大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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著作権、著作物の価値

先週の記事で、見逃したテレビドラマや映画でも、中国のネット上で無料で見ることができると書いたところ、KMさんから、テレビドラマや映画を、タイトル毎にまとめて中国や韓国のサイトにリンクを張っているところを紹介された。 いかがなモノかと思いつつも、誘惑に負けて、気になっていた映画「ミッドナイトイーグル」を韓国系のpandoraで見て、すっかりのめり込みラストシーンでは涙ボロボロで大泣きしてしまった。パソコン画面なので、多少粗いのを我慢すれば、十分にストーリーを楽しめた。もとより、音声は情報量が小さいので、ネット経由でも十分な音質が期待できる。

韓国の状況は知らないが、中国では、著作物に対する評価が著しく低い。 別に外国の作品だけを安く評価して海賊版が出ているわけではなく、むしろ自国の作品は海賊版が出るよりも早く、自ら公開してしまうのだ。

具体例を示そう。
大連新聞網から、当日の大連日報の全紙面がpdfで無料提供されている。
dalianribao081026.jpg

例えば、本日(2008年10月26日)の表紙の一部を示せば、こんな具合に。
煙台市の党政治視察団が大連を訪れ、両市の幹部が話し合ったことが報じられている。
無論、表紙だけではなく、全ページが写真付きでダウンロードできる。
日本なら、会員契約もしていない一般人に、当日の新聞の紙面をそのままダウンロードさせるところはないと思う。

10月26日、日曜日、販売価格は0.7元とあるから、日本円に換算しておよそ10円だ。
何と安いことか!!
日本の新聞は、月極めで約4000円なので、一部130円となり、中国の10倍以上となる。駅売店のばら売りでは更に高い。

新聞に著作権があるかどうかは微妙なところではあるが、中国での著作物、創造物の価値はほぼゼロに等しく、こうした情報物の価値は、紙代、印刷代など単純に材料代と評価されることが常識だ。

先進世界との差を埋めるためには、自国、国内の著作物の地位を高めないことには、いつまでも相互の見識の差が埋まらないし、海賊版問題は解決しない。
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テレビドラマを見逃したら

著作権を無視した話なのでここで書くのはどうかと思ったのだが、実態は実態として書いてしまおう。
日本で、人気のテレビドラマを見逃したら。

一月くらい前になるが、テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル「氷の華」と銘打った、米倉涼子主演のテレビドラマが2夜連続で放映された。 オレは、何かの用事があって、これを放映時間に直接見ることができなかった。 予め分かっていれば、録画するなどの手法もあるが、何もしていなかった。
この物語は、幼稚園の先生や幼児教育に身を尽くし、60歳を迎えるに当たって初めて小説を書いたという天野節子さんの小説第一作のドラマ化なのだ。
最初は、自費出版という形で世に出し、出版関係者の目にとまり、正式に出版されその後文庫本まで出されたという話題の本だった。原作の小説を読んだら面白かったので、ぜひドラマも見たいと思っていた。

だけど、これをもう一度見たいと思っても、なかなか自由にはならない。
再放送を待つか、DVD販売を待つか。 いずれ再放送はあると思うが、2夜連続ドラマ程度ではDVD販売は期待が持てない。

で、どうしたかというと、中国のネット探索だ。
「氷の華」では見つからないが「氷之華」とすれば「百度」でぞろぞろ出てくる。

画質が落ちるのは仕方がないが、パソコンの画面でストーリーを追うにはあまり問題ない。著作権の問題があって日本では容認されることではないが、ちょっとミスったときに救われる。
中国でいつまで続くのだろうか?

日本のサイトで「氷の華」で検索しても、映像は見つけられない。

中国人は面倒には関わらない

一人の男が頭から血を流して倒れていた。
どうしたんだろう? 
野次馬が集まってきて、十重二十重に取り囲むが、誰も声をかけたり手を差し伸べようともしない。
生きているのかな? 死んじゃったんじゃないの?
小声でささやきあっているが、誰も手を出そうとしない。

日本だったら、誰かが駆け寄って、
おい、どうしたんだ、大丈夫か?誰か救急車呼んでください。警察には連絡したか。
などと援助、救助の動きをすることだろう。
こういうことが当たり前だと思っているので、中国人の行動パターンが不思議だと思う。

そこで、中国人の言い分を聞いてみると
・倒れた人がお金を持っていなかったら、自分が治療費を支払わなければならない
・当人から、こいつにやられたと証言されたら、犯罪者にされてしまう
中国では、通常面倒なことには関わらないのが普通なのに、関わったと言うことは何か裏があるのだろうと勘ぐられるというのだ。

オレは、こういう場面に直面したことはないが、妙に納得できる逸話である。
出展は花澤聖子著「中国人と気分よくつきあう方法」(講談社+α文庫)。

この本には、このような面白いエピソードがたくさん載っているんで、今後少しずつ紹介していこう。


先週は、「チャイナバブルの崩壊が始まった」など偉そうに書いたが、この一週間で日本の経済もがたがたになった。株価の急落は悲惨さを超えて笑いが出てしまう。
サラリーマン生活の中で蓄えたわずかな資金だが、リスク分散と言う意味で、格好よく言えばポートフォリオってやつだが、蓄えの一部を株にしておいた。この株が大暴落だ。一時期と比べると、四分の一どころか五分の一以下にまで減ってしまった。株は自己責任だから誰にも文句を言える筋合いではないのだが、5円10円の配当金をもらっても何の役にも立たない、誰か何とかしてくれ!!
視点を変えれば、この一週間の株の暴落ぶりは非常識だ。中には、「解散価値」を下回っているものさえある始末だ。「解散価値」とは、その会社をたたんですべての土地や資産を売っぱらって金に変え、持ち株数に応じて配分した金額のことで、「一株純資産」のことをいう。つまり、現物の資産価値よりも株価の方が安いと言う状態なのだ。
ここで、ずばり宣言しよう。
先週買い叩かれたこれらの可哀想な株を明日(2008年10月14日)の寄付き(始値)で買いなさい。半値戻しとまではいわないが、30%戻しは確実だろう。たとえば450円から300円に下がった株なら、値下げ幅150円の三分の一、つまり50円だな、350円までは一週間以内に戻す。今週は立会いが4日しかないから、わずか4日で30万円が35万円になる訳だ。具体的な銘柄名を書くと責任を取らされるので書かないが、各自研究してみたら。
もう一度言っとくけど、株は自己責任で!!

チャイナバブル崩壊が始まった

バブル崩壊が心配だと書いた先週の記事に対して、kainekoさんから
「でっつ さん、バブルなんか完全に終わってますよ。市内西崗区・中山区のマンションでも、絶頂期の一昨年の7掛けがいいとこですかね。まだまだ転げます、入居率完売率共にスカスカです。地上げのみで、手付かずの場所もチラホラありますしね。1992年当時の都内を見ているみたいです・・・」
と言うコメントを頂いた。
そんな折、msn産経ニュースで「崩れた中国庶民の不動産財テク 利息や元金返済なく相次ぐ暴動」と言う記事が配信された。
報道によれば、「中国各地で、不動産会社が高利回りをうたい資金を違法に集めたが、利息の支払いや元金の返済ができなくなり、出資した住民が集団で陳情したり、暴動を起こしたりするケースが相次いでいる」と。
 「月7%の利息。出資1万元(1元約15円)で月に700元、10万元なら月7000元の収入。仕事をせずに家にいるだけでよかったのに」
こんなうまい話が長続きするはずがないよね。
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