大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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街頭セリ市

大きなパラソルの下で、二人の男がなんかやっているぞ。

070728seri.jpg

ビールケースをひっくり返した台の上に立って、一人の男がマイク片手に演説をぶっている。
もう一人の男は、なにやら電気製品を観客の方にかざしている。

しばらく様子を見ていたら、分かった。

この二人の男は、街頭競り市をやっていたのだ。
かいつまんで書けばこんな感じだ。

さぁさぁ、今度の商品は電気カミソリだ。
電気カミソリったっていろいろあるが、こいつは品質保証のフィリップスだよ。
フィリップスと言えば、生まれは遠くヨーロッパのオランダだ。
品質管理発祥の地で生まれた産物は、心臓のモーターから刃先の研磨まで一切の妥協無しで検査を受けた優良製品だ。
10元、20元の安物と一緒にされちゃかなわねーや。
ちょいと電源を入れてみるよ。
(マイクを近づけて)「ブ~~ン」
さすがぁフィリップスだぁね、良い音させてらぁ。
ここから電気を取り入れる充電式だから、電池の心配は要らねぇよ。
中国がWTO加盟して5年目の特別セールのフィリップスだぁ。
さぁ、こいつは安くないよ、30元から行ってみようか!
30元、30元、さぁ、いないか。
「32元」
おっと、32元だってさ、しみったれた客だねぇ! 
こんなもんじゃ決めるわけにはいかねぇよ。 さぁ他にいないか!
「35元」
35元と来たよ、このフィリップスに35元じゃ、失礼ってもんだ、
デパートではもともと220元で売っていた商品だ、さぁ、いらっしゃい。
「40元」
40元の声がかかったよ。フィリップスでひげを剃れば、剃り残し無し。
その日は、一日爽快、仕事もはかどるってもんだ。
「50元」
物の価値が分かる人がいるねぇ、さぁ、50、50いないか。
「65元」
おっと、65元ときたよ、65、65、65、さぁいないか。
買うなら、今のうちだぜぇ、家に帰ってから泣いて後悔したって遅いんだよ。
65、65、65。
いなきゃぁ、決めちゃうよ、ヨッシャー、決定65元。バーン
このフィリップスが65元で手に入るたぁ、幸せもんだぁ。
お客さんやったね。


書いたセリフは、オレが勝手に作ったでたらめだが、こんな感じで、マイク男の軽妙な話術に誘われて値段が決まり、横のおばさんが集金をする。


今日の客は見る目がないねぇ、そういう奴らにゃ売ってやるわけにはいかねぇや、さっさとしまって、次の商品にいってみようかぁ。
てな具合に、最初の指値に誰も応答せず、商売が成り立たない場面もあった。



日本の「バナナの叩き売り」では、どんどん値下がりして、最後に
「もってけ! 泥棒!!」

となるが、ここではパターンが逆だね。

コメント

絶好調!だね............

この手の台詞を書かせると天下一品! 下手なシナリオライターよりもレベルは上ですね、でっつさん。
定年後はのんびりとこの才能を生かしてみては?

  • 2007/08/09(木) 22:05:57 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
  • [ 編集]

定年後ねぇ

>hexueさん
定年後なんて、遠い先の話かと思っていたが、もう、2年を割ってしまいました。どこかで、使ってくれないかなぁ。

  • 2007/08/10(金) 07:24:01 |
  • URL |
  • でっつ #-
  • [ 編集]

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