大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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【星期】

勘違い中国語シリーズ066(時間シリーズ)【星期】

曜日の由来は、エジプト文明、メソポタミア文明に中国の陰陽五行学説が絡むなど、定かではないが長い歴史があるようだ。
現代では、曜日には、英語で星の名前がつけられており、日本語でも全く同じ星を使っている。

Sundayは、Sun'dayで「太陽の日」だし、
Mondayは、Moon'dayで「月の日」
TuesdayはMars'dayつまり「火星の日」
Wednesdayはラテン語のMercury'dayで「水星の日」
Thursdayは古い英語ではday of thunderだがジュピターが雷や天を支配する神だったことからラテン語ではJupiter'dayつまり「木星の日」と翻訳された。
Fridayはラテン語のday of the planet Venusから「金星の日」となった。
Saturday「土星の日」だ。

ところが中国では、過去の経緯がどうしてなくなったのかは知らないが、現在では、第一曜日、第二曜日、第三曜日、第四曜日のように数字で数えている。

実際には「曜日」とは言わず「星期」を使うのが一般的で、ここに星の名残がある。

具体的には、
 月曜日が 星期一(昨日書いたように「周一」と言う言い方もある)
 火曜日  星期二(あるいは周二)
 水曜日  星期三(あるいは周三)
 木曜日  星期四(あるいは周四)
 金曜日  星期五(あるいは周五)
 土曜日  星期六(あるいは周六)
 日曜日だけは「星期七」とは言わず、「星期」もしくは「星期」となる。
また「周」とは言うが、「周」は、聞いたことがない。

「周一、周二・・・・」よりも「星期一、星期二・・・・」の方が正式な感じがする。


月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

コメント

行き当たりました(?)が..........

http://huayuqiao.org/articles/huangheqing/hhq16.htm に書かれている
从七曜説到 ”礼拝”、”星期”、”周”的語源 (黄河清) のことですか?

中国語で書かれているので小生にはチンプンカンプンです。 もし時間がありましたら内容をご教示下さい。

  • 2007/08/19(日) 20:47:58 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
  • [ 編集]

時間をください

>hexueさん
凄いページを見つけましたねぇ。
私の中国語レベルでは、辞書を引き引き、解読するのに相当時間がかかりそうです。
少し時間をください。

  • 2007/08/20(月) 07:18:54 |
  • URL |
  • でっつ #-
  • [ 編集]

これは面白い文章を

hexueさんが面白い文章を発見されましたね。
「中国語で書かれているのでチンプンカンプン」とおっしゃいますが、こういう文章をネット上で発見できるということは、かなり良い中国語のセンスをお持ちのようなので、ぜひ中国語を勉強なさることをお勧めいたします。
日本人にとって中国語は多分、朝鮮語(韓国語)の次に勉強し易い外国語です。
特に習い始めは、おそらく英語よりずっと簡単です。
また日本語自体の中に中国語の要素(漢字の要素)がありますから、中国語を勉強することによって、日本語の語句の語源が判ったり、漢字の知識が豊富になると言う利点があります。

それはともかくとして、問題の文章ですが、「七曜から『礼拝』、『星期』、『週』の語源を語る」というタイトルがついています。
全文はかなり長いので、要点だけを端折ると、

「西洋の7日を1週とする日の数え方は、いつ中国に入って来たのか? 中国語の中の『礼拝』、『星期』などの語はいつからweek(週)の意味になったのか? これらの問題に答えるには、先ず『七曜』から語り起こさなければならない。『七曜』とはつまり、日、月、火星、水星、木星、金星、土星の七つの星である。」という始まりで、その後、中国の伝統的な数の観念の中で、「わが国の数字を考えるに、三と五を用いることが多く、例えば『三綱五常』、『三光五行』の類がある。七の数を使うことは比較的少ないが、ただ西域の人はこれを常用し、例えば『七死』、『七生』、『七難』、『七宝』、『七音』などがある。」とし、「『七曜』という概念が古代中国にすでにあったのか、それともやはり西方から来たのか、これはまだ更に考証が必要である。」としています。

「『七曜』の概念は外来のものか、それとも古来から中国にあったものか、今は定説を下すことは難しいが、それでも『七曜』を使う紀日法は確かに西方から伝えられたものである。ある考証によれば、『七曜』による紀日法は8世紀にマニ教を通じて中国に伝わったという。唐代に北インドの僧侶である不空が訳した経典の中に七曜日の名称がある」とも書いています。

「明朝には、鄭和に従いインド洋の大航海に出た通訳の馬歓の著書の中に、アラブ人の宗教活動(イスラム教)についての言及がたくさんあり、例えば『礼拝日に当たると、午前中の半日は市場は取引が止まる。長幼の男子は皆礼拝し、バラ水あるいは沈香油を顔に塗り、新しい衣服で身づくろいをする。また小さな陶器の炉で沈檀俺八児香を焚き、その上に立って、衣服と身体を燻し、そしてモスクに行く』というような記述があり、その中には、いずれも『礼拝日』という語句が見られるが、まだ十分に固定されたものではなく、それはやはり『礼拝する日』という意味合だった。」

「1820年代には、主に外国人が中国語の中の「礼拝」を英語のweekの対応語として使うようになった。しかし「礼拝」は元は動詞で、宗教の信者が信奉する神に向って礼拝することを指す。キリスト教、イスラム教は1週間に1回礼拝するので、そのためにこの語がだんだん派生してweekを指すようになった。」

「『星期』は元は牽牛星と織女星の会う時期を指し、現代的な意味での『星期』は古語に新しい意味を与えた語である。Weekを指す『星期』がいつごろ出現したかについて、考証を行った人がいるが、ある学者によればこの語が最も早く見られたのは1912年2月10日の『南京臨時政府公報』だと言うが、別の人は7日を1週間とする制度が中国独自の『星期』になった制定時期は1909年で、前説より3年早いが、これも『星期』という語の最初の出現ではない。」

「実際には19世紀末に現代的意味での「星期」という語はすでにあって、例えば1889年の西洋社会を紹介した本の中で、『西欧の博識者は常に会合を開く。週末の休息と礼拝でも、あるいは政務の余暇でも、会合の時間、場所を約束する。一般に道理をわきまえた者は、期日には皆出席する。お互いに探求し、それぞれが自分の意見を述べる』。また、1899年の『日本各校紀略』という本では、『学校の中には大講堂が1ヵ所(倫理を宣伝・説明する場所、毎「星期」2回)、分講堂が8ヵ所、博物標本室が1ヵ所、物理化学実験室が1ヵ所、手工実習場1ヵ所、農事実習場1ヵ所がある』という記述がある。」

最後に、「『礼拝』、『星期』というこの2つの語は中国で生まれ、中国だけで使用され、日本には伝わらなかった。日本語は別の道を歩み、例えば日曜日、月曜日、火曜日……という表現方法になった(実はこのような方法も中国から伝わったものである)。それ以外に日本にはweekを表す『週』の字もあるが、この語もやはり中国から伝わった」とされています。
また1901年のある本の中では、「数週(つまり数礼拝)」という記述があり、当時の「週」という語はおそらく中国語に入って間も無かったため、作者は読者がこの語の意味が判らないことを懸念し、「数週」はつまり「数礼拝」という注釈をしています。その2年後にも、ある人は依然としてそれを中国語の単語ではなく、日本語の単語とみなしており、例えば方燕年という人は『瀛州観学記』(1903年)の中で、「一往復は7日。日本で言う1週」と書いており、「当時の『週』という単語は、おそらく中国に入って間も無かったのだろう」とされています。

ざっと要点を端折って訳すと、上記のような内容です。

この辺はなんだか、日本の幕末から明治にかけての、西洋の近代的概念を日本語に翻訳した際の「事始め」の状況と非常に似通っていますね。
また、日本で翻訳された多くの語句がその後に中国語の中に持ち込まれたことは公認の事実で、例えば「社会主義」とか「共和国」とか、「科学」とか「物理」など、非常に多くの用語が明治時代の日本製ですから、この辺でも日本語と中国語の不可分の関係があって、中国語は日本人にとって学びやすいということが言えるわけです。

  • 2007/08/20(月) 16:46:52 |
  • URL |
  • 遼寧省営口市在住 #-
  • [ 編集]

「検索」大好きなんです

遼寧省営口市在住さん、早速の翻訳、感謝の極みです。 さすがに生業とされておられるだけに、論文風の、丁寧で、流れるような文体は含蓄さえ感じられます。

コメントに書き込みましたように、小生、中国語はチンプンカンプンで、祖父や祖母、伯父、母の形見の中国語の辞書、文献、写真集、地図などが20冊ほど、本棚の一部を飾っているだけで、中国語力は全くありません。

香港フリークを自認し、街中に溢れる繁体字にはやや馴染めても、簡体字には何故かアレルギーを感じ、3回の訪大では「ニイ(ン)ハオ」「シエシエ」「ツアイチエン」「プゥヤゥ」くらいしか口から出ず、日本語も話さず、相手に通じなくとも専ら錆付いた英語を話し、それでもダメな時は筆談でやり過ごす体たらく。

定年前の丑年生まれの脳には語学のアビリティーもキャパシティー限られ、広東語も韓国語も「言葉の響き」だけを愉しむ程度なれど、旅行で何とかやり過ごせるだけの英語力は身に付けておきたいとは思います。

訳文と原文をプリントアウトしましたので、時間を見つけて比較検証します、
ありがとうございました。 また何かの機会にはご教示をお願い致します。

  • 2007/08/20(月) 23:18:50 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
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本業の技を

>遼寧省営口市在住さん
私がこの文章を訳すなら、概要はつかめても、文章にまとめようとしたら、辞書をにらみながら1週間くらいかかりそうです。
遼寧省営口市在住さん、さすがは本業の技ですね。でも、金にもならないことに技を使っていただき、本当にありがとうございます。
実は、「周」「星期」に続いて「礼拝」を取り上げる予定で、中国語のweekの概念をまとめるつもりでおりましたが、こんなすばらしい文章を頂いたので、是非利用させていただきたいと思います。

  • 2007/08/21(火) 07:16:35 |
  • URL |
  • でっつ #-
  • [ 編集]

すごいですね。

でっつさま。
私が口を出すことではありませんが、キリのいいところで書籍化してはいかがですか?
それとも、もう考えていらっしゃいます?

何だかプログのままにしておくの、もったいないような気がします。
もし本になるのでしたら、真っ先に購入させていただきます!

  • 2007/08/21(火) 10:12:03 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
  • [ 編集]

お恥ずかしい限りで

>hexueさん
実は2時間ほどかけて全文訳もしたのですが、結構なボリュームがあるので、大幅に要約と意訳をしました。誤訳は無いとは思いますが、本文の文章に逐条的には対応していません。だから「比較検証」なんかされると困ってしまいます(笑)。

また中には「後漢書」とか「晋書」などという大昔の歴史書からの引用があって、これは非常に古い文語体(いわゆる日本で言う「漢文」)で書かれていますから、文法や漢字の意味も現代文とは大きく違っていて、古典の知識の無い俺の実力ではとても訳せません。

まあ幸いに、この文章の中では決定的に重要な部分ではないようなので、それを良いことに割愛しました。

事ほど左様に、「文字の国」である中国の文章の世界は、奥深いものがありますね、ウーン(ため息)。

  • 2007/08/21(火) 14:24:24 |
  • URL |
  • 遼寧省営口市在住 #-
  • [ 編集]

追記!!

遼寧省営口市在住さんへ
2時間もかけての労作、おまけに無料翻訳で、感謝感激。
今日は20行ほど比較検証させていただきました。 直截了当 极好!

でっつさんへ
「礼拝」、楽しみにしています。 週の始まりは土曜?日曜?月曜?
カンカンさんの仰るように、「大連雑学事典」発行はすばらしいアイデアです。 そちらに赴任中にお願いしますヨ、本代と送料は支払いますので。


  • 2007/08/21(火) 22:10:01 |
  • URL |
  • hexue #0gXy5ln6
  • [ 編集]

書籍化ねぇ!

>カンカンさん
書籍化については、多くの人から進められるし、私も関心が無いわけではありませんが、その方面では素人なのでどんな方法があるのか分かりません。
「本にする原稿を求む」という宣伝で有名な出版社に問い合わせてみたら、250万ほどの自己負担だといわれ、やる気をなくしました。

>遼寧省営口市在住さん
貴重な時間を使っていただき、本当にありがとうございます。
お話を伺ってみると、私が1週間かけても訳せなかったでしょうね。

>hexueさん
上にも書きましたが、書籍化は難しいです。
ネット出版で1冊からOKというのもありますが、そんなことをして本の形にしてもどんな意味があるのかと思うと、食指が動きません。

  • 2007/08/23(木) 07:09:23 |
  • URL |
  • でっつ #-
  • [ 編集]

how to describe the days of the week in Mandarin(Chinese)

シンガポールの華人は、礼拝一を拝一、礼拜二を拝二、…拝六、と言っていました。

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