大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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士農工商ダンボール

彼は、面白いことを言う人だ。
「士農工商、ダンボール」って何を表わしているか分かりますか?

開発区には、日経の製造業が集中的に存在している。
一口に製造業と言っても、業種や、製造品目、規模によって性格はまちまちだ。

ここでは、家庭用電気製品を例に取ってみよう。
一般消費者向けの最終製品を作っているのが、東芝、キヤノン、コニカミノルタなどの会社だ。
これらの会社が大連に進出したときに、部品を供給する為に一緒に進出した会社がいくつかあるはずだ。分かりやすいところでは、プラスチックの射出成形とか、電子部品、あるいは電線を切りそろえたハーネスなどのいわゆる部品屋さんだ。
さらに、これらの部品屋さんに、プラスチック材料や、電線や金属材料を供給する材料屋さんがいる。
業種によって、更に色々な業種の会社がある。

それぞれの会社は、顧客と納入業者の関係がある。
納入業者の立場の人は、顧客を立てなければならない。
だから、開発区のパーティなどで名刺交換するときには、納入業者側は下手に出るし、顧客側はふんぞり返る。
(例え話だよ、実社会でふんぞり返る奴はいない)
このような身分関係を、彼は、面白おかしく「士農工商」と呼んでみた。
つまり、キヤノン、東芝など最終製品を作る会社が「士」で、そこに部品を納める会社が「農」で、その部品屋に材料を納める会社が「工」で、・・・・・・と続くわけだ。

しかし、これら「士農工商」全てを客先にする会社がある。
それが、段ボール会社だ。製造業であれば、どんな会社でも必ず段ボール箱を使うはずだ。だから、段ボール会社の人は、開発区のパーティーに出たら、周囲は全部お客様だ。 誰に会ってもぺこぺこ下手に出なければならない。
この状況を称して「士農工商、段ボール」と言ったのだ。

こう名付けた彼は、もう一つ、オチを付けてくれた。いや、それを言いたくて、この言葉を考えたに違いない。
私は、実は「士農工商、段ボール」の更に下なのですと。


さて、彼の業種は何だろうか?
ちょっとは、考えてから先を読んでくれよ。
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彼の職業は、物流・倉庫業なのだ。

製造業であれば、どこでも物流業者を使うし、段ボールの会社もお客様になる。

彼は言う。私は

「士農工商、段ボール」の更に下ですわ! わっはっはっは!!

言葉とは裏腹に、全くそんなことを気にかけず、彼が一番偉いような感じだった。
都合により2日早くアップロードします。ちょっとだけズルですが許して。

コメント

>言葉とは裏腹に、全くそんなことを気にかけず、彼が一番偉いような感じだった。
小生も同感です。そもそも士農工商っていうけれど、江戸時代でも実態は「商士浪工農」だったと思います。今は、政公銀商工農でしょうか

  • 2005/10/04(火) 05:22:08 |
  • URL |
  • はくらくてん #-
  • [ 編集]

日本企業が集ると

やっぱりそんなヒエラルキーが出来上がるのかって、何だかそのでっさんの友人の話は非常にリアリティがあるような気がしますね。

> だから、開発区のパーティなどで名刺交換するときには、納入業者側は下手に出るし、顧客側はふんぞり返る。
(例え話だよ、実社会でふんぞり返る奴はいない)

いやいや、ただの「例え話」とは思えないところに、この話の面白さがあると思います。俺も日本では実際にこういう場面に何度も出くわしましたよ。かつてのデパートと納入業者の関係なんか、それを絵に描いたようなもんでしたからね。

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