大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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飲楽多と益力多

10月8日のヤクルトおばさんと題した記事で、いい加減なことを書いて、混乱を生んでしまったので、もう少しきちんと調べてみた。
近くのスーパーで探してみたら、おばちゃんが売っていた乳飲料と本家のヤクルトの両方をみつけた。
yakult050924.jpg

先の記事で紹介した製品は、この写真の左側にある製品で商品名は「飲楽多」(YOGURT)で、活性乳酸菌発酵乳飲品と書いてある。
容量は80mlで、4本パックで8元だったので、1本当たり2元だ。
製造元は、(中韓合資)青島天泰飲楽多食品有限公司とある。読者のコメントにあったように、韓国系の会社のようだ。

右側の製品は、「益力多」(Yakult)と書いてあるので本家のヤクルトのようだ。100mlボトルが5本パックで14元なので、1本当たり2.8元となり、容量を勘案しても若干割高だ。製造会社は、広州益力多乳品有限公司と表示されている。
5本パックの表示に「SINCE 1935 ORIGINAL YAKULT」とあるので、本家ヤクルトなのだろう。日本のヤクルト本社のホームページで見てみたら、今年は創業70周年と言うことなので、丁度1935年だし、広州ヤクルト会社があることも記載している。ただし、会社名は英語表記だけなので、漢字表記は不明。
製品に表示されている「益力多」の発音を無理してカタカナに直せば「イーリードゥオ」となるが、「ヤクルト」とは似ても似つかない。

コメントから抜粋
遼寧省営口駐在さん
さらに調べて見ました

でっつさんが大連で入手された商品は、広州産の「益力多」ヤクルトだったようですね。前回のところで俺がインターネットで発見したいくつかの記事には「養楽多」(会社名も)の商標名になっていましたが、さらに調べてみると次のようなことが判りました。
(1)台湾ヤクルトは「養楽多」の商標を使っていた。
(2)その後、台湾ヤクルトの台湾人株主が香港ヤクルトを設立し、香港でも「養楽多」の商標を使用。(この香港ヤクルトには日本のヤクルト本社の資本は入っていないらしい)
(3)その後、香港ヤクルト(養楽多)が中国本土に進出を計画。
(4)同じ頃、日本のヤクルト本社も広州に進出、商品名は「益力多」。
(5)さらにヤクルト本社が上海に会社設立、販売開始し、商品名は「益力多」。
(6)同時期に香港ヤクルト系も江蘇省昆山で生産開始、商品名「雅楽多」で上海などで販売開始。
(7)2003年に上海でヤクルト本社系が香港ヤクルト系を相手に、商標権の訴訟が起きる。
本家「ヤクルト」の商標をめぐって、何とも複雑怪奇な争いが展開されていたようで、どうやら未だに中国では「益力多」と「養楽多」の2つの商標のヤクルトが存在するようなのです。もっともこれらの中文名商標もすべて日本のヤクルト本社が所有していると言いますから、ますます何が何だか判らなくなる。そこに国内メーカーや韓国系の「飲楽多」(明らかに「養楽多」に似せた商品名ですね)なんてのが闖入して、この乳酸飲料業界では今や大乱戦が繰り広げられているらしいのです。まあ、それほど将来性の大きな市場だということなんでしょうね。

コメント

さらに調べて見ました

でっつさんが大連で入手された商品は、広州産の「益力多」ヤクルトだったようですね。前回のところで俺がインターネットで発見したいくつかの記事には「養楽多」(会社名も)の商標名になっていましたが、さらに調べてみると次のようなことが判りました。
(1)台湾ヤクルトは「養楽多」の商標を使っていた。
(2)その後、台湾ヤクルトの台湾人株主が香港ヤクルトを設立し、香港でも「養楽多」の商標を使用。(この香港ヤクルトには日本のヤクルト本社の資本は入っていないらしい)
(3)その後、香港ヤクルト(養楽多)が中国本土に進出を計画。
(4)同じ頃、日本のヤクルト本社も広州に進出、商品名は「益力多」。
(5)さらにヤクルト本社が上海に会社設立、販売開始し、商品名は「益力多」。
(6)同時期に香港ヤクルト系も江蘇省昆山で生産開始、商品名「雅楽多」で上海などで販売開始。
(7)2003年に上海でヤクルト本社系が香港ヤクルト系を相手に、商標権の訴訟が起きる。
本家「ヤクルト」の商標をめぐって、何とも複雑怪奇な争いが展開されていたようで、どうやら未だに中国では「益力多」と「養楽多」の2つの商標のヤクルトが存在するようなのです。もっともこれらの中文名商標もすべて日本のヤクルト本社が所有していると言いますから、ますます何が何だか判らなくなる。そこに国内メーカーや韓国系の「飲楽多」(明らかに「養楽多」に似せた商品名ですね)なんてのが闖入して、この乳酸飲料業界では今や大乱戦が繰り広げられているらしいのです。まあ、それほど将来性の大きな市場だということなんでしょうね。

本文に載せました

>遼寧省営口市在住さん
素晴らしい情報、ありがとうございます。
複雑怪奇な経過を、分かりやすく過剰書きにして頂きましたので、一目瞭然です。
「飲楽多」も味は悪くありませんでしたよ。

  • 2005/10/10(月) 10:33:27 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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しかし・・・凄い!

でっつさんの着眼点も凄いけど、
遼寧省営口市在住さんの博学にはいつも驚かされますね。
中国の事なら何でもござれですね。
勉強になります。
見過ごしているとなんでも無い事でも、
いろんな事情や意味が含まれているんですね。

  • 2005/10/11(火) 10:30:55 |
  • URL |
  • mikihiromm #v7EhPhU2
  • [ 編集]

益力多

昨日まで、
マカオにいたのですが
ヤクルトを飲みたかったのですが注文できないでいると
隣の現地の人が益力多と紙に書いてくれました。
(エレトん(んは、ほぼ発音なし))
ヤクルトが飲みたいときは、エレトん(エレクトンー)
色んな読み方があるのかなぁ??

  • 2005/12/06(火) 19:43:03 |
  • URL |
  • マカ王 #orA68.0M
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イーリードォ

>マカ王さん、初めまして。
「益力多」を「エレトん」と発音するのですか?
普通語的には、「イーリードォ」って感じですが、地域によって違うものですね。
味は、ヤクルトそのものだったでしょう。問題ないと思います。

  • 2005/12/06(火) 22:28:26 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

広東語では↑のようになります。カタカナだと「イェッ、レッ、ト~」で、最後の「ト~」を高めのトーンで平らに発音するとほどよき感じです。
マカオは香港以上に普通話が通じにくいようです。以前ホテルでチェックアウト時にフロント係りから「あんた”モーツ”を部屋に忘れてるよ!」というので「”モーツ”って何や?」と散々聞いたら、靴下のことでした。もちろん普通話では「wazi(ワーツ)」ですね。確かに「ワーツ」の「ワー」は衣偏に「末(mo)」ですけど・・・^^。

  • 2005/12/07(水) 12:03:01 |
  • URL |
  • BEO #-
  • [ 編集]

訂正

↑の文章ですが、表題に「yek lek do」と入れたつもりが入っていませんでしたのでついかします。

  • 2005/12/07(水) 12:13:18 |
  • URL |
  • BEO #-
  • [ 編集]

広東語って

漢字は同じなのに、普通語から見たら、まるで、外国語ですね。
没問題がモウマンタイになるらしいし。

  • 2005/12/07(水) 12:54:14 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

広東語

俺は広東語は勉強したことは無いんですが、10年近く前に、周潤發のアクション映画に凝って、レンタルビデオ屋にあったビデオを片っ端から借りて見てたことがありましたね。(日本でですよ。)セリフの広東語の語尾を妙に引っ張る発音が面白かったですね。でも、いかにも悪党面したヤクザの親分なんかが、あのマヌケな調子でしゃべると、何かあんまりドスの利いた感じにならないんだよね。女の子がしゃべっているのは、まあ可愛さがあるんだが、男はどうも…(笑)。
ところで「広東語」は、少し学術的には「粤語(yue4yu3)」とも言いますが、北方の連中は聞いても全くチンプンカンプンなので、バカにして「鳥語(niao3yu3)」などと言ったりします。

ラ~

「営口市」さんご指摘の「広東語がマヌケな調子」に聞こえるひとつの要因としては広東語の語尾に「la--」「a--」という普通話でいう1声を間延びさせたような語気助詞を多用することがあるかと思います。
今度香港のDVDを見るときに注目(耳?)してみてください。

  • 2005/12/07(水) 14:33:10 |
  • URL |
  • BEO #-
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中国語にド素人の私も

テレビを見ていると、日本の標準語を基準にして、東北の人や沖縄の人が日常の言葉を喋ると、相当の差異があるのが分かる。 バリバリの関西人の私にもそれなりに理解できる言葉もあれば全く分からない言葉もあるのが実際の姿である。

NHK中国語講座の中国人講師の人は 「大げさに言えば普通話と広東話では、日本語と韓国語ほどの違いがあります」 と言っていた。 危険な例えだが、日本の南北や日本と韓国の地理的距離と中国の南北のそれを比較すれば、言葉の差異はさもありなんか。 

デッツさんの言われるように、没問題はモウマンタイ、「没」の字は「有」の字の「月」の中の二本線がない字に替わる。
「うぉ」は「ンゴ」、「にー」は「ネイ」、「オハヨウ」は「ジョウサン」、「ありがとう」は「ムコイ」か「トウチェ」、「サヨナラ」は「ツォイギン」、「いくらですか?」は「ゲイトウチン?」、「少しまけて下さい」は「ペンディーラー」のように言います。 (IMEパッドが出ないので漢字で表記できません)

私は香港では、99%は怪しい英語で、広東語は5~6語、あとは筆談です。 日本語は使いません。 それでも何とかなります。

  • 2005/12/07(水) 21:39:25 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
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