大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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濫竽充数

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員数を揃えるために不良品を混ぜてごまかすこと。

戦国時代のこと。斉の国の宣王は竽の演奏を聴くのが好きで、特に合奏を好んだ。
宣王は、300人の竽の楽隊を雇っていた。この中に南郭先生という男がいたが、彼は竽を吹けないのに、吹くマネをして給料をもらっていた。
その後宣王がなくなり、息子が新しい王になった。新しい国王も竽の演奏を聴くのが好きだったが、独奏を好んだ。彼は、300人の楽師に一人ひとり演奏させた。南郭先生は、ごまかしがきかなくなったことを知り、こっそり逃げ出した。
その後、本当の才能や知識のないものが、数を揃えるために混じることを比喩する言葉になった。
また、時には自らの謙遜を表すこともある。

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中国報道規制の方向

中国在住期間に、中国の報道規制を目の当たりにしてきた。共産党一党独裁で小数民族問題を抱えながら、国家として制圧するためには、このような強制力が不可欠なのだろう。もし、完全自由化したらチベット問題、台湾問題、西ウイグル問題、更には、モンゴルやら朝鮮族やら多数の独立問題が露呈し、ソ連から多数の小国家が独立したように、独立運動が燃え上がることだろう。ひょっとしたら、上海独立運動なんて騒ぎになるかもしれない。

さて、真っ黒くろ助の記事に書いたように、NHKのテレビ画面が真っ黒になったことが3度あった。
1、台湾独立運動のデモ
2、チベット騒動
3、北京オリンピックの聖火採火式(チベット騒動に絡む妨害があった)
この他に
seesaa、exciteブログがつながらない。
一時期googleがつながらなくなくなり、とても不便だった。
今は回復したらしいが、wikibediaが見えなかった。
そのほかにネットがつながらないのは多数。

北京オリンピックの前には、IOC(国際オリンピック委員会)の要求を受け入れて、VOA(ボイスオブアメリカ)、HRW(国際人権団体)のサイトがアクセス可能になったが、オリンピックが終わったらチベット問題などにアクセスできなくなったと言うから、その場しのぎの処置だったのか。

2008年11月19日の朝日新聞の記事こんな報道があった。
「中国 報道規制逆戻り」〔五輪前の緩和傾向から一転〕〈今度は経済分野〉
リーマン・ブラザーズが経営破綻した際、中国共産党宣伝部の担当者は、金融危機の影響や景気減速を強調する記事を出さないようにとの通達を伝えたそうだ。
これまでの報道規制は、政治問題が中心だったが、経済問題はいくら隠しても数字がすべてとして現れるのであまり規制の意味がないのではないか、としている。

一方、翌日11月20日には、イギリス発ロイター通信として次のような記事が公開された。
「中国がマイナス報道規制を緩和、ネット情報の速さ受け―英メディア」
=====
英BBC放送の中国語版ウェブサイトは、中国共産党中央宣伝部が国内メディアに対し、重大事件の報道について「事前の許可は必要ない。記者がリアルタイムで取材、報道して良い」とする新たな指示を出したと伝えた。

ロイター通信の記事が引用された。記事によると、中央宣伝部の匿名関係者は「政府がマイナス報道に対する規制を緩めたのは事実。今度は“情報発信”という手段で情報統制を敷こうと考えているようだ」と述べ、別の党幹部は「インターネットにおける情報伝播は非常に速い。全ての情報を規制するのは不可能だ」と語った。

また、英「タイムズ」紙は19日、関係筋の話として、「報道の開放」命令は中国共産党中央政治局の李長春(リー・チャンチュン)常務委員から直接出されたと報じた。だが、その目的については「あくまでも情報統制の維持」と指摘。政府による情報発信によって国民の知りたい欲求を満足させ、事件の度に噂や憶測が飛び交う現状をなくすことが出来ると見ているとし、「決して中国メディアの自由化を意味するものではない」と強調した。
=====


決して中国メディアの自由化を意味するものではない
どう解釈したらよいのだろうか? 訳の分からない言葉だ。
冒頭に書いたように、中国メディアの完全自由化は、国家の崩壊を意味するので、政府幹部としては自由開放と規制のバランスに苦慮する日々が続くことだろう。

突然のアクセス数アップ

この大連雑学事典のアクセス数は、毎日300~500件、平均するとおよそ400件くらいだ。
ところが、11月10日に2500件を超えるアクセスが集中した。前日9日の記事は、「治療費が戻ってきた」と題したもので、それほどの人気になるものではない。

どんなキーワードでこのページに飛んで来たかを調べてみると、「メラミン 牛乳」「辛ラーメン」と「半熟ゆで卵」が上位であるが、千件を超えるような数ではない。

どこのページから飛んで来たかを調べてみたら、Yahooニュースの写真ピックアップのページから2000件以上が飛んできていることが分かった。時間は、10日の10時~15時の間に集中している。
写真ピックアップのページは、日々情報が更新されているので、今となっては11月10日の10時ごろに何があったのかは分からないが、巨大ポータルサイトの影響力の大きさを感じたものだ。

この写真ピックアップを眺めていたら、11日の写真でこんなのがあった。
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「大連のホテルで20万本のバラの花が道路を埋めつくす」
加藤登紀子が歌っていた曲に「100万本のバラ」という歌があったが、それを本当にやってしまったところが中国らしい。大連でバラの花は、3元くらいなので、20万本で60万元、つまり1000万円くらいのお金をかけたことになる。ホテルの開業式典費用としては馬鹿騒ぎのような気もするが、中国人的にはアリなんだろうな。
ところで、このホテルの名前をネットで探してみたが、某ホテルとしか書いてなくて分からなかった。
大連住在の方、どこか分かりますか?

治療費が戻ってきた

やっぱり治療は日本語で受けたいの記事の中で書いたことだ。

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中国で治療を受けても、日本の健康保険が利くそうだ。
一旦全額を払うのだけれども、領収証と医者の証明書を添えて、2年以内に日本の社会保険事務所に申請すると、健康保険本人の場合、7割が戻ってくるのだ。
今回は、初日が400元程度、昨日は300元程度だった。あと1,2回続くので、1000元くらいになるだろう。日本円と交換できる金券を集めているみたいで楽しみだ。日本に帰ったら、1万以上もらえそうだ。
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大連で治療を受けた際の「領収書」と「治療経過」を会社の健康保険組合に提出したところ、2ヵ月後に1万数千円が給料に振込まれていた。人民元の領収書がいつのレートで日本円に換算されたのか分からないが、ほぼ予想通りの金額だった。

本当に治療費が戻ってくるのか半信半疑だったが、ちゃんと戻ってきたことを報告しておこう。

副市長や副局長の呼び方

以前紹介した本「中国人と気分よくつきあう方法」〔花澤聖子著(講談社+α文庫)〕からの引用:
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中国の行政機関のある局の方々と、初めての歓迎パーティで会ったときのことだ。
「こちらが王局長で、こちらが李局長……」と紹介されてびっくりしたことを覚えている。
というのは、一つの局の人たちなのに、局長が何人もいるのはどうみてもおかしい。内心どうなっているのだろうと思いながら渡された名刺をよく見ると、やはり名刺では局長は一人で、局長と紹介されたほかの人たちは実際は副局長だった。
また、紹介するときのみならず、呼ぶときも「副」の字をつけずに呼ぶ。もちろん、その場に本当の局長や社長がいてもである。日本では縦の序列を重んじる、いわば「タテ」社会の国である。
役職による上下関係は呼称においても厳密で、もし副局長を局長と呼んだり、副社長を社長と呼んだりしたら、頭が変なのかと思われてしまうし、実際そんな呼び方をする人は一人もいない。
中国ではどうして「副」を省いて呼ぶのか友人の中国人に聞いてみると、いたってケロッとした顔で、
「副局長と言われるより局長といわれるほうが、誰だって気分いいでしょう」
と言うのだ。呼ばれるその人の気持ちをおもんぱかるということは、まさに中国的気遣いであり、日本人が副社長を社長と呼ばないのが当たり前なのと同様に、中国人にとっては「副」の字をとって呼ぶのが自然なことなのだ。
=====


この文章を読んで、オレもまったく同じ経験をしていたことを思い出した。
ある市の施設を見学に行き、目的の見学が終わり、アレンジしてくれた女性副市長が食事会を開いてくれたときのことである。食事に先立って挨拶を求められたので
「黄副市長のご尽力のおかげで有意義な見学ができました……」
というような型通りの挨拶のあと、通訳が中国語に訳してくれた。
「黄市長のご尽力のおかげで……」と訳していたのである。オレの拙い中国語でもそのくらいのことは分かる。
「オレはちゃんと黄副市長と言ったのに、あんたは黄市長と間違えた、もらった名刺を良く見てみろ」
「総経理、中国ではこういうときは市長と言うものなのです、わざわざ副を付けるほうが失礼です」というのだ。
なるほど、そういものかと、そのあとは、オレが直接呼びかけるにも、「黄副市長」ではなく「黄市長」に変えたのだが、先方は「いえ、私は市長ではなく、副市長です」などと弁解はせず、当然のように普通に返事をする。
日本でも、局長か副局長か良く分からないときには、上の役職で呼びかけることはあるかもしれない、下にみたてたら失礼だと思うからだが、呼びかけられたほうは「いや、私は副局長です」と訂正することだろう。
欧米諸外国の事情は知らないが、お隣の国と日本とは違うのだ。

あれ、だけど「副総経理」は「副総」と呼んでいたような気がするな。
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