大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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パタパタ・ツー

このタイトルを見て、何のことか分かったとしたら、あなたはオレと感性が極めて近い人なのだろう。きっと、周囲から好かれるよい人に違いない。

大連では、先週降った雪が路面に固まり、昼でも溶けずに凍っている道路があちこちにある。

この写真は、開発区のメインストリートの歩道なのだが、ビルの陰になって歩道上の氷が溶けず、この通りスケートリンクのようにテカテカ・ツルツルだ。060128pata.jpg

ここで、タイトルに戻るのだが、こういう路面を歩く時って、子どもに限らずいい年をした大人でも、2、3歩パタパタと助走して、弾みをつけてツーっと滑るものだ。
これが、パタパタ・ツーだ。
分かったかな?
見ていると、歩行者の半分近くがパタパタ・ツーをやっていた。

中には、こんな風に路上で遊んでいる若者もいた。
060128tu.jpg

こちらの方は、引っ張ってもらうのでパタパタの必要がなくツーだけなので楽ちんだ。

世界中が暖冬で雪が少ないなどとニュースが報じており、大連でも今シーズンは、まだマイナス2桁に達しておらず、例年ほどの厳しい寒さが感じられないような気がする。
そうは言っても、それなりに寒いことは写真で分かってもらえるだろう。
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結婚披露宴のお土産

中国の結婚式(正確に言えば披露宴だな)に参加した。

結婚式と言えば、披露宴の前に、結婚の儀式が行われるのが普通と思う。
例えば神式なら親族固めの三々九度の杯とか、キリスト教なら誓いの言葉と指輪の交換とか、結婚式としての儀式があるものだ。
だけど、中国ではこのような結婚式の神聖な行事に立ち会ったことはないし、身近な人に聞いても、そんなことはしないと言われた。
だから、中国では、結婚式としての儀式はあまり一般的ではないようだ。

ともかく、結婚披露宴に出席するとこんなお土産をくれる。
jiehun061212.jpg

小さな赤い紙袋に、タバコ一箱とキャンデーやらチョコが入っている。

タバコを吸わないし、キャンデーもあまり食べないオレにとっては、邪魔物でしかない。いくつか溜まってしまったのだが、縁起物なので捨てるのもどうかと思い、置いているが、どう処分したものだろうか?

人民元って日本円で幾ら?

変なタイトルだと思うだろう。

人民元の円レートって、日々の為替レートが発表されているのだから、それで決まっているはずなのに、なにを言いたいのか? と。

ここでいう話は、実際の為替レートから離れて、知ったかぶりをしてよくこんなことを言う奴がいる。

「中国は物価が安いから、1元を100円くらいに見ておいたほうが良いよ」
あるいは、
「中国人にとっては、100元札といったら1万円くらいの価値があるんだ」などとも言う。

彼らの理屈によれば、大連のタクシー初乗りは8元なので、日本円800円に相当するわけだ。3本1元のネギは、3本で100円に相当するから、大体日本円と同じになるだろう、などと得意気に言う。

でも、本当にそうかな?

肉・野菜などの食材、及び人件費サービスは日本の十分の一くらいに安いが、衣類・靴・電化製品・自動車などは日本と同じかむしろ高いものさえあることは何度も書いている。

例えば、基準がはっきりしている電気部品の比較をしてみよう。デジカメのメモリーカードとして使われるSDカードについてみると。(括弧内は1元=15元としての日本円換算値)
128MB⇒100元(1500円)日本では=1000円
256MB⇒150元(2250円)日本では=1200円
512MB⇒200元(3000円)日本では=1500円
1GB⇒300元(4500円)日本では=2000円
ご覧の通り、中国の方が倍くらい高い。

野菜や肉しか買わない人にとっては、100元札が一万円札の感覚かも知れないし、農村のおばちゃんだったらきっとそうなんだろう。
だけど自宅にパソコンを持っている人にとか、自家用自動車を購入する人にとっては、100元はやっぱり1500円の価値でしかない。

ここまで極端な金持ちではなくても、開発区の一般労働者でさえ、携帯電話は必需品と化している。携帯電話は、500元から5000元位まで幅があるが、売れ筋は2~3千元くらいだ。
1元=100円理論ならば、20万円、30万円の携帯電話をみんながポケットに持っていることになる。これはありえないだろう!

つまり、「衣食足りて、、、、」という言葉があるが、
衣食足りて、、、、いない人(貧乏人)にとっては、100元札は一万円に見えるかもしれないが、
衣食足りて、、、、贅沢品を求める人にとっては、100元は1500円の価値しかないということになる。

日本だって、一万円札で鼻をかむような贅沢をしている人もいれば、アイロンをかけてたんすにしまって置くように大事にしている人もいるだろう。お金の価値観なんて人それぞれなのだ。

日本の格差社会などとは比較にならないほど格差が進んだ中国なればこそ、価値観は多様化しているのだから、「中国人にとっては」などと一括りにして、知ったようなことを言うのは止めてもらいたい。

へたな日本人より金持ちの中国人はいっぱいいるのだから。

【顔色】

勘違い中国語シリーズ032【顔色】

【顔色】と聞けば、日本人なら誰しも「顔色をうかがう」という言葉をイメージするだろう。あるいは、「今日は顔色が良い」とか。

中国語の「顔色」にはそのような表情や顔の色艶のような意味は無い。単純に「色」の意味だ。

色が分かっているときには、紅色、黄色、緑色、黒色、白色、コーヒー色のように、具体的な色名を示して「色」をつけて表現するが、色名を言わないときには、概して「顔色」を使う、

例えば、
「どんなですか?」は
「どんな顔色ですか?」(下の簡体字)と言い、

「今日の服のはとても綺麗ですね」は
「今日の服の顔色はとても綺麗ですね」

「中国人の好きなは、紅色です」
「中国人の好きな顔色は、紅色です」
という具合だ。

特定の文型では、色とは全く関係なく「痛い目を見せる」の「痛い目」の意味に使うことがある。
「譲他看顔色」で「ヤツに痛い目を見せてやる」と言う意味になるが、日本人はおぼえる必要がないだろう。

下の中国漢字は、「どんな色」を意味する。
shenmeyase.jpg


月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

「ちんぴ」って知ってる?

「ちんぴ」って「陳皮」って書くんだけど、知ってる?

以前漢方薬酒に凝っていたことがあった。
そのときに色々な漢方薬の名前を覚えたので、オレは「陳皮」を知っている。要するにミカンの皮を干したものなんだけど、日本では七味唐辛子に入っている。

その陳皮なんだけど、まさかお菓子として出されるとは思っても見なかった。
061221chenpi.jpg

左半分は包装袋で右側が製品だ。
中国南方航空の国内線に乗ったときの機内食に入っていたのがこの「陳皮」だった。ミカンの皮を干したものを砂糖で煮詰めたお菓子だ。ほろ苦い味で不味くはないけど、あまりたくさん食べたいとは思わなかった。ミカンの皮だからミカンの皮の味がする。

おまけ:
漢方薬の面白い名前を一つ。「南蛮毛」ってなぁんだ?

トウモロコシの実の先に毛が着いているけど、この毛が黒くなるまで熟成させて乾燥したものが「南蛮毛」だ。南蛮人の毛はこんなのだろうか?
南蛮毛は、アレルギー反応おける「免疫グロブリンE」の生成を抑制する作用があるので、花粉症に効くという話がある。
だけど、南蛮毛を直接食べたり、お茶のように煮出し汁を飲んでも効果がない。適正な範囲の分子量物質を抽出しなければならないので一般家庭ではちょっと無理だろう。

【滅火器】

勘違い中国語シリーズ031【滅火器】

おそらく初めて目にする単語だと思うが【滅火器】でなんとなくイメージは伝わるだろう。
火を撲滅、消滅させる器具とくれば「消火器」であることは誰でもわかる。

面白いのは「滅」の簡体字は、「滅」の内部の一部分を取り出して「一」の下に「火」なので、日本人には直感的に「滅」の字だとは分からない。下の簡体字を良く見て欲しい。「滅火器」だとは思わないだろう。

そこでなんとなく「消火器」を簡体字で書くとこうなんだろうと思い込んでいる人は多いはずだ。 ところがどっこい、後で「滅火器」だと知って驚くのだった。

「消火器」は中国語では「滅火器」となるのだが、面白いことに、「消火栓」は中国語でも、日本語と同じく「消火栓」と書く。
どうしてか分からないが、そういうもんだ。
miehuo.jpg

月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

誠実的孩子だけじゃダメって。

オレの中国語学習の教材として中国の小学2、3年生の国語の教科書を使っていた。

中国の小学校低学年には理科がないので、国語の教科書に、動物の生態や、自然現象の解説などを組み込んでおり、道徳教育も国語の中で説いている。

「誠実的孩子(正直な子ども)」と題して、ロシアの文豪ツルゲーネフが子供の頃のエピソードが紹介されている。070115chengshi.jpg

ツルゲーネフが子供の頃、お母さんの知り合いの作家が家に訪ねて来た。お母さんは、ツルゲーネフがその作家の文章が好きで暗誦できることを自慢したかったので
「さぁ、ツルゲーネフや、先生の文章を暗誦してごらん」
ツルゲーネフは、見事に暗誦してみせた。

作家の先生はたいそう喜んで、
「君は私の作品が好きなのかい?」と聞いた。
ツルゲーネフは、言った
「ボクは、クロイロフの作品の方が好きだよ。あなたの作品より素晴らしい」
お母さんはびっくりして青くなりました。
先生が帰ってから息子をしかりつけました。
ツルゲーネフは納得せず、
「僕は思った通りを言っただけだ、それとも嘘をつけと言うの?」
おかあさんはその言葉を聞くとにっこり笑いました。

と、まぁ、人間は正直であれと説いているようだ。


ある日、社員の結婚式に出席することになった。
どうせまた、「総経理の挨拶をお願いします」とか言われるだろうと、中国語の原稿を準備することにした。

こんなときに頼れるのは、家庭教師。

色々相談する中で、家庭教師が書いた文章が
「新婦は、会社の中では特別優秀で、また美人であります」と。
「いや、仕事はまぁまぁだけど、そんなに美人じゃないよ」とオレ。

そしたら
「大人になったら、『誠実的孩子』ばっかりじゃダメでしょ」って。
「えっ? 何それ?」
「結婚式の時には、どんな人でも、褒めて称えて、それに過ぎることはないわ」
「はぁ、なるほど、日本と同じなんだ。
新郎は大学を極めて優秀な成績で卒業され、入社後もエリートコースを歩んでこられた、前途を嘱望される好青年であります、って奴だな。」


と、言うわけで、結婚式のスピーチでは、日中共に嘘でも良いから、新郎新婦を褒めることになっているようだ。

【正宗】

勘違い中国語シリーズ030【正宗】

「正宗」と言えば、「名刀」か「銘酒」かというところ?

いやいや、中国の「正宗」は「正統な」という意味だ。

辞書によれば、「もともとは仏教各派の創始者の筋を引く統の派」をさしたそうだ。
短縮して「正宗」ってわけだ。

正統な日本料理という意味で、「正宗日本料理」でも良いのだが、「正宗」には四川料理が似合うと思う。

「正宗四川麻辣湯」
と聞けば、すごく辛そうなスープがイメージされる。

月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

「柚子」とは言うけれど

薬味としての「柚子」が好きだ。
イカの塩辛に刻んだ柚子を混ぜると風味が良くなる。
うどんに一切れ入れるもの良い。

日本の「柚子」を探したが、どうもオレの調査範囲では探し出すことが出来なかった。

中国にも「柚子」はある。 だけど、、、、、。
中国で「柚子」(you4zi)と書くと、こういう果物を指すんだ。061223yuzi.jpg

缶ビールを並べておいたので、大きさを想像して欲しい。

とにかくでかい
大型の柑橘類(かんきつるい)といえば、夏みかんやグレープフルーツ辺りまでしか思いつかない。日本でも南の方にはザボンの仲間でブンタンとかボンタンとかバンペイユとか大きな柑橘類があるらしいが、オレは見たことがない。
オレが直接見たかんきつ類ではこいつが一番でかい。
切ってみるとこんな感じ。061223yzkai.jpg
あまり水分は多くなく、ちょっとパサパサして、八朔のような感じ。
酸味はそれほど強くなく、適当に甘く、さっぱりしている。
皮を剥きやすいので、まとめて剥いておくと、お菓子の様にサクサク食べられる。

背広のタグ

一人のおっさんがバスに乗って来た。席が開いていたのでオレの前に座った。
ヨレヨレなんだけど一応ダブルのスーツを着ている。左袖の先を見て欲しい。
061212tag.jpg

スーツメーカーのタグが着いたままなんだ。
今日下ろし立ての新品では絶対ない。 だってヨレヨレなんだから。

アルフレッド・ダンヒル、ジョルジオ・アルマーニ、エルメネジルド・ゼニアなどの、最高級品だからみんなに見せびらかしたいと言う訳でもなさそうだ。

なぜだか分からない。

なぜだか分からないけど、中国ではこういう着こなしを時々見かける。
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