大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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カラスがいない

いきなり汚い写真で恐縮だが、ゴミ捨て場はこんなもんだ。
なにやら汁が滲み出しているし、近くを通ると異臭がする。
070508gomi.jpg

スズメが数羽集まって来て、何かを突っついている。
もし日本だったら、間違いなくカラスが押し寄せて来て、
「クワー、クワァー」
とやかましく騒ぎ、残飯をほじくり返していることだろう。

なぜか大連にはカラスがいない。
日本では何回か引越しをしたが、どこに行っても、オレが酒を飲まない日はあっても、カラスが鳴かない日はなかったものだ。
どうして大連にカラスがいないのだろうか?
野良犬がいないのは、みんな食べちゃったからだという説があるが、怪しいものだ。そういえば、野良猫もいない。

カラスがいない環境って、それだけで快適だ。

中国にカラスがいないかといえば、蘇州寒山寺には、こんな有名な詩碑があり、拓本が販売されている。

「楓橋夜泊」 張継
  月落鳥啼霜満天 〔月落ち烏啼いて霜天に満つ〕
  江楓漁火対愁眠 〔江楓漁火愁眠に対す〕
  姑蘇城外寒山寺 〔姑蘇城外の寒山寺〕
  夜半鐘声至客船 〔夜半の鐘声客船に到る〕

オレの勝手な訳文
月が沈んで夜も更けて来た
静寂の中から、不吉なカラスの鳴声が聞こえてくる
辺りは、白いもやが空いっぱいに立ち込めて来た
思い悩んで眠れずににいると
岸辺のカエデといさり火が、見るともなく目に入る
遠く蘇州郊外の寒山寺から
夜中を知らせる寂しい鐘の音が、
こんな旅の船にまで聞こえて来る


まぁ、こんなもんだろ。

詩の鑑賞はともかく、
「カラスが鳴く」と書いているのだから、中国にもカラスがいるのだろうな。

どうして大連にいないのか? 不思議だ。

コメント

ちょうど私も。

先ほど中国から帰ってきたところです。
私もおととい、同じ疑問を中国人の友人に投げかけましたよ。
スイカを作っているお宅なので
「カラスがつついたりしない?」と聞くと「中国、カラスいない」と。
確かにどこを見回しても姿が見えない。

日本の我が家の畑は、カラス対策で大変です。
スイカやとうもろこしに網をかけたり、脅しのCDぶら下げたり。
でも、敵は大変頭がいいので効果なし、昨年のスイカは全滅でした。

旅順で数羽見かけましたが・・・繁殖力の強い鳥だから、すぐ増えるはずなのに・・・謎ですね。

  • 2007/06/11(月) 12:35:13 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
  • [ 編集]

はじめまして。いつも拝見しています。
私も先日疑問に思いました・・・。私の場合は「鳩」です。
まったく見ないわけではないのですが、日本に比べると少ない・・・。

日本じゃカラスが増えすぎて電柱に巣作りをして電線に支障が起きたり
しているというのに。
やはり最終的には「食べている?」で納得させられる私です。
でもカラスってまずそう

  • 2007/06/11(月) 13:26:55 |
  • URL |
  • chao #YeFwB4VE
  • [ 編集]

瀋陽ではたくさん見ましたよ

カラスは俺のところでもあんまり見かけないんだけど、瀋陽ではたくさん見ましたよ。瀋陽南駅の近くの街の中で、夕方になると何処からともなくカラスがたくさん集まって来て、ビルの屋上に集まったり、街路樹に留まっていたりしています。よく見ると日本のヤツよりは小ぶりですが、数は非常に多いです。
でも他の場所では確かに日本ほど見かけないですね、どうしてだろう?

カラスは中国語では「烏鴉(wu1ya1)」と言いますが、世界中には36種のカラスがいて、中国にはそのうち7種がいるそうです。
中国でカラスを食用にするという話は聞いたことがありませんでしたが、さっきインターネットで調べてみたら、漢方的には何やら薬効があるんだそうです。
中国語の読める人は、下記の記事を読んでみて下さい。
http://baike.baidu.com/view/28123.htm

  • 2007/06/11(月) 20:01:44 |
  • URL |
  • 遼寧省営口市在住 #-
  • [ 編集]

烏鴉嘴

中国人の友人が言うには、「害獣」扱いで巣を落として徹底的に減らした・・・との事なんですが、真偽のほうはいかがなのでしょうね。
私が初めて住んだ中国は北京なのですが、北京にも全然いなかったですよ。

予断ですが、縁起でもないことを言うと同僚に「烏鴉嘴!」とよく言われました。
私が一言多いことが多いからですね!笑

  • 2007/06/11(月) 21:52:00 |
  • URL |
  • yuma #-
  • [ 編集]

蘇州→夜曲→李香蘭 ??

くだらない思いつきに一人笑う自分が恥ずかしい。

都を追われた唐の詩人「張継」が帰郷の途中に寒山寺に立ち寄り、一夜の風情心境を詠んだ「楓橋夜泊」、千年以上昔のロマンチックな詩文だ。

夜半鐘声至客船 〔夜半の鐘声客船に到る〕 の文面から推察すると、ひょっとしたら、あり得ないかもしれないが、張継は客船で一夜を過ごしたとも考えられる。 

いずれにせよ、この詩は中国語で朗詠すれば、非常に響きの良い詩文だそうだ。

現地で販売されている拓本は、三行詩だったりして配列が綺麗ではなく、上下左右不揃いで、おそらく拓本を取るために別の木製元字を作製し、そこから採拓しているらしい。 真贋は定かではないが..............
機会があったら、高校の書道教師の弟にでも聞いてみよう。



  • 2007/06/11(月) 21:52:17 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
  • [ 編集]

鳩もカラスも

>カンカンさん、こんにちは
中国に来られていたんですか、結婚式でしたっけ?
旅順で見かけましたか、どうして増えないんでしょうかね。食べ物になる残飯は、記事の写真のようにたくさんありますよ。

>chaoさん、はじめまして。
そう言えば、鳩も見かけませんね。
鳩は食用に養殖されており、大連では普通に食卓に出てきますが、カラス肉の食用は聞いたことがありません。

  • 2007/06/13(水) 07:16:57 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

カラス肉を食う

>遼寧省営口市在住さん、こんにちは。
瀋陽にはカラスがいるんですか?
どうして大連や営口では見かけないのでしょうか?

カラスの食用について調べてみたら、こんな記事が見つかりました。
元ネタは、読売ネットですが、既に削除されています。
===
◆カラスの肉は栄養豊富?帯畜大の食用化研究(北海道)(8/8)
>  カラスの食用化を探る研究を、帯広畜産大学畜産科学科(帯広市)の関川三男助教授(51)らのグループが進めている。不吉、迷惑と嫌われがちな鳥だが、研究の結果、現代人が不足に陥りがちな鉄、亜鉛分に優れていることが判明。味もまずまずで、研究者は、「食糧難の際には、役立つかも」と話している。
>  研究は、将来の食糧難対策と、有害鳥獣として処分されるカラスの有効活用にメドをつけるのが目的。
>  増えすぎたカラスに頭を悩ませる十勝・池田町は1970年代から、有害鳥獣として駆除している。これが、食肉科学を専門とする関川助教授の耳に入り、20~30羽分のサンプルを提供してもらった。
>  使ったのは胸肉で、検査の結果、栄養分の分析で鶏肉に鉄分と亜鉛分が含まれていた。微生物や残留農薬などの検査でも、人の健康に害を与えるような要素はなかったという。
>  カラス肉であることを教えずに学生と教職員に試食してもらったところ、「味」「食感」「香り」「色」などの総合評価は3段階で「2」の普通だった。
>  カラスの胸肉は、ミオグロミンと呼ばれる色素が多く、赤みが強いのが特徴。油分が少なく、においも気にならないという。食感や味は鶏の胸肉に似ていたという。
>  カラスは、残飯を中心にエサとしていることで知られるが、これからも綿密な検査、研究を続け、論文にまとめる計画だ。
>  関川助教授は「食糧危機が起こると、食用の家畜に与える穀類さえも不足する事態が大いにあり得る。カラスなどの低利用動物性蛋白質に関する有効活用の研究が必要だ」と話している。
>  カラス肉は、秋田県象潟町が1990年初め、退治の一環で「ブラックミート」として食肉化を模索したが、住民らの不評で頓挫。東京都は、石原慎太郎知事がミートパイへの活用を提唱したことがある。都によると、具体化はしていない。
===
色々な研究があるものですね。

  • 2007/06/13(水) 07:24:49 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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カラス肉ですか・・・

カラス肉、黙って食べさせられたら・・・私だったら怒りますよ。
研究者同士の助け合いの精神なのかもしれませんが。
残飯漁りのイメージが強いので、食べるのは抵抗ありますね。
栄養があっても、別にわざわざカラス食べなくても、他の食品がありますから。
むしろ、家畜の飼料としての活用の方が現実的じゃないか、と思います。

それに、記事が削除されている、と言うのは何の意味があるのでしょう。怪しいなあ。

  • 2007/06/13(水) 07:53:28 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
  • [ 編集]

ニュースサイトの記事は削除される

>カンカンさん。
読売や朝日、産経などのニュースサイトの記事は、一定期間が過ぎると削除されます。
これは普通のことで、怪しくありませんよ。

  • 2007/06/13(水) 08:10:21 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

では

日々、チェックして、興味のある記事はコピーしておいたほうがいいのですね。
あ、でっつさん、早速のお返事ありがとうございます、出勤前の慌しいお時間に?

  • 2007/06/13(水) 08:29:41 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
  • [ 編集]

烏鴉嘴って

>yumaさん、こんにちは。
「烏鴉嘴」って、口やかましいってことですかね。
からすの「カァー」「クウァー」「アー」「ホー」と同じようにうるさいと言われたら、最高の(最低の)賛辞です。 >_<;)

  • 2007/06/13(水) 23:42:07 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

漢詩監修

>hexueさん、相変わらず、懐が深いですね。
実は、先週、蘇州寒山寺に行って参りました。
この記事を見る前だったので、興味を持って、
「蘇州にカラスは居るか?」
と聞いてみたら、なんと
「カラスはいるけど、日々邪魔になるほどじゃない」
ここでは、日本の(東京近郊)のカラスとは性格が違うのかもしれない。
「月落鳥啼霜満天」の漢詩の一説ですが、蘇州人の言い分によると、「カラスの鳴き」声が、単に動物のカラスの鳴き声が聞こえてきたというよりは、不吉な何者かの音に苛まされたと解釈するほうが現実的だ。

蘇州人の話によれば、ここでのカラスは、必ずしもカラスの鳴き声ではなく、不吉な、嫌らしいイメージを伝えるための文言だと言われた。

  • 2007/06/14(木) 00:03:50 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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新聞より抜粋

本日6/14の北日本新聞朝刊「天地人」より

「戦前の政治家で、美食家としても知られた木下謙次郎が、著書の中でカラスの味について書いているそうだ。大きなカラスはまずいが、小型のものはにおいも少なく、「油煎りにすれば相当の味あり」と評価した。信州上田地方ではよく食べられているとも書いている(「賢者の食欲」文芸春秋)ろうそく焼きと言う食べ方もあるという。肉も骨も一緒によくたたいて味をつけ、串の周りにろうそくのように塗り付けて焼くとある。・・・後略・・・」

食っていたのか・・・

日本のカラスは今子育て真っ最中で気がたっているので、人が襲われる被害続出ですって。
市内の公園をねぐらにしていた6千羽のカラス駆除大作戦を実施をしましたが、実際の成果は千二百羽くらい。
今は7千二百羽在住。却って増えた。
カラスは頭がいいので駆除も難しいみたいです。

  • 2007/06/14(木) 07:46:55 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
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張継が寒山寺を再訪したなら

後世の孫覿(そんてき)は、もし張継が寒山寺を再訪したなら、こんな風に詠んだのではないかと推測した、と云われている。

「再泊楓橋」
   白髪重来一夢中 
   青山不改旧時容
   烏啼月落橋辺寺
   欹枕猶聴半夜鐘

   私の頭はすっかり白くなったが、その間の事は僅か一瞬のようだ
   山々の姿も以前に訪れた時のままで変わらない
   烏が啼き月が沈むと、あの晩と同じように橋辺寺(寒山寺)から
   響いてくる夜更けの鐘の音を、枕に体を横たえて聴き入った

奥深し、旧き中国 !

  • 2007/06/14(木) 23:22:06 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
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こんな続編が

>hexueさん
「楓橋夜泊」にこんな続編があったのですか?
知りませんでした。 連歌遊びみたいで、面白いですね。
先日寒山寺を訪れたら、楓橋のたもとに「張継が泊まった船」なんてものが係留されていました。
勿論、本物が残っているはずもなく、同じ形のモデルなのでしょうけど、5、6人が横になったらいっぱいになりそうな小さな屋形船でした。

  • 2007/06/15(金) 07:15:55 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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木下謙次郎

>カンカンさん
木下謙次郎って政治家を知りませんが、それほどの美食家がうまいと言うなら、うまいのでしょうね。
最近、日本にいる家人が犬の散歩をしていたときに、2羽のカラスが低空飛行で攻めて来て、頭に蹴りを入れられそうになって怖かったと話していました。

  • 2007/06/15(金) 07:20:50 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

第二次大戦、レニングラード攻防戦、独軍に包囲され食料難の露西亜人は
カラスを食べたという話しがあります。
飢えればカラスだって当然食べますよ。

  • 2013/03/04(月) 23:28:34 |
  • URL |
  •            #-
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