大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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労働節

5月1日は、労働節の祝日だ。
中国では、日本のようにバラバラの祝祭日や3連休はなくて、基本的に年4回の祭日に集約されている。すなわち、1月1日が「元旦節」、2月頃「春節」、5月1日「労働節」、10月1日「国慶節」の4回だ。その他に、女性だけ半ドンとか、子供だけ休みとかの日もあるが、全国的に統一されているとは言えない。

この4回のうち、「元旦節」は1日ポッキリだが、他の3回は、1週間から10日くらいの大型連休となる。

今年の大連市の場合は、次のようにして1週間の連休を作った。
法定休日は、5月1,2,3の3日間だけだが、5月1日が日曜日なので5月4日を振り替え休日にする、さらに4月30日(土)を出勤日にして5月5日を代休に、5月8日(日)を出勤日にして6日を代休に振り替えた。7日は土曜日なので、もともと休日、結果的に5月1日~7日まで1週間の連休になるのだ。お役所関係と金融機関などはこの市政府の決定に従うが、民間の企業はそれぞれ独自の休日計画で連休を作る。ちなみにオレの会社では、4月30日から5月8日までの9連休だ、だけどその分、5月とか6月の土曜日に振り替え出勤をするので、年間の休日数は変わらない。

大型連休のときに、労働者は故郷に帰るのだ。最近では経済に余裕が出来て、レジャーに出かける人も多い。この集中休暇方式が、列車など交通機関の混雑やホテル代の高騰を生むとして、国務院で見直しの検討に入っているという話もあったが、次のような経緯で、一旦取り消しになったようだ。

04年、北京市政治協商会議の李暁松・委員が、この長期休暇の弊害について問題提起をしたことにより、長期連休制度改革の是非が議論されてきた。李・委員は
「長期連休は、経済効果を生むと同時に弊害ももたらしている。観光地や交通機関は一時期に集中する観光客の対応に追われ、短期間で大人数が移動することで、サービス業も一時的な疲弊状態に陥っている。これは安全問題にも関わるものだ」
と主張してきた。 しかし、これに対して観光局は
「現段階では、弊害より利益の方が大きい」
との結論を出した。黄金週(ゴールデンウィーク)は、国務院が定めた法定祝日であり、振替休日を設けることで長期連休となり、国民に休む権利を保障するもので、国民にも広く受け入れられている。
 連休により観光地などに負担がかかっている状況については、旅遊局は
「目下調整を図っている最中で、年々改善していく」
としている。
しかし、社会科学院旅遊研究センターの李明徳・副主任は
「長期的な視野で判断すれば、やはり大型連休は廃止される可能性が高い」
と述べている。

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2009年5月5日追記
従来、旧暦1月1,2,3日、太陽暦5月1,2,3日、太陽暦10月1,2,3日が国の祝日とされていたが、長期連休削減の方向性からか、2008年から、5月の3連休が廃止された。詳しくは下の記事を参照されたい。
2008年の中国の祝日
2009年の中国休日
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さて、労働節だが、正式には、「国際労働節」といって、西暦の5月1日なので、「五一労働節」あるいは、単に「五一」とも言われる。いわゆるメーデーのことだ。

そもそもメーデーとは、1886年5月1日にアメリカのカナダ職能労働組合連盟(後のアメリカ労働総同盟)がシカゴを中心に8時間労働制を要求するデモを行ったのが起源だそうだ。労働者の日としてのメーデーは1889年に第2次インターナショナル創立大会で、翌年の5月1日に8時間労働実現のためのデモを行うことが決議された。当日、ヨーロッパ各国やアメリカなどで第1回国際メーデーが実行され、以後も労働者の権利を主張する運動として定着した。

中国における労働節では、優秀な労働者が、人民大会堂で表彰されるそうだが、この人選はどうやって決めるのだろうか?興味津々だ。 また、地方政府でも労働者のための祭典を催す。
キーワード:メーデー、大型連休、祝祭日、帰郷

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