大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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体重は112??

【事例1】
「キミの身長は幾ら?」と聞くと、
「1米63(1メートル63)」と分り易いメートル法で答えが返ってくる。
「じゃあ体重は?」
「最近ちょっと太って、112になっちゃた」
「112!!?って。 おい、ちょっと待て、結構デブのオレでさえ85キロしかないんだぞ、なぜに、112??」
【事例2】
表示価格が35元のお茶を100グラム買おうとしたときのことだ。店のおばちゃんが秤の基準単価を70元にセットして量っている。こんな不正は許せない、正義感の強い(単にケチなのかも知れない)オレは、すぐおばちゃんに抗議を申し入れた。
「おばちゃん、オレが日本人だからってそんなインチキするんじゃないよ。表示は35元だろう、秤を直せ!!」
「あらあら!何ゆってんだべか、この人は?これは公斤(キログラム)だから斤の2倍になるんだべさ」
「何を訳の分らんことを言ってるんだ、店長を呼べ!」
まぁ、店長は呼ばなかったのだが、大きな誤解を生じたのは事実だった。

【解説】
中国では、計量単位は基本的にメートル法だ。表記はもちろん漢字だし、発音も違う。例えば、大連から瀋陽までは、およそ400公里(キロメートル)だし、今日の気温は、摂氏6℃だし、身長は、1米75と言う具合だ。

だけど、重さの単位だけは何故か、500グラムを基準とする斤(ジン)が日常的に使われている。キログラムを意味する公斤も併用されるが、一般的には斤なのだ。そのため、上に紹介したような事態が生ずる、つまり【事例1】において、体重が112と言うのは112斤=56キログラムを意味していたのだ。また【事例2】では、表示価格が35元というのは、500グラムの値段だから、秤にセットする場合は、キログラム単価を入力しなければならないので、2倍の70元にするのが当然なのだ。

野菜や果物、お茶などの価格表示も斤(500グラム)が基準単位となっている。

例えば、こんな苺売りのおっさんが「苺~っ!5塊5塊5クアァイッ!あ~!!」(1塊は口語で1元のこと)と怒鳴っていたら、「500グラムで5元」の意味だ。実際今日の売値は5元だった。100グラム換算で13円だよ、安いだろう!

買い物をする場合でも、
「トマトを2斤ください」とか
「豚肉を4斤まとめ買いした」と言う具合に使う。

【資料】
中国では、計量単位は基本的に1960年の国際度量衡総会で採択された単位系つまりメートル法に基づくことが、1991年に法制化されている。
その7つの計量単位は次のとおり
  長さ:米(メートル)、公里(キロメートル)
  重さ:公斤(キログラム)、克(グラム)
  時間:秒(びょう)
  電流:安培(アンペア)
  熱力学温度:開耳芬(ケルビン)
  物質量:摩尓(モル)
  光度:堪徳拉(カンデラ)


その他に補助単位として
微(マイクロ)、毫(ミリ)、厘(センチ)、分(デシ)などがある。

すごいな、今日は、いかにも事典って感じの出来だな。出来れば毎日こうありたいものだ。
 
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キーワード:質量、量り、

コメント

すばらしい!

素晴らしい!
アタシはいつも公斤と言いますが中国の人はいつも斤になおすんでなんでだろうと思ってました。
なるほどです♪

  • 2005/04/03(日) 22:18:53 |
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  • セベヲ #-
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