大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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瀋陽市で公共車両をLPG車に

今日は遼寧省の省都、瀋陽市の情報だ。
10月20日から年末にかけ、瀋陽市内を走る6000台の路線バスとタクシーを、液化石油ガスを燃料とするように改造することになったそうだ。改造費4000万元(約6億円)はすべて政府が負担する。

液化石油ガス(LPG)とは、一般にはプロパンガスと呼ばれているもので、車の燃料として使う場合は、ブタンガスを混合している。液化石油ガスを燃料とする車は、LPG車と呼ばれ、日本ではタクシーに多用されている。

LPG車は、天然ガスと同じくらいにクリーンなのだそうだ。具体的には、NOxやCOの発生が少ない。
二酸化炭素排出濃度、一酸化炭素排出濃度、窒素酸化物など主要な項目で、ガソリン車よりもクリーンだと言うデータが示されている。
LPGche.jpg

このグラフは、下のサイトからの引用だが、2000ccクラスの乗用車で、LPG車と天然ガス車(CNG)、ガソリンエンジン車(GE)との排出ガスの比較に於いて、GE車よりもLPG車が遥かにクリーンであることを示している。
LPG車については、日本LPガス協会・LPG自動車のサイトに詳しく出ているので、関心のある方はご覧いただきたい。

このプロジェクトでは、環境保全と原油節約を目的としたものであり、ランニングコストの減少も狙っているようだ。

大変に素晴らしいプロジェクトで、いつも思うのだが、中国では、ヤルと決めたら直ぐにしかも徹底的にヤル。日本ではなかなかこうは行かない。この決断力と実行力には敬服している。

だけど、中国に3年も住んでいると、これで誰が儲かるのか?
どうせ、車両の改造は指定業者を使いなさい、改造部品は指定部品を使いなさいとなるに違いない。仮に指定しなくても、改造後の検査が通らないなどの手法で、実質的には業者が限定されるのだろう。
その結果、一部の業者に4000万元の資金が集中的に流れ込むことになる。

そして、腐れ役人に金が回っていくのだろう!
と穿った見方をしてしまうのが悲しい。

コメント

減らすという意味では良いことだとは思いますね。ところで中国の場合、液化石油ガスって産出量はどうなんでしょうね? 
これは東北では見かけないですが、四川だったか、そのあたりで、液化させてない(つまり気体の)天然ガスを、屋根の上に載せた大きなゴム引き布の袋の中に溜め込んで、それを燃料にして走っているバスがあるのを写真で見たことがあります。その「袋」はバスの屋根の上いっぱいの大きさがあって、高さが1mほどですから、体積を計算すると、う~んと、大体100㎥ぐらいですかね。これでどれだけの距離が走れるんだろうか? それと田舎のバスなんて、タバコも吸い放題みたいなところが今でもありますから、万が一「ガスが漏れて乗客のタバコで引火」なんてことになったら、うーん、これはかなりヤバそうな代物だなぁ、なんて考えてしまいましたね。

ガスを布袋に詰める!?

ガスを袋に詰めてバスが走るなんてことがあるんですか?
早口言葉になっちゃいますよ。
「バスガス爆発、バスガス爆発、バスガス爆発」
と言うのがありますが、結構難しいです。
中国ではLPGは海外から輸入しているそうです。
中東から約半分、その他アジア太平洋と南米などから。
オリンピックを前にして、中央政府レベルで、大気汚染イメージ払拭のためにLPG車普及を考えているみたいです。
また、日本LPG協会によれば、LPG車の危険性は、ガソリン車と大差ないということです。

  • 2005/10/27(木) 09:40:17 |
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