20元札は、旧版では存在しなかったが、1999年版毛沢東紙幣から作られた。
先ず全体の写真比較。

上が真券で下が偽札だ。偽札は全体に色が薄いのだが、誤って洗濯した紙幣はこんな風に色が薄くなることがあるので、これだけで偽札と決め付けることは出来ない。
紙幣の右下、毛沢東の肩の辺りに盲人用触覚用の突起印刷があるが、真券でも古くなると突起の感触が良く分からない。でもなんとなく突起印刷の痕跡を感じるような気がするのに対して、偽札は全く感触がない。

例によって、透かし部分の比較だが、両方とも透かし(ハスの花?)がある。あるにはあるのだが、下の方はなんかはっきりしない。でも、これで偽札と決め付けるのもどうかと思う。

毛沢東紙幣には、蛍光印刷が施されており、紫外線ランプを照射すると金額が光ることになっている。これは真券の写真だが、偽札は全く光らなかった。これで偽札と断定することができた。

印刷精度がはっきり見える「国章」部分はというと、この有様だ。
下の偽札がピンボケのように写っているが、ピンボケではなく、印刷そのものがボケているのだから仕方がない。

肖像画の目の部分もご覧の通り、線がつぶれてしまってボケている。
まことに犯罪効率の悪い、20元偽札の存在を証明できたかな。
