大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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象棋

この場所では、いつも人だかりが出来ている。
何かを囲んで、人がびっしり立っているので、簡単には覗けない。
覗けないとなると、余計見たいのが人情というもんだ。
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カメラを上の方にかざして写してみると、こんな様子が写っていた。
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実は、街頭象棋を指していたのだ。

「あぁ~! そこは危ないぞ!」
なんて、大きな声で叫んでいる人がいるし、みんな必至の形相で見ているので、金でも賭けているのではないだろうか。

オレなんかにゃ、駒の進め方も、ルールも分からないが、熱心さだけは伝わってくる。
土、日は勿論のこと、平日でも夕方散歩していると、必ずこの人だかりを見かける。街頭で、いつもいつもこんなことをやっている人たちはいったい何者なのだろうか?

日本語で書けば「将棋」なんだけど、中国語では「象棋」となる。
「碁」は日中で共通だけど、「象棋」と「将棋」は、全く別物だ。
ホームベースのように駒の方向を示す形状的な特徴はなく、丸いので方向性はない。敵味方の区別は、黒文字と赤文字で分かれており、裏面は使わない。将棋の様に、取った相手の駒を使うことは出来ない。
日本将棋よりも、雰囲気的にはチェスに似ているかもしれない。
それもそのはず、インドの盤ゲームを起源として、西洋に伝わったのが「チェス」で、中国に伝わったのが「象棋」だという説がある。
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大河民族ってなんだぁ?

中国は、漢民族が人口の94%を占め、残り16%が55の少数民族からなる。
朝鮮族やロシア族など、中国国外に多くの同胞がいる民族も、中国では少数民族に区分されている。

中国の履歴書には、「性別」や「生年月日」と並んで「民族」を書き込む欄がある。

日本人は何と書いたら良いのだろうか?

時々で話題に出てくるオレの家庭教師の大学生と話しているとき、
「でっつさんは、何民族ですか?」
「日本人は、民族なんて知らないよ」
「いいえ、私は習いました。多くの日本人は〔ダーファミンズゥ〕だと」
「〔ダーファミンズゥ〕? どんな字を書くの?」
「大河民族」
「大河民族? なんだそりゃ!」

大河ドラマなら知っているけど、大河民族なんて聞いたこともない。

この後、よくよく話を聞いてみたら、こんなオチがあった。
「河」は「ファ(he2)」と発音する。
「和」も「ファ(he2)」と発音する。全く同じだ。

彼女は、日本人の多くは「大和民族」だと習ったらしいのだが、同じ発音の「大河民族」と書いてしまったのだ。
〔ダーファミンズゥ〕という中国発音から「やまと民族」は連想できなかった。

自分の祖先のことなど全く分からないが「大和民族」かと言われればそうかもしれないと思う。

結婚車列専用リムジンは偽物ばかり

交通事情ネタが続くが、今週の月曜の新聞に面白い記事が載っていたので紹介する。

最近の中国の結婚式では、新郎新婦を豪華な車に乗せて先頭を走らせ、その後を親族が乗った車が車列を成して結婚式場に向かうパレードが行われる。【結婚式の車列】

結婚式の先頭車両として、ストレッチリムジンが良く使われる。ストレッチとは車体を引き伸ばすという意味だ。
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サンプルとしてはちょっと立派過ぎるが、イメージとしてはこんな車だ。

リンカーンとかキャデラックなんかが有名で、結婚式パレードのためのレンタル料が、2000元くらいだったのが、最近急に1000元まで値下がりしたという。

物価が上昇している中国でどうして値下がりしたのだろうか?

それは、偽物が出回って相場が下がったのだそうだ。

というのは、2台の車両を切ってつなげて、即席のストレッチリムジンを作ってしまうのが流行しているからだ。
勿論強度計算などしていないので、危険が潜んでいる。

ある経験者の話によると
「なるべく車軸の上に座って動かないように、特に中央部分に集まると危険だから」
と、乗車の注意を受けるそうだ。

5月21日の新聞(半島晨報)に、こんな記事が掲載された。
右上部の「大連新聞」とは、新聞社の名前ではなく、「大連ニュース」と言う意味だ。
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偽物「ビュイック」つなぎ合わせリムジンは危険がいっぱい
市交通警察隊は、結婚専用車の交通違法行為を取り締まり、2台をつなぎ合わせたリムジンを押収した。


新聞記事によると
=====
不法に改造された長尺車両が多数、結婚式専用として使われているが、各種の手続きを踏んでおらず、重大な安全問題が潜んでいる。
5月19日と20日の二日間、218名の警察官と80台の車両を出動して集中取締りを行い、不法に改造した「加長車」を21台摘発した。
19日に本紙記者は、ビュイックのマークを掲げる、ストレッチリムジンを目撃したが、ビュイックのリムジンは中国では販売されていないので、明らかに偽物だ。
現在、ロールスロイスなど僅かな車両を除いて、2台をつなぎ合わせた偽物ばかりで、中には廃車を使ったものもあり、故障が多く、運転しにくく、安全性に問題があり、ブレーキが故障することもある。

結婚式は、おめでたいことなので、親族に不必要な心配をさせないように、警察は現場路上での取り締まりは行わず、新郎新婦や親族を式場まで送り届けた後で尾行して、違反を摘発した。
不法改造車両に対して1000元の罰金と免許証減点6、不法改造の上偽の車名を取り付けた車は罰金2000元と免許証減点6。更に、廃車を改造して路上を走った運転手は200元以上2000元以下の罰金を課し、免許証を取り消し処分とした。押収した不法車両は強制的に廃車処分とした。

また、警察情報によると、現在結婚車列の車は、ナンバープレートの上に「百年好合」とか「永結同心」などの文字を掲げることが多いが、これは故意にナンバーを隠す違法行為であり、この二日間で45台の車両を摘発して、200元の罰金を課し、免許証減点6とした。

=====
まぁ、色々なことをやってくれる人たちだなぁ!
だけど、見たらすぐにバレることをどうしてやるんだろうか?
バレるどころか、すごく目立つ車で走って見せびらかしながら
「オレは違反をしているから、みんな見てくれ!」
と言わんばかりだ。
この感覚は、未だに分からない。

【解説】免許証の減点
中国の運転免許証には年間12点の持ち点があり、違反に応じて減点され、持ち点がなくなると免停となり、試験を受けなければならない。
赤信号無視が減点2であることと比較すると、6点減点は相当重い行政処分であると言える。


この集中取締りが行われた19日に、オレの友人が結婚式を挙げた。
日本人男性と中国人女性の国際結婚だ。
これから色々な苦労があるかと思うが、20代の若い二人なので、力を合わせて励ましあって難問をクリアして頂きたい。幸せな結婚生活を送れるように願っているし、しっかりした二人のことだから自ら幸せを築いて行くことだろう。
彼らは、大連に数台しかないと言われる「ロールスロイス」を使ったので、上の記事の偽リムジン事件とは関係ない。
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【勉強】

勘違い中国語シリーズ047【勉強】

中国語の「勉強」の文字は、通常は「無理強いする」意味で使われる。
そのほか、辞書には「いやいやながら」とか「なんとか間に合う」という意味が記載されているが、オレは使ったことがない。

日本語の「勉強」の意味なら、中国語では「学習」を使うべきだ。
「しっかり勉強しなさい」「好好学習!」かな。
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簡体字では「強」の一部が日本字とは異なるし、「習」の字は大胆に省略されている。


月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

運転手のつぶやき

中国の自動車は、日本の42倍も人を殺している。と書いたが、自動車事故の多さは、日常の生活でも実感している。

以前にも書いたが、オレは、日本で運転免許を取ってから30年間以上も運転しているが、交通事故現場を見たのは数えるほどしかない。交通事故現場といっても、衝突の瞬間という意味ではなく、事故処理の途中で事故車が路上にある状態を指している。

一昔の中国では、車は高価な貴重品だったので、一般人が運転する機会は殆どなかった。多くの運転手は、軍隊で訓練を受けて運転技術を学び、退役後にバスやタクシーの運転手になった。
だから、運転技術に長けて、ちょっと乱暴に見えても事故は少なかった。(車も少なかったと思うんだけど)

最近事故が多いのは、自家用車が増えて、運転者の質が低下したからだと主張するある運転手ののつぶやき:
1991年当時、自分が免許を取った頃は、自動車学校へ半年も通ったんだ。
なのに、今の連中は2ヶ月だよ。ちょっと前なんか1ヶ月でとったという話も聞いた。
2ヶ月でなにが覚えられるもんか。
自分たちの頃は、一通りの修理をやらされたもんだ。だから、どっか壊れたって、大概の応急修理は出来る。それに対して、今の運転手なんか、タイヤ交換だって出来るかどうか?

昔の指導員は厳しかった。
運転に失敗すると、「降りろ!」とまで言われたもんだ。
それが今じゃ「鼻薬かがされて判子押しちゃう指導員だっているって話だ」
自家用車を持っている連中は、ちょっとばかり金持ちだから運転免許だって、金で買ったようなヤツが多い。

路上教習の時間も短すぎるから、道路状況の把握が出来ないんだ。
狭い道路と、大通りでは走り方が違うんだけど分かってないから、事故が多い。


自家用車が増えたことによって、この運転手が言うように、運転者の技術レベルが低下している面があるのだろう。

急激に発達したモータリゼーション社会に、運転手も歩行者も、行政(警察)も対応できていないのだと思う。
交通取締りをしている交通警察官の目の前を、赤信号で横断している歩行者に何も言わないのは、なぜだ? 
歩行者は、交通ルールの仲間に入っていないのか。

【百姓】

勘違い中国語シリーズ046【百姓】

日本語で「百姓」というと、農民を指すのが普通だ。
しかも卑下して「水飲み百姓」とか「ドン百姓」などと言い、更には、農民でなくても田舎者を罵る言葉にも使われる。

しかし、中国で「百姓」と書けば、「一般市民」とか「庶民」の意味で、「農民」の意味はないし、馬鹿にしたニュアンスもない。


*)日本語の辞書で「百姓」を調べると、「一般の人民」の意味が記載されているが、現代ではこの意味で「百姓」が使われることは殆どないだろう。

月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

交通マナーの○と×

さぁ、交通のマナーに関して、次の文章は○か×か?

1、少しでもお酒を飲んだら、十分注意して運転しなければならない。

中国なら、多分「○」なんだろうな。
だって、例え僅かなアルコールだとしても、注意しなかったら危ないじゃないか。

日本では絶対に「×」だろうな!
じゃあ、日本では注意しなくても良いのか?
いやいや、そうじゃなくて、少しでもアルコールが入ったら運転をしちゃいけない。だから運転の注意をするとかしないとか、それ以前の問題だ。

じゃあ、次の問題はどうだ?

2、自動車の通行量が多い道路を横断するときには、安全のためにセンターラインで車の通過を待たなければならない。

これは、日本では「×」だ。
というより、通行量が多く、信号もない道路を渡らせるお母さんはいないだろうな。

ところが中国では「○」だ。
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目の前で、お母さんが男の子の手を引いて道路を横断している。
うまく写真に収めることは出来なかったが、この親子は、この後、センターラインで立ち止まり、車を2台通過させてから、向こう側に回った。
きっと、お母さんはこんなことを言ったと思う。
「車が多いときは途中で止まらないで、ちゃんとセンターラインで待つのよ」って。

ここから20メートルほど離れたところにちゃんと横断歩道があるのだが、一向に気にしない。
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だって、歩行者用信号があっても危ないのに、横断歩道だからといって、車が歩行者に道を譲るなんてことは有り得ないし、この横断歩道付近は交差点になっているので、却って危険度が増す。

だから、お母さんは、交差点じゃない道路を横断する方法を教えていたのだろう。

のどかな物売り

路上の物売りを見ていると、中国人は根気強いと思うことがある。

いつ売れるか分からないものを道端に並べて、日がな「ボォー」っとしている。
客が来ても来なくてもあまり気にしないで、かなり長い時間「ボォー」っとしているのだ。

写真のおばちゃんたちもその口だ。
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左側の前二輪式三輪車は、胡桃やひまわりの種など、ナッツ類を並べている。
右側のおばさんは、苺とさくらんぼを自転車の籠に入れている。
売る気があるんだか、ないんだか?

目の前を通行人が通り過ぎるが、声をかける人は殆どいない。

「今日は良い天気だねぇ!」
「そうだねぇ、子どもは学校にいったかい?」
「なにゆってんだべか、今日は休みだよぉ。」
「おやおや、そうだったかね。オラにゃ、曜日は関係ないからねぇ!」
なんて話をしていたのかどうかは知らないが、その間に、ナッツを眺めていた左のおばあさんは、買わないでどっかに行っちゃったよ。

なんか、のんびりと時が流れている感じがするよ。

【工作】

勘違い中国語シリーズ045【工作】

実は、オレは子供の頃「工作」が得意だった。
音楽はまるでダメ、絵もダメ、だけど手先が器用だったのか「工作」は好きだった。

中国語で「工作」というと、「仕事、職業、労働」を意味して、ゴンズォと発音して、極めて日常的に使う。
日本語の「図画工作」の意味はない。

「我明天工作」なら、軽い会話で「明日は仕事だよ」の意。     
労働契約書の中に「工作任務」という項目があり、なにやらスパイめいているが、単に「業務内容」程度の意味合い。


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【便宜】

勘違い中国語シリーズ044【便宜】

日本語で「便宜」といえば、「都合のよいこと」を示し、慣用句としては「便宜をはかる」という風に使うことが多い。

中国語で「便宜」といえば、普通は、「値段がやすい」ことをいい、買い物で値切るときの決まり文句にも使われる。

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左の簡体字は「ちょっとまけてよ!」の常套句。

「便宜」「安い」
「点」「少し」   「点儿」とアール化することも多い。
「吧」「してよ」

「便宜」を〔bian4yi2〕と発音すると、日本と同じで「都合が良い、便利である」という意味になる。


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