大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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日本語できます

1年半前のことだ。
事情があって会社の技術係長が辞めたので、補充のために、人材を募集した。

募集要項は、こんな感じ。
 ・年齢不問、男女問わず。
 ・工場の生産管理が出来ること。
 ・技術系の大学あるいは専門学校卒業。
 ・日本語で日常会話が出来ること。

「日本語が出来ること」は、総経理つまりオレとコミュニケーションが取れればよい程度で、通訳までのレベルは要求していない。オレも多少は、中国語を話すので、二人合わせて一人前くらいで良いと思っていた。

1名募集に、9人の応募があった。
一人ずつ入室して来る。

総経理「こんにちは、どうぞ座ってください」(手招きのジェスチャー付き)
応募者「こんにちは」(大体ここまではOK)
総経理「この会社を希望した理由を教えてください」(勿論、日本語で)
応募者「ン?・・・ナニ?・・・・イミフメ・・・イ?」
総経理「ご苦労さま、あなたはもう帰って良いです」

仮にも、「日本語で会話が出来る人」という条件で応募した人なら、オレが
「この会社を希望した理由を教えてください」
と聞いたら、分からないまでも
「えっ!もう一度言ってください」とか
「希望の意味が分かりません」とか何とか、日本語で応答して欲しいよなぁって、贅沢かなぁ?

履歴書に自筆で「特技:日本語」と書いておきながら、この体たらくだ。
今までの職務経験や考え方を聞くまでもない。ともかく、このような反応で、9人のうち6人は即刻帰ってもらった。残り3人の中から一人選別して採用した。

中国人は、言うだけ言ってみる。ダメ元で、言ってみる。
これが、日本人には、理解できない部分だ。

もし日本にある米国資本の会社が、社員募集に於いて、募集要綱に「要、日常英会話」とあったときに、
「This is a pen. I am a boy. You are a girl.」程度しか喋れなかったら、日本人は応募しないだろう。
だけど、中国人なら、平気で応募しちゃうんだよなぁ。この意識がどうしても理解できない。いくらダメ元って言ったって、ダメさ100%じゃ言わぬが花じゃないか?

コメント

まあ理解できる部分も

多少ありますね。
思うに中国でも「ダメ元でも言うだけ言ってみる」というのは、昔からのことじゃないような気がしますね。
というのは、特に90年代以降、国有企業のリストラでレイオフ(「下崗」と言う)された連中が街にはゴマンと溢れてるし、最近じゃ大学本科卒業生でも4人に1人は就職できない状態ですからね。要するに「ワラをもつかむ」心境で面接にやって来る連中も多いんだと思うんです。
そんな中で応募者からすれば、「技術係長」って言うんだから、技術方面なら没問題だし、「日本語で日常会話ができること」って書いてあるが、通訳でも秘書でもないんだから、多少ダメでも「ま、いっか」って採用してくれる可能性もあるんじゃないか、という心理が働くわけです。
それにしても、面接やってて、こんなのばっかりじゃ、暗くなるのもまた十分理解できますけどね。(笑)

がんばれ!

日本人にもこの積極なところを見習ってほしいですv-34

とりあえずやってみよう、という気概だけは買えますよね(笑)。

  • 2005/08/27(土) 14:50:18 |
  • URL |
  • コーク #-
  • [ 編集]

タイでも

タイ人もその傾向は強いですよ。
出来ると言って、本当に出来るのはごくわずか。
最近バンコクのタクシーの一部にwe can speak englishなんて、ステッカーが貼ってあります。
日本人だったら、なかなか言えない言葉ですけど。

貴方4カ国語できる

”理解できる部分も”
私も、中国人に、貴方4カ国語出来る、”すごい”と言われた事があります。英語、中国語は、旅行会話程度、韓国語にいたっては、こんにちは、貴方の歳は、値段は、類の言葉しか知りません。それで、貴方はバイリンガルと言われれば、恥ずかしい限りです。でも、中国では、そうなのかなと思える自分が、おかしくなります。

  • 2005/08/27(土) 18:33:58 |
  • URL |
  • hm #-
  • [ 編集]

難しいです

>遼寧省営口市在住さん、いつもどうも。
面接試験って、受ける方の緊張は勿論ですが、採用側もそれなりに緊張するのですよ。
大げさに言えば、その人のの一生の一部を決める決定をする訳ですから。そこで肩透かしみたいなことを、6人も続けてやられると、どっと疲れるのですよ。

> コークさん、こんにちは。
ダメ元でも、5%の可能性があれば、支援します。
彼らは、0.1%でトライして来ますが、やっぱりそれはないだろうと。

> Toshi@タイさん、こんにちは。
やっぱり、国民性ですかね。
中国では、「没問題!」
タイでは、「マイ・ペン・ライ」
アメリカでは、「No problem!」
最も友好的で、最も怪しい言葉ですね。

>hmさん、いつもコメントありがとう。
中国では、フォーリンガルと言って、胸を張ってください。



  • 2005/08/27(土) 21:57:29 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

「日本語が日常会話」だと求人条件では、「え、いけそう」って思うレベルなので、いろんな人が来るかもしれません。日本語が必要なら、電話面接でO.K.だと思います。技術重視なら、数ヶ月、中国国内の学校に行かせたあと、日本に派遣したほうが効率的にはいいように思います。日本語勉強した後、他の会社に行ってしまわないように、人物重視でないと駄目でしょうけど。
理系新卒だと、大連理工大学みたいに、日本語教育にかなり力入れてる学校以外(もちろん日本人教師あり)では、なかなかそこまで達していないかもしれません。たまに独学ですごい人見かけますけど・・・。

  • 2005/08/27(土) 23:58:47 |
  • URL |
  • zhongdao #-
  • [ 編集]

即時戦力が必要だったので

>zhongdaoさん、こんにちは。
zhongdaoさんの意見は、いつも楽しみです。
計画的な人員拡充であれば、教育が有効だと思いますが、この時は、現職の係長が辞めて、即戦力の人材が必要だったのです。

それはそれとして、「こんにちは」のあと言葉に詰まって
「私の言うことが分りますか?」と助け舟を出しても、何も反応できない人は、やっぱり応募すべきじゃないと思います。
お互いのために。
こちらも面接の時間を取られるし、先方もわざわざバスに乗って来るのですから。

  • 2005/08/29(月) 23:05:52 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

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