大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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【顔色】

勘違い中国語シリーズ032【顔色】

【顔色】と聞けば、日本人なら誰しも「顔色をうかがう」という言葉をイメージするだろう。あるいは、「今日は顔色が良い」とか。

中国語の「顔色」にはそのような表情や顔の色艶のような意味は無い。単純に「色」の意味だ。

色が分かっているときには、紅色、黄色、緑色、黒色、白色、コーヒー色のように、具体的な色名を示して「色」をつけて表現するが、色名を言わないときには、概して「顔色」を使う、

例えば、
「どんなですか?」は
「どんな顔色ですか?」(下の簡体字)と言い、

「今日の服のはとても綺麗ですね」は
「今日の服の顔色はとても綺麗ですね」

「中国人の好きなは、紅色です」
「中国人の好きな顔色は、紅色です」
という具合だ。

特定の文型では、色とは全く関係なく「痛い目を見せる」の「痛い目」の意味に使うことがある。
「譲他看顔色」で「ヤツに痛い目を見せてやる」と言う意味になるが、日本人はおぼえる必要がないだろう。

下の中国漢字は、「どんな色」を意味する。
shenmeyase.jpg


月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

コメント

顔色なし(がんしょくなし)

玄宗皇帝と楊貴妃の話で有名な白居易は中唐の詩人、字(あざな)は白楽天で、日本ではこの名前でよく知られている。

彼の詩の中でも「長恨歌」は、古来多くの日本人に最も愛されてきた。

廻眸一笑百媚生     眸(ひとみ)を廻らして 一笑すれば 百の媚めかしさ生まれ

六宮粉黛無顔色     六宮(りくきゅう)の粉黛(ふんたい) 顔色無し

彼女が顔を廻らせて一たび微笑むと、そのなまめかしさは美しく化粧した皇帝の大勢の女官も顔色を失うほどであった。皇帝はこの女性の虜になってしまい、自分の側室とした。

西暦800年前後の長恨歌では、日本の顔色と同じ使い方なのかな?
いや、教養がないんで分かりません。

困った時は、遼寧省営口市在住さんに聞いてみれば分かるかなあ。

どうか、よろしくお願いします。

  • 2007/01/21(日) 02:02:05 |
  • URL |
  • 青云 #-
  • [ 編集]

多分、青云さんのおっしゃるとおりだと

思うんですが、古典文学には疎いもんで、断言はできません。
でも、内容から推してこの「顔色」は確かに日本語の「顔色」と同じ使われ方がされているようですね。
と言うより、日本語の中の「漢語」(漢字で書く言葉)の方が、むしろ古代中国語の本来の意味を保ち続けている場合が多いからだと思います。本家の中国語の中では、種々の理由により後に変化してしまい、元の意味が失われてしまったものも多いようです。
だから、日本語を学ぶ中国人の中で中国の古典に造詣の深い人間は、日本語の漢字の意味をすぐに把握できると言います。

ところで、日本語の「顔色」に相当する現代中国語は、「臉色 lian3se4」ですね。これが、「顔色が悪い」とか、「顔色をうかがう」とか、日本語で使われている「顔色」に対応しています。

  • 2007/01/23(火) 21:51:14 |
  • URL |
  • 遼寧省営口市在住 #-
  • [ 編集]

アクセス環境が悪い中

>遼寧省営口市在住さん
コメント、ありがとうございます。

  • 2007/01/23(火) 22:25:28 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

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