大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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2004年重大医療対応ケースの分析

今日は、理屈っぽい統計解析なので、関心の少ない人は、読み飛ばしてください。

今日もウェルビーの話題だ。
毎年ウェルビーから送られるレポートの中に、重大医療対応ケースと言う表がある。
心臓病や脳出血あるいは事故などにより命に関わる事態に遭遇した患者のケア記録である。良くて入院、悪くすると意識不明のまま搬送、最悪は死亡の事例を集めたものだ。

この表をよく観察すると、中国で気を付けるべき点が見えてくる。

ウェルビーの2004年重大医療対応ケースには、25件の死亡事例がある。
その理由を見てみると、
心臓関連の突然死が最も多く、7件
脳出血と自殺、原因不明の突然死が、各々4件
転落死が、2件
窒息死、劇症肝炎、交通事故、飲酒後が、各々1件
で、合計25件だ。

死亡すると、現地で火葬するか、日本に遺体搬送するかを選ぶことになるが、どちらにしても、大変なことだ。
25件中、駐在員・留学生など、現地に居を構えた人が15人で、出張・旅行者のように短期間訪問の人が10人、つまり3:2となっている。
これって、意外だと思う。
中国に住んでいる人の方が圧倒的に滞在時間が長いにも拘らず、短期で訪れた人と死亡者数はあまり変わらない。つまり、旅行や出張などの急激な環境変化に適応しきれず発症し、死亡に至ることが珍しくないということを示している。特に多いのは、約半数を占める、心不全や急性心筋梗塞の心臓疾患だ、しかもこの人たちは、60歳代が圧倒的に多い。
60歳以上の人は、旅先では、安静を保ち、決して無理をしないことだ。
ましてや、高血圧や心臓に持病がある人は、なおさらである。

死亡も含めて、取り扱い件数を見ると、全72件中、脳出血、脳梗塞関連が20件、心臓関連が18件で、二つを合わせると50%を超える。
これは、毎年の傾向で、時差を含む睡眠不足、食欲不振、極度の開放感、大量の飲酒など、非日常的な環境変化に身体が対応しきれず、心臓と脳にダメージを与えるのだろう。
全取り扱い件数の内、駐在員・留学生が43件、出張・旅行者が29件で、死亡者数と全く同じで3:2であった。

重大医療対応ケースになりながらも、死亡しなかったのはたまたまラッキーなのだ。本来なら死んでいてもおかしくない。

今年の珍しい事例としては、転落死・墜落死、共に30歳代があるが、危険なスポーツでもやっていたのだろうか?

たまに訪れた中国でもう一つ注意しなければならないのが、過度の飲酒である。
50度、60度の白酒で乾杯・乾杯と続けていると、自覚しないうちに酩酊状態を超え、あっという間に意識を失い、急性アルコール中毒による呼吸停止や睡眠後吐瀉物による窒息死に至る。
少数ながら毎年出てくる死亡例だ。また、心臓疾患や脳疾患でも、飲酒がきっかけになっている例が多数含まれているに違いない。

4時半起き。いつもより2時間も早く起きて、10時の飛行機に乗り、昼大連に着いた。直ちに2件3件の過密なスケジュールをこなし、夜になったら大宴会だ。疲れたから早く寝たいと思いながら、乾杯!乾杯!の攻撃は避けられない。夜の10時にやっと開放され、一風呂浴びようと、ちょっと熱めの風呂に入ったとたん、急に胸が痛くなった。苦しい、湯船に倒れ込んで立ち上がれない。

60過ぎの社長さんが、はまりそうなパターンだ。宴会の乾杯には気をつけよう。

コメント

「宴会の乾杯には気をつけよう」その通りですね、日本みたいに失礼になるから一杯だけお付き合い、と言うのは無いですからね、一杯飲めば飲める人、次から次に乾杯、これを防ぐ方法が有ればご伝授下さい。

  • 2005/08/12(金) 16:27:05 |
  • URL |
  • 亜邦人 #-
  • [ 編集]

限界を訴えればOK

中国の乾杯は、決して無理強いではありません。
本当に酒が飲めなくなったら、その点を誠意を持って伝えれば大丈夫ですよ。日本で一時流行った「一気飲み」とは違うと思います。
ただし、本当は飲めるのに、適当にごまかすと、誠意が無い人だと思われて、信頼感を失います。

  • 2005/08/14(日) 07:40:58 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

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