大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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日本の地名、中国の地名

中国語では、外国の地名は、発音が似た漢字を当てはめて、表現している。

例えば、
ニューヨーク ⇒ 紐約(ニィウユエ)
ラスベガス ⇒ 拉斯維加斯(ラースーウェイジャスー)
ロンドン ⇒ 倫敦(ルンドゥン)
パリ ⇒ 巴黎(バーリィ)
ボン ⇒ 波恩(ボーウン)
バルセロナ ⇒ 巴塞羅那(バーサイルォナァ)
アテネ ⇒ 雅典(ヤーディェン)
アンマン ⇒ 安曼(アンマン)

てな感じだが、中には、ニュー「新」セントまたはサン「聖」のように漢字の意味を使った例も、少しだけある。
ロングビーチ ⇒ 長灘(チャンタン)
ニューデリー ⇒ 新徳里(シンドァリ)
サンパウロ ⇒ 聖保羅(シェンバォルオ)
セントルイス ⇒ 聖路易斯(シェンルーイースー)

主要国は、「・・国」と言う。
アメリカ ⇒ 美国(美利堅合衆国)
フランス ⇒ 法国(法蘭西共和国、以前は仏国だったが、フランスに気を使って変えたようだ、仏教国でもないのに、仏は変だと。)
イギリス ⇒ 英国
ドイツ ⇒ 徳国(徳意志)
タイ ⇒ 泰国

これら以外は、国を付けずに、普通に地名のように言う
オランダ ⇒ 荷蘭(ファラン)
インド ⇒ 印度(インドゥ)
オーストラリア ⇒ 澳大利亜(アオダーリーヤー)
スペイン ⇒ 西班牙(シーバンヤァ)

前置きが長くなってしまったが、本題はこれからだ。
以上、説明したように、変な発音はあるものの、基本的には現地の発音を再現しようとしている。

それに対して、日本と朝鮮の地名は、たまたま漢字を使っているから、そのまま表記しているんだ。だから、中国人と会話をしているときに、日本の話題になるとついて行けないことがしばしばだ。

例えばこんな具合だ。
日本 ⇒ リーベン
東京 ⇒ ジンドンドンジン(読者の指摘により訂正)
大阪 ⇒ ダーバン
京都 ⇒ ジンドゥ
名古屋 ⇒ ミングーウー
福岡 ⇒ フーガン
北海道 ⇒ ベイハイダオ
仙台 ⇒ シェンタイ
金沢 ⇒ ジンズァ
広島 ⇒ グアンダオ

会話の中で、
「私は日本のチュンマァで実習しました」
と言われても、さっぱり分からない。実は群馬のことなんだが。

逆に、日本でも、中国の地名を漢字表記にして、強引に日本読みしているので、中国人との会話で地名が出てくると、訳が分からなくなる。
有名な地名は、こんな具合になる。
北京 ⇒ ベイジン(ペキンでは通じない)
南京 ⇒ ナンジン(ナンキンでは通じない)
成都 ⇒ チャンドゥ
広州 ⇒ グァンジョウ
瀋陽 ⇒ シェンヤン
重慶 ⇒ チョンチン
西安 ⇒ シーアン
四川省 ⇒ スーチュアンシェン

中国で話すときに、話がかみ合わなくなるので、日本の新聞などマスコミで中国の地名を扱うときには、現地発音に近いカタカナを併記したらどうだろうか?
例えばこんな例がある、
上海 ⇒ シャンハイ(何故かこれだけは現地発音と同じ)
天津 ⇒ ティェンジン(テンシンでも近いんだけどね)
青島 ⇒ チンダァオ(チンタオでも通じるかなぁ)

最初から漢字表記をあきらめて、カタカナになっている地名もある。例えば、ウルムチ、チチハル、カシュガル、フフホトなど、もともと漢字文化じゃないところに、無理やり中国語の漢字を当てはめた地名は、日本の漢字では対応できなかったのだろう。

高校で使う地図帳には、カタカナ併記があったと思うが、これを一般のマスコミまで広げたらどうだろうか?

因みに、大連は、ダイレンではなく、ダーリェンの方が近い。

コメント

フーチンタオ国家主席

私自身あまり記憶にないが、韓国の人名・地名が日本漢字の読み方で読まれていたことがあったそうだ(結構最近まで)。
ソウル
はさすがにおくとしても
釜山、慶州、大田・・・
などは「ふざん」「けいしゅう」「たいでん(おおた?)」などと読まれていたんでしょうかね?そういえばキムデジュンがKCAIに拉致された事件は「キムデジュン事件」とは言わず「キンダイチュー事件」だし、「光州事件」も「コーシュー事件」と読んでいたように思う。
 そこで我が(?)中国語もいつ韓国語にならって現地音(つまり普通話の音に近い発音で)読まれるようになるのだろうか?と注目している。個人的にはそうなってほしいとも、なってほしくないとも思わないが、最近の趨勢(たとえばビルマを「ミャンマー」と呼んだり、カルカッタを「凝る肩」じゃなかった「コルカタ」と呼んだり・・・)をみるといずれ中国の人名・地名も中国語読みで読まれるようになるのではないか?と個人的に推測しております。特に、国家主席や国務院総理が
「王珍固」とか
「陰歩鉄」とか
「宋次忠」とかいう名前の人になったら、アナウンサーが噴出してNGを出さないためにも現地音を採用するかも知れませんね(笑)。
 といって「鏡泊湖」のニュースで「昨日、中国東北部にあるJingbo湖でフェリーが転覆し・・・」とか読まれてもそれはそれで困るかぁ。
※今日は休日なのでしもねたに走ってしまいました。すみません!

  • 2005/12/04(日) 13:38:09 |
  • URL |
  • BEO #-
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東京は...

東京 : dong1 jing1、 逆さまですよね?

  • 2005/12/04(日) 21:14:04 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
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ローカルな話題で恐縮ですが、

今日、日帰りで大連まで行って来たんですが、高速長距離バス(瀋陽・大連高速道旅をを利用、行程約2時間半)で営口を出た時にはきれいに晴れていたと思ったら、高速道路を南下するにしたがって天気が悪くなり、大連地区のテリトリーに入ると、何と雪がちらつき始め、大連市内に近づくにしたがって、辺りはどんどん銀世界になっていくじゃありませんか! 天気予報で「雪」だってのは判ってたんですが、何とこんなに降っているとは。そして市内に入ると、あらら、昨日からの降雪で20cmぐらいも積もってる! 「えー、ウソだろう、大連って雪の少ない所だったはずだぜ。これじゃ、冬の札幌と同じじゃねぇか」と言ってみても、実際降ってるんだから仕方が無い。道路も「圧雪状態」(こんな言葉、雪国の人間じゃなきゃ知らないだろうな)で、テカテカ。そんな路面をノーマルタイヤ(大連に冬用タイヤなんてあるわけも無いが)で走ってるもんだから、そこら中で車が接触したり、緩い坂道でも登れなくて右往左往しているんですよ。幸いに俺の乗ったタクシーの運ちゃんは、30km/hぐらいで結構確実にグリップしながら走ってたんですが、車窓から見ているとダメなドライバーの多いこと。坂道発進しようとして、吹かせば吹かすほど、路面がツルツルになって車が出せない。「バカ、無闇に吹かすんじゃねぇ! そういう時はちょっとバックして、少し平らな所からゆっくりアクセルを踏み込むんだよ。」とか言ってみても、聞こえるわけもないし(笑)。
大連には数え切れないほど行ってますが、こんな雪は初めてで、「俺も何年も見たことが無いよ」って、年配のタクシーの運ちゃんも言ってましたね。
帰りも不断なら2時間半のところが、3時間半もかかって帰ってきました。
「あー、疲れた」って、本題と全然関係無い話でしたね。

ドンジンですね。

>BEOさん
確かに、子供の頃、キンダイチュー事件でしたね、大統領になったらキムデジュンに改名したのかと思っちゃいましたよ(ウソ)
面白い例を挙げていただいてありがとう。

>hexueさん
大変失礼しました。早速本文を訂正しておきました。
開発区には、「京東」と言う名の、カラオケクラブ、マッサージ点、焼肉屋などを展開しているチェーン店があり、その名前に影響されてしまいました。

>遼寧省営口市在住さん
2日の深夜から降り始め、3日4日と粉雪が舞っていました。私も大連に来て3年半になりますが、これまでで一番の積雪です。
もしスキーをするならば、パウダースノウと言うのでしょうか、良く滑って雪質は最高です、逆の見方をすれば、交通には最悪です。遼寧省営口市在住さんが書かれているように、そこら中で、コッツン事故が発生していました。「ノーマルタイヤなんだから、もう少し、頭使えよな」って感じだな。

  • 2005/12/05(月) 06:56:45 |
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  • でっつ #m/aUcm4U
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東京?京東?

くすっ(^_-)-☆
でっつさんの「京東」間違いにはうふふ(^^♪ですが
全然気がつかないレベルの私が、暮せてるのが不思議。
ここ数日の中国語話題には全然付いていけません。
でも将来参考になりそうなので、消さないでくださいね(数年後?)

雪はこれが大連の普通の冬の始まりかと思ったら違うんですね。
たしかに質の良い粉雪。スキーには最高でしょうね。
凍結した道路など見た事も歩いた事もない私は、
買い物袋をさげて2~30m歩くのに死ぬ思いでした。
さすが、大連っ子は道路を滑って歩いて(?)ましたね。ついでに車も滑ってました。1元バスはジェットコースターより怖かった!!

  • 2005/12/05(月) 10:06:02 |
  • URL |
  • mikihiromm #v7EhPhU2
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本題について

何だか大連の「大雪」(俺のふるさとでは、あの程度は序の口だが)についてだけ書いていて、本題については何も書きませんでしたね。

外国の人名・地名の表記問題についてですが、メディアでは「相互主義」という暗黙の考え方があって、欧米や非漢字圏のアジア諸国などの人名・地名は日本では「似た発音でカタカナ表記」、それらの国では「ローマ字やそれらの国の文字で音訳表記」されており、大して問題もないのですが、問題は「漢字圏」(日本、中国、韓国、北朝鮮で、但し韓国は実際の漢字使用は極めて少なく、北朝鮮に至っては全廃だが、漢字由来の語が多いのでやはり「漢字圏」に属する)での、「相互主義」はいささか複雑です。

中国の場合、表音文字は無いので全部漢字に置き換え無ければならない(いわゆる「当て字」)。しかし、日本の人名・地名はほとんどが漢字を使用しているので、そのまま表記するが、読みは中国語の発音になる。無理して欧米の人名・地名のように当て字表記をしようとすればできないことは無いが、ほとんどの中国人は日本語の読み方も知らないし、人名・地名は特殊な読み方も多く、しかも字数も増え、なおかつ日本人にも解らなくなり、全くナンセンスです。
日本側でも同じで、中国の人名・地名をカタカナ表記では正しい発音を表記するのは無理が多く、何だか解らなくなる、やはり字数も増える等のマイナスが多く、したがって「漢字表記で日本語読み」ということに、ほぼ落ち着いていますね。

問題なのは、韓国、北朝鮮との「相互主義」です。昔(戦前・戦中など)の朝鮮語文は、固有名詞や名詞などのかなりの部分を漢字表記し、それらの間の助詞とか動詞などの品詞はハングル文字で書くという、言わば日本語の文章に似た表記方法でした。戦後、朝鮮半島が独立すると、民族主義の高揚と識字率向上など教育面での必要性から、漢字使用がどんどん減って行きました。その変化の中で、日本の人名・地名もかつては「漢字表記で朝鮮語読み」でしたが、現在は「ハングル表記で日本語発音(に近い)表記」に変わっています。したがって、日本でも近年は「朝鮮(韓国)語音に近いカタカナ表記」に変わって来たというわけです。したがって「ノ・ムヒョン(盧武鉉)」とか書く場合がありますが、あくまでカタカナ表記がメインで、漢字表記はサブ(無くても良い)ということになります。但し、日本でも昔からよく知られた人名・地名は今でも日本では漢字表記されている場合が多いのは、解り易さのための必要性ということでしょうね。逆に北朝鮮の日本ではほとんど知られていない人名なんていうのは、同国の新聞などではハングル表記しかされていませんから、カタカナでしか表記のしようがないわけです。

じゃあ、中国と韓国・北朝鮮との関係ではどうかと言えば、韓国側についてはよく判りませんが、中国では韓国・北朝鮮の人名・地名は全て「漢字表記で中国語読み」です。面白いのは韓国の首都ソウルですが、「ソウル」というのは元々の朝鮮の固有語で、つまり「みやこ」という意味で、漢字には音訳されていませんから、中国ではわざわざ「漢城」というソウルの古名を使っています。

教えて下さい

『香港』は、日本語では(ホンコン)と読みます。
英語では、HONG KONG(han kan)、
中国標準語では、香港(xiang1 gang3)、
中国広東語では、香港(ヒョンゴン)と言うと思います。
「ホンコン=ほんこん」 は、いったい何語(読み)なんでしょう?

以前から頭の隅にあって、気になっています。 諸兄の御教示を!

  • 2005/12/05(月) 20:25:22 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
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英語の日本式読みでしょう

>hexueさん
英語の「Hong Kong」を、日本語式に不得意なngをnに置き換えて、「Hon Kon」、つまり「ホンコン」ってことになったんじゃないかと俺は思うんですがね。どうかな?

単に日本語ですか........?

>遼寧省営口市在住さん
そうすると、世界中で日本人だけが「ホンコン」と言っているだけなのですか................

  • 2005/12/05(月) 22:23:27 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
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HongKongとホンコンは同じでしょう

私は詳しくないので、ネットで探してみたところ、WikiPediaの記載から「広東語の訛り言葉からホンコンという名前がついた」と推測されます。

Wikipediaによると、広東語の訛りを言語としていた蛋民の言葉を、英国軍人が「HongKong」と聞き、そのまま命名したとされています。
英語の「HongKong」と日本語の「ホンコン」は同じ発音とみるべきでしょう。
==========
香港の由来
広義の香港は九竜半島や新界を含むが、狭義には香港島のみを指す。この香港島南西部に香港仔と呼ばれる場所がある。香木の積出港であったところから命名されたと伝えられ、観光客にはアバディーンとして知られるところである。ここが香港発祥地となる。
香港は中国語ではシアンガンと発音する。これを英語で「ホンコン」と呼ぶ由来は、アヘン戦争に遡る。英軍が初めてアバディーン付近に上陸した時、土地の名を知らなかった。そこで地元の民に地名を聞いたところ「ホンコン」と言った。この発音は広東語のもの(ヒョーンゴーン)とも異なり、現地の水上生活者・蛋民の言葉である。
==========
蛋民(たんみん)とは華南(南中国)一帯に広がる水上生活者である。「蛋家」ともよばれる。陸に土地をもたず、船を家とし、水上で生業を営む。香港・アバディーン(香港仔)の水上生活者が有名。
漢民族であり、言葉も広東語の訛とみなされるため、少数民族には分類されない。蛋の字は宋代以降に現れるが、その起源ははっきりしない。
中国における被差別民であった。農業を権力基盤とする歴代中国王朝から差別され、科挙の受験資格も与えられなかった。他の漢民族などが、彼らを海上(船上)から陸に上がらせないこともあった。現代ではその数は減少し、8万人程度とされる。
==========

  • 2005/12/05(月) 22:54:35 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

どうかな?

>hexueさん
まあ、日本語の「ん」は、nの場合も、ngの場合もありますからね。日本語式に「ホンコン」って読んでも、英語の「Hong Kong」だと判ってくれる人は結構多いんじゃないでしょうか。あんまり、大した問題だとも思えませんがね。

ソウル

ソウルの中国語表記ですが、つい最近(数ヶ月前)に「漢城」→「首爾Shou er」に替わったとのニュースを見ました。空港でも(少なくとも香港空港では)↑のように表示されていました。現状中国国内でのメディアでの浸透度はどうなんでしょうか?少なくとも庶民に「首爾」といってもピンと来ないでしょうが・・・。

>ホンコン問題?について
広東語ではhoeng gong,hyoeng gong(表記が難しいが)という感じで発音されます。[oe]というのは[o]と[e]の中間位の音です。[yoe]というのはそれに[y]がはいったような・・・ってこんな説明じゃ分かるわけないな。知りたい方は香港映画を日本語字幕版で見てみてください。

  • 2005/12/06(火) 08:09:01 |
  • URL |
  • BEO #-
  • [ 編集]

ソウルの「改称」?

BEOさんの指摘で気が付きましたが、確かにソウルの中文名称は「首爾」(実際には「爾」は簡体字)に変わっています。
調べてみると、これは今年の1月19日にソウル市長が記者会見をして発表したということで、純然たる韓国側の要求による変更です。理由は自分たちは「ソウル」と言っており、英文表記でもSeoulで、その発音に近い表記にした、ということです。まあ、自国の地名ですから、自分たちで決めると言うのも一応の筋は通っていますが、またしても韓国一流の民族主義で、「漢城」の「漢」の字は中国を表すので、それを嫌っての改称というのが本音のようです。
それに対して中国側のネット掲示板などでは、「だいたい‘韓国’っていう名称にしてからが、古代中国の‘韓’国からの借り物なんだから、いっそのこと、これも替えたらどうか」なんていう揶揄も出ていました。中国では大体において評判が良くないようです。
中国での浸透度ですが、確かに今年の9月か10月あたりからは、「首爾」と書く記事が増えて来ましたが、記事によっては「首爾(漢城)」と書いてあったり、「漢城」のままだったりで、十分に浸透してはいないようです。でも新華社やCCTVあたりが既に使ってますから、今後は徐々に浸透して行くでしょうね。
でも、「ショウアル」って聞いても、まだ何だかピンと来ないなぁ。

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