大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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ひまわりの種

ひまわりの種と言えば、オレが日本にいた頃は、息子が飼っていたハムスターの餌と言う認識しかなかった。想像範囲を広げても、せいぜい、リスの餌、鳥の餌、油の原料辺りまでだった。
写真は、黒い種だが、白い種もある。工場生産品で袋に入ったものもあるが、店先で炒り立ての香ばしい量り売りの方が一般的かもしれない。


大連の人たちは、ひまわりの種を良く食べる。もちろん主食じゃないし、レストランで食べるようなものじゃない。
じゃあ、いつ食べるかっていうと、基本的にヒマなときだな。男が手持ちぶたさになるとついタバコに手を伸ばしてしまうような感覚だと想像している。スポーツ観戦、客が来ない店番、何するともなくテレビを眺めているとき、ニ三人でだべっているとき、本を読んでいるとき、その他いろいろだ。

サッカーを見に行ったときに、隣に座った人が、一握りのひまわりの種をオレにくれた。こんな小さな粒だし、外の殻は食べられないので剥かなければならない。殻はどうするかと言うと、言わずと知れたポイ捨てだ。観客席のあちこちにひまわりの種の殻が散らかっている。そういうマナーらしい。
店番をしながら座っている女性の足元には、ひまわりの種がいっぱい散らかっていることが多い。最初からくずかごを用意してそこに入れれば良いのにと思うのだが、こういうマナーらしい。

食べるために、爪を立てて、爪で割ってから中身を取り出そうとすると、えらくめんどくさい。苦労して中身を取り出しても、5ミリにも満たない小さな粒が取れるだけだ。こんな物を剥いて食うヤツの気が知れない。

と思ったら大間違い!!

これには、これなりの食べ方があるのだよ。
種の太い方を指で挟んで縦に持ち、細い方の先のほうから前歯で軽く噛み潰していくと、うまく指を操作すれば、殻が割れて、扇のように広がる。

広がった状態が左の写真だ。親指と人差指で挟まれた扇形の中央に立っているのが食べるべき中身なのだ。この部分を舌先で舐めるようにすくいとる。写真を撮るために扇形を外に出したが、本来は歯の内側、つまり口の中で行われる作業だ。
この一連の作業が実に速い。1粒当たり1秒とは言いすぎとしても、恐らく2秒はかかっていないだろう。


ha060307.jpg大連の商店で女子店員と話をしていると、時々、前歯の一部がV字型に削られた跡があることに気付く。子供の頃から、ひまわりの種を食べ続け、ひまわりの種が当たる部分の前歯が削られ、V型の研磨痕が出来たのだと言う。オレは結構ずうずうしいつもりだけど、さすがに「口元の写真を撮らせてくれ!」とは言いずらいので、ここはイメージの絵で我慢してくれ。前歯の片方の人もいるし、この絵のように両方の前歯が削られている人もいる。そこまでして食うほどのものじゃないだろうと思うのだが、暇つぶしにはうってつけのようだ。

コメント

確かにそうでした

初めて書き込みさせて頂きます。毎週月、木を楽しみにしております。
今日の話題ですが日本在住の黒龍江省、吉林省出身の女性が
あまりにも見事にひまわりの種を食べるのを見ていろいろ聞いてみたところやはり幼い頃よりずっと食べているので前歯に小さな溝があると
言ってました。見せてもらうと確かに絵のような溝がありました。
歯だけでなく舌の使い方がポイントとの事。なかなか奥深いものづすね!

知りませんでした

ヒマワリの種をいつも食べていると、歯がドラキュラみたいになるんですか。小生も、中国では白酒(+開水)のお供にヒマワリやスイカ、カボチャの種などをつまんでいますが、ときどきのことですから考えたこともありませんでした。
まあ、ヒマワリが一番ざらざらしていますが、けっこう殻の硬度があるのでしょうか。
今度じっくり観察してみましょう。

  • 2006/04/03(月) 19:35:52 |
  • URL |
  • mark #-
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皆、よく散らかします。
だけどヒマワリの種、美味しいですよね?
だけどもう食べません。面倒くさいから‥‥

  • 2006/04/03(月) 21:26:25 |
  • URL |
  • yuu #eSGkAR1I
  • [ 編集]

職人芸

積み重ねの鍛錬で、歯がひまわりの種の形にすり減ってしまった殻むき名人達---長年の作業で、指紋がなくなってしまったレンズ研磨職人(あるいは京都北山杉の丸太磨き職人?)を彷彿とさせますね。などと言うと職人さんに失礼ですね?

  • 2006/04/03(月) 21:46:11 |
  • URL |
  • フレッド #-
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成長盛りの若い歯だから

>hide@川口さん、はじめまして、これからも時々コメント書いてください。
大連の女性は良くひまわりの種を食べますが、黒龍江省、吉林省の人も同じですか。
南方ではどうなんでしょうね。南方に詳しいBEOさん、この辺の状況が分りますか?

>markさん
ドラキュラのように歯が尖ってくる訳ではありません。V字型に溝が出来るんです。長さが無いから溝って言うのも変だけど。
歯が生え変わってすぐの育ち盛りだから、まだ歯が柔らかいのかも知れませんね。白酒を飲むような大人の方なら恐らく問題ないでしょう。

  • 2006/04/03(月) 21:49:24 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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お久しぶりです

>yuuさん、こんばんは
面倒くさいから!! そんなことを言っているようじゃまだまだ初心者ですよ。
慣れてくると、指と歯と舌が連係プレイで勝手に動くようです。面倒くさくありませんよ、って、受け売りです。

>フレッドさん、って、あの英語が達者なフレッドさんですか?
ひまわりの種を幾ら食っても金にはならないから、職人とは言い難いが、やってることは同じようなものでしょう。1分間にひまわりの種を何個食べられるかのコンテストをしたら、相当盛り上がると思いますよ。
短距離レースは1分間、長距離レースは10分間とか。
でも種の形状や大きさで条件の優劣があるんですよね。

  • 2006/04/03(月) 22:24:15 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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ひまわりの種

これ、中国ではどこでも良く食べられてますね。北は黒龍江省でも、南は広州でも見かけましたから、おそらく全国的に食べられているんじゃないでしょうか。
産地もどこでも作られているようですが、内蒙古あたりの産量がかなり多いようです。また面白いことに、最近はアメリカから大量に輸入しているらしいですよ。どうやら世界最大の産地はアメリカみたいです。(もっとも80%は食用油原料だとのこと)

これ、食べ始めるとけっこう止まらないんですよね。気がついたら、灰皿が殻でいっぱいなんてことが良くあります。でも、油分がかなり多いようなので、太るかも知れないな。
歯が磨り減るという話は本当で、ウチの嫁さんも下の前歯がちょっとくぼんでますよ(笑)。

中国語では「葵花子(kui2hua1zi3)」と言うのが正式名称ですが、東北では一般的に「毛殻(mao2ke2)」と呼ばれています。大連でも多分そうでしょう(?)。

ジョンは、大連まで生産しないです。
じゃあきょうジョンは、店番するはずだったの。

  • 2006/04/04(火) 15:41:24 |
  • URL |
  • BlogPetのジョン #-
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初めてコメントさせていただきます。
いつも楽しく拝見させていただいています。
あまりにもタイミングが合いすぎて、思わずコメントしたくなりました。たった5分前に彼氏が大量のひまわりの種を猛スピードで食べていました。私もいくつか試しましたが、時間がかかりすぎて、面倒になってやめてしまいました。食べ方も伝授してもらったのですが、もう少し練習が必要のようです。味はおしいしいですよね。

  • 2006/04/04(火) 21:45:41 |
  • URL |
  • ねこ #-
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瓜子と呼んでいるようです

>遼寧省営口市在住さん
何人かの中国人の友人に聞いてみたところ、みんな瓜子(gua1zi)と呼んでいました。ヒマワリの種でも瓜子らしいです。

>ねこさん、こんにちは
味は、色々あるようですよ。一番オーソドックスなのが、味付け無しで炒った物だと思いますが、少し甘いのや、牛乳味なんかもあります。
将来は、チョコレート味とかカレー味なんかも出るかもしれませんよ。

  • 2006/04/05(水) 08:41:16 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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日本人だけが食わないのか

ひまわりの種ですか。オレも息子のハムスターの餌だと思っていました。ところがヨーロッパでは露天で売られていて、なんと直径30センチもあるような生のひまわりの収穫し立てのものを若いカップルが生で食していました。それも、かなり広域で。
ひまわりは、アメリカ中部とか西部が原産でコロンブスが自国に持ち込み、日本へは中国経由で元禄時代に入ったそうですよ。ひまわりの種を食わないのは日本人だけだったりして・・・。大リーガーもガムだけでなく、ひまわりの種も食っていますよね。

  • 2006/04/05(水) 17:36:38 |
  • URL |
  • はくらくてん #-
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中国人は皆大好きと聞いていたのでお土産に買っていって一緒に食べました。
殻を手で剥こうとする私を止めて
「こう、1,2,3」
口に運ぶ、殻を砕く、中身を出す、殻を捨てる、一連の動作がリズミカルで見事でしたね~。
やってみましたが、どうもうまくいかないなあ。殻が口に残って。
「ブッブ、ペ~」なんてやっていると笑われましたよ。
鍛錬が必要ですね。

トマトに牛乳・・・、夏に旬のものがとれたらトライしてみます。

  • 2006/04/06(木) 11:33:22 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
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蘇州に行ってました

お久しぶりです。1週間ほど蘇州に行っておりました。「南方」とはいえませんがもちろん「瓜子」は食べましたし、言うまでもなく広州人も瓜子大好きであります。中国人に限らずベトナム人もハムスターよろしくよく食べますね。確かに日本人が瓜子を食べる習慣がないのは不思議で、いつかこのネタが載るころやろーなーと思っていた矢先でした。さすがはでっつさん。

さて、大連はまだ寒いのでしょうね。蘇州、上海はぽかぽか陽気で「江南の春」を満喫できました。(かわりに花粉症?の症状が出た)
リニアも載ったのですが、試乗記(?)はリニアのページに書きますね。

  • 2006/04/07(金) 09:56:30 |
  • URL |
  • BEO #-
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>はくらくてんさん
えっ!中国以外でも食べているんですか?
知りませんでした。

>カンカンさん
慣れると結構早く食べられますよ。だけど、地元の人と競争するといつも負けます。予め食べやすそうな形のものを選んでヨーイ・ドンで競争するんだけど、奴等は速いです。

>BEOさん
やっぱり南方でも食べるんですね。南方どころか、上のはくらくてんさんの話によれば、アジアに限らずヨーロッパでも、アメリカでも食べるそうです。びっくりでした。リニアが揺れた話は読みましたよ。

  • 2006/04/08(土) 12:29:53 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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