大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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大連のビニールハウス

開発区から郊外に出ると、こんな建物(?)を沢山見ることができる。何だろう?って、タイトルをみたらすぐ分かるよね。
野菜栽培用の温室というか、ビニールハウスと言うべきかな。

onshitsu040305.jpg

このビニールハウスって、すごく合理的だと思う。
まず、構造が簡単だ。

bnhsjpn.jpg左の写真は、日本の大型ビニールハウスの例だが、家型の骨組みを作って、ドアもつけて、屋根や窓が開閉できるようになっている。

この本格的な構造とは比べるまでもないが、大連のビニールハウスの最大のメリットはその簡易性だろう。

msro051205.jpgレンガを積んで壁を作り、後ろから土を被せて補強する。
骨材も直線の鋼材を「J」の字に曲げて並べるだけなので極めて簡単な構造だ。その上にビニールシートを被せて端を固定すれば出来上がりだ。実際には言っているほど簡単ではないかもしれないが、日本のビニールハウスのように「家」を作るのと比べると、はるかに簡単なのが分ってもらえたかな。

これが中々優れもので、そのポイントは、屋根の上に積んでいる「むしろ」を巻いたものだ。この「むしろ巻」は一体何かと言うと、遮光ネットと、防寒カバーの役目をする。

太陽光が沢山欲しいときには屋根の上に巻き上げておくが、直射日光が強すぎるときには半分くらいまで「むしろ」を下ろして太陽光を和らげ、夕方冷え込むようになったら、「むしろ」を全部下ろして、温度が逃げるのを防ぐ。
簡単な「むしろ」一枚だが、中々良く考えているだろう。

この中では、ミニトマトやキュウリが栽培されている。他にも色々栽培していると思うが、どんな野菜か全部は知らない。

おかげで、大連では、一年中いつでも、ミニトマトとキュウリを安く食べることが出来る。

コメント

日本は何につけ「きちっと」しないと気がすまないという気質もあるのでしょうが、日本のビニールハウスが頑丈な理由のひとつに台風があるでしょうね。大型台風が来ればどんなビニールハウスもひとたまりもないでしょうが・・・。
ところで最近日本のスーパーでも中国産の野菜が数多く見かけられますが、これって大連あたりから輸出されているのでしょうか?また、船便で運んだのではしおれてしまうと思うのですが、かといって航空便では高すぎるし、その辺の方お詳しいかたいらっしゃいませんか?

  • 2005/12/23(金) 12:17:11 |
  • URL |
  • BEO #-
  • [ 編集]

なかなか賢いな

このハウスはなかなか良くできていますね。中国は広いですから地域性や工夫があるようですね。小生見たのは、だいぶ違います。ひとつ目のタイプは骨が木や竹で、構造は日本のものと同じです。ふたつ目のタイプは、ビニールを使わずに上に草だか葦だかがかかっているもの、これは温度を取るためではなく、生しいたけをつくるための「小屋」のようなものです。もちろん一番多いのは日本を同じよなタイプのものです。
大連のタイプの背面をレンガと土で盛るというのは保温性の面でたいへん優れていますね。風を防ぐ、夜温を下げないなど、これはまさに野生の感覚ですね。すばらしい!さらにすごいのは、金があまりかからないということだ。写真に写っているような日本のビニールハウスは1坪当り安くても8000円位はするんじゃないですか。雨が少なく、台風が来ない大連では、コスト対効果で最高ですね。

BEOさんの疑問にお答えします。はしりの松茸等の一部などを除いて輸入野菜はほとんどが船便です。冷蔵コンテナで温度をコントロールしています。中国産ではあまりありませんが、氷温帯を使ったり、酸素や二酸化炭素・エチレンガスのコントロールをしたり最新技術を用いています。昨日の冬至用のかぼちゃはほとんどがメキシコ産ですが船便です。クリスマス用のアメリカ産ブロッコリーも船便です。
中国産の輸入野菜で大連産はほとんどありません。主なものは、ごぼう、さといも、にんじん、にんにく、にんにくの芽、しょうがは山東省産。生しいたけは福建省やセッコウ省(変換できず)。今のブロッコリー、さやえんどう、長ねぎはたぶん福建省か広東省あたりでしょう。産地が夏と冬では移動します。参考までに、きゅうりやトマト類は韓国。パプリカはオランダかニュージーランド、韓国です。いわば、中国は土地利用型で日本より安く作れるものが多く、韓国などは国の補助金を大量に入れた大型ハウス栽培による「ハイテク」型の違いがあります。かぼちゃ、アスパラガスなどは、南半球などの季節差によるものです。

  • 2005/12/23(金) 15:00:26 |
  • URL |
  • はくらくてん #-
  • [ 編集]

>BEOさん、
大連には台風は来ません。地震も来ません。
だから、大丈夫。手を抜けるところは、ドンドン手を抜いて、それがコストダウンの秘訣!

>はくらくてんさん、長文のコメントありがとうございます。
この方面に、随分とお詳しいようですね。
このビニールハウスですが、初めて見たときには、一体なんだろうかと思いました。

  • 2005/12/23(金) 15:44:14 |
  • URL |
  • でっつ #-
  • [ 編集]

こういうビニールハウスの中に

入ってみたことがありますが、冬でもかなり暖かいですよ。
それとでっつさんの写真の物には無いようですが、このビニールハウスの一方の端にレンガ造りの平屋が付いているものもあって、中には加温のためのカマドがあって、石炭などを焚いてビニールハウスの中全体を暖めているものさえあります。ここまで行くと外はかなりの寒さでも、中はポカポカでバナナやパイナップルでも作れるんじゃないかと思うほどです(笑、でもホント)。
このビニールハウス(「大棚」da4peng2と言う)と交通の発達で、昔は冬になれば「白菜、大根、ジャガイモ」しか無かった東北でも、今ではどんな野菜でも買えるようになったんだそうです。

どうしても知りたい!

ビニールハウスでの栽培と来たら次は肥料でしょう。どうしても知りたいことがあります。小生のご幼少(自分で言うか!)の頃は、どこでもくまなく「肥溜め」が設置されていました。設置というものではなく自然に農村風景に溶け込んでいました。というより落とし穴のように設置されており、罠にかかった人間もたくさんいます。
そうそう、中国には肥溜めという概念は無いのでしょうかね。輸出用の野菜の人糞の使用は商社が厳しくチェックしているでしょうから無いにしても、中国に「肥溜め(人糞を醗酵させる装備・施設)」が無いはずはないと睨んでいます。でっつさん、遼寧省営口市在住さん、どうか誰にも聞けない質問にお答えください、お願いします。

  • 2005/12/24(土) 18:54:51 |
  • URL |
  • はくらくてん #-
  • [ 編集]

「肥溜め」ねぇ

俺の住んでるところは大連なんかと違って、ちょっと郊外に出ると全くの「農村」で、そういうところを通りがかることも多いんですが、そう言えば「肥溜め」って見たことないですね。春先なんかでも、あの「懐かしい香り」が漂って来ることがほとんど無いです。たまにそれらしい匂いがすると、どうやら「下肥」ではなく、「鶏糞」を撒いている匂いだったりします。
どうやら都市のトイレの水洗化の普及で、最近は街中でバキュームカーすらほとんど見かけなくなっていますので、近郊農村では「原料不足」になっていると思われるのと、今では化学肥料が安価に入手できますから、もう「下肥」など使う必要が無くなっているのでしょう。ただ、これはあくまで都市近郊農村の話で、辺鄙な農村ではどうなっているのかについてまでは良く判りません。

これは難しい

遼寧省営口市在住さんが知らないとなるとちょっと難しいですね。
私も、普段は開発区に住んでる訳で、中国全土の中では、限られた最先端工業区域と言って良いかも知れません。とにかく私の周りでは肥溜めを見ることは出来ませんので、地方に行く機会があれば、地元の人に聞いてみます。

以前、西安の農村部に行ったときに、トイレの大便が、下の出口からあふれ出てくる仕掛けを見たことがあります。ひょっとしたら、あれが肥溜めの代わりなのかも?とも思うのですが、はっきり分りません。

  • 2005/12/25(日) 13:39:31 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

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