大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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2005年版100元新札

現在中国で流通している紙幣は、1999年より以前の旧紙幣と、1999年以降に発行された毛沢東紙幣がある。

毛沢東紙幣には、1元、5元、10元、20元、50元、100元の6種類あるが、すべて表面右半分に毛沢東の肖像画があり、左端に透かし絵があるデザインで統一されている。しかし、毛沢東紙幣でも良く見ると1999年版と2005年版の新札があることが分る。
newsatu1.jpg

この写真の上が1999年版、下が2005年版新札だ。

旧札と新札の違いを紹介しよう。
写真に番号を振ったので、これを基準にして説明する。

1番目:鬼の洗濯板
洗濯板と言っても若い人には馴染みがないだろうが、洗濯物を手洗いするときに、ゴシゴシ擦るために凹凸を付けた板のことだ。
この部分には、12本の太い線が印刷されており、インクの盛り上がりがはっきり感じられる。この感じがまるで、洗濯板のようだ。麻雀の盲牌が出来なくても、この感触はわかるだろう。インクの盛り上がりでこの感じを作るのは難しい技術だそうなので、偽札対策としてはかなり有効だろう。

2番目:隠し額面数字
この部分に「100」と書いてるのだが、気が付いた人がいるだろうか?正面から見ていたのでは全く気がつかないが、
hansha060522.jpgほぼ水平の位置から、光にかざして見ると、かなり明瞭に「100」の数字が浮かび上がってくる。
1999年版の旧札にもあった機能だが、これほどはっきりとは見えなかった。中国人でも、これを知っている人は少ないと思うよ。
ちなみに、この隠し数字は、1元、5元、10元にも、勿論20元、50元にも付いている。

3番目:「100」の透かし数字
上方にあった額面数字の透かしが、下に移動し、透光性が強くなり明瞭に見えるようになった。

4番目:記番号がちょっと複雑に
num060524.jpg
記番号の表示は1ヶ所になり、左半分が小豆色、中央から右半分が黒色になった。また、文字の大きさは、中央が大きく、左右に広がるに連れて小さくなっていく。連番の印刷はやりにくくなったのだろう。

5番目:古銭のマークが中央に移動
kosen060523.jpg表面がピンク、裏面がブルーの古銭マークが左下から中央部に移動になった。表裏の位置をピッタリ合わせるのは、かなり難しい技のようだが、中央部になることで、もっと難しいのだろうか?

6番目:意味不明のボツボツ
透かし肖像画の周囲に、小さなボツボツが印刷されている。目的が分からないが、なんとなくイメージが悪い。

7番目:ボタン付けがクロスステッチに
buttun2.jpg

左側が、99年版のボタンで、右が05年版のボタンだ。
平行ステッチからクロスステッチに変更になり、ボタンの同心円の数が増え、より精密な描写に変更された。同時に、詰襟の周囲のステッチが強調され、詰襟の地模様も縦線強調になった。これも偽札対策なのだろう。


裏面に移ろう。
newsatsuura068.jpg

同じく、上が99年版旧札、下が05年版新札だ。

8番目:銀線が埋め込まれている
レーザー磁気窓開き安全テープと言うそうだ。

9番目:窓開き部分に「¥100」の文字
hikari069.jpg窓開き安全テープの窓開き部分には「¥100」のレーザー図案が見え、機器で磁気を検出するそうだ。


10番目:表面と呼応してボツボツがある

11番目:「YUAN」文字を追加

12番目:当然ながら「2005年」の表示

なお、1999年版に見られた、赤や青の繊維くずの混入は止めたそうだ。

本日の記事に関しては、遼寧省営口市在住さんのコメント、毛沢東像100元札にはを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

コメント

労作ですね

感嘆しました。
お疲れ様でした。

  • 2006/05/25(木) 11:26:51 |
  • URL |
  • 青云 #1dIKDyB.
  • [ 編集]

偽物天国

 ま、失礼ですが、中国というのは偽物ばかりですね。偽ブランド物や違法コピーだけでなく、二鍋頭買うときだって知人についていってもらわないとどれが偽物かよくわかりません。露店のタバコなんかも「だめ、あれ偽物」と注意されます。
 もっとも、偽ビールは、正規の醸造元が裏で無税で出荷したのではないかと思います。それのほうが中国らしいですね。17~8円の偽ビールなんかちゃんと作ったら、いくら中国だって採算が取れません。もっと別のもの作りませんか?
 

  • 2006/05/25(木) 20:44:43 |
  • URL |
  • Mark #-
  • [ 編集]

ニセ酒はねぇ

ニセブランドバッグや時計をつかまされて地団駄踏むのはまだしも、ニセ酒(食品も)は命にかかわりますから厳罰に処してほしいですよね。
個人的には中国で酒を買うときにはかなり気を使います(ニセ酒でなくてもワインとか保存状態悪くて酸化してそうだし・・・)。
よく「煙酒専売店」なんてのが市中にありますが、あの手の店って安心なんでしょうか?あと、大型スーパーに入っている酒コーナー(ビール類以外の高級酒を主に売っているコーナー)はどうなんでしょう?

  • 2006/05/27(土) 12:32:13 |
  • URL |
  • BEO #-
  • [ 編集]

こんな記事、見つけました

「違法コピーソフト、中国やロシアで減少」
2006.05.24 Web posted at: 16:22 JST- AP

ワシントン(AP) 中国やロシアなどで、コンピューターソフトの違法コピーの割合が減少していることが、ソフトメーカーの報告書で明らかになった。その一方で、違法コピーによろ損害額はアップしている。

ソフトメーカーでつくる「ビジネス・ソフトウエア・アライアンス」の報告書では、調査した97カ国のうち、51カ国で違法コピーの割合が減少。増加したのは19カ国だった。

減少率(2005年の対前年比)が最も高かったのはのはウクライナ(6%ポイント)。これに中国、ロシア、モロッコ(以上4%ポイント)が続いた。

違法コピーの割合は、ベトナムとジンバブエ(ともに90%)が最高。次にインドネシア(87%)、中国、パキスタン(86%)が高かった。ロシアは83%、モロッコは68%だった。

逆に低かったのは、アメリカ(21%)、ニュージーランド(23%)、オーストリア、フィンランド(ともに26%)。

これを損害額(05年)でみると、市場規模が大きなアメリカが69億ドルでトップ。中国が39億ドルで2位で、フランス(違法コピー率47%)が32億ドルで続いた。世界全体では、前年比16億ドル増の340億ドルに達した。

報告では、05年に世界中のパソコンで使われている「パッケージ・ソフト」のうち、35%は違法なものだとしている。 (CNNニュース日本版)

*****************************************************

これはコンピューターソフトの「ニセモノ率」だが、一番高いのは中国ではなく、ベトナムとジンバブエだそうで。でも、数から言うと中国が一番多いんだろうな。
逆に低いのはアメリカ、ニュージーランド等々だそうだが、それでも20%を超えてるんだな。日本の数字が出てないんだけど、日本はもっと低そうな気がするんだが、どうかな。
かく言う俺も、これ書いてるPCのWindowsXPは、真っ赤なニセモノなんだよ。(こんなこと書いていいのかな? でも、はっきり言って罪悪感はゼロだよ、笑)
でも、「損害額」って、どうやって計算するんだ? もし「正規版の定価×推定流通数量」なんて言うんだったら、それもあんまり虫の良すぎる話じゃないか。
この間だって、胡錦濤主席が訪米した時、ビル・ゲイツは本物が10数%しか売れていない中国の代表とにこやかに握手してたじゃねぇか。商売人なんてそんなものなのさ。「金持ちニッポン」では正規版でしこたま儲けて、中国では「見て見ないフリ」なんだよな。唯々諾々と正規版使ってるのが、バカバカしくなるでしょう。

>青云さん
「正規の醸造元が無税で出荷」というのは、どうですかね。特に一流ブランドのビール・メーカーは、れっきとした株式制の国有大企業で、税務署との関係でも、そんなセコいことをするとは考えにくいです。

もし、それがホントなら、中身は本物なんだから、消費者にとっては安く買えるだけ、ありがたい話しなんだが、実際に巷の話題になっているのは本物とは似ても似つかない粗悪品のニセモノの話しなんですよね。

ニセモノなら1.25元/本で売っても十分儲かりますよ。だって、空き瓶は1角ぐらいで買えるし、ラベルだってそのぐらいで印刷できるわけで、中身なんか、適当にコーリャンかなんかを醗酵させた水を突っ込んでおけばいいんですから、タダ同然です。1本で1元ぐらい儲かるかも知れない。これなら、どっか田舎の農家の片隅でも出来ちゃうわけです。

>BEOさん
俺は酒の方は全然ダメなんですが、タバコは大好きなんで、買うときには確かに注意してます。
「煙酒専売店」は、各地にある煙草専売公司(国有企業)の直営店なら大丈夫です。ですが、同じ「煙酒専売店」と名乗っていても、私営の問屋のような店もあって、中には信用できないものもあります。
「大型スーパーの酒コーナー」ですが、一定以上のグレードの店(例えば大連なら「大商新マート」とか、「マイカル」とか、その他の外資系のいくつかの店)なら、仕入れも正規のルートで仕入れているはずだし、信用には気を使っているはずなので、まず大丈夫じゃないでしょうかね。

遼寧省営口市在住さん,レスいただきありがとうございます。
なにか、人違いされてようにも思いますが。
偽ビールは、呑んだことありませんので、今後研究してみます。
私が、いつも呑んでいる酒は、コンビニ(クイック)で買う獹州老窖(二曲酒)7元5です。
白酒は、はっきりいって、なに呑んでも不味いので、現在、これに落ち着きました、値段で。
今度、うちの会社で日本の焼酎の代理店を始めたいとか云ってましたので、そしたら、旨い日本の酒も呑める様になるかと期待しています。いつになるか、分かりませんが。
それでは。

  • 2006/05/27(土) 22:56:34 |
  • URL |
  • 青云 #3pRk1.DI
  • [ 編集]

偽酒

ご無沙汰してます~。

めんどくさくてスーパーに行かず、近所の売店で酒買ってました。偽酒ってあんまり出会わないんですけど、その店で酒を飲んだ後、心臓がちくちくしたり、変なことがありました。

一番大変だったのは、次の日、猛烈な下痢に襲われ、足腰が立たず、身動きすらできなかったことがありました。二回です。しゃれになんないきうらいです。これね、歳取って食らったら死ぬかもしれませんよ。それぐらいひどかった・・・。でも、他のちっちゃい売店ではこういう経験はまだありません。あんまり安い出所わかんない酒はやっぱやめたほうがいいですね(笑)

  • 2006/05/28(日) 00:04:19 |
  • URL |
  • zhongdao #wLMIWoss
  • [ 編集]

失礼しました

>青云さん
「偽ビール」の件は、青云さんではなく、Markさんでした。全くそそっかしいことで、申しわけありません。

酒の飲めない(と言ってもビール2、3杯、白酒なら1両ぐらいは付き合いで飲むことがありますが)俺は、白酒はほとんど飲むことはありませんが、日本人でも「白酒大好き」という人に何人も出会ったことがあります。
中には相当な酒豪がいて、昼食でボトル半分、夕食では1本丸ごと飲んでしまう剛の者がいて、地元の中国人が酔い潰そうと企んで、逆に酔い潰れてしまったなんてこともありました。因みにこの人、北海道某地の漁師でした。このブログのオーナーのでっつさんも、それに近い経験があるようですね。
「瀘州老窖」というのは、値段の割りに美味いらしく、かなり良く売れているようですね。料理屋のカウンターでもよく見かけます。
俺の父親(すでに物故)は酒好きで、中国の白酒の中では山西省の「汾酒」が好きでしたね。妙なクセが無く、上品な味がするんだと言っていました。

>zhongdaoさん
「心臓がちくちくした」、「猛烈な下痢に襲われ、足腰が立たず…」、いやあ、恐ろしいですね。それって、紛れも無く、ニセ酒じゃないでしょうかね。ひょっとしてメチルアルコール入りのニセ酒だったんじゃ…? だとすると命に関わりかねないし、失明したりもするらしいですよ。日本でも戦後の「闇市」時代にはよくあったらしいですね。

白酒なら「二鍋頭」が安くてうまいカナ?

>青云さん
どうも、少しでも役に立てれば良いのですがねぇ。

>Markさん
偽ビールの話は、新聞でも報道されていました。1瓶1.25元で、腹痛とか下痢を多発しているから気を付けろと。明らかに品質が悪いので、正規品の横流しではないでしょうね。
私がいつも飲んでいるビールは、「煙台ビール」で、1本2元です。ただし瓶の保証金を1元取られますけどね。

>BEOさん
偽酒、偽食品よりも悪質な偽医薬品が問題になっていますよ。チチハル第2製薬とか言ったかな?インチキな注射薬で死人も出ているとか。
さすがに、冗談じゃ済まされないよね。

>遼寧省営口市在住さん
中国の偽ソフトが多いとは思っていましたが、86%ですか!と言う事は正規品が14%しかないということですよね。すごいなぁ、感覚的には偽ソフトが70%くらいかなと思っていました。
4%減少して86%が違法ということは、以前は90%が偽ソフトだった訳ですね。これもすごいなぁ。
総経理としてパソコンソフトの経費節減を指示したことはないけれど、当社で使っているWindowsXPも偽物なんだろうな!きっと。

>青云さん
日本酒は高くて飲む気がしなくなっています。1瓶2元の安いビールに太刀打ちできませんよ。でもビールは太るから減らせと言われています。いろんな人から。

>zhongdaoさん、お久しぶりです。
元気ですか?いまどちらにいるのかな?ブログからなかなか見えないもので。
いつものコンビニで、「煙台ビール」を買っていますが、1瓶2.5元の「二鍋頭」を買って飲んだことがあります。あの時は問題なかったけどなぁ。
あんまり安いのは止めた方が良いですね。

>遼寧省営口市在住さん
そうなんですよ、オレも結構イケる口で、白酒1本は軽いと思います。2本目に手を付けると、次の日が大問題ですけどね。
「汾酒」は「マオタイ」と並ぶ高級白酒ですよね。高いのでなかなか飲めません。というか、あまり飲みたくもないのだけれど。
値段割りにうまいと思うのは北京の「二鍋頭」ですね。グレードがいくつかありますが。

  • 2006/05/28(日) 22:04:57 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

小生はいつも

 やはり皆さんも偽物にはいろいろ苦労されているのですね。電池の偽物とか、酒やタバコの偽物とか、日本では、ほとんど出会う可能性がありませんから、つい油断してしまいます。
 確か、偽札も日本ではちゃんと届け出れば、補償してくれることになっているはずですが、どっかの国では、そんなことすると補償目当てに偽札作るやつが出そうです。
 でっつさんも二鍋頭ですか? 小生も、紅星ばっかり(ちょっと接待には使えません。ものの良し悪しを値段で決めるお客がいますからね。そもそも、接待に使う店には置いていないか…)。でも、新宿の中国料理屋では、紅星が2000円前後します(普通の500ml壜ですよ。もちろん、北の方の中国人が経営している店にしかありません)。最初は、あの高粱なのでしょうか、独特の臭いが気になりましたが、今では、日本の芋などのほうがよほど気になります。

  • 2006/05/29(月) 21:24:09 |
  • URL |
  • Mark #-
  • [ 編集]

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