中国語を学んで、初めの頃
「トイレはどこですか?」を覚えたつもりだった。
「厠所在哪?」レストランでもホテルでも、得意になって使っていた。
文字通り「便所はどこだ?」と。
少し勉強が進むと、トイレに掲示されている表示が「洗手間」とか「衛生間」と書いてあることに気付いた。日本語でも、「便所」のことを、ちょっと上品に言うときには「トイレ」「お手洗い」「化粧室」とかいう様に、中国語でも、やっぱりあったのだ。直接的な表現ではなく少し軟らかくした言葉が。それが「洗手間」であり「衛生間」だったのだ。

レストランで食事をしているときに、「おい、便所はどこだ?」
と問いかけるのは、いかにも品がない。やはり、その場に合った表現をすべきであって、最近はもっぱら
「我想去洗手間、在哪儿?」「お手洗いに行きたいのですが、どちらですか?」
を使っている。
もうちょっとしゃれた言い方では、そもそも「トイレ」という名詞を使わない表現もある。日本語だったら「ちょっと失礼します」
のような雰囲気だと思うが、
「我想去方便一下」
と言う。
女性のくだけた表現では、
「我想上一号」
でトイレに行きたいとなる。
オレの家庭教師の学生に聞いたら、彼の感覚で最も無難なのは、「洗手間」だそうだ。日本語の「お手洗い」と同じだね。
やっぱり、外国語を学ぶって大変だよ。辞書に書いていない常識が沢山ある。だから、教室内だけでなく、広く社会勉強が必要なのだ。と言いつつ、今日もブログのネタ探しに、取材に出かけるでっつであった。
キーワード:外国語、中国語、便所、トイレ、表現、丁寧語



