大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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街頭調理

今、日本では、毒餃子の話題でもちきりだ。
河北省の天洋食品は、地元では有名な優良企業で、工程管理や従業員教育もしっかりしており、通常は製品に農薬など入るはずがない。しかも、毒が入っていたのは、10月1日と20日の2日間に限られている。さらに、消毒による付着では考えられないほどの高濃度であることから、通常の工程での汚染とは言えない。
となると、何者かが故意に毒を入れた事件性も否定できないということだが、だとすれば、天洋食品にとっても、中国にとってもはなはだ迷惑な話だが、今後どう展開していくのか?

事件性があるとすれば、農薬散布野菜とは違った性質のもので、警戒の仕方も変わるはずなのだが、日本の過剰反応には困ったもんだ。
天洋食品の製品を警戒して回収するのは理解できるが、次のような反応は如何なものか?
まったく論理的ではない。
 ・中国製食品は何でも心配だから、輸入禁止にしろ
 ・例え日本製でも冷凍食品は控えよう、明日からの弁当のおかずはどうしよう。
 ・中華料理は危険だから食べない方が良い
現実に、横浜中華街の売上が低下しているそうだし、街の中華料理店でも客足が遠のいてるとか、なんとも奇怪な反応だ。

大連の街角では、目の前で作ってみせる街頭調理食品がたくさんある。
例えば、こんな具合だ。写真で分かると思うが、全て屋外(道端)での作業だ。
gaitoutedukuri.jpg
目の前で伸ばして、包んで、焼いて、全部の工程を目の前でやって見せるので、農薬なんかが入る可能性は少ないが、安心か?といわれるとどうなのか?

何しろ、屋外での作業だし、少なくとも、水道がないのだから、流水で手を洗うことは出来ない。

でも、最後に焼いて殺菌するんだから問題ないか。
このくらい大らかじゃないと中国では生きていけない。

コメント

最後に焼いて殺菌

30年ほど前、中国の南方では、やかんの水しかない屋台が、埃を立てて車が通る道端で、ラーメンから餃子、肉骨茶(バクテー)、おでんのような火鍋、焼きソバ、などなど何でも売ってました。
土地の人たちが言うには、すべて火を通すから、大丈夫だいじょうぶ、
と勧められ、食べていましたが、食あたりはしませんでした。
当時の農薬とか、殺虫剤は火を通せば、死んでしまうものだったのか、
農民はそんな農薬や殺虫剤を買う金もなかったのでしょう。
今は大量生産の為に、遺伝子組み換えや殺虫剤の強力なのをまくから、冷凍しても、焼いても死なない細菌がそれを造った人間に仕返しをしているのでしょうか。

  • 2008/02/04(月) 16:06:32 |
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  • サンディ #-
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看過できない

>>>  事件性があるとすれば、農薬散布野菜とは違った性質のもので、警戒の仕方も変わるはずなのだが、日本の過剰反応には困ったもんだ。
天洋食品の製品を警戒して回収するのは理解できるが、次のような反応は如何なものか?
まったく論理的ではない。
 ・中国製食品は何でも心配だから、輸入禁止にしろ
 ・例え日本製でも冷凍食品は控えよう、明日からの弁当のおかずはどうしよう。
 ・中華料理は危険だから食べない方が良い   云々.........

確かに論理的ではないとも言えるが、この事件の一つの「高砂市」は私の近隣の市で、大連で言えば、市内と開発区くらいの距離だ。 そこには叔母さんも住んでいるし、わが事務所の2人はそこの住人でもあり、とても人事とは思えないのが実情なのだ。 もしかしたら、親戚や同僚の家族がそこで買っていたら..........と思うとゾッとする。

原因はまだ解明されていないが結果は明白だ。 わが郷里の「神戸新聞」にアクセスすれば詳細が報告されている。

大連では「春節」、ケンピンスキーホテルの玄関前で、従業員に配られるお年玉(100元)を、どさくさに紛れて貰ったのはちょうど1年前だった。

>>> 最後に焼いて殺菌するんだから問題ないか。
このくらい大らかじゃないと中国では生きていけない。
残念ながら、国の無策による食料自給率40%以下の日本は、食品・食料品の70%以上を中国に頼るので、「CHINA FREE 」では生きていけない。

  • 2008/02/04(月) 21:51:03 |
  • URL |
  • hexue #HdCTe9Y6
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やっぱり過激な反応は、、、

>サンディさん、最近、急にコメントありがとうございます。
まぁ、30年前と同じとは言えないにしても、屋台の状況は似な様なものでしょうね。
ただ、微生物は、加熱によって死滅しますが、冷凍で死滅するものは少なく殆ど効果がありません。 一方農薬などの化学物質は、冷凍では勿論、加熱によって変化しないものも多いので、加熱や冷却が効果的だとは言えません。

>hexueさん、いつも含蓄のあるコメントありがとうございます。
冷静なhexueさんが、今回はお怒りですか?
近親者のことを思うと心配なのは理解します。被害者(近親者)への配慮を欠いた言葉だったと感じられるならば、表現力の不足をお詫びします
真意としては、事件によって引き起こされた犯罪的毒物混入と、国などの制度(指導)不備で発生する薬物汚染を同列に論じるのはどうかと思います。

本日(08年2月4日)のNHKワールドプレミアムで放送されたクローズアップ現代で報じていましたが、日本への輸入食品の中から検出される薬剤濃度などの規定違反が、最近の統計では中国よりもアメリカの方が多いそうです。どうして、アメリカ批判は起こらないのでしょうか?
答えは明白です。マスコミが報じないからです。もっと言えば、日本国民が関心を持たないからです。

マスコミの報道は、悪く言えば国民思想をあやつるものですから、消費者、一般国民は冷静に記事の内容を判断する必要が有ります。
随分前の話ですがこんな事件と報道がありました。
三菱自動車の欠陥車による事故の話です。
事実、三菱自動車の欠陥車隠しによって、本来防げるべき事故が発生し、尊い命が失われたことは事実です。その後、三菱自動車に関連する事故は、どんなことでもマスコミ飯の種でした。三菱自動車のことなら何でもニュースになるとばかりに、欠陥車事件とは関係ない理由によって発生したものでも「三菱パジェロから発火!!」などと華々しく報道されたものです。しかし、自動車からの発火事故は、三菱自動車に限らず、トヨタ車でも日産車でも一定の割合で発生しているようです。(原因はいろいろありますが)
そんなときに、トヨタ・ランクルから発火した通報があっても話題性がないから取り上げない、三菱パジェロの発火なら「また!三菱!」と題すればウレる!として、記事になったようです。こうした報道の結果、多くの国民はトヨタの発火事故は知らず、三菱だけが発火する危険な自動車だと認識して、購入を控えたという事実がありました。
例えて言うなら、アメリカ毒物はトヨタで、中国毒物は三菱だ。

  • 2008/02/05(火) 10:11:53 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
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微生物の場合は

確かに微生物は70℃以上一分間加熱すると殆んどが死にますが、しかし、その温度でも死なない菌もあります。土壌菌は150℃以上でないと死にません。
レトルトパックは150℃以上の加熱(加圧もですけど)をするわけです。
冷凍では殆んどの菌は活動を停止しますが、死にません。実はそれを私は身を持って確かめました。
今から20年ほど前になりますが、この食品の業界に初めて入ったころでした。
商品サンプルを作っている時です。
その時にタコの足のスライスした原料が冷凍であったので、それを解凍したら、ちょっと美味しそうだったので一切れパクッと。
それから2時間後トイレに超特急で走った事を覚えています。くれぐれも加熱・冷凍だけでは菌は完全に死なない事を知っておいて下さい。(汗・大笑)

  • 2008/02/05(火) 14:23:47 |
  • URL |
  • こうちゃん #-
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『餃子』の読みは

「ギョウザ」ではなく「ギョーザ」が正解だと、今回初めて知った。

『でっつ論』は 「チョッと中国バッシングが過ぎるんじゃないの」 「報道が偏向しているんじゃないの」 「アメリカに向きすぎじゃないの」 「冷静な判断が必要じゃないの」等でしょうか。 そうですね、的確なご指摘です。

断片的ではあるが、中国側の反応や情報は連日本邦の各紙・各局で報道されており、対峙する日本側の情報はその数十倍もの量だ。 量が事実を凌駕するものでは決してないが、集約化・平均化された内容は完全ではないが事実評価の好判断材料たりうる。 仰せの通り、報道する側の情報を鵜呑みにすることなく、受け取り手の側もそれらを取捨選択する能力や力量は日々培うものだ。

通常、中国外交部定例の秦剛報道官発表では、日本問題ごときは「ピシャリと一喝」して終わりなのだが、珍しく論陣を張った論評だったように思うし、各部署責任者の相次ぐ会見、日本への調査団派遣など、今までにない動向だ。 国家主席来日に「熱烈歓迎」の雰囲気が醸成されなければならないし、何よりも「オリンピック開催」という国家命題の完全実現には僅かのミスも許されない。 「面子」や「体面」を重んじる中国は「瑕疵」の否定に躍起になっている、と言うのが私の個人的な直近の中国観だ。 

まあ、「春節」前、アメリカの話題にも論陣を張りたい所だが、割愛しましょう。 いずれにしろ、犠牲になられた方々の完全回復、早期の事実解明とその対処、今後の食の安全を祈念するものです。

新年快楽!!!





  • 2008/02/05(火) 21:59:51 |
  • URL |
  • hexue #HdCTe9Y6
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いろいろ出てくる

この餃子の関連で思い出すのは。
昨年12月、雲南省昭通市で起きた、小学生4人の死亡事故です。
朝、学校の登校中にインスタントラーメンを分けて食べた子供4人が殺鼠剤の中毒で急死したという。
てっきりラーメンの中に毒が混入したのかと思ったら、「油かす」の袋の内側に殺鼠剤がついていと言う。
この事件、ご存知ですか?
その後どんな結末(商品の回収、遺族への保障等)になったか解からないのですが。

どういった経緯で、包装ビニールの内側に毒が付着したのか、理解不能です。
また、今回のメタミドホス混入が個人の犯罪だったとしても。
工場への恨みから、あるいは日本敵視から、食品に毒物を入れるのなら、中国全土の食品工場が信用できない、ということになります。

じゃあ、他の国の製品なら安全なのか?国産で一億の人口を食わせられるのか?輸入品を全部検査できるのか?
・・・問題は山積みです。

  • 2008/02/06(水) 15:14:02 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
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雲南省昭通市事件

>>> カンカンさん
実は、この「毒ギョーザ事件」が報道された時、一番に思い出したのがこのかわいそうな事件でした。 
5年男児 李志現、3年女児 菫太銀・菫太紅、1年女児 鄒 光明 の4児童ですよね。 Record China 2007年12月5日に掲載されています。
即席メンと油かすをボリボリ食べながら通学していて、1時間半後に口から泡を吹き、四肢を痙攣し意識をなくし、まもなく死亡したそうだ。
豚の油かすを入れたビニール袋に殺鼠剤が付着していたそうで、公安は過失と見て調査したが、その経過・結果は不明。
当局は遺族家族に一人当たり200元(3万円)の慰問金と、葬式などの困難補助金400元(6万円)の計600元(9万円)を出したそうだ。
これ以上の情報は、中国に望むべくもない。

中国情報局NEWS「ニュース特集 2007年中国産食品の安全問題」を検索すれば、偶然にも洩れ出てきて分かった内容に唖然とする。
興味と時間があれば参照されたい。
まあ、この種の話は星の数ほど有りそうだし気も滅入るので、第一生命の「第21回サラリーマン川柳コンクール100選」でも読んで気を紛らわして下さい。
食の安全、報道の問題、真実は何、色々考えさせられる一週間でした。

  • 2008/02/07(木) 21:38:50 |
  • URL |
  • hexue #HdCTe9Y6
  • [ 編集]

ただひとつの命

>hexue 様
これだけ通信が発達して、インターネットで何でも検索できる世の中になったのに。
地理的な障害のせいでしょうか?中国の事件はその後の経緯がさっぱり分からなくなります。

子供が犠牲になる事件は一番痛ましいです。
子供には何の罪も責任も無いのに。
特に、薬物中毒による死にざまは惨いと聞いたことがありますから。
親御さんはどんな思いだったかと。

中国国内のネットでは、この餃子事件に対して「日本の陰謀」「中国を陥れる罠」という論調が盛んなようですが。
中国に住んでいるあなたたちが一番命の危険に晒されているの、分かっている?といいたいです。

  • 2008/02/08(金) 07:33:33 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
  • [ 編集]

Re:微生物の場合は

>こうちゃん
専門的な解説をありがとうございます。
私も医療機器の仕事にかかわったことがあり、オートクレーブ滅菌(高圧蒸気滅菌)の経験もあり、100℃の煮沸だけでは死滅しない菌がいることは知っていましたが、まぁ、通常は100℃に加熱すれば安全圏かなというつもりでした。
それに対して、冷凍はほとんど役に立ちませんね。

  • 2008/02/11(月) 09:45:03 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

Re:『餃子』の読みは

>hexueさん
さすがですね。
的確なとりまとめをしていただき、自分の意見が整理されたような気がします。
おっしゃるとおり、今の中国は、オリンピック成功こそが、最大の面子ですからそのためには、今後も異例の対応もあることでしょう。

  • 2008/02/11(月) 09:48:21 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

小学生中毒事件のこと

Re:いろいろ出てくる
>カンカンさん
殺鼠剤の被害にあった小学生は、本当にかわいそうなことです。
その後のことは、hexueさんが下に書いてくれましたが、その後は私も分かりません。

Re:雲南省昭通市事件
>hexueさん
良くこんな情報を見つけましたね。
それにしても、金額の少なさに愕然とします。
もっとも当局の責任でないとすれば、補償金ではなく見舞金だとすれば、こんなものなのかもしれません。特に農村では。

この後のことは、中国国内でも報道されることはないでしょう。おそらく。

  • 2008/02/11(月) 09:57:54 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

絶対に

報道されない。 
http://www.recordchina.co.jp/group/g13417.html に断片的に記載あり。

「臭いものには蓋を」ではなく、コンクリート詰めにしてしまう中国。
「日常茶飯事の出来事」とまでは言わないが、
中国情報局NEWS「ニュース特集 2007年中国産食品の安全問題」も参考までにどうぞ。

  • 2008/02/11(月) 21:19:13 |
  • URL |
  • hexue #HdCTe9Y6
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