精神安定上のリスク。
言葉の通じない異国に一人で放り出されて、精神的に参ってしまい、精神状態が不安定になってからの最も悲惨な結末は自殺だろう。
中国で医療援助サービス事業をしている、ウェルビーと言う会社があり、毎年、重大医療対応ケースの報告書を送ってくれる。
毎年のレポートを見ると、必ず数名の自殺者数が報告されている。
わざわざ中国まで来て自殺することはあるまいに!と思えるのは、精神が健全だからこそ。なんだろうな。
日本にいても自殺する人はいる、しかも最近増えているらしいし、硫化水素自殺などと言う迷惑な方法が流行って他人を巻き込んでいるのは困ったものだが、外国で自殺しようとするのは、もっと刹那的ではないだろうか?
本社からは、指示した事項がうまく行かないのは、あんたの管理能力に問題があるからだと責め立てられるが、中国特有の事情を考慮してくれないと思いつつも、反論できるほど論理展開が整理されているわけもなく、ただ、首を垂れて叱りの言葉が頭上を通り過ぎていくのを待つだけでは、精神状態もおかしくなろうと言うものだ。
言葉は通じない、仕事はうまくいかない、遊び相手もいない、本社からはうるさく言ってくる、どうしたら良いか分からない→→→追い詰められて→→→論理思考の破滅、死ぬしかないという結論になるのが典型的な例だろう。
同じ環境でも気が変になる人と、辛いながらも凌げる人と、さらりと流せる人と、いろいろだが、日本にいるときよりもリスクが高いことは間違いない。
幸い、オレは、感受性が鈍くさらりと流せるタイプに近いのかと思うし、週末には必ず付き合ってくれるテニス仲間がいたし、毎晩ビールを7本も飲んで憂さを晴らす技も使って、ストレスを抜いていたので、自殺には追い込まれず6年間を無事に過ごしてきたが、こういう技が使えない人は大変だと思う。
ま、とにかく、無難に6年間を過ごし、生きて帰ってきたことで安堵。
