ニュースを聞いて最も悲惨だと感じたのは、学校が崩れ落ちて、子供たちが丸ごと生き埋めになった事例が1校2校ではないと言うことだ。これは、建物の構造に由来する人的被害だと思う。
今回の地震エネルギーは阪神大震災の20倍とか30倍とか言われているので、被害がある程度大きいのは止むを得ないのだが、人的被害を拡大したのはレンガ壁による建物のせいだと思っている。
レンガ壁の危険性については、一皮剥けばレンガの壁に書いたことだが、予想通りレンガが崩れ落ち、隙間なく積み上がって、人が這い出る隙間を埋めてしまった。ニュース写真を見ると猫も入り込めないほどの瓦礫の山になっている。
レンガの壁をもう一度説明しておくと次のような構造だ。
建物の内部はこんな風に柱が梁と上階の床を支える骨格を構成している。基本構造には壁はない。

間仕切りの壁は、このようにレンガを積み重ねてセメントで固めている。壁の中には鉄骨や鉄筋はなくただレンガを重ねているだけだから、強度は期待できない。


小さな壁は、レンガを横に使って薄い壁になる。
こんな構造だから、間仕切りの変更は簡単だ。レンガをハンマーで崩せばよい。
人間がハンマーで叩いて崩れる壁だから、地震エネルギーで振動を与えたら、簡単にレンガ壁が崩壊するのは誰でも分かるだろう。震度4くらいで崩れるような気がする。
大連は地震がないから関係ないとは言っていられないだろうな。(本当は)
成都住在のKMさんからコメントを頂きましたので、要点を掲載します。
全文は下のコメントをご覧ください。
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成都からKMさん
成都からの報告です。アメリカの地震専門機関での解析で、当市の震度は4〜5弱に相当するとの報道に接しています。しかしながら、私の大学で上記(震度4くらいで崩れる)の現象はまったく起きていません。壁表面の漆喰に何か所かひびが走った程度です。
ようするに、建物の基本的強度は柱にあります。壁はあまり強度に関係していません。ですから、報道の映像で見る倒壊した学校、例えば都江堰市の中学の場合もビルであり、基本的に柱の強度が不足していたことによる崩壊と見るのが妥当です。もちろん壁にも強度を負担させ、このため壁も鉄筋を入れる構造にしておくことがよいことは当然です。ですが、これは日本のような地震国でいえることで、世界の大半の国はそうなっていません。
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