大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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大連新港の火災事故・さらにその後

くらぞーさんの遼東の豕日記に「大連新港の火災事故・さらにその後」の記事が掲載されていますのでご覧ください。
爆発事故現場の半島の裏側にあたる泊石海水浴場の状況です。
かなり清掃は進んでいるようですが、まだまだ汚染の痕跡が残っています。
くらぞーさんのコメント
「浜やテトラポッドの原油除去は容易な事ではなく、まだまだ時間はかかりそうに見えました。」

とのことでした。
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中国・大連「原油流出」 韓国企業に飛び火

中央日報より
 中国遼寧省大連のパイプライン原油流出事故で、大連沖の海洋汚染が広がっている。特に中国当局が原油の拡散を遮断するために大連港を閉鎖し、港の機能が事実上まひした。このため貨物の積載と荷役が適時に行われる、韓国貿易会社にも影響が及んでいる。

19日の中国メディアによると、16日夜に発生した中国石油(ペトロチャイナ)大連原油備蓄基地の爆発・炎上事故で、汚染海域が100平方キロメートルに拡大したという。前日の海洋汚染面積は50平方キロメートルだった。

現地消防当局は19日、約20隻の船舶と約400人を動員し、海に流出した原油除去作業を始めたが、風と潮流の影響で汚染面積が広がっている。

瀋陽韓国総領事館側は「大連港を通して中国と貿易をする韓国会社は、大連港のまひで輸出入物品納期に支障が生じるおそれがある」と注意を呼びかけた。

中国大連の原油流出、政府公表の60倍

中国大連の原油流出、政府公表の60倍 「回復は10年」=海洋保護専門家
 【大紀元日本8月1日】7月16日の大連石油パイプライン爆発事故で流出した原油量は、実際は、中国政府が公表した数字の60倍にあたる最大9万トンであると、米環境保護団体グリーンピースのメンバーである海洋保護専門家リック・ステイナー氏が、30日に見解を示した。なお、今回の原油流出の規模は同種の事故のなかでも最も深刻な事故に数えられ、生態への影響は、今後10年に及ぶと指摘している。
 ステイナー氏は米アラスカ大学の海洋保護分野の教授で、海上で発生した最大級の環境破壊と呼ばれる「エクソンバルディーズ号原油流出事故」において、緊急対策を補佐した人物である。今回大連で発生した事故については、国際環境保護団体グリーンピースの要請で、事故の後に現地入りし、調査研究を行った。
 同氏は7月30日の記者会見で、今回の爆発事故による原油流出は、中国政府公表の1500トンを遥かに超えるもので、6万トンから最大で9万トンの原油が海に流出していると推測した。「89年に発生したエクソンバルディーズ号原油流出事故よりも重大な事故で、人類が起こした原油流出事故でも最悪のレベル」と述べた。
 また、中国政府が発表した汚染面積435平方キロメートルについて、中国国内メディアは先週、その面積は946平方キロメートルに拡大したと報道していた。一方、ステイナー氏は、十分な空中観測システムがない以上、汚染規模を正確に把握することは不可能とし、「北朝鮮にも及んでいる可能性がある」と指摘した。
 大連市長は26日、原油除去作業について、「決定的な勝利を獲得した」と発表した。それに対し、ステイナー氏は、海面や海岸にまだ大量の原油が残っており、除去作業は今月いっぱいか秋までかかるとコメントした。なお、現地の生態が回復するには「10年以上を要する」と指摘した。
 一方、グリーンピースは、ステイナー氏の予測した数字はあくまでも「控え目」で、実際の流出量はさらに上回る可能性があるとしている。

ちなみに、記憶に新しい新潟県沖で起こったナホトカ号原油流出事故で海上に流出した重油は、約6,240キロリットルだそうです。

手作業で原油を除去する漁民
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集められた原油
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集められたドラム缶
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筵に原油を吸い込ませている漁船
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油まみれの貝
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こんな可愛い子も油まみれで作業中
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原油汚染だから泳がないで
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くらぞーさんの「遼東の豕日記大」『大連新港の火災事故・その後』に泊石湾海水浴場の生写真が掲載されています。

コンビナート火災、原因は人為的ミス

中国、石油パイプライン爆発事故があった港を封鎖=関係筋 2010年7月19日
 [北京 19日 ロイター] 中国当局は、石油パイプラインの爆発事故があった大連市の港を封鎖した。業界関係者がロイターに述べた。爆発は16日夜に起き、鎮火に15時間超を要した。 19日の国営メディアによると、爆発に伴い大量の原油が海に流出、50平方キロメートルに油膜が広がっており、当局では汚染拡大の防止に追われている。
 大連で2カ所の主要な製油所を操業するペトロチャイナ<0857.HK>は、1週間の港封鎖に対応できるよう危機管理計画を策定したという。

中国大連港、コンテナ取り扱い再開=新華社 (トムソンロイター)
 [北京 20日 ロイター] 新華社は20日、石油パイプラインの爆発事故があった大連の港でコンテナ事業を手掛ける大連港<2880.HK>が操業を再開したと伝えた。
 新華社によると、大連港は19日夜にコンテナの取り扱いを再開した。

大連石油パイプライン爆発、原因は作業ミス
 中国安全生産監督管理総局と公安部は23日北京で、大連で発生した中国の石油大手「中国石油天然気」の石油輸送パイプラインの爆発事故の原因を発表した。
 取調べによると、石油タンカーからの原油の荷卸し作業を中断した後も、業者側がパイプラインに強い酸化剤を含む原油脱硫剤を注入しつづけたことにより、パイプラインの爆発を誘引しました。この事故で死傷者は出ていませんが、火は15時間も燃え続け、事故現場の石油輸送設備がひどく破損したほか、周辺海域も汚染された。
 7月16日の午後6時20分ごろ、大連新港から「中石油」の大連石油タンクを結ぶ石油パイプラインが、タンカーからの原油の荷卸し作業中に爆発が発生し、パイプラインから原油が漏れ、火事が発生し、原油と汚水が海に流れ込んた。

大連石油コンビナート爆発

懐かしの読者、カンカンさんから、大連石油コンビナート爆発事故の状況をまとめなさいと要望があったので、いろいろなサイトの情報を集めてみた。懐かしの読者は、離散してしまったと思っていたが、こうして声をかけていただけるのはありがたい。
では、場所の確認から。

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7月16日の夕刻、遼寧省大連市の経済技術開発区内にある順風里団地に住む杜東は、いつものように自宅で夕食を取っていた。すると突然、巨大な轟音が南の方角から聞こえてきた。彼は茶碗と箸を放り出し、南向きの窓に駆け寄った。すると、すぐに鼻腔を突く刺激臭がたちこめてきた。さらに十数分後、消防車のサイレンが次々に聞こえてきた。「これはおおごとだ」。杜東は心中で事態の深刻さを悟った。
 午後6時11分、事故の第一報を中国中央テレビが伝えた。杜東の自宅から5.6キロメートルのところにある大連新港の石油備蓄基地でパイプラインが爆発し、火災が発生したのだ*。約1300人が暮らす順風里団地は、爆発地点から最も近い住宅地の1つだった。事故が起きたのは、大連市の中心部から北東へ20キロメートルほど離れた大孤山半島にある化学工業団地内。ここは、大連の基幹産業の1つである石油化学産業の集積地だ。

*この事故は、タンカーから石油タンクに原油を荷下ろしする作業中に起きた。この作業では、タンカーと石油タンクをつなぐパイプラインに原油から硫黄分を取り除く脱硫剤を注入するが、荷下ろしが中断したにもかかわらず脱硫剤を注入し続けた人為的ミスにより、パイプラインの爆発を招いた。

漁民がポリバケツで原油を回収
 爆発と同時に発生した火災は、15時間後にようやく鎮火した。7月18日、遼寧省公安庁が北京の公安省に送った報告書には、「我が国において前例のない大火災だった」と記述されている。
 事故から4日後の7月20日、本紙(経済観察報)記者は事故現場への接近を試みた。この日の大連は強風を伴う大雨に見舞われていた。経済技術開発区の中心部から大連新港に近づくにつれ、耐え難い異臭を伴う空気が濃くなっていった。「このあたりには化学工場がたくさんあるが、こんなにひどい臭いは爆発事故の後からだ」と、地元のタクシードライバーは証言する。
 ふだんなら、このドライバーの上得意は大連新港に小口の輸入貨物を引き取りに来る商人たちである。しかし爆発事故の後は、流出した原油の回収と汚染除去に当たる武装警察隊員や漁民を何人も乗せたという。
 「爆発当夜、消防隊は4重の防火壁で囲んで火災の延焼を防ごうとした。しかし火の勢いが強く、あっという間に3層目まで破られてしまった」。ドライバーは、武装警察隊員から聞いたという話を臨場感たっぷりに語った。
 事故現場に近い漁村の鯰魚湾村では、地元政府の要請で村中の漁船が駆り出され、海上に流出した原油を回収している。大連近海では6月初めから8月末にかけて禁漁期であるため、漁民たちは政府の要請に応じた。回収作業に加わったある漁民によれば、早朝4時から出航し、ポリバケツやヘルメットを使った手作業で原油をさらっているという。

7月16日午後6時頃爆発事故発生
「中国・大連の港で石油パイプライン爆発 原油が海に流出」
2010年7月17日22時29分 【瀋陽=西村大輔】中国の新華社通信によると、16日午後6時ごろ、遼寧省大連の大連新港にある中国石油のパイプラインが爆発、炎上し、別のパイプラインにも引火した。17日昼までにほぼ鎮火したが、原油が海に流出。少なくとも50平方キロの海面が汚染された。
 当局は17日、全長7キロのオイルフェンスを設置し、約20隻の清掃船を出動させて原油の除去作業にあたった。
 同通信によると、事故発生当時、タンカーから石油の荷下ろし作業が行われていた。タンカーは安全に現場を離れたという。事故原因はまだ明らかになっていない。現場周辺では、黒い粉じんが舞い、石油のにおいが漂っているという。死傷者は出ていない模様だ。
爆発事故
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爆発現場
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燃える
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消防隊1
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消防隊2
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消防車
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燃え盛る火にどうする
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鎮火1
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鎮火2
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鎮火3
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これで一件落着かと思ったが、原油流出という悲惨な事故拡大につながってゆく。
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