大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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人民元って日本円で幾ら?

変なタイトルだと思うだろう。

人民元の円レートって、日々の為替レートが発表されているのだから、それで決まっているはずなのに、なにを言いたいのか? と。

ここでいう話は、実際の為替レートから離れて、知ったかぶりをしてよくこんなことを言う奴がいる。

「中国は物価が安いから、1元を100円くらいに見ておいたほうが良いよ」
あるいは、
「中国人にとっては、100元札といったら1万円くらいの価値があるんだ」などとも言う。

彼らの理屈によれば、大連のタクシー初乗りは8元なので、日本円800円に相当するわけだ。3本1元のネギは、3本で100円に相当するから、大体日本円と同じになるだろう、などと得意気に言う。

でも、本当にそうかな?

肉・野菜などの食材、及び人件費サービスは日本の十分の一くらいに安いが、衣類・靴・電化製品・自動車などは日本と同じかむしろ高いものさえあることは何度も書いている。

例えば、基準がはっきりしている電気部品の比較をしてみよう。デジカメのメモリーカードとして使われるSDカードについてみると。(括弧内は1元=15元としての日本円換算値)
128MB⇒100元(1500円)日本では=1000円
256MB⇒150元(2250円)日本では=1200円
512MB⇒200元(3000円)日本では=1500円
1GB⇒300元(4500円)日本では=2000円
ご覧の通り、中国の方が倍くらい高い。

野菜や肉しか買わない人にとっては、100元札が一万円札の感覚かも知れないし、農村のおばちゃんだったらきっとそうなんだろう。
だけど自宅にパソコンを持っている人にとか、自家用自動車を購入する人にとっては、100元はやっぱり1500円の価値でしかない。

ここまで極端な金持ちではなくても、開発区の一般労働者でさえ、携帯電話は必需品と化している。携帯電話は、500元から5000元位まで幅があるが、売れ筋は2~3千元くらいだ。
1元=100円理論ならば、20万円、30万円の携帯電話をみんながポケットに持っていることになる。これはありえないだろう!

つまり、「衣食足りて、、、、」という言葉があるが、
衣食足りて、、、、いない人(貧乏人)にとっては、100元札は一万円に見えるかもしれないが、
衣食足りて、、、、贅沢品を求める人にとっては、100元は1500円の価値しかないということになる。

日本だって、一万円札で鼻をかむような贅沢をしている人もいれば、アイロンをかけてたんすにしまって置くように大事にしている人もいるだろう。お金の価値観なんて人それぞれなのだ。

日本の格差社会などとは比較にならないほど格差が進んだ中国なればこそ、価値観は多様化しているのだから、「中国人にとっては」などと一括りにして、知ったようなことを言うのは止めてもらいたい。

へたな日本人より金持ちの中国人はいっぱいいるのだから。

コメント

為替交換レート

交換レートは、毎日ホームページで確認できますが、
実際にホテルなどで交換すると、だいぶ、レートが違
う(悪い)のですが、これは手数料ですか。だとすると手数料高いですよねえ。
今、1万円で640元くらいですが、実際に交換すると600元くらいですかねえ。







  • 2007/01/22(月) 16:59:23 |
  • URL |
  • コンタクト #-
  • [ 編集]

為替手数料

中国の為替手数料は、2%くらいでしょう。
米ドルと比べると倍くらい高いですよね。

  • 2007/01/23(火) 07:11:05 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

購買力、購買力平価…

経済学の用語ではそのように言うんですね。
相変わらずアクティビティが落ち気味ですが、書き込みさせてもらいます。

この話題は確か前にも出てきたような気がしますが、確かにでっつさんのおっしゃる通りで、中国の物価は果たして安いのか高いのか、答えに困る場合も多いですね。
こういう風に言えば、大体当たりなんじゃないかと思うんですが、

―― 農産物、食品、人力サービス商品(理髪、マッサージなど)は確かに非常に安い。だが、工業製品、特に技術集約型商品やハイテク商品、輸入品などは日本と同じか、日本よりも高い。
自動車なんか、総じて日本の1.5倍ぐらいの値段なので、バカバカしくって買う気がしませんね。

それと中国がますます格差社会になっていることは、でっつさんのおっしゃる通りですね。

  • 2007/01/23(火) 14:51:55 |
  • URL |
  • 遼寧省営口市在住 #-
  • [ 編集]

そのとおりです

でっつさんの意見に賛成です。
同じような話、タイでもあります。
やっぱりデジカメとかは日本より高いですし、車も日本より高いですからね。
それともうひとつ。
「タイ人の平均給料は」
と聞かないでほしい。
日本と違って、給料格差が大きいので、説明するのが大変です。

贅沢しなければ

>遼寧省営口市在住さん
ご説明の通りですね。
食品が安いから、贅沢さえしなければ、低収入でも暮らしていけるけど、日本並みの生活を求めたら、むしろ日本よりも金がかかる感じです。
例えば、自家用車を持って、家にはパソコンを置き、外出先ではノートパソコン、更には大型液晶テレビでホームシアターと来たら、普通の日本人の収入では苦しいでしょう。

  • 2007/01/23(火) 21:08:53 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

為替/生活

「為替」と来ると、旅行大好き人間には興味をそそられるテーマだ。
中国での実情は知らない(大連のホテルで2度しか経験が無いから)が、特に香港ではそれなりに経験がある。 
ある日のレートのデータを紹介しよう。
1US$=¥118で10000円を香港ドルに両替すると、 A銀行はHK$615, B銀行はHK$605, C銀行はHK$573, D銀行はHK$551(銀行は手数料を取る), E両替店はHK$620, F両替店はHK$620, G両替店はHK$557, H両替店はHK$608, I両替店はHK$561, J両替店はHK$640, K両替店はHK$654, L両替店はHK$655, 空港両替店はHK$604, ホテルではHK$604, DFSではHK$645, 日本で「みずほ」はHK$566, 「三井住友」はHK$566, 「三菱東京」はHK$566 と千差万別であるが、概ね、「重慶大厦の両替店」>「DFS」>「現地添乗員」>「空港両替店」>「ホテル」>「銀行」>「日本での両替」の順になる。 細かなテクニックはあるが、面白い結果であり、実感でもある。

いつの時代にも、どこの世界にも「格差」は厳然としてあったし、又、あり続ける。 身の程に合った志向・生活が肝要、上を見ても下を見ても切が無い、中国の諺に良いのがあったがド忘れした、歳だな..............

いずれにせよ、初めて旧正月に訪大することにしているが、円が安い!!

  • 2007/01/23(火) 22:21:56 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
  • [ 編集]

偉そうに

>toshi@タイさん
「中国人の給料は?」などと言うヤツに限って、中国人を見下して自分より安い連中だと言いたのだろうと思います。たまたま為替の恩恵で金持ちみたいに見えて、自分達は優秀だと思い込んでいるようですが、実際には、金持ち中国人が沢山いることに目を向けられないんですね。

  • 2007/01/23(火) 22:23:57 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

こんなに違うんですか

>hexueさん
香港ドルの両替ってこんなに差があるんですか?驚きです。
中国の人民元買いは、空港やホテル、銀行では殆ど差がないと思いますけど、闇の両替屋の率が良いという話しは時々聞こえてきます。

  • 2007/01/23(火) 22:33:06 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

格差

外国(日本人にとっては、日本)と中国の経済格差は、現地駐在の方々にとっては、非常にありがたいことだと思える。
現実としての、日本円と人民元の差は、国力の差が出ている訳ではなく、中国の国策としての、人民元レートの人為的な安さの維持を続けている。これは、中国は70年代末に改革開放政策へ転じてから、年平均で10%近い高成長を達成してきたにもかかわらず、人民元が長期にわたって下落している現在、人民元の対ドルレートは78年と比べて、名目ベースでは約80%、内外の物価変動を割り引いた実質ベースでは約70%安くなっているといわれていることからも分かる。

でっつさんが言う様に、<偉そうに「中国人の給料は?」などと言うヤツに限って、中国人を見下して自分より安い連中だと言いたのだろうと思います。>という日本人も多いのが現実でしょう。

人民元って日本円で幾ら?というお題で取り上げている、格差について思うところは、日本では考えられない所得格差が、私には大きい要因であるように思えます。

別に、農民と都市住民などの比較をしないでも、私は、自身働いている会社の中での給与格差は、絶対に日本では、ありえないことだと思っています。

日本人の大卒初任給が、手取り20万ほどで、主任から係長で30万ほど、課長職になってようやく40万ぐらいが手取り金額じゃないでしょうか。

私の今いる会社は、初任給、下が800元です。(一応本科ではないですが、大卒です)
私のアシスタント(これも大卒1年目ですが)が、約2000元。
日本語通訳が4000元。
項目経理が、約7000元。
すべて、中国人スタッフの給料です。ま、確かに800元には、自分も驚いたのですが、項目経理が日本の部長相当としても、私のアシの3,5倍の給料。
こんなの、日本では、ないことでしょう。

中国にいると、日本的な、平均で考えるのは、間違いであると思い知らされます。

  • 2007/01/23(火) 23:51:29 |
  • URL |
  • 青云 #-
  • [ 編集]

階級意識

>青云さん
中国の格差って、階級意識の具現化ではないと思うことがあります。
軍隊では、兵卒と尉官以上の将校では明確な階級差があり待遇も全く違います。これは規律を維持するために敢えて作っている意識的な格差なのでしょうが、この国では国全体に階級意識がはびこっていて、底辺の人間にとっては、諦めの境地しかないような気がします。

  • 2007/01/24(水) 07:20:45 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

でも好きです。

でっつさんの仰るとおり、“中国では…”と云えるのは、政治(これも枝葉は怪しいが)か軍か、だと私は思って回りに云ってます。収入の層と地域の区分と合わさって、一括りの話は出来ないですね。でも、知り合いの生活を見ていると、自分の層での生活に満足しているようで、背伸びをしつつの生活の日本より、羨ましい重いです。子供の頃の自分の周囲のようで、その辺はやっぱり彼の地が好きです。

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