大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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インフルエンザ フェーズ5

フェーズ4にランク上げしてから2日も経たずに、フェーズ5になった。
40年前の香港インフルエンザの時代と比べると、航空機網の発達が著しく、人々の往来も激しいので感染の速さは、比較にならないかもしれない。
また、逆に情報伝達も早くなっているので、防御体制が取りやすいという利点もある。
エールフランスでは、週10便のメキシコ便が飛んでいるが、客室乗務員の搭乗拒否が相次いでいるそうだ。

鳥インフルのH5N1型は強い毒性を示し致死率が高いがことが恐れられていた。
SARSのときもそうだったが、一たび感染すると直ちに死の恐怖との戦いになった。
これに対して、今回のブタインフルは、A型のH1N1型で毎年流行するインフルエンザの類なので、多少は免疫があるかもしれないし、毒性はあまり強くない。だから、たとえ感染しても健康な人なら死に至る可能性はそれほど高くないと予想されるので、過剰に怯える必要はない。39度を超える熱が出るが、体力が持てば数日で快復するはずだ。
問題なのは、老人や子供、手術直後の病み上がり、さらにはエイズなどの免疫症候群に感染している体力的な弱者の場合だ。高い発熱に身体が耐えられなければ最悪の結末を迎えることになるかもしれない。
やはり大切なのは、感染を広めないことだ。

鳥インフルで警戒網を築いていたけれども、ブタから来ても対処は同じこと。

うがいと手洗いの励行。
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パンデミック フェーズ4

メキシコ発生によるブタインフルエンザの感染状況について、WHOはパンデミック(感染爆発)の警戒レベルをフェーズ3からフェーズ4に引き上げることを決定した。

パンデミックは近いのか
禽流感
以前にパンデミックについて調べたことをまとめているので、関心があれば読んでくれ。
このくらいの知識を整理しておけば、パンデミックの常識としては十分だろう。

気をつけようといっても、日常的にできることは、うがいと手洗いの励行だが、ブタという特性を考慮すると、
 ・豚肉は70℃以上に過熱してから食べる。
 ・生肉に触れた調理器具(包丁、まな板など)はよく洗う。

余談だが、ブタインフルエンザのことを、ふざけてトンフルエンザというそうだ。(2chネタ)

屁理屈から入る中国語学習講座(2)発音よりも四声だ

中国語の難問の一つ、簡体字の謎を解き明かしたら、次は中国語の発声だ。

極端な表現かもしれないが、日本人が中国語を読むに当たって気をつけなければならないのは発音よりも四声の方が重要だ。通じる通じないと言うよりも、違和感を感じると言うほうが適切かもしれない。発音のzuとzhuを間違えてもあまり違和感がないが、声調を間違えると「えっ! なに!」と思われてしまう。

声調(四声)は日本語にはない概念なので、最初にしっかりと意義を理解しておかないと、後からでは身に着かないから。

最も大事なのは、声調(四声)だ。

声調は、中国人にとって発音以上に重要な単語の識別判断材料になっていると思う。オレの経験では、発音が多少間違っていても、声調が正しければ理解してくれる、逆に発音が正しくても声調を間違えていると通じないことが多い。
こんなことを書いても、まさかそんな馬鹿な、と思う人が多いことだろう。
例を挙げてみよう

東京(dong1jing1)、北京(bei3jing1)、南京(nan2jing1) という似たような都市名がある。
「私は、◇京に行ったことがある」のような、文脈の中で都市名が入るところで、発音が不明瞭でも、音の高さが
_  ̄と聞こえたら「北京」だし、

/  ̄と聞こえたら「南京」だし、

 ̄  ̄と一本調子に聞こえたら「東京」のことだと理解する。
逆に、正しく(dongjing)と発音しても、声調を間違えて(dong3jing4)などと言ってしまったら、理解されないことだろう。

電車(dian4che1)のような単純な単語でもは、「電」の叩きつけるような4声をしかっり強く言わないと、伝わらない。
そういうもんだと思って、割り切って覚えるしかない。

声調は、アクセントとも違って日本語にはない概念だが、関西弁に似たような言葉の高低がある。
「なでお前はそうなんや」
と言うとき、関西弁では、「なで」の「」は、極めて低音になるはずだ。 「ん」を低音で言わないと関西弁としてはとても奇妙で通じないかもしれない。
逆に「おとうちゃん」の「とう」は、低音の「お」から急激に高音に立ち上がって、軽く「ちゃん」で終わる。 音の高さのイメージを書けばこんな具合だ。 _/ ̄-

中国語の声調は、これよりももっと厳格に「言葉の識別」に使われているから、日本人だから分からないなどと開き直らずに、慣れるしかない。 

ひとつの解決法を伝授する。
声調は言葉と思わず、音楽だと思えばよい。
言葉を、ド・ミ・ソに割り振る。
自転車は中国語で自行車(zi4xing2che1)と言うが、この声調は、日本語では信じられな不思議なメロディになる。zi4を(ソミ)、xing2を(ドミ)、che1を(ソー)に割り当てて、♪ソミドミソーのメロディに乗せて発音するとそれらしく聞こえる。
先の都市名に当てはめてみれば、東京は♪ソーソー、北京は♪ドーソー、南京は♪ドミソーの音階に乗せて発音するとよい。

文章で音階を説明することの限界を感じるが、ここまでまじめに読んでくれた方なら、きっと80%ほどは理解してくれたことだろう。

中国人の友人からのアドバイスによると、声調が分からないときに適当に言われるよりも、一本調子の棒読み、つまり1声で発音してくれたほうが、中国人にとっては変な予備知識が入らず判断し易いということだった。

最後に、声調にかかわる知識を一つ紹介しておこう。
ふ、ち、つ、く、きの記事は、サンディさんから教えてもらって、自分なりに調査を加えてまとめたものだが、声調が分からなくなったときのヒントになることだろう。

屁理屈から入る中国語学習講座(1)簡体字の謎を解く

中国語を学ぼうとして、いろいろ検索しているうちに、このブログにたどり着いた人もいることだろう。
これから中国語を学ぼうとしている人たちに、日本人に向けた、オレなりの学習方法を数回に分けて示しすことにする。
この程度のことを書いた指南書が、ネット上で数万円で販売されており、オレにもう少し欲があり、気持ちの割り切りができたら、ネットビジネスで少なくとも300万円くらいは稼ぐことができたと思うが、そんな気もないので無償で公開する。
(ネットビジネスって、うまいこと書くんだわ。
『誰も気がつかなかった中国語学習の盲点をつく、驚くべき学習効果。日本人の基本特性を生かした、はじめての学習方法を特別に公開。初回50名様に限り特別優遇価格で提供、公開初日に23名が応募、残りわずかだがまだ間に合う』
なんてね。送られてくるのは、オレが書いたほうがまだマシだと思うようなものだったりする)

そんなネット・ビジネスとは関係なく、大連雑学事典お勧めのは、プログラムとは

1、簡体字の謎を解く。
2、発音よりも四声だ。
3、カタカナで書くな。
4、語順こそ全て。
5、理屈抜きで徹底的に真似ろ。
6、成語の数を増やせ。
7、中国語には時制がない。
8、実践学習教材紹介


 中国語を学ぶに当たって、子どもが自然に話せるようになるのと同じように、テキストなど使わず、現地語の環境に放り出すのが一番だという考え方がある。また、それを実践している教室もある。もう潰れてしまったが、NOVAの考え方がそうだった。自然に耳から入ってくる言葉に慣れていくのだと。

しかし、これはまだ知識のない子どもにとって良い方法かもしれないが、いろいろな経験を積んでたくさんの知識を持っている大人に当てはめたら、せっかくの知識を無駄にしてもったいないと思う。実際、オレが中国語を学んで感じたことだが、簡体字の構造や歴史の謎が解けたときに、中国語を身近に感じたものだ。
中国語を学習するに当たって、日本人にとっては中国と共通の漢字があることが、欧米人に対して極めて有利であることは論を待たない。しかし、同じ漢字だからと高をくくっているとひどい目にあうので、最初に簡体字の成り立ちや癖をよく理解しておくと後々の学習に大いに役に立つ。また、簡体字が読めるようになると、日本人にとっては読解は、30%くらいはできたも同然だ。
この素晴らしい能力(隠れた力)を無視して、欧米人相手と同じ学習方法を押し付けるのは、あまりにも芸のない行為だと思っている。

中国語を学び始めた日本人が口を揃えて言うのは、あの記号のような簡体字に馴染めないということだ。だけど、どういうわけでこんな記号になっているのかを学べば、それほど苦労することなく、簡体字を身近に感じることができるのだ。

手前味噌で恐縮だが、簡体字にこんな風に着目して分類整理した書物をあまり見たことがない。そういう意味で、無償でこの講座(?)に接することができたあなたは、超ラッキーな人ですよ。

「簡体字解体新書」と題したシリーズのレビューになるが、読む順序はどうでもいいが、はじめての人なら、こんな順序で見ていったら馴染みやすいのではないかと思う。

1、簡体字解体新書2(字形を残す)
2、簡体字解体新書3(偏旁を残す)
3、簡体字解体新書4(草書体の応用-1)
4、簡体字解体新書5(草書体の応用-2)
5、簡体字解体新書6(簡略化された編旁)
6、簡体字解体新書7(字形を残して整形)
7、簡体字解体新書1(日本語は簡体字だった)
8、簡体字解体新書8(1画減らす工夫)
9、簡体字解体新書9(日本でも採用したい部品)
10、簡体字解体新書0(漢字簡略化の歴史)

おまけ、読めるけどなんかちょっと違うぞ!

ここまで、まじめに読んでくれたら、簡体字に対する基礎知識は十分だ。
あとは、個別に数を増やしていけばよい。

正当な報酬

労働をした場合、その対価を求めることは、正当な報酬として当たり前のことだ。
が、
こんなことはどうなのだろうか?

国慶節とか春節など国の休日はタクシーが少ない。やっと見つけたタクシーに乗ると、間違いなく割増料金を請求される。2-3割アップとか、50元上乗せとか、割増のやり方はいろいろだが、とにかく平常より高い。
運転手の言い分はこうだ。
「本来、今日は休みだから、自分だって家で家族と一緒に過ごしたいんだ。そこを無理して仕事に出ているのだからいつもよりも多くの報酬を求めるのは当たり前だ」
タクシー料金で言えば、雪の日とか、深夜特に遅くなると、深夜料金の他にチップ(割増料金)を求められる。理屈は同じで、こんな日は働きたくないのに無理して出ているのだから割り増しは当たり前だという。
休日の割り増し料金とかの制度が決まっているわけではない。
理屈は分かるが、制度化されていない料金を請求されるのは、どうも納得いかない。
それも、乗る前に言ってくれれば腹積もりもできるが、降りる段になって突然言われるので、余計に困惑する。

中国での苦労話を面白おかしく書いた本「てなもんや商社」(文藝春秋1996、文春文庫1999)の中に、こんな事例があった。
駅で無料で配布している「路線時刻表」をたくさん持ち帰った社員が、会社の中で配っているのだと。それだけなら珍しいことじゃないが、何と代償としてお金を取っていたの言うのだ。
「自分が労力をかけて集めて持ってきたのだから、その報酬を請求するのは当たり前だ」

自分の主張は、ダメ元で取り敢えず言ってみる。
結局、販売価格(無償か有償かを含めて)の決定権は売り手側にあると言う理屈のようだ。相手側の事情は取り敢えず置いといて、自分の主張をする。
そういうことなのだろうが、その前に倫理観みたいな感覚が、ちょっと違っているのではないか。

旅順開放(2)

先週、サンディさんから頂いた情報をそのまま書いたが、旅順開放となれば、大きな方針転換なのでどこかに記事があるだろうと、裏をとるために新聞情報やネット情報を検索してみた。
3月22日の大連日報にこんな記事が掲載されていた。
ryojun.jpg

訳文は下に掲載するが、この記事を読む限り、旅順経済開発区を外資に対して経済開放するということで、観光客の立ち入り制限を解除するようなことには触れていない。

そこで再びサンディさんにお伺いして、そのときの様子を確認したところ、公式な発表はしないが、徐々に立ち入り制限を解除していく、この説明会はその前触れだという話があったそうなので、付け加えておく。

新聞記事の翻訳
=====
旅順口区状況説明会に日本ビジネスマン百余人集まる
[2009年3月22日大連日報]
 本紙調べ(記者 孫立深 何楊)3月20日「解放された旅順口区状況説明会」が旅順口区行政会議センターで開催され、百名を越える大連日系企業の代表者が参加した。日本のビジネスマンたちは、近年の旅順口区の経済社会発展状況を詳しく理解し、更に旅順経済開発区の造船、重工業、港湾物流などの産業発展の様子を実際に見学した。
 目下、旅順口区はまさに全力を挙げて「送り出して、来てもらう」発展戦略を実施しており、資本誘致、対外貿易発展に力を注ぎ、友好取引拡大に努力し、経済社会実現の大幅な発展を強力に推進している。
 2008年の全区GDPは115億元に達し、成長率は24.3%、外資投資金額は1.05億ドルで、成長率は80.3%、日系企業は76個に達し、総投資額は3.1億ドルで全区外資投資金額の52.6%を占める。
 日系企業を代表して大連今岡船務工程有限公司の綾井安彦常務副総経理が挨拶を述べた。
「旅順口区委員会と区政府は、旅順投資の発展のために、外資企業に対して、良好な投資環境、将来の発展計画、更に多くの日系投資企業進出の援助、広範な領域と旅順口区との協業、共同発展の実現など、一流のサービスと良好な創業環境を提供している」
 戴玉林副市長が挨拶した。
「この数年、国家の東北振興戦略実施と遼寧沿海”五点一線”経済ラインの建設推進、旅順の基礎施設の早急な完成、経済機構の絶え間無い進歩、産業体系の更なる完備、総合実力の顕著な増強、大連各区市県の中で主要経済指標の成長の位置を得た」
戴玉林は強調した。
「今回の説明会は、旅順口区が積極的に自らの優位を発揮したもので、投資環境が優れていること、対外経済協業への道筋を広げ、経済社会の安定した速やかな発展の重要な処置である。また、日本企業の友人たちがこの度の説明会を通して旅順口区の発展の背景をよく理解し、旅順口区の対外開放の中、発展の実現を共に手に入れることを希望する」
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