大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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おんぼろ三輪車

近隣の農村から、大根や白菜を積んで来て、大連の市場で販売して、帰ろうとする農民の車だ。
「ドッドッドッドッ!」
品のない、大きな音によって、100メートル離れていても、ヤツがいる、とすぐ分かる。
borosan051031.jpg

オート三輪、丸ハンドルだし、一見して自動車のような格好をしているが、その基本構造は、下のバイク三輪車に、カバーを被せたような単純な構造だ。
borosan051115.jpg

4輪車の場合は、カーブを曲がるときに、外側のタイヤと、内側のタイヤの内輪差によって走行距離に差が発生するので、これを調整する為に、一般に「デフ」(「ディファレンシャル」の略語)と言う部品を採用している。左右の後輪をつないでいるシャフトの真ん中についている玉のような部品だ。
この原理は、三輪車の後輪でも同じことだ。
だけど、このクラスのオンボロ三輪車では、左右の後輪を1本の車軸で直結しているので、デフもデブもない。

デフについて詳しく知りたい人は、こちらのサイトを見て勉強してくれ。

ちょっとわかりにくいかも知れないけど、下の写真は、本来ならデフがあるべき部分の写真なのだけれども、デフはなく、ベルトドライブのプーリーがくっついている。
beltdv051128.jpg

分かるかな。
途中に、変速機能のプーリーが見えるが、バイクと同じように、エンジンの回転を、ベルトで直接後輪に伝える簡単な構造なんだ。
高級なオート三輪(?)では、デフを採用しているものもある。
いずれにしても、以前の記事オート三輪で書いたことだが、オート三輪はとても危険な乗り物だ。

農民にとっては、こんな車しか買えない、いや、こんな車でも買えればまだ良い方で、食うや食わずの農民が大半なのだ。
オート三輪のドッドッドッと言う音を聞くたびに、経済の格差を感じてしまう。

コメント

オート三輪!

懐かしいですね。俺が子供の頃は、この最初の写真みたいなのが、街中でもバタバタという、それこそ「下品な」エンジン音を響かせて走ってましたね。「ダイハツ」とか「くろがね」なんかが多かったんじゃないかな。でっつさんは良くご存知だと思います。日本ではとうの昔に見かけなくなったものが、中国にはまだあるという典型の一つですね。
あの「品の無い」エンジン音って、2サイクル・エンジンの音なんでしょうかね。それと日本の昔のオート三輪の駆動方式はどういうものだったか覚えていませんが、中国のやつは確かにベルトドライブだったり、中にはチェーン・ドライブのものもありますね。実にプリミティブというか、壊れ易いかも知れないが、修理も簡単でしょうね。

この手のオート三輪や、耕運機に毛の生えたような車輌を総称して中国では「農用機動車」とか、簡単に「農用車」と言い、一般の自動車とは区別していて、交通法規上は都市部の道路は走ってはいけないことになっているはずです。と言っても、俺の住んでる営口市や、大連開発区なんかは周辺が全て農村部ですから、どんどん入ってきますね。その境目がどの辺になるのか判りませんが、大連市内は多分ダメでしょう。

あの音は

>遼寧省営口市在住さん
ホンダがマン島レースで活躍した頃、マニアの間では、
「スズキ・ノイズとホンダ・ミュージック」
なんて言いながら、ホンダの4サイクルエンジン音を称え、スズキの2サイクルの甲高いエンジン音を嫌っていました。でも、中国のオート三輪のエンジン音は、普通の2サイクルとも違うような?
そんなはずはないんだけれど、ポンポン船に積まれていた、焼玉エンジンを思わせます。

「農用機動車」という区分があるのですか?知りませんでした。
開発区では、三輪車もロバ車も平気で走っていますよ。

  • 2005/12/26(月) 13:42:12 |
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  • でっつ #-
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三丁目の夕日に出てきた

オート三輪は日本ではほとんど見かけませんが、林業関係ではまだ現役のものがあるそうです。山道の急な曲がりには最適なためだそうです。三輪車のみができる急ハンドルです。
先日、「Always三丁目の夕日」という映画を見てきました。その中でオート三輪が出てきましたが、小生はもう昭和30年代に居ました。貧しくて、現在の中国の辺鄙なところと同じような感じ、でもみんなやさしくて本気で生きてきた時代が描かれています。すごく感動しました。結構人気があるため、上映期間を延長したようです。一時帰国される方、ぜひ見てくださいね。
そうそう、ミゼットという三輪車もありましたね。

  • 2005/12/27(火) 18:21:01 |
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  • はくらくてん #-
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バーハンドルの三輪車

>はくらくてんさん
「三丁目の夕日」の映画の噂は聞いたことがありますが、まだ見ていません。見る機会も無いだろうと思うので、恐らく、大連でDVDで見ることになるでしょう。
オート三輪は、初期の頃はバーハンドルでしたね。大きく曲がるときには、助手席に乗っている人は、身をくねらせて避けないと、ハンドルに当たってしまうという代物でした。丸ハンドルのオート三輪には乗ったことがありません。丸ハンドルの時期は短くて、すぐに四輪車の時代に移ったような気がします。

  • 2005/12/28(水) 08:26:29 |
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