大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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大連日本商工クラブ文化講演会「志の輔らくごin大連」

「大連日本商工クラブ」という日本人の団体がある。(追記:2006年4月から「大連日本商工会」と名前を変えた)
本来なら、「大連日本商工会議所」と名乗りたいのだが、外国人が群れることを好まない中国政府は、1国1団体に制限している。日本については、北京にある「北京日本商会」が公認団体となっているためそれ以外は認められていない。各地に日本人の団体があるが全て非公認団体になってしまう。加盟人数が多い上海の団体は、昨年(2004年)3月に上海市政府に「民営非企業単位」という会社形式に近い形で公認を受けた。大連では、方法が無く、非公認団体のままだ。そのため、法人として銀行口座が持てない、正式な領収書を発行できないなどの種々規制を受け活動も制限を受けている。

「大連日本商工クラブ」って、何をやっているか?誰にでも分る大きな事業が二つある。
一つ目は、大連日本人学校。
二つ目は、日本人医療相談室。

中国の日本人学校としては、北京、上海、広州、天津、青島、大連がある、あと香港か。
大連の日本人学校は、比較的早い時期、1994年4月に設立され「大連日本商工クラブ」が理事会を作って運営している。昨年までは親が商工クラブの会員でないと子供が入学できないと言う制限を設けていたが、今は開放されている。

日本人医療相談室は、中心医院の中にあり、日本人医師が常駐している。週に3回(月水金の午後)は開発区のアカシア別荘で巡回相談を受けている。法律の関係で日本人医師が治療行為は出来ないが、診察はしてくれるし、投薬も可能。また必要に応じて中国の病院を紹介してくれる。医師1名の人件費を含めて、日本人医療相談室の運営費用は商工クラブが出している。外国で、日本語で診察を受けられるのは大変心強いものだ。

この二つの他に、毎年盛大な忘年会を開催したり、市政府との意見交換会、危険情報の提供や日本語教育の普及、同好会の支援など各種の活動を実施しているが、一般の人には、あまり知られていないかも知れない。
「大連日本商工クラブ」はウェブサイトを開設しているので、興味のある人は「大連日本商工会」を見てくれ。会員の家族であれば、IDとパスワードを入力すれば、更に詳しい情報を見ることが出来る。

そんな活動を担う組織の一つとして「親睦交流委員会」がある。
日本から離れていると言っても、最近では、テレビや新聞、インターネットで日々の情報はどんどん入ってくる。しかし、生の文化に触れる機会はどうしても少ない。そんな大連の仲間に、日本の本物の文化に触れてもらおうと「親睦交流委員会」が文化講演会を昨年から始めた。

初年度の昨年は、作家の深田祐介氏の講演会だった。
オレは、大変興味深く聞いたが、やや硬いとの判断だったのだろうか?今年は、いきなり軟化して
「志の輔らくごin大連」
だった。
会費は一人100元(1400円)だから、定員250名が満席になっても35万円にしかならない。ギャラと飛行機代、ホテルの会場費を考えれば、足りるはずが無い。勿論、商工クラブの持ち出しになるわけだが、大連に住む日本人に一流の日本芸能に接する機会を与える素晴らしい企画に、オレは納得している。

「志の輔」と言えば、言わずと知れた「ためしてガッテン」の名司会者だ。知的な雰囲気を漂わせる落語家として、人気がある。
大変良い選択だったと思うし、勿論、聞きに行った。

一流の文化、芸能に触れるって、やっぱりいいな。
っていうか、一流の芸人の技に引き込まれたってとこか。

「しのはる」さんと言うお弟子さんを連れて来て、彼が前座で15分ほど、その後で、志の輔師匠が自作の新作落語を30分と古典落語を1時間の2席演じてくれた。生の芸はやっぱり素晴らしい。例えば簡単な小話を投げて観客の反応を見つつ、笑いの雰囲気を作っていくんだな。
面白い小話がいくつかあったので紹介したいが、彼の技をインターネットで公開するのはなんかルール違反のような気がするので止めておこう。


「ためしてガッテン」の司会者というだけではなく、本物の落語家だった。久しぶりに本物の芸能を満喫した。

来年の文化講演会はなんだろうか? また楽しみだ。

コメント

うらやましい

ですね。さすが大連だ。
こっちは日系企業なんかも少なく、日本人の長期滞在者もいるにはいるらしんですが、ほとんど付き合いがないんで、そういう恵まれた機会に浴する事はありませんねぇ。
しかも、ここのところ、俺もちゃんとした日本企業に所属してないんで、そういう情報からも隔絶されています。前は日本人との付き合いは鬱陶しいと思っていましたが、最近はそれも必要かなと思っています。
名前ぐらいしか知りませんでしたが、「大連日本商工クラブ」って、けっこう色んな活動をしているんですね。

いいなー

私も行きたかった。今年になって長瀬智也主演のドラマ「タイガー&ドラゴン」のDVDを見て、落語を聞きたくなっていたんですよ。ちょっと前にたまたまNHKで見れたんで一応満足しましたが。生の芸はいいですよ。多分日本にいたら寄席に出向くってなかなかしないと思います。大連で聞く落語っていうのが付加価値が高い気がします。

  • 2005/10/18(火) 10:23:31 |
  • URL |
  • otamatokero #-
  • [ 編集]

確かに

鬱陶しい面もありますよね。だけど、少しの協力で大きな見返りがあるならと、それなりの評価をしています。
学校に通う子供はいないし、病気もしないので、「大連日本商工クラブ」の2大事業の恩恵にあずかったことはありません。
実生活では、この文化講演会、忘年会それからテニスクラブのへの補助金でありがたみを感じています。

  • 2005/10/18(火) 10:29:54 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

オレも日本では

>otamatokeroさん
日本では、わざわざ寄席まで出かけない方です。
大連では、開発区(アカシア)からバス送迎があり、らくちんでした。

  • 2005/10/18(火) 10:46:52 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

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