大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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寒い地方ほどポカポカ生活

寮が寒いと苦情が出た。事情を聞いたら、夜は10℃くらいまで室温が下がると。
「こいつら何を言ってるんだ!?冬の夜は2度3度でも当たり前だろう、10度もあれば御の字じゃないか!」と思った。
冬の夜は、蒲団を被って震えながら寝るもんだと。ところが、話を聞いてみると、大連市には、最低室温を定めた規則があるという。大連市内は16℃、開発区は18℃だ。これと比較すると、10℃というのは、なるほど、規則違反になる訳だ。

大連では、水道管のように、地中に熱水供給パイプが張り巡らされていて、熱力公司が、各建物に熱水を供給して、室内暖房に充てている。言わば、地域セントラルヒーティングシステムだ。11月から3月くらいまでの冬の期間は、建物の面積辺り幾ら幾らと決められた「採暖費」を税金のように徴収される。最低温度規制は、言ってみれば、熱力公司に対する温水供給責任を明示したもの。

しかし、スチームか熱水か分からないが、長い距離を通過すれば、当然のことながら温度は低下するので、熱力公司から遠いところや、配管の末端に位置する地域では、十分な温度が得られないこともある。この寮も条件が悪くて十分な温度が得られなかった。
熱力公司に交渉しても、すぐには対策がないと言われ、仕方がないので別の建物に移らせた。


熱力公司から供給される温水は、写真のような「暖気(ヌァンチィ)」と呼ばれる暖房機の内部を流れて、室内を暖める。3月だから、今年の暖房はもうすぐ止められる。

さて、今日のタイトルの意味だが、東京近郊ならば、幾ら冬の夜が寒いとは言え、寝ている時間まで暖房を点けている家は少ない。せいぜい電気毛布で蒲団の中だけ暖める程度だろう。オレが子供の頃は、東北でも、行火(あんか)や湯たんぽで暖を取りながら、蒲団を被って寝ていたものだ、冬は寒くて当たり前なのだから。

大連では、政府が、夜間も含めて暖房の責任を持ち、暖めてくれるから、外に出ればマイナス10℃以下の寒い世界でも、室内に入れば、例え不在時でも、夜寝ているときでも常時暖房が入って、快適だ。日本のように、外出から帰ってきて、「寒い寒い早くストーブを点けて!」とか、「エアコン、ON!」などと騒ぐ必要はない。
ロシアのサハリンでも同じように、地域温水供給があるらしいし、韓国では、オンドルという床暖房が普及していて、室内はポカポカが当たり前なので、韓国人が日本に来ると「東京はソウルよりも寒い」と言う。実際の気温はソウルのほうが3度くらい低いのに。
北海道出身の友人が、冬の東京は寒いとこぼしていたし、結論として、寒い地域ほど家の中は暖かいと言うことだな。
キーワード:暖房、暖気、スチーム、地域暖房、温水、熱水

コメント

北陸の冬は

北海道でも、外はマイナス20度、でも家の中は大型ストーブでガンガンあっためて、半そでになるくらい熱くしています。
北陸の冬はせいぜいマイナス5度程度ですが、昔の家の暖房器具はコタツと丸ストーブ一個だけ。
家の中と外の温度が同じくらいなんですよ!!
北海道出身の両親は、私の嫁ぎ先に来て「寒くて足が痺れる・・・」とこぼしたものです。
勿論、今ではエアコンやファンヒーターを各部屋に取り付けて、快適に過ごしていますが、廊下は息が白くなるくらい寒いです。
家全体が暖かいなんて贅沢だなあ。

  • 2006/11/23(木) 07:11:15 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
  • [ 編集]

上海よりも

>カンカンさん
大連で暮らして一番助かるのは、トイレが暖かいことですね。
夜中にトイレに起きてもポカポカなので気分がいいです。
昨日上海から来た人が、上海は暖房がないので寒い寒いとこぼしていました。

  • 2006/11/24(金) 07:21:48 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

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 またまた新居の話です。  新居では、床暖房(らしきもの)が入っています。大連雑学事典さんの記事には、 寒い地方ほどポカポカ生活 大連では、水道管のように、地中に熱水...

  • 2007/12/26(水) 23:00:57 |
  • 遼東の豕日記
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