大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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歴史上の人物の名前

近代の中国人の名前については、中国語読みも時々耳にするのであまり違和感はない。
例えば、毛沢東は「マオザァドン」、胡錦濤は「フゥチンタオ」でも、なんとか理解できる。
だけど、歴史上の人物については、日本語読みが頭に染み付いているので、中国語で言われると、とても同じ人物とは思えないのだ。

歴史上の人物の名前を、無理にカタカナ中国語で書けば、次のようになる。
三国誌の登場人物
 劉備玄徳(リュウベイ)「りゅうび げんとく」じゃないとピンと来ない。
 関羽雲長(グアンユィ) 「かんう うんちょう」
 張飛翼徳(ジャンフェイ) 「ちょうひ よくとく」
 諸葛亮孔明(ジーグァリヤン) 「しょかつりょう こうめい」
 曹操孟徳(ツァオツァオ) 「そうそう もうとく」

日本の戦国時代の代表武将
 織田信長(ジーティエン・シンチャン)クレヨンしんちゃんとと間違えそうだ。
 豊臣秀吉(フェンチェン・シュージ)
 徳川家康(ドゥチュアン・ジャーカン)

分けが分からなくなる。

逆に言えば、中国人だって同じはずだ。
当たり前の話だが、一般の中国人に(しょかつこうめい)とか(しばいちゅうたつ)と言っても、絶対に分からない。

西安観光の一部として、武侯祠という諸葛孔明を祀った廟を訪れた時に、中国人ガイドが
「諸葛孔明(しょかつこうめい)が司馬懿仲達(しばいちゅうたつ)と戦って、遂に五丈原(ごじょうげん)で病に倒れた」
と、名前を日本語読みで説明してくれた。

すごいな!と思う。

コメント

その通り

昨日も彼女との話しで、同じような事をが話題になった。
彼女は日本にいるときは彼女の名前は日本語読みで言われている。
しかし、私はいつも中国語読みで呼んでいる。
何故なら、中国読みが彼女の本当の固有名詞だからだ。
逆に私の事を呼ぶときは中国語読みになる。
また、彼女の家族に紹介された時も中国語読みであった。
その時は、中国語読みでないと私の名前を理解出来ないから、それはそれで仕方がないと思うが、
未だに私の名前を中国読みになっている。
彼女自身は私の事を『老公』または名前を日本語読みで言っているが、
家族には中国読みを続けている。
だから、「私の名前は中国読みではなく、日本語読みで、それが固有名詞だ」と言っているが取り合ってくれない(汗)

  • 2008/01/24(木) 08:39:50 |
  • URL |
  • こうちゃん #-
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差し出がましいようですが

こうちゃんさま。
私が実習生を家族や友人に紹介する時、日本語読みにしています。「りー・うんりゅう君だよ」と。彼らは、中国語の発音に慣れていませんから。
実習生の彼らも、自己紹介する時、「私はうんりゅう(雲龍)です」と言ってます。
でも私自身は、彼らを呼びかける時、中国漢字の発音です。「ユィンロン(雲龍)、これお願い」てな具合に。

しかし、友人の場合と、恋人では違いますからね。
お気持ちはお察しします。その辺は、心の機微というものでしょうか。
彼女さんも察してくださると良いのですが・・・。

  • 2008/01/24(木) 12:02:23 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
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漢字の本質は音声よりも書くこと

音声は言語の成立に必要十分条件で、文字は単なる記号で言語成立には必要不可欠なものではないといううのが、近代に成立した言語学の基本概念です。すなわち、言語は音声であるということです。

しかし、これに異を唱えたのが書家でもある石川九楊氏です。世界の言語は音声言語と書字言語に分けられ、漢字を使用する中国語・日本語などは書字言語であり、音声のみならず文字=漢字はこの言語を成立させるのに必要不可欠な成分であり、これを廃したらその言語が成立しないと述べています(詳しくは『二重言語国家・日本』NHK出版)。極めてユニークな論で、現在のところ日本言語学界からはシカトされているようですが。

石川氏の論に従うと、日本語・中国語ともにその言語としての本質は音声よりも漢字に規定されることになります。すなわち、音声よりも個々の漢字そのものが言語なのです。いわば読みは従的なものなのです。とすれば、読みよりも、如何に書くかが本質であります。

これに、中国語では漢字1字は基本的には普通話で1音(複数の発音は無し)、ということを思えば、通常の中国人が漢字の日本語発音をしないのは当然なことです。このことに、外交上の相互主義を考えれば、日本語の漢字発音が音・訓と複数あり、日本人が漢字発音の多様化に抵抗がないとはいえ、あえて中国語の発音をする必要はなく、日本語の発音を使用するのが基本となります。

以上のように私は考えますが、如何でしょうか。

  • 2008/01/24(木) 14:34:45 |
  • URL |
  • KM #NscJhb76
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言語の不思議な国、日本

人名の呼び方について、日本で以前は韓国の人の名前を日本語読みをしていて、いつのまにか韓国語読みになっている。
例えば、金大中元大統領
日本からKCIAによって拉致された有名な『金大中事件』
その時は「きんだいちゅうじけん」と読んでいた。
でも、今では「キムデジュン」と読んでいる。
中国の場合はでっつさんか指摘されているように毛沢東が「もうたくとう」と読んで、「マオザァドン」とは読まれない。
今の日本では、人名は中国以外は外来語読みをしているのに、何故中国だけは変わらないのか不思議でならない。
きっと、中国人が日本人の名前を読むときに中国語発音をしているからではと勘ぐりたくなる。
これが一番困る事は、中国でタクシーに乗って行き先を告げても、
日本人は運転手に通じない。
ところが他の国に行くと、額に汗して話しをすれば何とか通じで連れて行ってもらえる。
私が中国に行って一番困る事は、このタクシーの件です(汗)

  • 2008/01/25(金) 08:05:42 |
  • URL |
  • こうちゃん #-
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表記について

「相互主義」、この言い回しが正確かどうかは別にして、外交上の相互主義に基づいて韓国とは、色々な伏線があったので、それぞれの原音に近い発音・読み方で読み合うように、1984年7月に全斗煥大統領が来日した際に合意した。

中国とは、中国自国内に於いてさえ、全く異なる発音をするほどに差異があり、表記にも整合性が無い事などから、1972年9月の日中国交回復の田中・周両総理の会談で、人名は従来通り相互にその国の読み方を用いることで合意したのが始まり。

一例を挙げると以下のように異なる。
         北京語     上海語     台湾語     広東語
こんにちは  ニイハオ ノンホウ リイホウ ネイホウ
ありがとう   シエシエ シャジャ トーシャ トーチェ
日本人     リーベンレン サッパンニン ジップンラン ヤップンヤン
これでは統一的な表記はできないだろう。

蛇足になるが、アルファベット使用圏や他の言語圏が絡んでくるともっと魑魅魍魎になる。 自分の名前の英語表記は、Mmmmmm MMMMMM と、名前の最初は大文字で以下は小文字、名字は全て大文字で表記する。


  • 2008/01/25(金) 21:28:49 |
  • URL |
  • hexue #HdCTe9Y6
  • [ 編集]

名前の読み方について

皆様、応答が大変遅くなり、申し訳ない。
この記事では、名前の読み方の国際標準を議論しようとしたのではなく、単純に、歴史上の人物の名前は、例え中国人の名前でも日本語で覚えちゃったよね。と言いたかったのだけなのですが、現代の名前読み方論に発展しましたね。
漢字文化圏の中国、日本、韓国では、三者三様の読み方があり混乱しますが、このような事態は漢字だけのことではありません。
例えば、「Julius Caesar 」を「ユリウス・カエサル」と読むか「ジュリアス・シーザー」と読むか。英語、ドイツ語、ラテン語、ギリシャ語などで名前の発音が違うのはお互いに認め合っていることです。「Jupiter」だって、「ジュピター」と「ユピテル」また、ギリシャ語になると「Zeus」となります。
その国ごとの発音で読むのが慣例化しているので、韓国が日本に対して自国読みを強要する理屈は言いがかりに等しい。中国では、韓国人でも北朝鮮でも中国読み以外にはありえないが、韓国は中国にも言いがかりをつけるべきだ。

>こうちゃん
家族間では、親しみを込めて呼べば、どちらでも良いんじゃないですか。無理に日本語発音を強要してもうまく発音できませんよ。

>カンカンさん
実習生を日本に連れて行ったときに、一人一人に日本語のニックネームをつけてあげました。例えば名前に「霞」の字が入っているから「かすみちゃん」とか、「金」という姓だったら「きんちゃん」とか。日本人も本人達もみんな喜んで使っていました。

>KMさん
ご説ごもっともです。日本では日本語読みで良いと思います。
逆に、日本人が中国に来たら中国読みで生活するのが当たり前だと思います。「鈴木」さんは「リンムゥ」と呼ばれても仕方ありません。

>こうちゃん(2回目)
中国人以外は、外来語読みというけれども、日本人が発音するアラブ人の名前など、現地人には通じないと思いますよ。テロ組織アルカイダの親分の名前も今では、「オサマ・ビン・ラディン」に統一されましたが、「ウサマ・ビンラディン」「 ウサマ・ビンラーディン」「オサーマ・ビン・ラーデン」などいろいろな表記がありました。どうせ現地人と同じ発音にはならないのだから、その国の決め事で良いと思いますよ。
中国語では、「プーチン」は「普京」、「ブッシュ」は「布什」です、面白いですね。

>hexueさん
歴史的な薀蓄をありがとうございます。良く分かりました。
韓国読み強要は全斗煥大統領が決めたのですか?
ところで「全斗煥」も歴史上の人物で、当時の読み方「ぜんとかん」としか読めないのですが、韓国語を知らない人は、古い韓国人の名前をどう読んだらいいのでしょうかね。

  • 2008/02/02(土) 06:13:12 |
  • URL |
  • でっつ #-
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男心は繊細

でっつさま。
>家族間では、親しみを込めて呼べばどちらでもいい

誰にどう呼ばれようともいい。
サムだろうがポチだろうがリンムーだろうが。
でも、最愛の女性にだけは、自分の名前を正しい固有名詞で呼んで欲しい。

たくましい中国女性より、日本男児の方がデリケートな一面があるのではないか、と考察するこの頃です。

  • 2008/02/03(日) 08:09:58 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
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漢字の読み方

KAZは幼稚園で中国の漢字を習っているので、漢字で書かれた自分の名前を見ると、「これは、○○××って書いてある。」と中国語読みで言う。私が日本語読みを教えてやると、日本語読みでも言えるようになった。また、私宛の郵便物を見て、「これは、○○ママって書いてあ?...

  • 2008/01/25(金) 14:13:00 |
  • 中国大連子育てノート
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