100元札では目立ちすぎるから50元偽札を作るんだろうか?
まず全体観察から。

上が真券で下が偽札だ。
手触りで、毛沢東の詰襟から肩の辺りのインクの盛り上がりをチェックすると真券はザラザラした感じがするが、偽札はするっとしているので、お札を扱い慣れた人ならすぐ分かる。右下の盲人触覚用の点字部分も偽札ではつるっとしている。
よく見ると、偽札の毛沢東の後頭部の右側の菱形ブロックの中に縦書きの白い文字で50と書いてあるのが見える。ここには、影文字で50が表記されるのだが、技術的に難しいものだから、いんちきをした跡なのだ。
真券ならこの部分に光を斜めに当てると、影で50の文字が浮かび上がる。こんな風に

ただし、これは2005年版の写真だが。
偽札で似たような効果を出そうとしたものだが、よく見ればいんちきだと分かる。
例によって、透かしを観察しよう。

上が真券、下が偽札だが、どちらも良くできているので、透かしを見ただけでは真偽が分からない。
50元札には、札の左下の角の部分に、表裏の半円を透かしてみるとぴったり一致する中国銀行マークがある。

左が真券、右が偽札だが、かなりよくできているので、ここで真偽は決められない。
次は、紫外線照射で光る蛍光印刷のチェックだ。

左が真券、右が偽札。偽札の方がボヤァっとしているが、一応光ることは光っている。

オレがいつも決め手として使っているのが、国章と瞳の印刷だ。
上が真券、下が偽札。明らかに偽札の精度が悪い。
最後は、毛沢東肖像画の瞳の部分だ。

瞳の中の鮮明さが全く違うので、右が偽札だと分かる。
ここまで丁寧にチェックしないと分からないくらいに、良くできているが、冒頭に書いたように慣れた人なら手触りですぐ分かる。
