大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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読めるけどなんかちょっと違うぞ!

世界中にニュースが飛び交っていますが、紀子さまの親王ご出産おめでとうございます。
前の記事で、「虎」の字を良くみると、下部のパーツが、日本の漢字は「儿」だが中国の漢字では、左右がつながっていて「几」の形になっていることを説明した。
大連には「老虎灘」という有名な公園があって、何回も人を連れて行ったのに「虎」の秘密には気が付かないでいた。

こりゃ面白いとばかりに、辞書をめくって他にも似たような違いを探してみたら結構いろいろなパターンがあるんだなぁ。

まったく違う形の「簡体字」は除外して、日本字と同じように読めるんだけどなんかちょっと違うぞと感じる文字を40個並べてみた。
左の青い文字が日本の漢字、右の赤い文字が中国の漢字。
さぁ、間違い探しの始まりだ!左右の違いが分かるかな?

ちなみに、オレが4年間気付かずに日本字を書き続けていたのは「虎」の他に「帯」「舎」「既」「融」くらいかなぁ。
引っ掛けクイズとしては、「帯」が一番気が付かないんじゃないかな? 二番目は「既」 分かる?
nitaji0906.jpg


違いは次の通り:
最初のグループは、似ているけどなんとなく形が違う字だ。
「骨」の上部の中身は左側にくっついて「¬」こんなふうになっている。
「舎」は、縦棒が上に伸びているか下に伸びているかの違い。
「効」は、何気なく見ていると気が付かないかも知れない。
「瓜」は、爪のところがちょっと違うんだよ。「以」でも同じような違いが見られる。
強」の「ム」のところは「ロ」になっている。
「黒」の中身が、顔の中の目のような格好になっている。面白いね。
「低」「融」はご覧の通りちょっと違う。

次の6つは、点とか棒とか余計なものがくっついている字だ。
「器」「臭」は点が付くか付かないかだが、日本では「大」、中国では「犬」。
「圧」にも点が付いてる。
「徳」「苺」「恵」どれも読めるんだけど、なんかちょっと違うんだな。
日本では「草冠+母」で「苺」だけど、中国では「草冠」+「毎」なんだね。
「収」の旁は「又」ではなくて「夂」だ。
「兎」なんかも、言われないと気が付かないだろう。中国では「免」に点を付ければウサギになるわけだ。

次は、1画足りたい漢字。
「決」は「サンズイ」ではなく、「ニスイ」だったりするし。このパターンは他にも沢山ある。
「歩」は点がない。
「変」の下部は「夂」ではなくて「又」なのだ。
「残」も旁が1本足りない。他にも「銭」「浅」などがある。

次のグループは、日本字では止まるところが突き抜けている中国字。
「角」の真ん中の縦棒は「用」のように下まで突き抜ける。
「辺」の内部は「刀」ではなく「力」に変わる。
「化」の旁は「ヒ」ではなく「匕」のように突き抜ける、これは「花」などの部品としても共通の特徴だ。
「別」の下半分も「万」ではなく「力」の様に、左に突き抜ける。これをパーツとした「捌」なども同じだ。

次は、日本字ではつながっているところが中国文字では離れている。
「画」「宮」「汚」はどれも、一箇所が離れている。これは簡単だ。
「冒」の日の部分は、中国文字では微妙に離れている。「帽」も同じだ。
間違い探しとしては「既」が、一番難しかったんじゃないかな。ちょっと分かりにくいが、旁の一部が離れている。「概」も同じだ。
「写」は簡単だ、見てすぐ分かる。
「査」は、「日」と「一」に分かれている。(読者hexueさんの情報により9月8日追加)
「帯」は難しいぞ。オレは、4年間気が付かないで、ずっと日本字を書いていた。

逆に、日本字では離れているところがくっついている漢字。
「具」の「目」の下の方は「且」の様に、くっついている。
「真」「唐」「才」はご覧の通り。

ここから先は、重箱の隅を突っつくような話になってくるが、
「空」の「穴冠」の跳ね方が違う。
「切」の偏の部分の跳ね方が違う。
「没」の「几」の部分の最後が跳ねない。
「偏」の最上部の「一」が中国では「、」になっている。この方式は「戸」「編」「遍」など皆同じだ。

他にも、
「団」の中身は「寸」ではなく「才」である。
「図」は、中身が「冬」に変わっている。
「梅」「海」は「母」のように点々になっているとか、こんな字を眺めていると、日本の字が思い出せなくなってしまいそうだ。

細かいところを突っ込んだら、他にも沢山あるんだろうな。
今日の記事は、正に、役に立たない「雑学」の本領発揮だな!

コメント

今までいったい

中国の友人に、勉強がてら月2回は手紙を書くし、書き取りの練習もしているのに。
今初めて知った漢字の違いがたくさん。ショック!
今まで中国語を書いているつもりで、実は日本漢字を使っていたのですね・・・。
道はまだまだ遠いなあ。

  • 2006/09/07(木) 11:18:36 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
  • [ 編集]

あまり気にしなくても大丈夫

>カンカンさん、皆さん
でっつさんがここで挙げた例は、あくまでも現在の中国で使われている活字字体(今は「活字」って無くなったから、厳密に言えば「印刷字体」か)の日本との違いを挙げているのであって、実際に中国の人々が手書きしている字体は、必ずしもすべてきちんと統一されているわけではありません。
50歳代後半以上の人などが手書きしている字を見ると、けっこう繁体字や日本式略字(「戦」とか「単」など、かつて中国でも手書きでは使われていた時期がある)などが混じっていたりします。
ある字画の曲がり方が多少違うとか、点が一つ多いか少ないかなんていうのは、実用上は大した問題ではなく、世間では立派に通用しているわけです。
「空」とか「没」なんて、手書きだったら違いなんか判りませんし、日本と同じように書いている人も実際には多いのです。

でも、中国語の学習としてはやはり標準の字体がどういうものかを知っておくことは必要ではありますね。そういう意味で、でっつさんが例を挙げてくれたのだと思います。そうでしょう、でっつさん(笑)。

半香落ちの「歩」

簡体字に関してはかなり詳しいつもりでしたが、でっつさんがあげた例のうち、気づかずに使っていた感じが数個ありました。「融」なんてまったく知らなかった!
ところでここのあげられた漢字のうち、書くたびに「違和感!!」を覚えるのが「歩」という字です。簡体字では「、」が少ないのですが、なぜこうまでして画数を一画減らさねばならないのか理解に苦しみます。
私は将棋好きなので、この字を見るたびに「半香落ち(将棋でハンデとして片方の香車を駒落ちにすること)」のような感じを受けます。自陣の右端にいる香車が居ないような感覚ですね。分かるかな~?分かんねぇだろ~なぁ~(古い!)。

  • 2006/09/07(木) 15:08:47 |
  • URL |
  • BEO #-
  • [ 編集]

俺もつくづく細部にこだわる

悪い癖があるなと思うんだけど(笑)、

でっつさんの挙げてくれた例の中には、一面で中国の方が簡略化が進んでいない例として、日本で言う「旧字体」あるいは「正字」が含まれています。
例えば、中国で使っている「舍」、「效」、「」、「器」、「臭」、「」、「莓」、「惠」、「收」、「冐」ですが、これらはいずれも簡体字ではなく、正字そのままです。
日本でも昔の(戦中までの)印刷物は、すべてこの「正字」の字体を使っていましたし、学校でもそのように教えていましたから、今でも年配の人たちで、「器」や「臭」に点があったり、「」に一本横棒が多い字を書く人がかなりいるはずです。
ちなみに、上に打ち出した「」内の例は、点のある「器」と「臭」はありませんでしたが、他はすべて日本語ワープロソフトで打ち出せる(つまりJISコードの中に入っている)字体です。

また、これは日本の話ですが、戦後生まれでも、名前が正字の「」や「惠」の字で戸籍上に登録されているために、役所の戸籍係などでは本人でも現在の常用漢字字体で書類を書くと、「字体が違う」と書き直しを要求される例が今でもあるようです。
もっとも現在の出生届けは常用漢字の字体でないと、登録できないことになっているはずですが。

これこそ雑学

>カンカンさん
細かいハネやトメを気にすると、山のようにありますよ。
でもある程度検討が付くようになります。
まぁ、遼寧省営口市在住さんが言うように、気にすることはありません。手書きなら気が付かないようなことばかりですから。

>遼寧省営口市在住さん
活字がなくなったから活字体とは言えないと私も「虎の記事」を書くときに少し悩みました。そして選んだ言葉が「フォント」でした。
実生活に役に立たない知識で薀蓄を語らせれば、1時間や2時間は持たせることが出来るのが「雑学」の粋だと思います。そういう意味で、重箱の隅を突っつくような違いを敢えて紹介した次第です。
このような比較表が無いので、自分で辞書をパラパラめくりながら、文字を探して、なんとなく屁理屈を付けた系統分けするには結構時間がかかりましたよ。尤も大半はビール片手の作業でしたがね。

>BEOさん
日本文字でも、進捗の「捗」は、右の点が無かったと記憶しているのですが、最近のフォントでは点が付いていますね。探してみたら「踄」だけは点がありませんでした。
手元の「小学館日中辞典」で「進捗」を引いたら点がありませんでした。いつから点が付くようになったのでしょうかね。

>遼寧省営口市在住さん
遼寧省営口市在住さんも、「雑学」にハマる口ですね。
日本字よりも画数が多いのは、正字だったのですか。良く調べましたね。
名前は常用漢字と人名漢字(488字)から選べるそうです。以外だったのは、知っていた人には当たり前ですが、読み方は全く自由なんだそうですね。「夏子」と書いて「ふゆこ」と読ませることも出来るってことですかね。

  • 2006/09/07(木) 20:04:44 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

ありますね..........

朝、仕事に行く前にエントリーを見て面白そうだったので、昼休みに中日辞典で、最初からだと芸がないので、最終ページから後引きで(Z)→(Y)→(X) の順で調べてみた。

日本字    中国字
 琢  →  点がついている
 着  →  者と同じで、斜線になっている
 佇  →  丁でなく横線一本になっている
 盃  →  上部は不でなく中になっている
 置  →  左下の縦線がなく、横線が一本多い
 執  →  左の偏が幸でなく手偏になっている
 桟  →  横線が一本少ない
 柵  →  冊でなく上の線の真ん中が切れている
 査  →  下の横線が離れて、日と一になっている
 魚  →  点々が横線に
 蝿  →  右側上が田でなく口になっている
 営  →  草冠で、口と口の間にノがない
 隠  →  右半分は急になっている
 尋  →  ヨの下にエとロがない

180ページの中でこれくらいあるのだから、この分だと相当ありそうだ。
中国語にまったく造詣がないので、間違っていたらご教示願いたい。
老眼で、根気や集中力が希薄、途中でやめた。
「雑学事典」に相応しい面目躍如たるエントリーですねー。

  • 2006/09/07(木) 21:30:22 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
  • [ 編集]

「査」は気づかなかった

>hexueさん
いつもいつも調査ご協力ありがとうございます。
中国と日本で字体が異なるのは当たり前のことで、細かいところまで着目すれば、むしろ、同じ字形の方が珍しいのかも知れませんね。そんな中で、少し中国語をかじった人にとって、その違いに気付きにくい文字を選んでみました。
hexueさんの例の中では、「査」が離れているのは知りませんでした。

  • 2006/09/08(金) 07:22:55 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

ちゃっかり頂きました

>hexueさん
「査」は、離れている文字の条件にぴったりだったので、ちゃっかり採用させていただきました。
ありがとうございます。

  • 2006/09/08(金) 08:25:35 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

皆様、博識で勉強家ですね

対はどうでしょう?
なんか、ちがうぞ、でしょうか。

自宅のパソコンで、中国語入力が出来ず、マイクロソフトのページを参照したら、オフィスCDが必要なんですね。
会社のPCにエクセル等が入ってなかったので、自分のオフィスCDは会社に持って行き、置きっぱなしでした。(海賊XP!?)
このオフィスCDはノートに付いてきたものです。

余談ですが、自宅の自分用PCは、2代目になりまして、2台とも日本から持ってきました。(両方ともデスクトップです、ノートは子供のおもちゃになってます。)
1台目は、日本からの海外引越し便で送りましたので、特に送る時の支障はなかったのですが、2代目は手荷物でしたので、空港で係官に騒がれ、箱を開けろと少し大変でした。
PC1台で、5000元だかの税金とか聞いていましたが、係官の上司の人が出てきて、その人に身振り手振りで訴え、「これはずっと以前に買ったものだ」と納得してくれたのか、面倒になったのか、そのまま、持込が出来ました。

たまたまなのか、そうじゃないのか分かりませんが、デスクトップはビデオカードが、よく死んでしまいます。
1台目もそうでしたし、2台目は持ってきて、3週間でこのビデオカードが逝ってしまいました。
電圧の問題なのかなぁ、分かりませんが。
PC1一式は、勿論、すべて変圧器は、かけているんですが。
ビデオカードのみ再度、日本から送ってもらい、今は、どうにかPCライフは問題なく、おくれています。

そこで、肝心の今回のお題について、会社からコメントしようといろいろ資料を調べてましましたら、会社の自分用PCが、いきなり、ネット接続不可で、インターネットもイントラネットも出来ません。

なんなんだかな と思いつつ自宅からコメントしてます。







  • 2006/09/08(金) 20:44:40 |
  • URL |
  • 青云 #-
  • [ 編集]

PC1台の税金が5,000元!?

>青云さん
えー、日本からPC持ち込むとそんなに関税とられるんですか?
俺の場合は、日本からノートPCを2台持ち込みましたが、いつもPCバッグに入れていて、別に検査も無く、フリーパスでしたね。もちろん、申告もしてませんが。
年に2回ほど日本に帰りますが、その時もノートPCを持って出入してますが、検査されたことも一度もありません。

ところで、家ではほとんどデスクトップ機を使ってますが、これは去年買った中国製のLenovo(聯想)です。
CPUはAMDのAthlon64(1.8MHz)、メモリーは256MB、HDDは80GBで、17インチ液晶モニター付きで、6,000元ほどでした。これにWindowsXPのマルチ・ランゲージ版(多国語版)をインストールして(このOSは個人では買えないらしいですが、こんなものも中国では海賊版があるんですよ)、もう1年半も使ってますが、全く「没問題」です。不満はと言えば、メモリーが不足で、動きがかったるいぐらいですが、これも増設すれば解消するわけですが…。
中国製でもデスクトップ機なら、最近のメーカーの正規製品であれば全く遜色無く、わざわざ日本から持ち込む必要はないと思います。
(安さに釣られて、ノーブランドの「店頭ノックダウン」みたいな物に手を出してはダメですよ。)
ただ、中国のキーボードは英語版キーボードを流用していて、日本語ワープロを使う場合に、若干使いにくさがあり、(これも慣れの問題で、我慢して1年以上使ってましたが)、最近日本から持ってきた日本語キーボードに換えました。
お薦めとしてはLenovo(聯想)か、日本でも通販で有名なDELLあたりでしょうかね。特にLenovoは「家庭用」と「商用」にカテゴリーが分かれていて、「商用」の方だとハードディスクなんかも耐久性の高い物を組み込んであるようです。
価格としては、用途にもよりますが、ビジネスソフトとインターネットに使うぐらいだったら、5,000元も出せば十分使えるマシンが買えます。

ノートPCの場合は、やはり日本製の物が信頼性が高いので、これは持ち込むしかないでしょうね。

PC

>遼寧省営口市在住さん
レスありがとうございます。

私の知っている範囲の電化製品中国持込については、
自分で使う、中古品、一つのみ、小さい、は基本無税です。
ノートも当日、秋葉で買ってそのまま成田から出発しました。箱は捨てノートをバックに入れて、現在使用中だよって感じで持ってきました。
本当は、電化製品等には、例え中古品であっても一律35%の課税が掛かるのが決まりだそうですが、上記内容であればそのまま持ち込み可能みたいです。デスクトップパソコンは、領収書等の提示をもとめられ、無ければ一律の関税と聞いていました。
日本から持ってきましたのは、弟が自作PCを組んでくれまして(1台目もそうなのですが)内蔵ハードディスクだけで約700ギガほどあり、さらにRexDockリムーバブルを前面に持ち、CPUはAMDのAthlon 64 3500(2.2MHz)、1.00GBRAMで、かなりお気に入りににソフト、ハード共にカスタマイズしてくれましたので、持ってきました。
遼寧省営口市在住さんがおっしゃるように、中国のキーボードを会社で使い、日本のものを自宅で使っていますので、確かに多少使いづらいですね、 @とかが。

WindowsXPのマルチ・ランゲージ版(多国語版)なんてものがあるのですか。
今度、安く仕入れられれば、1号機を復活させて、インストールしてみます。

  • 2006/09/09(土) 02:40:02 |
  • URL |
  • 青云 #-
  • [ 編集]

訂正

2.2MHz→2.2GHzでした。

  • 2006/09/09(土) 02:50:30 |
  • URL |
  • 青云 #-
  • [ 編集]

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