大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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ハルビン4(スターリン広場)

ハルビン市街地から北に歩いて行くと、市民の憩いの場所がある。

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ここが、スターリン(斯大林)通り。けやき(?)並木は自動車の通行が制限され、人々がゆっくり散歩を楽しむことが出来る。

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スターリン通りを歩いていくと、防洪記念塔があるスターリン広場にでる。松花江はたびたび氾濫して、ハルビンの人たちを苦しめていたが、1957年の大洪水の際に、市民や人民軍が一体となって土嚢を積むなどして洪水を防いだということを記念して建設された。
その後堤防が建設されて、ハルビン市内が洪水被害にあったことはないという。
だけど南側には堤防があるので市内には流れないが、完全に洪水が防げるわけではなく、あふれる水は、太陽島のある北の方に流れることになる。
ハルビン市では、北側の太陽島の西方5キロ付近にハルビン市政府(市役所)を建設した。市内は土地価格が上がったので、土地の安い北側にいわば新都心を築こうとしているのだが、北側には洪水の危険が残っている。

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スターリン広場から、川に降りていくと、凍った川の上が遊び場になっている。
犬ぞりが走っていたが、本格的なアラスカの犬ぞりと違って、子どもを乗せて一回りするだけだ。
後方に見えるのがスケート椅子とでも言うのだろうか。この他に凧揚げや、コマ回しなどいろんな遊びが混在していた。

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仕事がないと犬達は暇だ、氷の上で寝ているのだから大したものだ。

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隣に「大滑梯」という大きな滑り台があった。氷雪大世界にも滑り台があったのだが、50歳以上はお断りといわれて滑れなかったのでこちらで試してみた。
1回10元。

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ちゃんと座れるそりで、足を踏ん張って握り紐をつかむ。氷の上を滑走するとゴツゴツした感触とスピード感で結構怖い。うつぶせになって頭から突っ込んでいくスケルトン競技は、相当怖いだろうなと思った。

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ハルビン3(太陽島)

前回の記事の「冬季遊泳場」の対岸に太陽島という中州のような島がある。
全体が大きな公園になっていて、冬には「太陽島国際雪彫芸術博覧会」が開催されている。今年は第20回だ。入場料は120元(2000円近い)と高い。

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太陽島へ渡る歩道の上から川を見下ろすと、凍った川の上に大きな「福」の字が描かれていた。

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太陽島の作品は、氷雪大世界の氷と違って、素材は雪である。だけど、積雪がそれほど多くないので、人工降雪機で作った雪を固めて雪像を作ったそうだ。
太陽島入り口の向かい側に、月亮湾スキー場という、子供だましの小さながスキー場があるが、その辺の機械を借りたのだろうか?

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大きな雪像というと、札幌雪祭りと比較したくなるが、札幌の方は見たことがないので実感としては分からない。でも、テレビで見ている印象を思い起こしてみると、札幌に負けないくらい大きいと思う。

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これは、雪像の傾斜を利用した滑り台だ。手前に積んであるゴムボートで滑るらしいが、客が少なく滑っている人はいなかった。

写真には取らなかったが、各国の代表チームが3メートルくらいの雪像を作って並べて、競い合う会場があった。日本隊は、なまはげのような鬼の顔を作っていた。
訪れたのが、2月中旬だったので、直射日光が当たっている部分は大分溶けて一部は氷柱になっていた。
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ハルビン2(寒中水泳)

ここは、ハルビン郊外の松花江の川縁にある渡し舟の港である。労働組合とどういう関係なのか知らないが、看板には「ハルビン労働組合港」と書いてある。夏であれば対岸まで船で渡るところだが、今は川が全面的に凍っているので、対岸まで歩いて行くことが出来る。
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この付近は、ちょっとしたレジャーランドになっており、いくつかのイベントが行なわれる。
ここでの最大の見世物は、寒中水泳のデモンストレーションだ。
寒中水泳は、中国語で「冬泳」というのだが、下の地図では「冬季遊泳場」と表示されている。

冬の期間だけ、毎日午前10時と午後2時の2回、寒中水泳を行なう。
もう大分暖かくなったので。今年のショーは今日(2月16日)が最後で、明日から来シーズンまでお休みだと。
通常は50元くらいの参観料を取るのだが、この日は、今年最後の千秋楽ということで無料開放だった。ヤバかった!一日遅れたら見ることが出来なかった。

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氷結した松花江の一部を10×20メートルくらいに氷を切り取って、プールを作っている。毎日、水面の氷を除去して、きちんとメンテナンスをしないと、表面が凍ってしまい使い物にならなくなる。

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デモンストレーターのジイさんバアさんが登場して、愛嬌を振りまいている。寒中水泳の服装は、夏の水着と同じなのだが、唯一異なる点は、靴を履くことだ。靴を履いていないと、足が氷の表面に凍結して取れなくなってしまう。
周りに散らばっている氷は毎日毎日除去した水面の氷だ。氷の厚さを見ると一晩で5センチくらい凍っているようだ。

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マイナス気温の寒さの中、ひらひらのスカート飾りを除去して、飛び込み台から思いっきり良く飛び込む。
飛び込み台の上には布が敷いてあるのは、この布がないと飛び込みの反動で滑って転んでしまうからだ。

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次々と飛び込んで気持ち良さそうに泳いでいるのだが、やっぱり寒そうだ。
この人たちは、プロのショーマンではなく、健康志向の強いアマチュアだ。若い人は一人もいなくて、ジイさんとバアさんばっかりで、女性の半数は陽気なロシア人だった。国境の街という感じがする。

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寒さに強い蒙古馬に乗ったり、スノーモービルに乗ったりするアトラクションもある。
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後ろに見える建物のようなものは、夏場に活躍する船達だが、冬場はカチンカチンに固められて動かない。

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ハルビン1(氷雪大世界)

ハルビン観光に行って来た。
ハルビンは、大連から900キロメートル北上したところにある黒龍江省の省都だ。2001年の調査資料によると人口は935万人で、東北3省で最大の都市である。しかし、拡大した行政区画の数字とは別に、いわゆる市内の人口は350万人位で、実質的には瀋陽の方が大きい街らしい。因みに大連は行政区域の大連市の人口は600万人と言われるが、市内部分の人口は250万人程度だ。
冬には、マイナス40℃に達する(温暖化のため今年は-25℃程度だって)極寒の地で、1、2月の氷灯節が有名である。
大連に5年もいて、ハルビン氷祭りを見ていないのは、問題だとばかりに、意を決して行ってみることにした。時間がないので、土曜日の夕方の飛行機で飛び、日曜の夕方に帰って来るという強行軍だ。

2月2日、1回めのトライは、悪天候のため飛行機が飛ばず不成功!!
日を改めて、2回目は、予定より10分早く着いた。飛行時間は1時間20分ほど。
目標はただ一つ。「ハルビン氷雪大世界」だ。
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「第九届」とあるのは、「第9回」という意味だから、2000年からこのスタイルになったようだ。
ここが入場門で、ここだけ見て帰るならば、150元の入場料を払う必要がない。
(同じような構造物が並んでいるだけなので、ここで無料で帰るのが正解かもしれない)

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これは、松花江の氷を切り出して川縁に放置されていた氷のブロックだが、会場内の氷の建築物は、このブロックを積み重ねて作られている。接着剤は水だ。
気泡が少なく結構透明なので、内部に照明を点けると、輝いて見えるのでとてもきれいだ。これが、氷灯と呼ばれるゆえんだ。
昼間見ると、ただの白い建物なのだが、夜間にライトアップすると、まるで別物のように輝く。
おとぎの国のガラスの街とう風情だなぁ。

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 会場内でひときわ目立つのがこのタワーだ。高さは、どのくらいかなぁ?30メートルくらい?
塔の先端には、オリンピックの五輪マークが掲げられている。

札幌雪祭りの建造物は、自衛隊が活躍しているが、こちらハルビン氷祭りは軍隊の力は借りず、全て民間業者で作っているそうだ。

以下、色々な建物を並べるので、見てくれ。

暖冬とは言っても、マイナス20℃の環境は、顔が痛い。このピリピリ感が、余計にきれいに感じさせるのかもしれない。
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場所は、市中心部から松花江公路大橋を渡って西側の郊外に位置する。
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永久マッチ

例によって、道端商売(露店販売)で、永久マッチなるものを見かけたので、一つ買ってみた。2元だったか5元だったか、そんなもんだ。
スヌーピーやドラえもんがいたり、映画スターやモナリザ、世界の風景など沢山の柄がある中で、面白がって日本の悪口を書いたものを選んでみた。
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胡錦涛主席の写真を掲げ、なにやら日本の悪口を書いている。
文字が潰れていて良く分からないが、《みんなで日本をぶっ潰せ》のようなことが書いてある。
裏面には、日本の製品を買うな!
側面には、日本が謝らないなら中国から出て行け。
おそらく、2005年の半日運動が盛んな頃に作られたのだろう。
いまや、中国政府は、日中関係維持の方向に動いているので、こんな製品は作らないだろう。

それはともかく、真ん中の棒を捻って取り出して、側面で擦るとマッチのように火が着く。080202fire.jpg
これで、永久マッチというわけだ。
中には、ライターオイルが入っていて、側面が火打石になっているので、原理はオイルライターと同じことなのだ。
子どもの頃に日本でも見かけたような気がするが、もうないだろうな。

100円ライターが普及している中、実用的な価値は殆どないと思うが、ちょっと面白い。
因みに、オレはタバコを吸わないので、この撮影以後、このマッチを使うことはないだろう。

お前はオレのもの

本事典の読者の一人である、こうちゃんが、彼女と付き合い始めの頃に、
「お前はオレのもの」というつもりで、彼女をグッと抱き寄せて
『我的東西』
といったところ、彼女が突然怒り出して、収拾するのが大変だったとのエピソードを紹介してくれている。

今時の女性は「オレのもの」なんて言われても喜ばないと、カンカンさんがコメントしていたが、「オレのもの」というからには、「他の女性は目に入らない」ことが前提であろう。

さて、女性の主観はともかく、どうして、彼女が突然怒り出したかというと、中国語で「もの」は何ていうのと聴くと、99%の人は「東西」だと教えてくれるだろう。
そうと知ったこうちゃんは、中国語で愛を囁けばもっと親近感を持ってくれるに違いないとばかりに、
「オレのもの」 ⇒ 「オレの東西」 ⇒ 「我的東西
となったようだ。
ところが、中国語で「東西」というと物理的に存在する「物体」を意味することが多く、日本語の抽象的に所有権を表すというような用法がない。つまり、下卑な表現になるが
「お前はオレのおもちゃだ」と、あたかもダッチワイフ同然の物言いをしてしまったのだ。
(こうちゃん、失礼、汗;)

物理的に存在する物を厳密に示すならば、中国語でも「物品」とか「物体」とか「物件」などの表現もあるのだが、口語的には殆どの場合「東西」ですます。

逆に日本語の「もの」には、
 ・ものすごくたくさんの用法がある。
 ・目は口ほどにものを言う。
 ・年寄りの言うことは聞くものだ。
 ・ものにとり憑かれる。
 ・もののついでに教えてやる。
 ・どんな抵抗もものともしないで突き進む。
 ・バカなことをしたものだ。
 ・どうしても嫌だっだんだもの
 ・北方領土は日本のもの
 ・おばあちゃんはもの静かな人だった。

以上は、どれも物体であるものを示していないのだから、ここに中国語の「東西」を当てはめるとおかしなことになる。

中国語の「東西」を人に当てはめた用法もあるが、概して悪い用法である。
遼寧省営口市在住さんが紹介してくれた用法二つ
  (1) 那個小子,真他媽不是個東西
     あのクソガキ、本当にどうしようもねぇクズだ!
  (2) 没用的老東西
     役立たずの老いぼれめ!

その他に「壊東西」が「ろくでなし」とか、辞書に出ている。
「東西」が、なぜ物品を意味するようになったのかについては、以前の記事を参照して欲しい。

また、「物」に関して、サンディから、司馬遷の『史記』の中の一節を拝聴した。
    「物有不可忘、或有不可不忘」

これは、1959年の中国版センター試験に出題された文章で、古文として扱っている。つまりこの文章では「物」を「事情」とか「物事」とかの意味で使っているが、現代中国語では「物」一文字で、このような用法はない。

以下、中国版センター試験の紹介

四、用现代汉语把下面的文句翻译出来(本题6分):
   (下の文章を現代の中国語に書換なさい、配点は6点)
物有不可忘,或有不可不忘。
夫人有于公子,公子不可忘也;
公子有于人,愿公子忘之也。

模範解答は
事情有的不应该忘掉,也有的不应该不忘掉。
别人对公子有好处,公子是不应该忘掉的;
公子对别人有好处,希望公子忘掉它。

物事には忘れてはならないことがあるが、また忘れなければならないこともある
誰かが王子に恩恵を与えたなら、それを忘れてはならない
王子が誰かに恩恵を与えたなら、どうか忘れなさい

天洋毒餃子事件の整理

昨日の記事から分離独立しました。
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依然として混沌として、謎だらけの中国天洋食品毒ギョーザ事件だが、分析が進むことによって、少しずつ明らかになった部分がある。

・日本側の対応のまずさが被害を拡大した

  ・昨年10月以後、日本各地で異臭やべたつきなどで返品されたが、JT食品が十分な分析をしなかった
  ・身体異常で医師の診察を受けた患者が多数いたが、中毒を見抜けなかった
  ・問題の製品を保健所に持ち込んだ人もいたが、医師の証明がないからと門前払いにした
・農薬汚染ではなく故意か事故で混入したらしい

  ・農薬汚染や消毒による汚染なら、せいぜい数ppmだが、検出された農薬濃度は100ppm以上
  ・故意か過失かあるいは事故か分からないが、汚染というレベルではない
・日本で毒を入れたのではなく、中国を出るときにすでに混入していた

  ・使われた毒物が、日本では流通していない品質のものであり中国製だろう
  ・千葉と神戸の貨物が天津港を出てからは離れ離れになり同じ毒物と接する可能性がない
・天洋食品の梱包(袋詰め)工程が怪しい

  ・完全に密閉された袋の外部と内部と製品からも毒が検出された
  ・袋の内部、外部、製品に同時に接触するのは、袋詰め工程しかない
  ・常に監視され、数人のグループ作業であることから、単独犯の犯行は難しい
  ・当日は、国慶節の祝日だったので、監視体制が通常と違っていたのか
・中国警察では、怪しい作業員を数名拘束した(未確認情報として報道)

  ・嫌疑不十分のまま、犯人をでっち上げて、一件落着とされてしまうのか

餃子(ジャオズ)と餃子(ギョーザ)

ジャオズ(中国語による「餃子」の読み)とギョーザ(日本語による「餃子」の読み)は似て非なるものだ。
ジャオズは、中国においては特に生活に密着した食材で、各種の祝日では家族がそろってジャオズを食べるのが慣わしになっている。
中国人にとっては、特別な食べ物といっても良いくらいだ。
以下、中国餃子と日本餃子の違いをあげてみよう。

1、ジャオズは主食、ギョーザは副食
 中華料理をご馳走になると、最後に主食はいかがですか?と問われる。
ここで言う主食とは、米飯、餅類、チャーハン、麺類、餃子(ジャオズ)、饅頭などである。日本ではギョーザは、主食を食べるためのおかず、あるいはお酒のつまみ的な存在だが、中国のジャオズは、主食の仲間なのである。
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(写真は、日本のギョーザの例)

2、ジャオズは主食であるが故に、皮が厚い
 日本のギョーザは、皮が薄くて、パリッと焼き上げたところをガブリと噛み付いて内部から浸み出る汁と一緒に具をを味わうものだ。あくまでも餡(具)が主役で、皮は餡を包んでいる補助的な役目に他ならない。
 ジャオズは、逆に、皮を食わせるためのおかずとして餡(具)があるのだ。
 レストランで一般的なジャオズの注文の仕方は、1皿とか2皿という呼称ではなく、1斤(500グラム)とか半斤(250グラム)のように目方で頼むことが多いのも、主食ゆえんの習慣だろうか?

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(写真は中国の水餃子の例:日本のギョーザと違って、もこもこして、ボリュームがある)

3、ジャオズは水餃子が基本で、焼くのは余り物

 日本でギョーザといえば焼くのが当たり前で、水餃子は、特殊な専門店の料理である。
また、日本で水餃子と言うと、スープの中に餃子が泳いでいるワンタンのようなものを示すことがあるが、中国の水餃(シュイジャオ)には、汁はない。生餃子をお湯の中で数分間茹でてから取り出して、皿に盛り付ける。
 蒸餃子も同様で、蒸し器の中で数分間蒸してセイロのまま出すか、皿に盛り付ける。
 焼餃子は鍋貼(グオティエ)などと言い、極論を言えば、前の日の余り物があるから焼いて食べようか?という感じで、メインの食材とは認識されていない。
 ジャオズは水餃子が主体なのである。
 天洋食品の毒餃子事件については、中国ではあまり報道されていないが、報道では「水餃中毒事件」と報じているのが普通だ。

パンデミックは近いのか

禽急患の記事で書いたことだが、鳥インフルエンザがなぜ騒がれているか?
「人→人」への爆発的な世界感染、つまりパンデミックの発生を恐れているのだ。

「人→人」への感染が疑われる例として、大連領事館事務所では次のように発表している。
・ 2007年 12月に鳥インフルエンザの感染が確認された 24歳男性及びその父親(52歳)の2例の症例については、いずれもトリとの接触歴は確認されていない。
・とりあえずの判断として、今回の症例は、家庭内の密接な接触による感染であると考えられる。
・ヒトからヒトに感染する生物学的証拠はない。
・なお、このような家庭内における感染事例については、これまでインドネシア(2006年5月)、ベトナム(2005年1月他)、タイ(2004年9月)においても確認されています。

つまり、科学的には証明されていないが、「人→人」への感染が始まっていると考えるべきかもしれない。

専門家のシミュレーションによれば、感染地の外国から感染者(東京勤務のサラリーマン)が一人帰国したとすると、次のように感染者が増えるそうだ。
・潜伏期間の3日間くらいは自分でも気がつかない
・発病しても微熱でだるいくらいなので外出行動は続く
・7日目に新型インフル感染に気がついたときには、首都圏で1200万人が感染
・9日目には、札幌や沖縄まで感染者が広がる
・14日目には全国で32万人に達する

最終的には日本での死者が64万に及ぶという。

日本政府は、平成19年10月26日に「新型インフルエンザ対策に関する政府の対応について」という閣議決定により、パンデミックが確認されれば、総理大臣を本部長とする対策本部を設置することを決めた。
また、 鳥インフルエンザ(H5N1型)からの変異が懸念される新型インフルエンザについて、対策を検討する与党プロジェクトチーム(PT、川崎二郎座長)が2008年1月29日、初会合を開いた。「国内で発生すれば、国家の危機管理の問題となる」と位置づけてワクチンの製造体制を検証。流行初期での自衛隊派遣を含めた封じ込め対策も検討するという。

政府の対策としては、治療薬としてタミフルを2800万人分、リレンザを60万人分を備蓄し、更に増やす。
また、ワクチンは感染が発生してからそのウィルスを基にして作成するものだが、現在はまだ作れない。そこで「鳥→人」感染したウイルスによるプレパンデミックワクチンを1000万人分用意し、最終的に2000万人まで増やす予定だ。 プレパンデミックワクチンは、一定の効果は期待出来るが、どの程度効くのか分からない。

2003年のSARS騒ぎのように、もし、日本以外のアジア諸国で感染が拡大したら、中国住材勤務者がばい菌扱いにされるのが目に見えるようだ。

この写真は以前の記事で使ったものだが、このくらい元気な鳥なら鳥インフルエンザなんかに負けないかもしれない(ウソ)

いつもおっとり刀の反応をする、日本政府が本気になっているということは、案外パンデミック予測は近いのかもしれないよ!!

街頭調理

今、日本では、毒餃子の話題でもちきりだ。
河北省の天洋食品は、地元では有名な優良企業で、工程管理や従業員教育もしっかりしており、通常は製品に農薬など入るはずがない。しかも、毒が入っていたのは、10月1日と20日の2日間に限られている。さらに、消毒による付着では考えられないほどの高濃度であることから、通常の工程での汚染とは言えない。
となると、何者かが故意に毒を入れた事件性も否定できないということだが、だとすれば、天洋食品にとっても、中国にとってもはなはだ迷惑な話だが、今後どう展開していくのか?

事件性があるとすれば、農薬散布野菜とは違った性質のもので、警戒の仕方も変わるはずなのだが、日本の過剰反応には困ったもんだ。
天洋食品の製品を警戒して回収するのは理解できるが、次のような反応は如何なものか?
まったく論理的ではない。
 ・中国製食品は何でも心配だから、輸入禁止にしろ
 ・例え日本製でも冷凍食品は控えよう、明日からの弁当のおかずはどうしよう。
 ・中華料理は危険だから食べない方が良い
現実に、横浜中華街の売上が低下しているそうだし、街の中華料理店でも客足が遠のいてるとか、なんとも奇怪な反応だ。

大連の街角では、目の前で作ってみせる街頭調理食品がたくさんある。
例えば、こんな具合だ。写真で分かると思うが、全て屋外(道端)での作業だ。
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目の前で伸ばして、包んで、焼いて、全部の工程を目の前でやって見せるので、農薬なんかが入る可能性は少ないが、安心か?といわれるとどうなのか?

何しろ、屋外での作業だし、少なくとも、水道がないのだから、流水で手を洗うことは出来ない。

でも、最後に焼いて殺菌するんだから問題ないか。
このくらい大らかじゃないと中国では生きていけない。
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