大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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真っ黒くろ助

NHKワールドプレミアムというテレビ放送がある。
上海や北京では、NHK衛星第1・第2が受信できるが、大連では受信できず、NHKワールドプレミアムになる。主に、NHK総合テレビから人気番組を選び、リアルタイムで見ることが出来る。朝夕のニュースは勿論、連続テレビ小説「ちりとてちん」とか大河ドラマ「篤姫」、大相撲中継など。
これとは別にNHKワールドがあるが、こちらは、外国人向けに放送しているもので、英語が多く、日本人にとっては物足りない。

大連在住の日本人にとってリアルタイムの日本語テレビ放送は、貴重なニュース源だ。

最近、NHKワールドプレミアムの放送が、突然、画面が真っ黒になり音声も途絶える事態が頻発している。080327kuro.jpg

 「放送権の都合で海外には放送できません」ということではない。
3年ほど前に、台湾独立運動デモのニュースの途中で、同じように真っ黒になったことがあった。

最近この現象が起こっているのは、次の二つの場合だ。
1、チベット騒乱のニュース
2、北京オリンピック聖火採火ニュース
要するに、テレビ放送に対する言論統制、報道管制なのだ。

チベット騒乱のニュースでも、途中まで放送されたり、チベットの単語を聴いた途端に真っ黒くろ助になったり、統一されていない。おそらく、日本語が分かる担当者がテレビに張り付いていて、ヤバイと思ったときに放送を切断するのだろう。お役目ご苦労なことだ。

だけど、こんなことをすると余計に目立つことに気が付かないのだろうか?
『極秘資料』なんて表示されていると、つい覗いてみたくなる心理に似ている。
画面の変化が無ければ、チベット騒動でもあまり気にしないで過ぎてしまうかもしれないが、画面が真っ黒になれば、「中国政府が気にしている事件なんだ」と嫌でも分かってしまう。今や、インターネット世界で、その気になればいろいろな生情報を手に入れることが出来る。チベットで何が起こっているのか調べればすぐ分かることだ。
「中国政府はこの件に強い懸念と関心を持っているぞ!!」と、主張しているようだ。

NHKワールドプレミアム(日本語)を受信するには、2つの方法がある。一つはパラボラアンテナを建てて直接受信する方法、もう一つはケーブルテレビの契約をする方法だ。いずれも公安に届けることが必要で、一般の中国人は簡単には見ることが出来ない。
ということは、見ている人の大半は日本人だということだ。
日本人に対して、このような報道管制を見せ付けることで何を狙っているのだろうか?
前にも書いたように、画面を真っ黒にしたところで、どんな内容だったのかは簡単に知ることが出来る。ということは、この件に関して余計なことは言うなという警告なのだろうか?

どうも真意が分からない???

コメント

星火燎原

3.14以来、ブラックアウトの時間が増えましたね。NHKのみならず
BBCなども同じようです。香港の鳳凰は自主規制してるのか黒くならないみたいです。
天安門事件の時に、北京のメインストリート長安街の陸橋に丸焦げになった死体を吊り下げていたりした映像が、全世界に流れて、恐怖感を感じたのですが、これが全中国に伝染することを一番恐れているのでしょう。NHKの映像が日本人の手でVTRで録画され、でっつさんの紹介された例のルートでDVDになって、全中国に飛び火したら、それが星火燎原となって、燃え広がるのを最も警戒しているのだと思います。
でも、シャッターを引きちぎる場面や、自動車をひっくり返して火をつける
ところまでは、もうすでに流れてしまっているから、黒くしないのでしょう。
チベットを昔は吐番(草冠つき)と呼んでいたのは、音からきたのでしょうが、何時ごろから、どういう経緯で西蔵と呼び始めたのでしょうか。

  • 2008/03/27(木) 08:14:13 |
  • URL |
  • サンディ #-
  • [ 編集]

吐蕃/西蔵は

wikipediaに解説されています。

チベットについては、「ダライ・ラマ法王日本代表部事務所」のHP、
あるいは、「Free Tibet」のHPもご覧になってはいかがですか?

  • 2008/03/27(木) 22:07:58 |
  • URL |
  • hexue #HdCTe9Y6
  • [ 編集]

西蔵と東倭

GooWikiや他の資料によると、清の康熙帝が西蔵と命名したとあり、
この地の中央部をこの地の人たちがツァンと呼んでいたので、西にある
ツァンとしてツァンに音の似た蔵の字を充てたようですね。
この伝で行くと、もし元に負けていたら、日本も東にある倭(日本人は自分を「わ」と称していて、それに背の低いという意味もある倭という字を
充てられて、東倭自治区にされていたかも知れません。鎌倉幕府の
一部の有志は東和の方が良いから、名称変更してくれと抗議したかも。
いずれにしても、蔵という音は漢語のイメージは余り芳しくない字を想像
させるので、西蒼とか蒼族自治区にしてくれと抗議するのは負け犬の
抵抗みたいで嫌か。
20年前、有名大学を卒業しても、勤務地は国家が配属先を決めるので就職勤務地はニュージーランドには行きたくない、という合言葉が学生たちの間で流行してました。
中国語で新西蘭、それぞれ新しい辺境という意味の新疆、西蔵、蘭州
を指していました。
小さな火も燎原を焼き尽くすというのは、昔からある言葉と記憶します。それを毛沢東が使ったのでしょう。

  • 2008/03/28(金) 13:03:53 |
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  • サンディ #-
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燎原に延焼原野

という意味がありますから、燎は蛇足です。原野をと訂正します。
馬から落ちて落馬しました。

  • 2008/03/28(金) 16:46:22 |
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  • サンディ #-
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西蔵/Tibet  雑感

画面に映像が出なくなるのは、考え方によっては、まだましだ。 我慢するか諦めるしかない。 しっかり放映されれば、余程イヤでない限り見てしまう。
私の旅行者的経験では、それは著作権に関する時だけだった。
このトピックにおける状況は、恣意的ではなく国家による確信犯的所業だ。

ずっと以前からチベットの地には興味があった。 ポタラ宮殿を見学したかったし、マントラが刻印されたマニ車を廻したかったし、小さな仏具も購入したかったし、何より悠久の歴史を肌で感じたかったのだが果たせず、こんな状況になろうとは夢想だにしなかった。
個人的考察では、イスラム教徒の急進的な輩の宗派対立や無知蒙昧なジハードやテロルなどとは異なり、チベットの中国同化、宗教弾圧、大量の軍駐屯、ダライ・ラマ14世のやや穏健な方向性にディレンマを感じる一部の我執者の勇み足と推論したい。

「星火燎原」=「燎原之火」 
出典は春秋左氏伝『悪易、火原燎』、書経『若火之燎于原』に見られる。
1960年代に米国の軍部や政治家によって唱えられた「ドミノ理論」は、さすがに敵対する共産主義国の言語ではまずかったのだろう、小さな野火をドミノの牌で表現したが、ひょっとしたら米国人は中国の古典にも造詣が深かったのかもしれない。

(起)・(承)・(転) と来て、(結)は遠慮しておこう。 

  • 2008/03/28(金) 22:15:10 |
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  • hexue #1sNDIU3.
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