大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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【齋王嫁女】

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齋王の嫁女

吐という名の男が、牛肉販売を生業としており、経営方法がとても賢く、その為商売も繁盛していた。
ある日、齋の王が吐に人を遣わして、言った。
「齋の王は、豊富な嫁入り道具を準備して、王の娘をあなたに妻として嫁がせるつもりだ。これはとても素晴らしいことだ」
吐は聞いて、身に余る栄光を受けず、続けざまに手を振り振り言った。
「いやいや、とんでもない。私は病気だし、妻を娶るなど出来ません」と。
使いのものは、分けが分からないまま帰っていった。

その後、吐の友人がこの件について聞き及んで、とても変だと思った。
吐はこれほどの馬鹿者だったのか?
そして吐に薦めた。
「お前は、こんなにアホだったのか? お前は、たかが肉屋だろう、毎日生臭い屠殺場での生活だ、どうして豊富な嫁入り仕度付きの齋王の娘との縁談を断ったんだ?全く何を考えているんだか分からないよ」
吐は笑いながら言った。
「齋王の娘は実はすごいブスなんだ」
吐の友人は分けが分からず聞いた。
「お前は斉王の娘に会ったことがあるのか?」
「いや、会ったことはないけれども、肉売りの経験から分かるんだ、斉王の娘がブスだって」
友人は納得できなくて聞いた
「どうして分かるんだ?」
吐は、ちゃんとした考えがあって答えた。
「ボクは牛肉を売っているだろう。ボクの牛肉の品質が良いときには、数量が足りるかどうかだけが問題で、お客さんは、ボクがおまけしたり値引きなんかしなくても満足してくれるし、心配なのは、肉が足りないことさ。
肉の品質が良くないときには、肉をおまけしたり、値引きしても要らないと言われて、牛肉は売れ残るんだ。
この間は、斉王が嫁入り道具に金をかけたのは、牛肉を売るときにおまけの肉を追加するようなもんだ。だから、王の娘はブスだと思ったのさ」

吐の友達は、吐の言うことをしっかり理解し、二度と彼に薦めなかった。
しばらく経ってから、吐の友人が斉王の娘を見たが、とても見られたものじゃなかった。
この友人は、思わず吐の先見の明に敬服した。

このことは、直接の関係はなくても、物事の道理は通じていることを示している。
もし、吐が自分の感覚を信じずに、生活の中の物事を応用する考えを持たなかったら、好まざるブスな嫁を娶っていたかもしれない。

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