大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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100元札を拾った

ある雨の日のこと、とある店の前で100元札を拾った。びしょびしょに濡れていて、踏まれたりして少し破けている。
どうしよう!? 100元といえば、工場作業員の月給の1割に相当する大金だ。交番に届けるか? いや、子供じゃあるまいし「イン・マイ・ポケット」で良いだろう。
lianzhi060309.jpg

ん!! ちょっと待って! このお札、なんか変だよ。

中国のお札って、毛沢東の肖像画があるはずなんだけど、このお札にはビルの絵があるだけで、裏を見ても肖像画が無い。

でもちゃんと「中国人民銀行」って書いてあるし???





「札勘」って言葉を知っているかい?

銀行員がお札を数える時に、札束を扇形に広げて、サッサッーと数える時の手捌きって、見ていても惚れ惚れしちゃうよね。あんなふうにお札を数えることを「札勘」って言うらしい。つまり、「札を勘定する」って言う意味の金融業界の専門用語なのだ。銀行に就職すると、新人研修で札勘の練習をやらされる。
「札勘」には、「横読み」「縦読み」の技術がある。
「横読み」は、お札を扇のように広げて違う紙幣が混じっていないかを確認しながら、3枚とか5枚とか数えていくので、速い。
「縦読み」は、片手に札束を持ち、もう一方の手で一枚ずつめくりながら数えるやり方で、新入社員の取り敢えずの目標は、100枚を40秒以内に数えることだ。

そういう訳で、実は、この拾った100元札は、「札勘」練習用の模擬紙幣あるいは擬似紙幣だったのだ。良く見ると左の透かしの部分に「點鈔券」と書いてある。「點」は点検の意味、「鈔券」は紙幣の意味、つまり検査用紙幣と言うわけだ。更に裏面を見ると「練功専用」(練習専用)とも印刷されていた。

ホームページ検索で、札勘用の模擬紙幣を探してみたんだけど、日本では、白い紙を札の大きさに切っただけのようだ。これほど丁寧に印刷した練習用の紙幣って、他にもあるのだろうか?
そんな疑問をあるホテルのキャッシャー(現金係り)の女性に聞いてみたところ、うちにも練習専用の模擬紙幣がありますよって、見せてくれた。そのホテルの名前が印刷された模擬紙幣だった。

コメント

公務員も

事務系の公務員も練習させられるそうです。

  • 2006/04/10(月) 09:25:44 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
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面白いものを

拾いましたね。
実はこれ、日本のヤフーのオークションなんかにも、時々出ていますよ。
まあ、本物の紙幣ではないのと、結構たくさんあるらしく、収集価値は高くないのか、あまり高い値段はついていませんが。

でっつさんの拾ったものは「中国人民銀行」のものですが、「中国工商銀行」、「交通銀行」、「中国農業銀行」など各銀行で、いずれもこういう練習用のレプリカ紙幣を行内用に作っているらしいです。
ただ、ホテルでも独自の物があるとは知りませんでしたね。
外為銀行で外貨両替の取り扱いの多い「中国銀行」では、米ドル、日本円、ユーロなどの練習用紙幣もあるんだとか。いっぺん見てみたいですね。

こういう「練習用模擬紙幣」は銀行に友達でもいれば入手は可能でしょうが、普通に出回っているものではないし、例の法事用に燃やす「冥府銀行1億元」の類いとは違って売ってもいませんから、珍しいものかも知れませんね。

初めてコメントさせて頂きます。

珍しいものを拾いましたね~
練習用模擬紙幣の存在も初めて知りました。

  • 2006/04/10(月) 16:35:35 |
  • URL |
  • zping #-
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他人の金を数えるのは

>カンカンさん
自分のならいいけど、他人の金を勘定するって気分良くないよね。

>遼寧省営口市在住さん
各銀行毎にあるんですか? でも、わざわざ印刷することも無いと思うのですが、白紙では臨場感が無くて、緊張を保てないのかな?

>zpingさん、はじめまして。
ご指定のURL(http://blog.livedoor.jp/zping/)を開こうとすると、我が家のPCでは、何故かエラーになって開けませんでした。
また、コメントをお寄せください。

  • 2006/04/10(月) 17:35:45 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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オレは兌換券をもらった

練習用模造紙幣とはおもしろいですね。オレも拾いたいです、、、(?)
ところで、昨年、知り合いから兌換券ともらいました。中国に行くのに餞別代わりだったようです。なんと、壱角紙幣が・・・3枚。さざわざ届けてくれました。中国のそれなりの価値のある紙幣だと思ってくれたようですよ。オレは、みやげを買いました。トホト、、、、、

  • 2006/04/10(月) 19:33:38 |
  • URL |
  • はくらくてん #-
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點鈔券

 小生の家内が、銀行に入行した頃、そういうもので金勘定の練習をしていました。何も印刷していないただのベージュ色の紙ですが、手触りは紙幣と同じようで、ちゃんと100枚の札束には封緘紙も巻いてありました。
 うちに一束持ち帰っておいたのですが、どっかいっちゃいましたね。

  • 2006/04/10(月) 19:39:16 |
  • URL |
  • mark #-
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兌換券とは

>はくらくてんさん
1995年頃は兌換券が使われていたようです。それにしても3角とは。
お土産に何を買われたか知りませんが、現在の価値で言えば、5円ですかねぇ!適正なお土産が見つかりません。

>markさん
やっぱり、無駄な印刷などしないで、無職の紙が基本ですよね。中国で模擬紙幣に印刷するのは、面子の問題なのでしょうか? 分かりません。

>

  • 2006/04/10(月) 21:34:53 |
  • URL |
  • でっつ #-
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お札の話

30数年に渡って海外旅行を楽しんだので、小生の旅行用財布には世界各国の紙幣が収まっている。

数年前に大連へ行った時、ホテルで両替をすべく財布の中のそれら紙幣を出した所、古い兌換紙幣や70年ごろの10元札も一緒に入っているのを現地係員に見つけられ、「その古い10元紙幣は使えないが、珍しいから私が10元で交換してあげます」と言われ、疑う事もせず手渡してしまったが、事実だったのだろうか? 
兌換紙幣は使えないと思ったのでプレゼントした。 毛沢東や周恩来の肖像の古い10元紙幣もも何枚かあるが、これは今も使えるのだろうか?

  • 2006/04/10(月) 22:13:55 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
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[訂正] 毛沢東、周恩来、劉少奇、朱徳(?)の札は1990年発行の100元紙幣でした。

  • 2006/04/10(月) 22:20:05 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
  • [ 編集]

兌換券を出して見た

先日のコメントの兌換券ですが、これをくれた方は、兌換券が10年も前に廃止になったことや、壱角がどのような価値なのかわからなかったのだと思います。まじめな顔でくれたので、つい「現在は使われていない・・・」とは言えずに受け取りました。
しまってあった引き出しから出して、見てみました。ちょうど、人生ゲームの紙幣を少し大きくしたような感じだけど偽造しにくいような色とデザインです。1979年と書いてあります。当時は、それなりの価値だったかもしれません。いずれにしても、オレにとっては5円の貨幣価値ではなく、思い出として100元以上の価値がありそうです。
現在も、兌換券なんかを使っている国はあるのですかね?

  • 2006/04/11(火) 09:20:48 |
  • URL |
  • はくらくてん #-
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模擬紙幣でも丁寧に印刷

されているのは、想像ですが、以下のような理由だろうと思います。

(1) 単なる「扎勘」練習用だけではなく、もっと幅広い訓練用途がある。
例えば、でっつさんが拾った100元札の模擬紙幣には、機械読取り用のマーク(右端のちょっと下にある、いくつかの●の組み合わせ記号)が入っていますが、これは「第4シリーズ人民幣」の100元札(建国指導者4人の頭像のあるもの、最近あまり見かけなくなったが、まだ流通中)と同じものです。これは、機械読み取りの操作訓練なども想定していると思われます。
(2) 額面の無い物もあるが、それは単純に「札勘」用だろう。
(3) 額面のある物は1元から100元まですべての金種があるようで、大きさも実際の紙幣と同じ。
これは、色々な金種の紙幣が混じった状態から、金種毎に選び出す練習(手作業あるいは機械使用)のためだと思われます。

したがって、識別用にはやはり額面や何となく紙幣らしい図案を印刷しておく必要がありますが、写真などで見る限り簡単な単色オフセット印刷のようですから、技術的にも費用的にも大したものではありません。

先ほど日本のヤフーのオークションを見てみたら、やっぱり出品している人がいましたね。「中国建設銀行」や「中国工商銀行」の物が出ています。また「中国銀行」のものは面白くて、「香港ドル」やら、「英国ポンド」、「米ドル」、「スイス・フラン」、「フランス・フラン」などの外国紙幣の実物通りのデザイン(しかもカラー印刷)に、「票様」(見本)とか「練功券」(練習用)などの文字が大きく印刷されています(印刷は片面だけの様ですが)。残念ながら日本円は出ていませんでしたが、きっとあるんだと思います。(日本円だと法律に抵触する可能性があるので、オークションには出品できないのかも知れませんね。)

きのうは手捌きっぽい印刷した。
いやきょう、でっつと検査されたみたい…
つまりきょうジョンは、店みたいな練習されたみたい…
つまりここででっつは紙幣勘定ー!
つまりここに練習ー!
いやきょうジョンがでっつで意味すればよかった?
でもジョンが練習しないです。

  • 2006/04/11(火) 13:03:33 |
  • URL |
  • BlogPetのジョン #-
  • [ 編集]

ジョン君、「わーい!」てな盛り上がりようですね。だんだん感情表現が豊かになってきたので楽しみ。

  • 2006/04/11(火) 13:36:34 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
  • [ 編集]

ネットはすごい

>hexueさん
物持ちが良いですね。私も外国のお金があったはずだけど、どこに行ったのやら、見当たりません。
1990年の100元は、使えるでしょう。

>はくらくてんさん
ネットで探してみたら、中国兌換券の写真がありました。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~n-fuji/su18.htm
発行者は「中国人民銀行」ではなくて「中国銀行」なのですね。
中国は94年に外貨兌換券の発行を停止し、北朝鮮は02年に兌換券を廃止して、現在兌換券を発行している国は、ミャンマーだけだそうです。

>遼寧省営口市在住さん
深い考察を書いていただいてありがとうございます。
なるほどねぇ、機械読み取りの調整にも使われる可能性があるのですね。
それにしても、各国の外貨専用模擬紙幣とは、懲りすぎのような!
でも、こんなものが売買されているとは、なんともすごい世の中ですね。

>ジョン
随分と長い文章を書いたものだね。何となく分かる様な分からない様な?
ジョンは犬だから練習しないんだな。

>カンカンさん
ねぇ、びっくりしましたよ。

  • 2006/04/13(木) 12:00:15 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

ミャンマーといえば・・・

いまはほとんど見かけないそうですが、ミャンマーには「45チャット」「90チャット」というお札がある(あった)そうです。よく頭が混乱しないものですね。
>でっつさん
ジョン君の言い回しで「~すればよかった?」というのが多いような気がしませんか?

  • 2006/04/14(金) 12:28:40 |
  • URL |
  • BEO #-
  • [ 編集]

ミャンマーでは

>BEOさん
歴史的に9進法が使われていたんじゃないですか。(ウソ!)

  • 2006/04/14(金) 14:16:33 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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