大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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【花】

勘違い中国語シリーズ003【花】

日本語で「花明り」といえば、桜が満開の時に桜の花びらに反射するほのかな明かりだし、
「花筏」は散った花びら水面を流れるさまを表しているし、
「花垣」「花霞」「花衣」など、花を使った言葉にはロマンチックなものが多い。もちろんここでの「花」は桜とは限らないが、フラワーの意味で使われている。

中国語でも「花」はフラワーの意味があり、それから派生した、煌びや、華やか、ギラギラ、色とりどりなどいろいろな意味があるが、なんと「花」を動詞として使うことに驚かされる。

「花」を動詞として使うなら「ヒラヒラする」とか「艶やかである」とか、「飾る」とかのイメージじゃないかな?

「今日は、あなたに花銭させちゃいましたね」
って、どういう意味だろう?
「花銭」ってお祝い金じゃないよ 。

「花銭」とか「花時間」って、なんか良いイメージだよね、ところが全然違う。

中国語で「花」を動詞に使うと「消費する」と言う意味になる。
だから「花銭」「お金を使う」と言う意味だし、
「花時間」は時間を費やすことになる。
決して、古典的な使い方ではなく、日常的に使っている動詞だ。

ご馳走になった後で
「今日はあなたに、花銭させちゃったね」
(お金を使わせちゃったね)と言う具合だ。

「花心血」ではなんと「心血を注ぐ」という強烈な意味になる。

この他に、花にまつわる単語として、
「老眼鏡」のことを「花鏡」と言い、もはやオレにとっては手放せないものになっている。「花」には、目がかすむと言う意味があるので、そこから来ているのだろう。

「花心」は、「浮気心」。

「花子」は、なんとなんと「乞食」のことだ。全国の花子さん気にしないでね、所詮外国のことだから。

ところが、驚いたことに、日本の「漢和辞典」を調べてみたら、「消費する」「目がかすむ」の意味や「花子」が乞食を意味することが載っていたのだ。【大修館 新漢和辞典 三訂版】  【三省堂漢和辞典 第四版】
でも、こんなことを知っているのは、1億2千万の日本人の中に1万人もいないだろうから、「花子さん」安心してください。

「花花公子」はプレイボーイのことで、ウサギのマーク(バニーガール)で知られている「プレイボーイ」ブランドの商標にも使われている。

月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。
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ハリセンボン

ハリセンボンって、魚の名前だったよね。最近日本では、同名のお笑いグループが活躍しているようだが。
bonbon060823.jpg

きれいな黄色で、なんとも愛嬌のあるおもちゃだが、1個6元というのを2個10元に値切って買った。正式な名前は知らないが、勝手に「ハリセンボン」と呼んでいる。
勿論、得意の道端ショッピングだ。

これが、なかなか優れもので、日本のお祭りの出店のゴムヨーヨーのように、ビヨ~ンとよく伸びる。上の輪っかに中指を入れて、下方に放り投げてゴムの力で戻ってくるところに調子を合わせて、ポンポンポンと手のひらで叩いて遊ぶ。

部屋に置いたまま出勤して、夕方帰宅してみると、なにやら甘い香りが充満している。
なんかフルーツでも出しっ放しにしたかな?
と、クンクン嗅ぎ回ったら、香りの元は、このおもちゃだった。改めて嗅ぎ直してみると、フルーツの甘い香りが濃厚だ。

仕事柄、添加物などの規制には多少関係あるので色剤が気になるところだ。昨年のことだが、日本で黄色の色剤の突然の規制により、生産品の改善と在庫品の処分で頭を抱えた同僚の苦悩を知っているだけに、この原色に近い黄色の色剤と甘い香りの香料は安全なのだろうか?と。 子供が口にする可能性がかなり高いおもちゃだからだからこそと、気になった。

ま、それは置いといて、このおもちゃには、もうひとつ特徴がある。
ポンポンポンと衝撃を与えると、内部で「赤」と「青」の光が一定時間点滅するのだ。10秒ほど点滅した後、自動的に消える。
こうなると、元エンジニアの血が騒ぐ。

早速、切り開いてしまった。
ban0060912.jpg

中には、ガチャガチャのような丸いカプセルに包まれて、こんなメカが入っていた。このカプセルが実にちゃっちいので、すぐ壊れる!!ガチャガチャ・カプセルと比べて、肉薄だし、嵌め合わせも浅いので、簡単にバラけてしまう。成形加工品としては最低の品質だ。
画面では大きく見えるが、縦横2センチにも満たない、小さな基盤に、赤色LED(左側)と青色LED(右側)がくっついている。写真中央に見えるスプリングが、衝撃センサーの役割をしており、ポンポンと衝撃を加えるとスプリングが揺れて、基盤を叩くことによりスイッチが入る仕掛けだ。よく考えたものだ。
背中には、L1134ボタン電池を3個背負っているが、取り付けは折り曲げた金具の爪で挟んでいるだけなので、ちょっと強い衝撃を与えると簡単に外れてしまう。
問題のLEDの制御は、おそらく右下の白い部分に埋め込まれたチップが作用しているのだろうが、よく分からない。
元エンジニアの解析はここまでだ。

僅か5元のおもちゃに、工夫してこれほどの機能を組み込んだ中国の技術は侮れない。
その反面、日本の技術者では、ここまで手を抜いた設計は出来ないと思う。1個5元の玩具だから手を抜いても良い、販売するときだけ動作していれば、1日で壊れても構わないから安い設計をしろ!と指示されても、日本のエンジニアにはこの割り切りが出来ないだろうな。

話は変わるが、特許訴訟で問題になった青色ダイオードが今やこんなおもちゃにまで使われていようとは、日亜化学工業の中村修二(現カリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授)も知らないだろう。

【開】

勘違い中国語シリーズ002【開】

「ちょっと暑いのでエアコンを開してください」

中国簡体字の「開」は門構えをなくして、内部の、鳥居の形だけだ。
日本語の「開」は「開く」という意味、あるいはそれから転じて開業とか開始の意味しかないが、中国語では、いろいろな意味がある。「開く」の意味も勿論あるが、多用されるのは「機械を動作させる、スイッチを入れる」他に、「沸騰する」などなど多種多様。ボタンを外す、氷が解ける、徹夜するなど、応用範囲を広げれば書ききれない。

日常、普通に使う言葉としては「開車」で車を運転する、
「開空調」でエアコンを動かす、「動かす」と言っても「移動させる」ことではなく、スイッチを入れて「動作させる」ことだ。「打開空調」とも言う。
kaiche061212.jpg

「開灯」で、明かりを点ける。
「開水」は沸騰水。
月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

道端ショッピングの物価

日本は物価が上がっているけど、大連はどうですか?
と言う質問があったので、取材に行ってきた。

物価と言うと非常に幅が広い。食料品から、小物雑貨、電化製品、自動車、不動産まで非常に幅広い。広く経済動向を捉えるのは政府に任せて、オレは、道端価格を調べて来た。と言っても、大したことはなく、目に付いた物品の写真を撮って来ただけなのだが。

まず、靴下だ
6足10元は今まででも良く見かけたのだが、今日は7足10元の店があった。そこで写真を撮って、月曜のネタだと決め込んでいたら、なんと9足10元の店があった。ここまで安いのははじめて見た。
sox0609123.jpg

「外貿」とは「外国貿易」つまり輸入品の意味だが、中国独自のブランドもあるので、輸入品というのは怪しいところだ。 「外貿」と言うのは「対外貿易」の略語で、ここで言っている「外貿」というのは、「輸出向け商品」を国内販売しているという意味だろう。いわゆる「輸出流れバッタ品」だ。
(遼寧省営口市在住さんからの指摘で訂正、汗;)

10元で9足ということは、1足17円くらいなので、使い捨て感覚でも使えるかもしれない。でも洗濯したら使えるので勿体無いね。
当然生地は薄いので、スポーツには向かない。オレがテニスに使う厚地のソックスは、1足20元くらいで買っている。


次は腕時計だ。

watch0609123.jpg

きらびやかな腕時計が沢山並んでいるが、全部15元、つまり1個200円強だ。全部、盗品だと思っているのだが、どうだろうか?
写真では見えないが、さりげなく、ロレックスやオメガのマークが付いているものもある。この日は、興に駆られて3個も買ってしまった。(取材費?)

今日の話題の最後は、縫いぐるみだ。
mick0609123.jpg

見たとおり、「10元1対」とある。
高さが、そうだなぁ、20センチくらいの縫いぐるみが2体セットで10元だと言うことは、1体が5元つまり75円だ。百円ショップでもお釣りが来るのだ。

だけど、縫いぐるみって安けりゃいいってもんじゃないよね。
値札の下にいる「モーモー牛さん」はかわいいけど。値札の左側にいるのが、ミッキーとミニィのペアなんだろうが、なんか可愛くない。眉が濃すぎるのかなぁ?
これじゃ、安くても買いたくないなぁ。

doraemon2.jpg

ドラえもんをみつけた。ドラえもんは、中国では機器猫(ロボット猫)と呼ばれて人気がある。
だけど、このドラえもんは、やっぱり可愛くない。どこが違うんだろう?
右下に本来のドラえもんの写真を貼り付けたので比較して欲しい。目と目が離れすぎているんだよね。この程度のことは、誰でも分かると思うんだけど、作る前にどうしてチェックしないのかなぁ?


以上、道端ショッピングの値段は、靴下17円、腕時計220円、20センチの縫いぐるみ75円だった。印象として、上昇しているとは思えなかった。

不動産(マンション)は、年率10%以上で上昇しているらしいが、道端雑貨は、上昇しておらず、横這いかやや低下かな?

【松】

勘違い中国語シリーズ001【松】

「松」を動詞として使う??

「松」を動詞にしたら、「トゲトゲする」とか「イガイガ」するとかのイメージだよね。

と・こ・ろ・が、

「シートベルトがきついようなら、松してください」
日本語と混ぜたので語法としてはおかしいが、だいたいこんな感じで使う。
緩める、ほどく、ふわふわ軟らかいなど、ゆったりしたイメージが「松」の字にはある。
ベルトを緩めるとか、ネジを緩める場合には、「松」を動詞として使う。

また、マッサージに行って、痛いことをされるんじゃないかと身を硬くしていると、マッサージ師から「放松」と言われる。
「リラックスしてください、力を入れないで楽にしてください」
という意味だ。

肉を繊維状にほぐして乾燥させた食品(でんぶ)を「ほぐす」と言う意味で「松」の字を使い「肉松」とか「魚松」という。

もちろん、「松」の字には、「松の木」の意味もあるので、誤解のないように。
松の木を背景に、鶴を前面に配した図柄は、「松鶴図」として好まれる。
「松虎」というと、「マツケムシ」のことだ。
いやいや、お恥ずかしい。
偉そうに「松」の動詞用法について書いたが、実は「骨粗鬆症」の「鬆」の字の置き換えだったことが、遼寧省営口市在住さんからのコメントで分かった。
「鬆」は、大根の内部に穴が開いた状態、つまり「大根のス」とか、「鋳物にスが入った」ように使う。漢字自体に「ゆるい」と言う意味を持つ。
コメントから抜粋

遼寧省営口市在住さん
おっ、これも

「置き換え字」の例ですね。

樹木の「松」は説明の必要もありませんが、動詞の「松」(緩める)は元の繁体字は「鬆」で、上の「髟」を省略した「簡体字」として「松」にまとめてしまったものです。

日本語の中では普段あまり使わない字ですが、カルシウム不足で骨がスカスカになる「骨粗鬆症」という病気がありますね。
この字の元の字の「鬆」は、多分、たいていの中国人は書けないと思いますよ。

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意地の張り合い、その後に

下の写真は、2年ほど前まで当社の独身寮として借りていた建物だ。
bailu060818.jpg

2年前だか、3年前だかはっきり覚えていないが、当社は、家主「甲」と契約を結んで部屋を借りて、独身寮として従業員を住まわせていた。寮に住んでいた従業員たち(以下、寮生という)が、
「最近、寮の廊下に変な紙が張られている」
という。

張り紙の内容は、
「この建物は、不法に占拠されている。居住者は、6月23日までに立ち退くこと。 地権者 乙」

(6月23日は仮の数字だが)というものだ。

総務部を通じて、家主「甲」に確認すると、
「何の問題もない。乙が勝手に張っているだけだから心配ない」
と剥がしている。
「そんなもんか」

と、特に対策もせずに時が過ぎていった。

当の6月23日の朝も、特に何事も起きずに寮生たちは出勤して来た。

ところが、昼前に総務の担当者が様子を見に行くと、
「総経理、大変です。乙が、寮の壁を壊し始めました」

こうなってしまっては、対策もへったくれもない。会社の仕事を中断させて、寮生をトラックの荷台に乗せて、急遽、寮へ向かった。

乙の配下と思われる作業員が数人、ハンマーで壁を叩き壊している。
「ちょっと待て、荷物を出すから、ちょっと待て!」
と、寮生が各自の荷物を持ち出して、とにかくトラックの荷台に積み上げた。
当面、行き場のない寮生たちを放置しておくわけにも行かず、荷物は工場の隅に置いたまま、洗面用具程度を持たせて、仮の部屋に数日住まわせた。
その後、新たに寮契約をした建物に移ったのだが、この騒ぎは一体なんだったのか? 未だに良く分からない。

人が住んでいるのに、いきなり壁を壊し始める乙の横暴にも腹が立つが、何の策もなく「大丈夫だ」と張り紙を剥がしていた甲にも文句がある。むちゃくちゃだ。
日本だったら、管理責任を放棄した甲に損害賠償を要求するところだが、中国じゃどうにもならないから、さっさとこんな連中とは縁を切ったほうがよっぽど身の為だ。

結局は、甲と乙の権利争いで双方が意地の張り合いになり、どちらも手が出せなくなってしまったようだ。その後長い間、写真の通り、ぺんぺん草が生えて、誰も近づきゃしない。細かな事情はいろいろあるのだろうが、中国では、このようなケースが非常に多いように感じている。
面子と意地の国だから、言い出したら引くに引けないのだろう。

この建物が、最近壊されて、今は更地になっている。双方で話がついたとも思えないので、もっと強力な権力か、金持ちが押さえつけるように、強引にまとめ上げたに違いない。
ともかく、活用の道が開けたようで、何よりだ。

大連でこそ音楽会

大連市内に"La Cafe Igosso"通称「イゴッソ」と言う名のレストランがある。まぁ、イタリアン・レストランだと思うのだが、もう10年も続いていると言うから大したものだ。
その「イゴッソ」の10周年記念パーティが、17日夜、大連日航ホテルで開かれた。目玉は、3人のアーティストによる、音楽会だ。
左から
バイオリン:太田恵資
ボーカル :高瀬麻里子(愛称「まこりん」と言うそうだ)
タブラ  :吉見征樹
Igosso0609117.jpg

申し訳ないけど、一人も知らなかった。
ボーカルバイオリンはともかく、タブラというものは、楽器と言うか単語そのものを聞いたことがない。大小二つの太鼓を膝の間に挟んで叩く打楽器なのだが、叩く位置や指使いによって非常に表現力の豊かな太鼓だった。説明によれば、北インド地方発祥の民族楽器だとか。
この太鼓だけで、伴奏を演ずることが出来るのだから驚いたし、ソロの部分も聞かせてくれた。
バイオリンも、通常耳にするコンチェルトの一員としてではなく、どちらかというと枠からはみ出した音を発して存在感を示した。少なくともオレが描いていたバイオリンの演奏からは想像できない使い方だ。あろうことかバイオリンをギターのように抱えて爪弾いたりしていたし。
ボーカルも、感情豊かで声量もあり、音声が綺麗でとても良かった。

格別聞きに行きたいと思っていたわけではないが、友人に誘われてなんとなく300元の前売り券を買って(買わされて?)行くことになった。 往復共に家から友人の車に便乗させてもらって、らくちんだった。

学生時代には、ミーハーの例に漏れず、はやりのフォークギターをかき鳴らし、社会人になってからは、短い期間だがバンドのベースを担当したこともあったが、今となっては、音楽といえば、カラオケしか思いつかなくなっているオレにとって、この人たちの演奏は新鮮だった。
ジャズとか歌謡曲とかの特定のジャンルにはまらず、何と言ったら良いのか分からないが、一人一人の演奏がやっぱり素晴らしかったな。

「志の輔らくごin大連」の時にも書いたことだが、一流の芸術家の生の演技に接することが出来るのは、オレなんかに取っちゃ、大連に居ればこそだ。もし日本にいたら、わざわざ電車を乗り継いで演奏会場へ出かけることなどまずありえないし、5つ星ホテルでのディナーショーとなれば、5000円では参加できないだろう。

今後も、機会があれば、積極的に参加してみようと思いつつ、帰ってきた。

これが爆竹だ。

開業式、開店式、周年記念日、結婚式、展示会など、中国でのおめでたい儀式に於いては、花火と爆竹が付き物だ。

花火については何回か紹介しているが、爆竹については、話題に取り上げようと思っていたのだが、なかなか良い写真を撮れずに、先延ばしになっていた。
たまたま、雰囲気を伝えるのに良い写真が撮れたので紹介しよう。

体験しないと本当の迫力(騒音)は分からないと思うが、画面から想像してみてくれ。

ある企業の開業式典でのことだ。
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嵐の前の静けさ!

開業式典の横の原っぱにずらりと並んでいるのは、打ち上げ花火の箱だ。この箱式打ち上げ花火については、庭先で打ち上げ花火て?の記事で詳しく説明しているが、導火線に火をつけると、一つの箱から自動的に次々と20発くらいの花火が連続して打ち上げられる。こんな箱式花火がざっと70~80個は並んでいる。隣同士の箱がつながっているわけではないので、火付け係りの人は、次々に箱に火を着けて回らなければならない。
奥の方で竿にぶら下げられているのが、爆竹だ。
右奥には火付け係りが、火付けの合図を待って待機している。

式典も進んで、司会者から着火の合図。いよいよ花火と爆竹の始まりだぁ!!
hanabi018.jpg

火を着けられた花火たちは、轟音と共に、火を吐き、煙を放射し、紙片を撒き散らす。
煙と爆竹の紙片を振り払いながら、次々に花火に火を着けて回る火付け係。途絶えることなく花火の音が鳴り響く。
「どーん」「ドカーン」「ヒュー」「バババーバーン」

爆竹だって負けてはいない、こちらは連続音だ。

「ビバビブブブドドビバデガビズダドドド」
この際、濁音なら何でも良い。kuren060812.jpg

爆竹をぶら下げた竿は、実はこんなクレーン車に吊り下げられていた。
火を着けたらクレーン車によって巻上げられ、どんどん上がっていく。
爆竹の紙片が吹雪の様に降って来る。
kuren021.jpg

最上部に上がる頃には、爆竹は燃え尽き、多数の紙吹雪と煙になって消えてしまった。

この間、5分間くらいだろうか?
はじめて爆竹の音を聞いたときには、近くで雷が鳴っているのかと思った。さすがにクレーン車まで引っ張り出す大げさなものは少ないが、同じようなことが街中でも日常的に行われている。
慣れたとは言えうるさいものはやっぱりうるさい。

大連に暴走族!

新聞に掲載された記事だ。
オレは見たことがないが、大連に暴走族が出没してると言う。

追跡、秘密暴走族
本紙記者が大連バイクスピード愛好者に密着取材。

boso060830.jpg

「犬が三つ+風」なんともすさまじい字だが、「ビャオ biao1」と発音して、暴風を意味するそうだ。

文字通り「暴走族」だが、一昔前の日本の暴走族の様に、徒党を組んで道路を占領したり、警笛を鳴らして存在を誇示したり、「族」同士の抗争も無いようなので、暴走族というよりも日本なら「峠のローリング族」に近いのだろう。

記者が後席に乗せてもらって二人乗り取材をしたようだが、なんども振り落とされそうになったと。
カーブの多い濱海路を20分間で30キロ走ったそうだ。時速換算で90キロになる。カーブが多い濱海路で平均速度90キロということは、最高速度は2倍は出ていると見るべきだ。

ところが「時速180キロまでは子供の遊び」と中見出しがあった。なんと250キロ以上で飛ばすのだという。

実は、こう見えてもオレも少し若い頃(30代後半から40代:あんまり若くないか)750ライダーだった。当時の国産バイクのスピードメータは180キロまでしかなく、最高速度規制を受けていた。このスピードメーターを振り切ってみたいという思いは、ライダーなら誰でも持っていると思う。 東京近郊で一番車両が少ないのは、常磐高速だった。常磐高速で車が少ないところを見計らって、フルスロットル、速度はどんどん上がる。140、150まではいつも普通に走っていたので問題ないが、170キロを超えて遂に180キロのメーターを振り切った。心臓がどきどきしている。時速100キロで走っている自動車がどんどん後ろに遠ざかる。
ねずみが飛び出してきたら死ぬだろう。小石が転がっていらた死ぬだろう、そんな思いが頭を駆け巡る。
だから時速180キロは子供の遊びなんかじゃないことは良く知っている。環境が整ったサーキットなら別だよ、あくまでも公道での話。
濱海路はカーブが多く見晴らしも良い、晴れた日にバイクで走ってみたいなぁなんて思ったものだ。

だけど、対向車が走っているこの公道で260キロなんて、自殺行為もはなはだしい。
少し前は、「モーターガール」と名づけて、女の子をケツに乗せて走るのが流行っていたそうだが、事故で死んだ娘もいたりして、今は流行っていないらしい。

記者のまとめの文章:
暴走行為はすぐに止めなさい。
あなた方は自分の趣味の問題だと言うけれども、周囲の人に対して流血や生命に危害を加えるとても危険な行為であることを考えなさい。サーキットのレースと公道の暴走を同じだと思うのは、大間違いだ。

若者よ、自分と他人の命を弄んではいけない。

一人当たりの国民所得が2000ドルを超えると、民主化運動が起こり、独裁政権が倒れるケースが多いという説があるそうだが、このような暴走族も貧困では存在し得ないはずだ。
「衣食足りて礼節を知る」と言う言葉があるが、衣食足りてこそこのような無駄な遊びが出てくるのだろう。
所得が幾ら位から出始めるのだろうか?
オレの感覚では、今の大連に暴走族の出現は想定の範囲外だった。

読めるけどなんかちょっと違うぞ!

世界中にニュースが飛び交っていますが、紀子さまの親王ご出産おめでとうございます。
前の記事で、「虎」の字を良くみると、下部のパーツが、日本の漢字は「儿」だが中国の漢字では、左右がつながっていて「几」の形になっていることを説明した。
大連には「老虎灘」という有名な公園があって、何回も人を連れて行ったのに「虎」の秘密には気が付かないでいた。

こりゃ面白いとばかりに、辞書をめくって他にも似たような違いを探してみたら結構いろいろなパターンがあるんだなぁ。

まったく違う形の「簡体字」は除外して、日本字と同じように読めるんだけどなんかちょっと違うぞと感じる文字を40個並べてみた。
左の青い文字が日本の漢字、右の赤い文字が中国の漢字。
さぁ、間違い探しの始まりだ!左右の違いが分かるかな?

ちなみに、オレが4年間気付かずに日本字を書き続けていたのは「虎」の他に「帯」「舎」「既」「融」くらいかなぁ。
引っ掛けクイズとしては、「帯」が一番気が付かないんじゃないかな? 二番目は「既」 分かる?
nitaji0906.jpg


違いは次の通り:
最初のグループは、似ているけどなんとなく形が違う字だ。
「骨」の上部の中身は左側にくっついて「¬」こんなふうになっている。
「舎」は、縦棒が上に伸びているか下に伸びているかの違い。
「効」は、何気なく見ていると気が付かないかも知れない。
「瓜」は、爪のところがちょっと違うんだよ。「以」でも同じような違いが見られる。
強」の「ム」のところは「ロ」になっている。
「黒」の中身が、顔の中の目のような格好になっている。面白いね。
「低」「融」はご覧の通りちょっと違う。

次の6つは、点とか棒とか余計なものがくっついている字だ。
「器」「臭」は点が付くか付かないかだが、日本では「大」、中国では「犬」。
「圧」にも点が付いてる。
「徳」「苺」「恵」どれも読めるんだけど、なんかちょっと違うんだな。
日本では「草冠+母」で「苺」だけど、中国では「草冠」+「毎」なんだね。
「収」の旁は「又」ではなくて「夂」だ。
「兎」なんかも、言われないと気が付かないだろう。中国では「免」に点を付ければウサギになるわけだ。

次は、1画足りたい漢字。
「決」は「サンズイ」ではなく、「ニスイ」だったりするし。このパターンは他にも沢山ある。
「歩」は点がない。
「変」の下部は「夂」ではなくて「又」なのだ。
「残」も旁が1本足りない。他にも「銭」「浅」などがある。

次のグループは、日本字では止まるところが突き抜けている中国字。
「角」の真ん中の縦棒は「用」のように下まで突き抜ける。
「辺」の内部は「刀」ではなく「力」に変わる。
「化」の旁は「ヒ」ではなく「匕」のように突き抜ける、これは「花」などの部品としても共通の特徴だ。
「別」の下半分も「万」ではなく「力」の様に、左に突き抜ける。これをパーツとした「捌」なども同じだ。

次は、日本字ではつながっているところが中国文字では離れている。
「画」「宮」「汚」はどれも、一箇所が離れている。これは簡単だ。
「冒」の日の部分は、中国文字では微妙に離れている。「帽」も同じだ。
間違い探しとしては「既」が、一番難しかったんじゃないかな。ちょっと分かりにくいが、旁の一部が離れている。「概」も同じだ。
「写」は簡単だ、見てすぐ分かる。
「査」は、「日」と「一」に分かれている。(読者hexueさんの情報により9月8日追加)
「帯」は難しいぞ。オレは、4年間気が付かないで、ずっと日本字を書いていた。

逆に、日本字では離れているところがくっついている漢字。
「具」の「目」の下の方は「且」の様に、くっついている。
「真」「唐」「才」はご覧の通り。

ここから先は、重箱の隅を突っつくような話になってくるが、
「空」の「穴冠」の跳ね方が違う。
「切」の偏の部分の跳ね方が違う。
「没」の「几」の部分の最後が跳ねない。
「偏」の最上部の「一」が中国では「、」になっている。この方式は「戸」「編」「遍」など皆同じだ。

他にも、
「団」の中身は「寸」ではなく「才」である。
「図」は、中身が「冬」に変わっている。
「梅」「海」は「母」のように点々になっているとか、こんな字を眺めていると、日本の字が思い出せなくなってしまいそうだ。

細かいところを突っ込んだら、他にも沢山あるんだろうな。
今日の記事は、正に、役に立たない「雑学」の本領発揮だな!
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