大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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タクシー値上げ、ハルビン高速列車、ばい菌ネットカフェ

最近の新聞記事からニュースを3件紹介しよう
大連でタクシー代値上げを検討
昨今の世界的な原油高に伴って、中国のガソリン代も値上がりしている。
1年前のガソリン代は、1リットル3.9元だったが、先月末で4.4元になっていたので、10%値上がりしたことになる。
リッター4.4元というと、65円だ。埼玉のガソリンが134円だったので、およそ半分と言うところだ。食品や人件費が十分の一であることを考えれば、意外と高いもんだなと思う。

これに伴って、タクシー代の値上げが検討されている。
現在の料金は、初乗り8元(3km)+追加1.8元/kmだが、
これを初乗り8元は変えずに、距離を詰めて、
初乗り8元(2km)+追加2元/kmに値上げしようとしている。

開発区から市内まで30kmで計算すると
  現在:8元+27km×1.8元=56.6元
  改訂:8元+28km×2.0元=64元
となり、13%の値上げとなる見込みだ。

これは確定ではないし、いつから実施されるのかも発表されていない。
運転手たちは、客離れを恐れて、値上げには消極的だ、と新聞は報じていた。

さて、この値上げは、近距離が得か?長距離が得か?
開発区からの大体の目安距離で計算してみると次のようになる。
   2km   8元   ⇒8元 0%(徒歩30分圏内)
   3km   8元   ⇒10元 25%
   5km  11.6元 ⇒14元 21%(開発区内)
  10km  20.6元 ⇒24元 17%
  30km  56.6元 ⇒64元 13%(大連市内まで)
  70km  92.6元 ⇒104元 12%(旅順、普蘭店まで)
 100km 182.6元 ⇒204元 11%(瓦房店まで)
 160km 290.6元 ⇒324元 11%(庄河まで)
 350km 624.6元 ⇒704元 11%(瀋陽まで)
1000km 1802.6元 ⇒2004元 11%(北京まで)
1500km 2702.6元 ⇒3004元 11%(青島まで)

長距離の方が金額は嵩むが、値上げ率は低いことになる。
一番値上げ率が高いのが、2kmをちょっと超える辺りだが、日本人と見ると10元払っても2元の釣りをくれない運転手も時々いるので、あまり変わらないか?

瀋陽まで350kmで700元だが、日本で350kmといえば東京から名古屋を越えて滋賀県にまで達する距離だ。これをタクシーで1万円とは、新幹線より安いなぁ。

5月25日追記:
検討されていたタクシー代値上げが、25日から実施される。
初乗りの距離を短縮する案は見送られ、従来と変わらず3kmのまま。
追加は、計画通り1.8元/kmから2.0元/kmに値上げ。
夜間(22時~5時)は、初乗り10.4元変わらず、追加は2.34元/kmから2.6元/kmに値上げされる。


大連-ハルビン高速列車計画
時速260kmで、大連から瀋陽を経由してハルビンまでを4時間で結ぶ高速列車の建設計画が動き出した。
大連-ハルビン間は904kmで、瀋大高速道路の西側に添って走り、202号国道に繋がる。大連には、大連駅、南関峰北駅、普蘭店西駅、瓦房店西駅の4駅が建設され、瀋陽につながる。瀋陽までは2時間以内に到着する。
この計画のフィージビリティ・スタディはすでに完了し、現在国家の承認を待っているところだ。順調に行けば、建国以来、東北地区では最大規模の投資による鉄道建設が、今年の後半にも着工し、2008年までに土木工事を終え、2010年の前半に完成する。その後試運転を重ね、2010年の年末までには、正式運用を開始する計画だ。
新しく建設される南関峰地区は、地下鉄、軽軌、鉄道など大連交通の中心地区となるような設計が計画されている。
この件は、大連市書記及び市長が出席した、大連市人大常委会第43回主任会議で了承された。


と、言うことだが、基本技術として日本の新幹線技術が使われるのかどうかは記載されていなかった。南関峰地区とは、大連周水子空港のやや北方で、市内と開発区の中間くらいに位置する辺りで、この辺が大連交通のハブになるらしい。
ここまで具体的に書かれているのだから、きっと実現するんだろうな、そうなると、どこが栄えるのだろうか?
いわゆる半島化現象が発現し、東北の山奥から沿岸(大連)に人が流れて、奥地と沿岸地区との経済格差を助長する結果となるような気がしてならないのだが。

ネットカフェは公衆便所の400倍汚い
北京の調査によると、インターネットカフェのキーボードやマウスに付着している雑菌の数は公衆便所の400倍も多く汚染されていることが明らかになった。一般的なネットカフェでは、数日間に1回程度しか掃除をしておらず、公衆衛生管理の盲点となっていた。
大連には、1400箇所に及ぶネットカフェがあり、今後の対応が求められている。

パソコンは高額商品なので、学生が自分で所有することが出来ず、中国ではネットカフェの利用が一般的である。今後ネットカフェにいく場合は、消毒薬を持参して、使う前に、キーボードとマウスを「拭き拭き」するなど、自衛策を講じなければならないのかな。

コメント

食いつきネタ3点

個人的に食いつきたいネタ3点です。
>タクシーのネタ
日本では初乗り2kmなので初乗り3kmは長いなーと思っていました。今後は日本と比較しやすいですね。
ちなみに大阪では全国に先駆けて「5000円超分5割引」という遠距離割引を実施してますので、東京とかの長距離になると、ほとんど丸々5割引になります。知ってました?逆に中国では「遠距離の場合、帰りが空になるので、帰りの分も払え」というようなまったく反対の料金体系があるようです。詳しくは未調査です。
>鉄道のネタ
仰々しく「高速化」とか「最高時速○km達成!」とか言う前に、日本で言うL特急や関西地区でおなじみの「新快速」のようなものをさっさと走らせてほしいですね。中国は日本に比べると貨物列車が圧倒的に多いのとあまり過密運転にすると管理のいい加減な国なので(失礼!)頻発化できない、というのはわかりますが、れっきとした標準軌複線の堂々たる幹線なのですから、やる気にさえなれば今すぐにでも日本の「のぞみ」を少し遅くしたくらいのものは走らせることができるはずなんですが・・・。
こないだも夜10時に上海駅に着きながら、蘇州への切符が鉄道・バスともに買えず、泣く泣く上海に1泊したほどです。日本で例えれば夜10時に大阪駅についた外人さんが姫路までたどり着けず大阪で一泊した、というような状況ですね。このときほど「中国に新快速があればなー」と思ったことはありません。

>トイレネタ
・・・じゃなかったインターネットカフェのネタでしたね(笑)。「・・・雑菌の数は公衆便所の400倍も多く汚染されている」という表現方法がいかにも中国チックですよね。公衆便所の「なに」に比べて400倍なんでしょうか??いくらなんでも便器の中じゃないだろうしなー・・・。

  • 2006/05/18(木) 11:01:31 |
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  • BEO #-
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往復運賃は別設定

>BEOさん
ボケとツッコミばっちり行きましょう。
タクシーの戻り運賃について:
 ごちゃごちゃするから記事には書かなかったけど、現在のタクシー料金は実は2本建てなんです。追加料金が1.8元/kmと書きましたが、これは、片道契約の場合であって、往復契約であれば、1.2元/kmと割安になります。
つまり開発区⇔市内の往復なら、(30*2-3)*1.2+8=76.4元の計算です。
片道なら56.6元かかりますが、往復なら76.4元で済む訳です。
片道契約のメーターで計算して、更に帰りの金まで払えとは、まさに雲助根性ですな。

ハルビン大連高速列車は、旅客専用になるみたいですよ。

トイレについては、BEOさんと同じことを考えました。トイレのどこの400倍だ?と。
「ドアの取っ手」とかの表記はないかと探しましたが、記載はありませんでした。公衆便所のどこかの400倍なんですよ。案外、便器かも知れませんよ!!

  • 2006/05/18(木) 11:53:11 |
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  • でっつ #m/aUcm4U
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タクシーのネタ

往復運賃に関する表示は確かに車内にも掲示してありました。「ふーん」という程度で看過してましたが、やはりそういう設定があるのですね。それにしても「往復」という設定はこの業界ではなかなかややこしい問題なのです。
①待ち時間を何時間まで、どうやって計算するのか?空港まで行って知人をピックアップしてすぐ戻る、なんて場合はいいですが、市内で用事を済ませてまた戻るなんて場合は何時間くらいまで待ってくれるんでしょうね?
②料金はどういうタイミングで払うのか?半額だけを目的地で払ったら、そのまま客に逃げられそうだし、かといって全額払ったら運転手が逃げそうだし・・・。ん?まず往路で降りる場合にメーターどおり払っておき、復路乗車後に差額を払えばいいのか・・・?
あまり細かいことを書くとタクシー業界のHPみたいになるのでこの辺で・・・。

  • 2006/05/18(木) 14:20:10 |
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  • BEO #-
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旅客専用線ネタ

>ハルビン大連高速列車は、旅客専用になるみたいですよ。
とのことですが、実はすでに瀋陽~山海関という実にチュートハンパな区間で旅客専用線(早い話が新幹線)がもう実現しているとのことです。また、「中華之星」というまさに新幹線チックな列車がこの区間に1日1往復しているとのことなのですが、なにぶんさすが中国といいますか、時刻表にもまったく載っておらず、いかんせんチュートハンパな区間なので殆ど知られて(利用されて)いない存在です。
日本人的に考えれば
①北京~山海関の在来線にも「中華之星」を乗り入れる
②  〃     に「中華之星リレー号」を運行させて1回の乗り継ぎでいいようにする。また、中華之星の宣伝を大々的にする。
③それでもだめならせめて、北京~山海関間特急との接続ダイヤをよくし、乗り継ぎしやすくする。
といった方策が0.3秒くらいで思い浮かぶはずですが、なにぶん中華民族は深謀遠慮の民、そういった措置は一切とられていないそうです。うーむ、さすが中国。

・・・そんなこんなでしてるうちにいつの間にやら北京~瀋陽~大連(ハルピン)間が旅客専用高速線で結ばれて、北京~大連が3時間、4時間という時代が来るんでしょうね。

  • 2006/05/18(木) 14:30:06 |
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  • BEO #-
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鉄道ネタ他

中国は黒竜江省牡丹江から近い吉林省図們、通化、遼寧省丹東を経由して大連に至る総延長約1400キロの鉄道を127億元(約1850億円)を投じて建設。中国内陸部の物流の動脈とする方針だ。
これと並行し、別の鉄道プロジェクトとして黒龍江省ハルビンから吉林省の長春、四平、遼寧省の瀋陽、鞍山、営口を経由して大連まで三省をつなぐ全長約900キロの鉄道網建設に7月にも着工する。総建設費は820億元(約1兆2000億円)を予定している。
この二つの鉄道建設プロジェクトは、中国が2001年12月の世界貿易機関(WTO)加盟で取り決めた鉄道事業や建設などでの外資への開放の第一弾となる可能性がある。高速化が図られる予定で、現在12時間かかるハルビン-大連間の輸送が、4時間程度まで約3分の1に短縮される見通し。外資開放先にロシアと北朝鮮を加えることも検討されている。
ロシア、北朝鮮、中国をまたぐ自由貿易区「豆満江プロジェクト」は1990年代に国連工業開発機関(UNIDO)などが検討を進めたが、北朝鮮の協力が得られず進展していなかった。このほか中国、ロシア、北朝鮮に、韓国と日本も含めた日本海を囲む5カ国による「環日本海経済圏構想」も浮上したことがあるが、複雑な政治問題もからみ進んでいない。
中国による日本海での海の出口確保のためのロシアと北朝鮮への経済支援は、中国が自ら東北部の振興に結びつける経済効果のみならず、海軍など軍事力強化も狙った側面も否定できず、注視する必要がありそうだ。

ってやつですか。
もいっぱつ軍事力強化関連は、
在米の中国語誌「多維月刊」は、中国が2年後をメドに初の空母導入に踏み切ると報じた。大連のドックで改装作業が進む旧ソ連製の6万トン級空母ワリヤーグが一番艦として転用され、南シナ海の海南島三亜に配備されるとしている。中国の空母導入をめぐる動きについては、3月に米議会で開かれた軍事専門家による公聴会でも、ワリヤーグを含めた6万トン級艦艇の配備を確実視する分析が示されていた。三亜を母港とする空母戦闘群の配備が事実とすれば、台湾海峡のほか、六カ国・地域が領有権を争うスプラトリー諸島や付近を通る日本のシーレーンに対する重大な軍事圧力となる。計画では、駆逐艦など随伴艦多数が戦闘群に加わる。艦載機については、中国ですでにライセンス生産されている「スホイ27」と伝えており、同型機を艦載型に改造した機種を想定しているもようだ

ですかね。

ネットカフェ  そんなに汚かったのですか。なにが400倍なのか分からない比較も、ここ中国らしいですね。

タクシー値上げしないでほしいですね。でも、なんでもこれから中国は適正価格(曖昧ですが)に上がっていきそうに思います。

  • 2006/05/18(木) 21:38:07 |
  • URL |
  • 青云 #ZDHr0Fa2
  • [ 編集]

>「中華之星」

「中華之星」に関しては、ブログ『中国鉄路旅行記』
http://www5f.biglobe.ne.jp/%7Ebo-gennosekai/
の中の『中国幻影列車・遼寧省」
http://www5f.biglobe.ne.jp/%7Ebo-gennosekai/mumei/mumei.html#linning
で、紹介されていますし、そこにはブログ主の乗車記もリンクされています。詳しくは、そちらをご覧ください。
簡単に言うと、「中華之星」は中国国産の技術で高速列車を製造しましたが、システムとしての高速鉄道ということ理解不足と技術的未熟により、失敗作となって、哀れにも幻の列車となったものです。

  • 2006/05/18(木) 22:57:33 |
  • URL |
  • KM #NscJhb76
  • [ 編集]

中華之星など

>BEOさん(タクシー往復の件)
確かに往復の場合待ち時間が問題になりますね。実は往復の契約では使ったことがないので分りません。恐らくお金は前払いでしょうね。少なくともタクシー側は、ナンバーを控えられているので、逃げるなんて無茶をすれば、後で捕まってしまいますが、客の方は逃げ得だから。でも、こんな風に疑心暗鬼では、実用的じゃないですね。

>BEOさん(旅客専用の件)
「中華之星」については、下のKMさんのコメントを参照させてもらいました。なんともコメントしづらい電車ですね。
北京までは、瀋陽経由で1000キロありますから、将来でも4時間でしょうね。

>青云さん
二つの鉄道建設プロジェクトのうちの後者が、今回紹介した記事のようですね。金額が不明でしたが、1兆2千億円ですか、巨額ですね。何年で回収する計画なのか?
軍事問題については、良く分かりません。

>KMさん
詳細なサイトをご紹介いただきましてありがとうございます。おかげで、「中華之星」について、良く分かりました。
1日1往復なんて中途半端な残し方をするなんて、中国らしくないような気がします。この国では、ダメなものはダメだと、ばっさり切り捨てるのが一般的だと思っていたので。

  • 2006/05/21(日) 07:01:01 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

中華之星

 「中華之星」は、試験営業ということで瀋陽―山海関を1日1往復していましたが、何か月か前に故障があって、それ以来運転は休止になっていると思います。もっとも、あまり乗る人もいなかったようでしたから、影響もないと思いますが、鉄道ファンからは時々問合せがあります。
 要するに「ばっさり」やられてしまったようですね。

  • 2006/05/22(月) 08:49:26 |
  • URL |
  • Mark #-
  • [ 編集]

やっぱりね

>Markさん
そうだったんですか!
やっぱりね、と言う感じで、中国らしい対処だと思います。
ダメなものに、うじうじといつまでも修理費をかけたりしませんよね。

  • 2006/05/22(月) 09:26:21 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

中華之星逝く・・・

>Markさん
そうだったんですか、いつか機会があれば乗ってやろうかと思っていたのですが、生まれた時点ですでに瀕死状態の運用状況でしたから仕方が無いですね。それにしてもいかにも中国らしい最期でした。合掌。
>KMさん
実は僕もボーゲンさんのHP(『中国鉄路旅行記』)のファンです。↑の僕のコメントも実はボーゲンさんのHPの受け売りです。すんません!

  • 2006/05/22(月) 16:03:56 |
  • URL |
  • BEO #-
  • [ 編集]

タクシー代25日から値上げ実施

検討されていたタクシー代値上げが、25日から実施される。
初乗りの距離を短縮する案は見送られ、従来と変わらず3kmのまま。
追加は、計画通り1.8元/kmから2.0元/kmに値上げ。
夜間(22時~5時)は、初乗り10.4元変わらず、追加は2.34元/kmから2.6元/kmに値上げされる。

本文に追記しておきました。

  • 2006/05/25(木) 08:24:45 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

今日から

値上げだったんですか。
気づきませんでした、いつもどうりに11元でしたので。
少し、長い距離になると、あれれ 高いなと感じてくるのでしょうか。
自分で運転は、最近多いアタリヤがこわいので、車も売っぱらうつもりです。
車を手放して、これからはタクシー他の公共機関しか、使わない予定ですので、値上げはやだなー ですね。


  • 2006/05/25(木) 11:08:57 |
  • URL |
  • 青云 #ZDHr0Fa2
  • [ 編集]

 初めまして。北京で勉強中の「マサちゃい」といいます。
北京でもつい最近すごい勢いで運賃値上げが起こっててびっくりしてたら大連もなんですね…。すごい勢いですね…。
 まだ方向性の決まってないブログですが、お時間あるときにでも見てくれませんか!?宜しくお願いします。
 →http://jiangchong.blog43.fc2.com/ 

  • 2006/05/29(月) 23:25:48 |
  • URL |
  • マサちゃい #-
  • [ 編集]

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