大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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【会】

勘違い中国語シリーズ027【会】

「会」の字は、英語の"can"と同じように、「~できる」という意味の助動詞として使われる。
中国語の語順は英語と似ているところがあり、
「私は自動車の運転が出来ます」つまり
"I can drive a car"は、

"I"=「我」、
"can"=「会」、
"drive"=「開」、
"a car"=「車」、
にそれぞれ置き換えて、
「我会開車」となる。

全く英語の"can"と同じように、
「我会説日語」
"I can speak Japanese."
「私は日本語を話せます」となる。

単純に
「我不会」と書いたら、「私は会いません」ではなく「オレ、出来ないよう」という意味だ。kaiche.jpg


月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。
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スピード違反で捕まった

会社の車で移動しているときに、突然警察官の指示で停止させられた。
警察官が寄って来て、運転手に降りろといっている。
運転手は、免許証を持って警察官のところへ行ったまま、しばらく戻って来なかった。

車に戻って来てから、
「どうしたんだ?」と、オレ。
「スピード違反です!」と、運転手。
「えっ! どこで? 何キロオーバー?」
「分かりません」
「分かりませんって、証拠があるんだろう」
「何にもありません」
「じゃぁ、言いがかりじゃないか!」
「そうかもしれないけど、中国では、警察官が違反だといったら違反なんです」
「そんなことがあるか」
「しょうがないんです、警察は強いから、、、、、」

運転手は、その後、指定された場所に行って、100元の罰金を払って来た。経緯はどうであれ、仮にも法律違反の罰金を会社の経費で処理するわけにも行かず、運転手に被せるのも可哀想なので、オレが100元を運転手にあげた。

この運転手は、中国人としては珍しいくらいに慎重な運転をする。右折左折のときは勿論だが、車線変更でも律儀にウィンカーを点滅するし、高速道路でも制限速度を厳守している。逆にオレなんかから見ると「もうちょっと飛ばせよ!」と言いたくなるくらいだ。実際には言わないけどね。総経理の指示によって飛ばしましたなんて言われたら大変だし。

で、あの時にも、周囲の流れにのって走っており、スピード違反といわれる様な速度は出していなかった。(と思う)

そもそも、スピード違反なら、何らかの証拠を提示して速度を確定するものだ。例えば、赤外線速度計とか、レーザードップラー速度計の記録とか。中国にもカメラ式の無人自動速度取締機が設置されているので、これで速度とナンバープレートを写されたら仕方がない。

もっと原始的な方法で、パトカーや白バイの追尾記録というのがある。

オレが18歳のときのことだ。友人のバイクを借りて田舎の国道を気持ち良く走っていると。
突然「ウゥー! ウーウゥー!」
「前方のバイク止まりなさい、直ちに停止しなさい」と。
「なんだろう、オレは関係ないけど、ひとまず止まっておこう」
「ウーウーゥーゥー」
前方にサングラスをかけた白バイが止まって
「はい、免許証を出して!」
「えっ、オレかよ!」
「免許証、持ってないの?」
「いぇ、ありますけど、オレが何か? した?」
スピード違反、56キロオーバー
「56キロって、オレそんなに出してないっすよ」
「これ見て! ほら96キロだろう」
なるほど、見ると、白バイに装備されている追跡追尾用のスピードメーターの針が96キロで固定されている。
どうやら、こういうことらしい。
18歳の馬鹿小僧が、借りたバイクで有頂天になって飛ばしているところを、隼のような白バイ野郎が追尾して時速96キロで仕留めた。この国道は、制限速度が40キロなので、56キロオーバーという立派な成績をあげた。
そもそもあのバイクはおんぼろで、時速80キロを越えるとバックミラーが振動して後方が全然見えなくなることが問題だったのだ(と責任転嫁)。
今なら、点数12点+略式裁判で罰金7万円くらいで済むのだが、当時は交通点数制度がなく、しかも未成年者だったために、親と一緒に家庭裁判所に呼ばれて大変だったんだから。

まぁ、ともかく、こんな原始的な装置であっても証拠を突きつけられれば仕方がないと思うが、何の証拠もなくスピード違反だという、中国の警察官はいかがなものか!

警察官が3人で手分けして次々とスピード違反者を量産しているようだったが、3人の警察官が各々調書作成で手がふさがっている間に通過した車両はラッキーというしかない。

いや、逆か!
理由もなく捕まった方が運が悪かったということだろう。

【手紙】

勘違い中国語シリーズ026【手紙】

これは有名な単語なので、多くの人が知っているだろう。
中国語で「手紙」と書けば、「トイレットペーパー」のことだ。

中国人は一般に水洗トイレにトイレットペーパーを流さず、備え付けの汚物入れに入れる人が多い。これは、トイレが詰まるトラブルが多発したから、親に注意されたりして、自然に流さない習慣が着いたのだと思う。

あるところで、トイレ掃除のおばさんから注意された。
「紙をトイレに流すんじゃないよ。中国の紙は、日本製と違って品質が良いから水に溶けないんだ」
おいおい、品質の意味を取り違えちゃいないかい!!

日本で言うところの「手紙」はなんと言うかといえば、「信」または「書信」となる。 shouzhi.jpg

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特権階級優遇リーグ

大連アマチュアテニス大会の記事で紹介したテニス大会が予定通り、23日に開催された。

種目は、男子シングルス、女子シングルス、ダブルス(男女の区別無し)の3種目、、、、、のはずだった。トーナメント方式なので1回負けたら即退場の厳しいルールだ。日本だったら、コンソレーション(敗者戦)があって、少なくとも2試合は参加できるように配慮するものなんだけどなぁ。

ところが、会場に行ってみたら、トーナメントとは別にリーグ戦のグループが作られていた。A組、B組、各々4チームが総当りリーグ戦を行い、A組、B組の1位同士が1,2位決定戦、2位同士が3,4位決定戦をすることになっている。4チームのリーグ戦だから、勝っても負けても3試合は出来る計算だ。一緒に行った仲間から
「なんだぁ? どうしてリーグ戦があるんだ?」
「俺もあっちが良いなぁ」
「3試合も出来ていいなぁ」
などと不満やら羨望やらの呟きが聞こえて来た。オレも同感だ。

実は、オレはリーグ戦の中に組み込まれていた。
オレの実力からすれば、もしトーナメントだったら第一試合か、第二試合で負けてとっとと帰る羽目になったはずだ。リーグ戦に入れてもらったおかげで、リーグ戦3試合と決勝トーナメント1試合の4試合をこなして大満足、身体はがたがたになった。だけど、今一つ府に落ちない点があった。どうしてオレがリーグ戦のメンバーなのだろうか?

リーグ戦に組み込まれた人たちの背景を考えてみた。
まず、オレだが:
日本人参加者40名の内、オレが所属するクラブから25名が参加しており、これをとりまとめがオレだ。選手集めに汲々としていた事務局にとってはとてもありがたい存在だったはずだ。
同様に別のクラブの代表者もリーグ戦のメンバーにいた。
色々な会社に依頼して、沢山の賞品を集めて提供してくれた人もリーグ戦のメンバーだ。
また、強力な後援団体として名前を使わせてくれた団体の人たちもいた。このテニス大会の格を上げるのに大いに役に立ったはずだ。

リーグ戦に入っている人は、こんな風に訳ありの人ばかりなのだ。
ここから先は、オレの勝手な想像だがおそらく9割方間違いないだろう。

つまり、この大会に尽力した人たちに対する優遇処置であると取らざるを得ない。一度でも負けたらお終いのトーナメントでは不満が残るだろう。「リーグ戦でゆっくり楽しんでください」と言わんばかりだ。
事前に配布した大会要綱に書かれていない「特権階級優遇リーグ」(えこひいきリーグ)を勝手に作り、しれっと運営しているのが中国的な恩返しなのだろう。
日本では絶対にありえない。
日本では、何らかの形で感謝の意思を表示する工夫はするが、テニス大会の本質である試合の運営に手を加えるなど全く考えられない。
たかがテニス大会の運営だが、同様な考え方は、会社の中でも、政府の行事にも蔓延していることだろう。
その結果、交通ルールを無視した政府幹部の優先通行なんかが行われるのだ。

【地瓜】

勘違い中国語シリーズ025【地瓜】

「瓜」は中国語でも「瓜」だ。
瓜属の植物は、中国でも大概「~瓜」という名がついている。
例えば、「冬瓜」「冬瓜」だし、「胡瓜」「黄瓜」「西瓜」「西瓜」「南瓜」「南瓜」だ。
日本語でなんと言うの分からないが「哈密瓜」という大型の瓜(メロン?)がある。
061212hamigua.jpg

一つ転がっているミカンと大きさを比べれば、大きいことが分かるだろう。これが、当たり外れがあるけれど、当たりを引くと甘くて美味いんだ。

さて、今日の本題に入って、中国語の「地瓜」とはどんな瓜だろうか?
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なんと、「サツマイモ」のことだ。
なぜこうなったのか、由来は分からないが、とにかくサツマイモのことだ。
辞書を引くとサツマイモの中国語訳は色々書いてあるが、大連ではもっぱら「地瓜」と言っているようだ。
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瓜の爪の形が日中で異なるので注意



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入世から5年

「入世」とは、なんだろうか?

「加入世界貿易機関」つまり「WTO加盟」の省略のことだ。一時は省略形として「入世界」も使われたが、とうとう「入世」だけで、「WTO加盟」の意味で通るようになってしまった。
中国語では、このよう省略形が非常に多い。

さて、12月11日で、中国がWTOに加盟してから5年が過ぎた。
この5年間で、中国は見違えるような経済発展を遂げた。
街中が建設ラッシュで、高層ビルが次々に立ち並ぶ。
だけど、一般庶民にとっては何かご利益が会っただろうか?

報道によれば
加盟効果は著しく、中国の今年の貿易総額は加盟した2001年の3倍以上にあたる1兆7000億ドル(約196兆8000億円)以上になる見通しだ。01年から05年までの5年間で、中国人1人あたりの国内総生産は1038ドルから1700ドル(1.6倍)に上昇した。貯蓄額は5780元(約8万5400円)から1万787元(1.9倍)に、都市住民の可処分所得も6860元から1万493元(1.5倍)になった。
貿易黒字も7倍に跳ね上がり、今年は過去最高の1700億ドル程度に達するとみられる。
外貨準備高も10月に1兆ドルを突破した。

中国の経済発展は、このように華々しいのだが、個人の生活に観点を移すとどうなのだろうか?

ネットアンケートによる、庶民の目から見た十大変化を列挙すると、次のようなことがあげられた。
1,住居費が高くなり、建設費は一直線。
2,自動車がどんどん安くなり、車種も増えた。
3,携帯電話の品種が増え、値段がどんどん安くなった。
4,ガソリン価格がどんどん高くなった。
5,パソコンを誰でも買えるようになった。
6,米ドルに対する人民元レートが8元から7.86まで上がった。
7,ウォルマートやカルフールが身近に出来た。
8,中国人が旅行できる国がドンドン増えた。
9,中国語を学ぶ外国人が増えた。
10,農業税が廃止され、穀物が値上がりして、農民の懐が豊かになった。

しかし、これは、インターネットのアンケートに答えられる人達の答えなので、ある一定レベルの富裕層の意見である。

それぞれの項目を、農村部の庶民にから見ると
1,家賃が高くなったのは新築で、中古物件はそんなに変わらないし、
2,車が安くなったからって、所詮手が届くところじゃないし、
3,携帯電話は手が届くようになったかなぁ。
4,ガソリン価格が高くなったって、馬車の餌代には関係ないし、
5,パソコンなんか高くてやっぱり買えないし、
6,米ドルに対する人民元レートが8元から7.86まで上がったって、生活には関係ないし、
7,農村部にはウォルマートやカルフールなんてないし、
8,国内旅行さえ行ったことがないのに、海外旅行なんて、
9,中国語を学ぶ外国人が増えたからどうした。
10,農業税が廃止され、穀物が値上がりして、農民の懐が豊かになったなんて、嘘だよ!  農業手当てが月20元か30元もらえるようになったけど生活が豊かなんて嘘だ。



小平の「先に富める者から富め」とばかりに、都市部の金持ちはどんどん富むのだが、農村部には全く関係ない。格差がどんどん広がったような感じを受ける。

米国の報告書では、
知的財産権侵害に目立った改善はみられず、中国におけるコピー品製造や特許権侵害は受け入れがたい高水準で、「米国のあらゆる分野の産業に深刻な経済的被害をもたらしている」と糾弾。また、自動車部品など競争力が弱い産業に補助金を与えて保護していると指摘した。


WTO加盟から5年が過ぎたといっても、まだまだ開発途上国だと思うよ。

【土豆】

勘違い中国語シリーズ024【土豆】

「豆」は中国語でも「豆」だ。
豆というと、一般に鞘の中に小さな粒粒が入っている植物を指す。

代表的なのは「大豆」だが中国語では「黄豆」「インゲン」「芸豆」「ソラマメ」「蚕豆」「枝豆」「毛豆」。大連の枝豆は日本のものよりも小粒で毛が濃いような気がする。

さて、「土豆」とは一体なんだろうか? 通常は「土豆儿」とアール化することが多い。
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なんと「ジャガイモ」のことだ。
どう見ても豆の仲間には見えないのだが、「ジャガイモ」のことを「土豆儿」と言う。
「ドトール」はコーヒー屋だが、「トドール」はジャガイモだ。

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月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

閣下、閣下、 がそこで する。

今までに何度も書いたことだが、映画1本が丸ごと入ったDVDが6元で買える。いわゆる海賊版という奴だ。海賊版はいけないことだと分かっているけれども、人間弱いものでこういう環境にいると流されてつい買ってしまうものだ。
「日本人のモラルも大したこたぁーねぇな!」
こら!自分で言うな。

さて、日本の映画やドラマなら音声を日本語にして、字幕を消せば問題ないが、外国の映画は当たり外れがある。

日本語訳がでたらめなものがあるのだ。

経験的に言えば、パッケージにカタカナが書いてればまぁ大丈夫だろう。カタカナが全くないものは相当怪しい。
どういうことかと言うと、例えばアメリカハリウッドの映画を日本でDVDとして発売したものの海賊版であれば、日本語の吹き替えもあるし、日本語字幕もしっかりしている。これらのパッケージには大概カタカナのタイトルが書かれていることが多い。この日本語の製品を基に作られた海賊版は、そのままコピーしているのだから、当たり前だけど日本語がしっかりしている。

ところが、中国で独自に日本語字幕をつけたDVDには、自動翻訳機の出力をそのまま字幕にしたようなものがある。自動翻訳機のレベルが上がったとは言え、実用的にはまだまだだ。

例えばこんな具合だ。
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「いいえ、我々はこれほど前におしまいであった誰かを必要とする」
会議の場面でリーダー格の男の発言だが、意味分かる?
英語から訳して見ると
「いや、我々は、以前にこの方面での経験がある人間が必要なんだ」
という意味だ。
いくらストーリーを追いかけても、字幕からは分からないだろう。

同じ映画の別の翻訳をいくつか紹介しよう。
「何であるか? 今晩?」 「ええ」
「なんだって? 今夜かよ?」 「そうだ」
意味は同じといえば同じだが、会話の雰囲気が全然伝わらない。

「閣下、閣下、 がここで する」
「報告、報告、奴はここにいるぞ!」
「閣下」の部分は、戦闘の場面で、敵を発見した哨戒機から本部に対して無線で "Sir, Sir" と呼びかけているところだから、日本語なら「報告、報告」辺りが適当だ。


更に極端な場合には、
「あなたは何であるか、 が走る??? わたし なに?」
このように、全く意味不明なばかりか、翻訳機が訳せない単語は???になったりしている。

こんな字幕でストーリーを追えと言うのは無理な話だ。6元もったいないけど捨てる、いや中国人にあげてしまう。

トマトの皮を剥く

当社工場の現場で、「スクレーパー」という、汚れを削る道具を使っている。
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日本なら、文房具屋で普通に売っているものだが、どうも中国では、ぴったりしたものがないので、仕方なく日本から買ってくる。中国製の類似品を試したのだが、すぐに刃先が丸くなって、使えなくなる。

日本の刃物と言えば、誰しも「日本刀」を連想するだろう。名人が丹精を込めた芸術品なら、中国にもきっと良いものがあることだろうが、今日の話題は、工業用に大量生産される刃物についてだ。
以前に本大連雑学事典の読者である遼寧省営口市在住さんがこんなコメントを書いてくれた。

なぜか中国の金物って本当にダメなんですよね。俺なんか中国びいきのつもりで、中国で生活している間はできるだけ中国製品を使ってやろうと思うんだけど、信頼性の必要な金物だけはどうも…(苦笑)。
何だか「焼入れが甘い」というのか、ネジ山なんかすぐにナメてしまうし、精度が低いし、錆び易いし、刃物なんかすぐに鈍らになっちゃうし…。
   ---(中略)---
ってことで、これはスイス製ですが、金物はやっぱりヨーロッパ製、特にドイツ製には敵わないですね。日本の刃物も世界有数ですが、それは刀鍛治みたいな熟練した職人が手作りで作るような類いの、言わば「工芸品」でないと味わえません。ところがドイツ製の金物の優れたところは、規格物の量産品の品質の良さでしょうか。
こういう差ってどこから来るのかって考えて見ると、常に戦争をやってたヨーロッパで、短時間で質の良い武器を大量に揃えるという武器工業の伝統からじゃないかと思うんですよね。中国も古代から王朝交代で戦乱は何度も経験しているわけだが、相対的には太平の世の中の方が長いわけで、戦争経験からすればヨーロッパの比ではないわけです。だから古代の青銅器は優れた物をたくさん作った中国も、近代的な鋼の製造では残念ながら伝統を作れなかった。


遼寧省営口市在住さんはヨーロッパ製品に惚れ込んでいるようだが、日本製品も負けてはいない。冒頭の「スクレーパー」以外に、最近日本の刃物の優秀さを実感した製品があるので紹介しよう。

技術修得のために中国人工員を日本に連れて行ったときのことだ。彼らを100円ショップに案内した。
すると、女子工員が野菜の皮剥き器(ピーラー)を3つも4つも買い込んでいるのである。
「どうして、そんなにたくさん買うんだ?」
「中国の皮剥き器は切れ味が悪いから」
「それなら、一つあれば良いだろう」
「友達や親戚にあげると喜ぶから、お土産に」


高々野菜を剥くだけなら、それほどの差も無かろうと、大連に戻って来てから、中国製の皮剥き器を買って比較してみた。
確かに、中国製の皮剥き器は切れない。

ジャガイモの皮を剥いても、日本製ならりんごの皮を剥くように帯状の皮が取れるのだが、中国製では切れ味が悪いからボソッ、ボソッと千切れて2センチくらいの破片しか取れない。

という訳で、彼女たちの判断は正しかったようだ。

やっと本題に入って、今オレのお気に入りの皮剥き器を紹介しておこう。100円ショップ・ダイソーで買った皮剥き器だが、通常のピーラーと違って縦型なんだ。peeler061122.jpg

刃先がギザギザに尖っているので、軟らかい材質にも食い込んでくれる。これで、ジャガイモの皮を剥いても良いし、茄子や胡瓜を剥いても良いのだが、お勧めはトマト。

トマトって、刃物の切れ味を試すときの対象に出されるように、切れ味が悪い刃物では刃が食い込まない。ましてや、包丁でトマトの皮を剥くのは容易なことじゃない。
中国では、「トマトと玉子のスープ」がポピュラーで、よく出されるのだが、トマトの皮が口に張り付くといやな感じがする。やっぱりトマトの皮は剥かなくちゃ。冷やしトマトだって、口当たりが良くなり一段と美味しく感じる。

トマトの皮剥きと言うと、湯むきが一般的だが、こいつを使えばそんな面倒なことをする必要は無い。この皮剥き器を使えば、誰でもりんごの皮を剥くように、簡単にトマトの皮が剥ける。

さぁ、皆さん、明日からはトマトの皮を剥いて、美味しい料理を頂きましょう。
ダイソーの製品って、中国製が多いから、このピーラーも案外中国製かも知れない?


ついでにもう一つお気に入りの刃物を紹介する。
やっぱり、ダイソーの100円商品である「ネギ切り器」だ。
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刃が両刃になっており、ネギを往復させることによって簡単にネギの輪切りが出来る。納豆やうどん・そば・ラーメン・素麺の薬味を作るのに最適だ。使ってみれば切れ味と便利さが分かるはずだ。

【非常口】

勘違い中国語シリーズ023【非常口】

火災などの非常事態に備えて、工場に2ヶ所の「非常口」を設置した。
とっさのときにあわてることがないように、総務課長に命じて「非常口」の表示をつけさせた。

「これで、いざと言うときも安心だ。ところで、『非常口』の表示で、みんな分かるのかな?」
「いえ、中国人には、さっぱり分かりません」
「それじゃ、意味がないじゃないか?」
「だけど、総経理が『非常口』と書けと言うから」
「馬鹿かお前は、中国人が見て分からないものを掲示して、いざと言うときに役に立つか!」
結局、『安全出口』と書き換えて再表示した。

「非常」には、「特別な」「たいへん」「通常ではない」と言うような意味があるが、「緊急事態」のような意味は薄い。だから、「非常口」では、尋常ではない口、特別な口、つまり訳の分からない言葉になってしまうのだ。
「安全出口」が、正しい表記だ。
それにしても、総務課長も融通の聞かない奴だ。命じられたことを命じられたようにやるだけ、責任は命じた人にあると。
中国人的といえば中国人的な考え方なのだが。
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