大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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命の値段

物騒なタイトルだが、人身売買をするつもりはない。

過去の一例を紹介すると、1988年3月24日の高知学芸高の修学旅行上海列車事故での補償金が、中国人2万5千元、日本人は3万ドルとの報道だった。日本人は中国人のおよそ10倍である。だけど、日本人としては到底納得できる金額ではなかった。

もし、不幸にして交通事故を起こして被害者が死亡してしまった場合の補償金について、日中を比較してみると、日本では、加害者責任が100%であれば、数千万円が普通で、幅としては、数百万円から億円を超えることも珍しくないが、一方、中国ではどうかというと、5万元(65万円)くらいで、容易に話がつくらしい。

多額の補償をすると、場合によっては遺族からお礼を言われることさえあるとか。日航機の御巣鷹山の事故の死亡補償金については正式な発表はされていないが、一人当たり7~8千万円と囁かれていた。
これこそ正に命の値段ではないか。

知り合いの総経理から興味ある話を聴いた。
工場内で事故が発生し、作業員が機械に挟まれたと報告を受けた。直ちに現場に急行してみると、挟まれた作業員は、依然として挟まれたまま、抜け出すことが出来ないでいた。
総経理    「どうした、早く助け出せ!!」と指示すると、
現場管理者  「機械を壊さないと出すことが出来ません」
総経理    「なら、切断するなり、叩き壊すなりしてさっさと助けるんだ」
現場管理者  「えっ!何百万円もする機械を壊して良いんですか?」
総経理    「当たり前だろ!人命が最優先だ!」
現場管理者  「分かりました」

その後、機械を壊して救い出された作業員は、幸いにも奇跡的に軽微なかすり傷だけで、身体には全く別状なかった。

中国では、たとえ緊急事態においても「人命最優先」とはいかず「命の値段」を考えてしまうようだ。
日本人的感覚なら、交通事故で車に挟まれて抜けなくなった人が助けを求めていたら、到着したレスキュー隊は例え3千万円のベンツでもためらうことなく、エンジンカッターで切断してしまうことだろう。


人権の重さをどのように見ているかとも関わってくるのだが、「命の重さ」に差があるはずが無いにも係わらず、「命の値段」に大きな開きがある。
これが現実だ。
キーワード:補償金、人権、交通事故、金額、命、生命

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