大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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誠実的孩子だけじゃダメって。

オレの中国語学習の教材として中国の小学2、3年生の国語の教科書を使っていた。

中国の小学校低学年には理科がないので、国語の教科書に、動物の生態や、自然現象の解説などを組み込んでおり、道徳教育も国語の中で説いている。

「誠実的孩子(正直な子ども)」と題して、ロシアの文豪ツルゲーネフが子供の頃のエピソードが紹介されている。070115chengshi.jpg

ツルゲーネフが子供の頃、お母さんの知り合いの作家が家に訪ねて来た。お母さんは、ツルゲーネフがその作家の文章が好きで暗誦できることを自慢したかったので
「さぁ、ツルゲーネフや、先生の文章を暗誦してごらん」
ツルゲーネフは、見事に暗誦してみせた。

作家の先生はたいそう喜んで、
「君は私の作品が好きなのかい?」と聞いた。
ツルゲーネフは、言った
「ボクは、クロイロフの作品の方が好きだよ。あなたの作品より素晴らしい」
お母さんはびっくりして青くなりました。
先生が帰ってから息子をしかりつけました。
ツルゲーネフは納得せず、
「僕は思った通りを言っただけだ、それとも嘘をつけと言うの?」
おかあさんはその言葉を聞くとにっこり笑いました。

と、まぁ、人間は正直であれと説いているようだ。


ある日、社員の結婚式に出席することになった。
どうせまた、「総経理の挨拶をお願いします」とか言われるだろうと、中国語の原稿を準備することにした。

こんなときに頼れるのは、家庭教師。

色々相談する中で、家庭教師が書いた文章が
「新婦は、会社の中では特別優秀で、また美人であります」と。
「いや、仕事はまぁまぁだけど、そんなに美人じゃないよ」とオレ。

そしたら
「大人になったら、『誠実的孩子』ばっかりじゃダメでしょ」って。
「えっ? 何それ?」
「結婚式の時には、どんな人でも、褒めて称えて、それに過ぎることはないわ」
「はぁ、なるほど、日本と同じなんだ。
新郎は大学を極めて優秀な成績で卒業され、入社後もエリートコースを歩んでこられた、前途を嘱望される好青年であります、って奴だな。」


と、言うわけで、結婚式のスピーチでは、日中共に嘘でも良いから、新郎新婦を褒めることになっているようだ。

コメント

どこも同じ

私も、大連時代は何度か結婚式にも出席して、同様にスピーチを言われ、日本と同様の話をしたことを思い出しました。参加者も服装も皆違うのに褒め称える事、結婚式定番の話と鼻の下を伸ばした新郎とそのあたりはどこも同じなんだと思いました。

  • 2007/01/15(月) 23:37:42 |
  • URL |
  • nabe #-
  • [ 編集]

褒めることが大事

このツルゲーネフの話も、ホントにいいお話ですか?と思うわたしの感覚はずれているんでしょうか。

筒井康隆だったか、かんべむさしだったかの結婚式スピーチを
思い出しました。

  • 2007/01/16(火) 00:12:29 |
  • URL |
  • 青云 #-
  • [ 編集]

ツルゲーネフ

>nabeさん
平服で参加している中で、新郎新婦を褒め称えるのは、なんか違和感がありますよね。

>青云さん
私もそう思いました。相手の心情を慮ることも子どものうちから教えておくべきだと。みんなが正直に言いたいことを言っていたらギスギスして社会生活は成り立ちません。

  • 2007/01/16(火) 07:24:55 |
  • URL |
  • でっつ #r8WK//fk
  • [ 編集]

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