大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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千里走単騎

オレにとって大連の夜は、自宅でDVDを見て過ごすことが多い。
何回も紹介しているが、中国では、日本新作映画の人気作品は劇場で生撮りした速報版がまずDVDとして販売される。これは、日本上映から1、2ヶ月で市場に出る。だけど画質は悪いし音質も悪いし、その上、トイレに立つ人の影が映るので、品質は最悪だが、ストーリーは分る。新作を早く見たいときには、つい買ってしまう。その後、日本で正式なDVDが発売されると、そいつのコピーが出回る。これは、音質も画質も市販品と変わらない。
日本のテレビドラマは、人気番組なら、最終回放送が終わった後2、3週間で発売される。もちろんこれは、放送の直撮りなので、「地震情報」とか「ナイター中継のため30分繰り下げて放送しています」なんてテロップが入っている。その後、正式なDVDボックスが販売されると、そのコピーが出始める。

日本語に拘らないのなら、日本で開幕上演前の作品が出回ることがあるし、中国で上映している作品でさえ同時に販売されていることだってあるのだ。

勿論、違法なのだが、海賊版DVDが1枚6元~10元という環境に居ると、どうしても抗し切れない人間の弱さを露呈してしまう。あろうことか、オレは、42インチのプラズマ・ディスプレイを買い、5.1サラウンドシステムでいわゆるホームシアターを設置して楽しんでいるアホだ。

今日、紹介する作品のタイトルは、高倉健主演の「千里走単騎」だ。この映画は、今でもまだ中国の映画館で上映されているかもしれない。
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日本人は日本語を、中国人は中国語を喋り、中国語字幕がついた中国映画だ。日本語の部分に中国語字幕が付くのは当たり前だが、中国語の部分も雲南省の言葉が標準語と違っていたりするので、字幕は必要なのだ。

中国語が全く分らない人にとっては、中国語の部分は想像半分で、なんとかストーリーは追えるものの、かなりストレスを感じると思う、かと言ってオレ程度の中国語で完全に分るかと言われれば無理なのだが、なんとか字幕を追って雰囲気をつかめる程度のレベルだ。
南方人(雲南省)の言葉と字幕の違いが気になったりする。

高倉健さんは、映画の中では中国語は一切喋らない、全部日本語だ。シワシワの顔のアップを見ると歳とったなと思うけれども、やっぱりかっこいいな。

物語は、永いこと疎遠になっていた息子との縁を取り戻すために、頼まれもしないのに、息子の代わりに単身中国に渡って目的を遂げようとする健さん。これから見る人のために、ストーリーの描写は避けるが、3箇所で泣かされた。ストーリーには不自然に感じるところや納得できない部分もあるのだけれど、全体としては、感動的な良い作品だと思う。中国、雲南省の厳しい大自然を舞台にした情緒豊かな作品なので、関心のある向きには、鑑賞を進める。

なお、タイトルの「千里走単騎」とは、健さんが馬に乗って、千里を走るわけではなく、中国民芸「仮面劇」のひとつの作品のタイトルのことだ、決して、アクション映画ではない。

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