時とか、、、、、、、。
「でっつはいません、興味ありません」
と言っても、とうとうと話し始める人たち。
こんなことが続いて、家内は、昼間は電話を取らなくなってしまった。

コールセンターと言っても、「もしもし」と電話で話をする業務ばかりではなく、インターネット経由の情報インプットやデータの整理もある。

さて、ここで、大連にコールセンターを作るメリットに考えてみよう。
国際電話が安くなったから、海外に拠点を移すのは良しとしよう。しかし大連にコールセンターを作っても、中国人の対応では、やはり問題がある。データのインプットなどコンピュータ処理なら問題ないが、直接顧客と話をする業務となると、如何に流暢だと言っても、やっぱり日本人とは違う。特に、クレームの電話に、おぼつかない日本語の対応では更に顧客を怒らせる結果にもなりかねない。

そうなると日本人を派遣しなければならない。日本人を派遣すると高くつくから困った困った。
そこで、コールセンターを運営する企業は知恵を絞った。

日本には、仕事にあぶれた若者が沢山いるじゃないか。
彼らに呼びかけた。

中国大陸で働きながら中国語を学ぼう。
往復の飛行機代は会社が負担する。
ビザ申請の手続きも費用も会社が手配するよ
中国語を勉強しながら、お金までもらえる。
働きながらの勉強だから経済負担は最小。
スキルアップのチャンスをつかむのは君自信の決断だ。
さぁ、明日から大連で働きながら勉強しよう!

ってなもんですな。
夢のような言葉が、書き連ねられている。

この辺の事情は、ライブドア インターンシップとかマスターピース語学留学インターンシップのサイトに載っているので、例としてみてもらおう。
うまい仕組みを考えたもので、日本人の若い労働力を月5万円で使おうと言うんだ。
大連での、寮、中国語レッスン料を会社負担といっても、この方面の経費はとても安い。これらの若者を日本で採用したら月20万円は必要であることを考えると、経費を加えても半額程度の費用でまかなえるのだ。

だけど、コールセンターの仕事って、向き不向きがはっきりと現れるようだ。
クレーム担当になると、毎日毎日、朝から晩まで
「申し訳ありません、この度は深くお詫びします」
「ごめんなさい、担当部署に伝えておきます」
「申し訳ありません、ごめんなさい」
「ごめんなさい」
「ごめんなさい」
「ごめんなさい」
「ごめんなさい」
「ごめんなさい」
「ごめんなさい」「ごめんなさい」「ごめんなさい」「ごめんなさい」
、、、、、、、、、、、、
「なによ! 私のせいじゃないよ、いい加減にしてよ!!もう責めないで」

謝り疲れて、気がおかしくなる人だっていることだろう。

じゃぁ、謝らないで、怒る方なら良いかというと、これはこれで辛いものがある。
例えば、ローンの催促だって、やってられないよ。
「もしもし、いつもニコニコあくとくローンでございます」
「あ、サラ金さんか、返却期限って今日だっけ?」

「お客様のローンの支払日から既に2日過ぎています」

「あっそうか、うっかりしていたな、ちょっと待ってくれる?」

「本日から2日以内に残り8回分全額ご返済頂かないと、お客様の勤務先、渡辺部長に連絡させて頂きます」

「おい、そりゃねぇだろう。8回分全額なんて金がねぇよ。ちょっと待てよ。渡辺部長に知れたらクビだよ!」

「また、更に2日を過ぎますとお子様の担任、中村先生に連絡する決まりになっています」

「担任は中村先生って言うのか。良く調べたな。って、子供まで巻き込むのかよ、止めろよ」

「いつもニコニコあくとくローン契約書第32条3項の小さい字を良くご覧ください」

「字が小さいし、そんなもん、読む奴ァいねぇよ」

「契約書一式に虫眼鏡が入っていますのでご覧になれるはずです。これからも、いつもニコニコあくとくローンをご利用くださいませ」

「馬鹿やろー!おまえの母ちゃんでーべそ!」

いくらなんでもこんなことはないだろうが、ローンの督促なんて言葉は丁寧でも似たものだろう。

【コメントから抜粋、akanasさん:海外からの督促は法律上できません。】
(筆者の無知ゆえに、面白おかしく督促の例を書いたが、大連からこのような応対は出来ないそうだ)

コールセンターの仕組みを知ったときに最初に頭に浮かんだ言葉が「人さらい」だった。分けの分らない若者を、言葉巧みに誘い出して、日本の半値でこき使う。需要と供給のバランスが取れているから、これに応募する人も多いのだろう。

なんの目的意識も持たずに、国内でゴロゴロしているプータローと比べたら、外国に夢を求めて応募する若者の方がオレは百万倍も好きだ。意欲を持って応募するのは大いに結構だ。

だけど、夢だけを膨らませて、現実を見極めないと「騙された」という結果になりかねない。会社は騙している訳じゃない。恐らく、コールセンターの業務については、事前に説明しているのだろう。
だけど、毎日20回以上も「申し訳ありませんでした」と言いなさいとか、あるいは、相手が怒鳴り返すのを聞かない振りして「期限までにお支払いください」と言って気分が悪くなるとか、具体的な問題点は説明しないのだろうな。
24時間体勢の職場なら、夜間労働のシフトもあるし、体力的にきついと感じることもあるだろう。

実際にオレの知人でも
「コールセンターは人間にできる仕事じゃない」
と言って、さっさと止めて、大連で別の会社に就職した人がいる。こうなると、会社が負担した大連までの飛行機代と、ビザ申請費用などを返却しなければならないし、中国語が殆ど話せないので、就職先を探すのだって楽じゃない。

実際、この人だって、苦渋の選択を強いられた結果なんだ。
言葉は悪いけれど、「人さらい」にあって大連に連れて来られ、中国語は全然分らない。コールセンターの仕事は3日やったらもう嫌になった。さて、どうする? 知り合いもいない。すがるようにフリーペーパーをかき集め、電話をかけまくってやっと就職したところは、コールセンターより若干待遇が良かった。

ここで、コールセンターに応募しようとする若者に言いたい。世の中にそんなに甘い話は無いんだよ、って。相当な覚悟をして、最悪は飛行機代を返却するくらいの覚悟で応募しなさいって。一方、自分自身の努力によってちゃんと中国語をマスターして、更に上を目指す人たちがいることも事実だ。

人の気持ちって、感受性は人それぞれだから、上記のような業務もあまりストレスを感じずにこなす人もいるのだ。そういう人にとっては、コールセンターは天職かもしれない。コールセンターの仕事を1年間きちんとこなして、更に上のプログラム(現地法人就職、日本本社採用)に達した実績を残した人もいる。

「コールセンター」を5つのカテゴリーの一つとして独立させたが、留学生上がりが現地就職先としてコールセンターを選んだ場合は、「2、現地採用」の範疇に入れるべきだろう。彼らは、多少なりとも中国語を話せるから。

コメントから抜粋
遼寧省営口市在住さん

コールセンターからのステップアップって本当にあるんですかね?

特に中国語学習歴ゼロの場合、「中国語学習もできる」みたいなことが謳われてはいるんだけど、実際には「大連外国学院」みたいな正規の教育機関じゃなくて、いわゆる街の「駅前留学」式の私立語学教室みたいなところでの授業を受けるようなので、1年ぐらいで果たしてどの程度のレベルまで学習できるかはかなり疑問ですね。

俺の経験で言えば、日本の大学で中国語を専攻した学生でもないと、ゼロから始めた場合、たとえ正規の学校(大学の漢語進修クラスなど)で学習しても、2年かそこらで「ビジネスレベル」なんて、かなり「夢のまた夢」に近いと思いますね。
だいたい、学校で中国語を教えてる先生たちのほとんどは文学部の出身でビジネス現場の経験のある人間はほとんどいないし、教科書自体がそういう内容のものはほとんど使いませんから(入門レベルでは文法の解説などが主ですから、当然なのですが)、よく言われる「ビジネスレベル」というのに到達するためには、学校の勉強だけでは全く無理で、2~3年の学校での勉強を卒業した後、現場で少なくとも3年ぐらい修行しないと、とてもそのレベルに達しないと思いますよ。
俺が言ってるのは、「同時通訳」とか「技術翻訳」とか言うようなハイレベルの話ではなく、商談の通訳とか、工場での現場指導とか、その程度のレベルの話でも、ということです。

だから、若い人たちがコールセンターの「甘い勧誘」に引っ掛かって、
「1年やったけど、結局、何にもならなかった」

というようなことにならないようにして欲しいと思いますね。
雇う側は1年ぐらいのコールセンター経験と「中国語学習」で到達するレベルがどの程度のものかはよく知っていますから、初めから長期雇用するつもりなんか更々無くて、「使い捨て」を目的にしているのがほとんどだと思います。


コメントから抜粋
BEOさん

渾身の力作ここに完成、ですね。^^


でっつさんの知人の方がおっしゃる
「コールセンターは人間にできる仕事じゃない」

のような感想を持つかどうかは、雇われた会社(つまり派遣会社)がいいかどうかというのもさることながら、どこの会社の仕事を請け負っているか、が大きくものをいいます。
また、同じ会社(クライアント、といいます)の中でも部署がいろいろあって、大変な部署(クレーム処理とか)とそうでもないところがあるようです。確かにクレーム処理は誰にとっても嫌な仕事ですが、内心
「別にオレの責任でこうなったんじゃないし」
「言いたいだけ言わしとけ」
と思いつつアカンベーでもなんでもしながら言葉だけは
「申し訳ございません」
を連呼できるような性格のひとであれば勤まると思います。

コールセンターをやってて困ったことの一つに声帯に異常をきたしたことです。やはり客相手にしゃべるとなると無意識に普段より高い声で話しているわけで、それを1日11時間とかやっていると自然と声帯が「伸びて(本当に伸びているかは不明ですが、そういう違和感があった)」しまうんですね。これは職業病だなと思いました。

コールセンターをやってるメリットとしては、基本的にシフト制なのでいつでも休みが自由に取れること、オフィスワークなので体力的には楽なこと、そしてでっつさんのおっしゃるような社会的背景があるため、どんな不況のときでもある程度の求人は恒常的にあること、などでしょうか・・・。いくつかコールセンターを転々としていればそれほどクレームが舞い込まないようなクライアントにもめぐり合えるでしょう。実際、クレームが次々舞い込むような会社は定着率が悪く、次々人が入れ替わっていくという状況にあるようです。

大連の日本人(留学生)

大連に住む長期滞在日本人を、次の5つのカテゴリーに分けた。

1、日本から派遣された駐在員
2、現地採用の日本人従業員
3、永住覚悟の自営業
4、留学生
5、コールセンター


今日は 4、留学生だ。

現地採用日本人の生活が厳しいと書いたが、一番生活が苦しいのは、留学生かも知れない。
だけど、苦学生って言葉があるように、学生ってのは貧乏なものだと昔から決まっている。オレだって、学生の頃は3畳一間の万年床の上で、インスタントラーメンをすすっていたものだ。(学生時代に、数ヶ月間インスタントラーメンばかり食べていて、栄養失調で病院に担ぎ込まれた奴がいたっけ)
学生には夢があるから、今は貧乏のどん底でも耐えられるのさ。

留学生と言うと若者ばかりを連想しがちだが、大連の留学生には、年配の方も結構多い。定年を迎えて、第二の人生として何かを勉強したいとの意欲から、大連に留学して中国語を勉強している人たちがいる。
とは言っても、やっぱり若者の方が圧倒的に多いのだが。

留学生も何種かに分けられる。

1、日本の高校を卒業して、進学先として大連の大学を選んだ大学生
2、現役大学生の交換留学生
3、1年あるいは2年間の語学研修生。

学生については、よく分からないので、自分で感じた雰囲気を書いているので、間違っていたらごめん。
1は、留学生として極一般的な印象だが、大連ではあまり多くないのではないかな?
2は、日本の現役大学生が、半年とか1年間とか一定期間大連の大学で中国語の勉強をするのだが、日本の大学の単位として認定される。
大連で圧倒的に多いのは、3の語学研修生だろう。これは、冒頭書いたように、若い人が多いが年配の人もいる。

語学研修生を受け入れている大学は沢山あるが、筆頭は「大外」(ダーワイ)と略される大連外語大だろう。ここは、大連市内の中心街にあるので、しっかりと勉強の意思を持っていないと、夜の歓楽街をさまよい、勉強どころではなくなる危険性を孕んでいる。これからダーワイに留学しようとしている人は、志を強くもって、肝に銘じておいて欲しい。
大連理工大学は、市の中心部から離れているので、勉学には適しているだろう。他にも大連交通大学、遼寧師範大学などがある。
開発区には、大連民族学園、大連大学があるが、それ以外の大学にも留学生はいるのかも知れない。

「大連留学生の一日の生活費」と言う新聞記事があったので、一部を紹介しよう。ある休日の生活費だ。
彼のこの日は、朝食はパン3元、昼は日本料理屋で定食35元、夕食は鍋や麺で9元だったので、1日の食費は47元(700円)だった。この他に薬屋で頭髪剤30元を買ったので、一日で77元使ったことになる。

別の女性は、朝食はパン2.5元、昼食は中華料理の麺と小龍包8元、夕食は自炊で5元、ペットボトル500mlが1.1元、この日の食費は、15.5元。チャイナドレスを仕立てたのでこの日120元払って受け取った。オーダーしたときに前金200元を払っているので、このドレスは320元と言うことだ。

寮に入ってこんな感じが、若者留学生の生活パターンのようだ。
熟年留学生となると、様相が一変するのだが、これこそ人それぞれだ。

コメントから抜粋
青云さん

大外の留学生

本科生としての留学生は、確かに真面目な人が多く、それなりに真剣に大学に通っています。
しかし、殆どの留学生は語学留学で、お金さえ出せば入学できるクラスに属し、授業態度も人それぞれです。
ひとクラスが25人前後で、構成は日本人5割、韓国人4割、他インドネシアや北欧が1割でしょうか。年齢構成のほうは、10代~20代7割、50代以上1~2割、他1~2割ぐらいだったように思います。
社会人経験がゼロもしくは、アルバイトか派遣等の職歴しかなく、日本にいても未来が見えて来ない、だったらひとつ海外留学だ!という若者のタイプが10代~20代に多く、取り敢えず日本脱出で、別のところからスタートすれば、このまま日本にいるよりも明るい未来が掴めそうだと思い留学してくる人々です。
日本で、ニートしているパラサイトなどより、100万倍もまともで、人生にあがきながらも、切り開いていこうとの意志が感じられます。もちろん、大連に来ただけで、人生が好転するわけではなく、壁にぶつかり苦労して、現実と闘って結果を出さねばならないことは、日本でも大連でも変わりはありません。
お気楽留学生の筆頭は、駐在員の奥様方でしょう。ひとクラス2~3人いまして、授業態度は概して真面目で、久々の学生生活を謳歌しています。この人たちは何かを賭けて、何かを為すために大連に留学しているわけではありませんので、最初から最後までマイペースです。同じようで、少し違うのは定年退職された50 代以上の方々です。この人たちは、これからの生活ベースをどうしようかと考えながらの留学ですので、奥様方より大連で生きていくことに真剣です。
最も人数が少なく、或る意味クラスで浮いた存在になり易いのが、働き盛りといわれる年齢の35~45歳ぐらいの人です。
精神的にかなりきつい想いをしながら、大連で生活している人も多いのではないかと思います。
留学生もお気楽から砂を噛んでいる人まで、それぞれだなァと思います。
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