大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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副市長や副局長の呼び方

以前紹介した本「中国人と気分よくつきあう方法」〔花澤聖子著(講談社+α文庫)〕からの引用:
=====
中国の行政機関のある局の方々と、初めての歓迎パーティで会ったときのことだ。
「こちらが王局長で、こちらが李局長……」と紹介されてびっくりしたことを覚えている。
というのは、一つの局の人たちなのに、局長が何人もいるのはどうみてもおかしい。内心どうなっているのだろうと思いながら渡された名刺をよく見ると、やはり名刺では局長は一人で、局長と紹介されたほかの人たちは実際は副局長だった。
また、紹介するときのみならず、呼ぶときも「副」の字をつけずに呼ぶ。もちろん、その場に本当の局長や社長がいてもである。日本では縦の序列を重んじる、いわば「タテ」社会の国である。
役職による上下関係は呼称においても厳密で、もし副局長を局長と呼んだり、副社長を社長と呼んだりしたら、頭が変なのかと思われてしまうし、実際そんな呼び方をする人は一人もいない。
中国ではどうして「副」を省いて呼ぶのか友人の中国人に聞いてみると、いたってケロッとした顔で、
「副局長と言われるより局長といわれるほうが、誰だって気分いいでしょう」
と言うのだ。呼ばれるその人の気持ちをおもんぱかるということは、まさに中国的気遣いであり、日本人が副社長を社長と呼ばないのが当たり前なのと同様に、中国人にとっては「副」の字をとって呼ぶのが自然なことなのだ。
=====


この文章を読んで、オレもまったく同じ経験をしていたことを思い出した。
ある市の施設を見学に行き、目的の見学が終わり、アレンジしてくれた女性副市長が食事会を開いてくれたときのことである。食事に先立って挨拶を求められたので
「黄副市長のご尽力のおかげで有意義な見学ができました……」
というような型通りの挨拶のあと、通訳が中国語に訳してくれた。
「黄市長のご尽力のおかげで……」と訳していたのである。オレの拙い中国語でもそのくらいのことは分かる。
「オレはちゃんと黄副市長と言ったのに、あんたは黄市長と間違えた、もらった名刺を良く見てみろ」
「総経理、中国ではこういうときは市長と言うものなのです、わざわざ副を付けるほうが失礼です」というのだ。
なるほど、そういものかと、そのあとは、オレが直接呼びかけるにも、「黄副市長」ではなく「黄市長」に変えたのだが、先方は「いえ、私は市長ではなく、副市長です」などと弁解はせず、当然のように普通に返事をする。
日本でも、局長か副局長か良く分からないときには、上の役職で呼びかけることはあるかもしれない、下にみたてたら失礼だと思うからだが、呼びかけられたほうは「いや、私は副局長です」と訂正することだろう。
欧米諸外国の事情は知らないが、お隣の国と日本とは違うのだ。

あれ、だけど「副総経理」は「副総」と呼んでいたような気がするな。

コメント

確かにそういうことが良くありますね。会社でもみんな総経理。李総、王総、張総。私も係長なんですが紹介されるときなぜか部長。それはやめてほしい。

  • 2008/11/06(木) 06:27:16 |
  • URL |
  • zhuangyuan #-
  • [ 編集]

ご無沙汰しています

ちょっとだけ、私も中国の会社に勤めたことがあるのですが、中国人社員が上司のことを「(名前)ラオシー」と呼んでいました。また、中国人社員(上司含む)に私のことを話すとき、「o-chuckラオシーが・・・」と言っていました。これも、そういうものなんでしょうかね? 同僚同士の間では、普通に名前で呼び合っていましたけど。

  • 2008/11/06(木) 11:17:37 |
  • URL |
  • o-chuck #IY7bLZJE
  • [ 編集]

日本でも

以前の出向先の会社。
大企業ゆえの思いやりか、役職がいっぱい。
課長ひとつをとっても、課長補佐、課長心得、課長代理、課長うんぬん・・・
でも、呼びかけるときは皆まとめて「課長」でしたよ。
他の会社でも、そんなもんですか?

副の人を、ひとつ上の役職で呼ぶのはいいとしても。
肝心の「局長」の方は、なんとも思わないのでしょうか?
だって、局長は一人だけなのに、副と一緒くたにされたら、自分の偉さが伝わらないでしょうに。

  • 2008/11/07(金) 22:50:37 |
  • URL |
  • カンカン #J7gMWUUA
  • [ 編集]

はじめまして。 お久しぶり。

>zhuangyuanさん、はじめまして。
海外の子会社にいくと、役職が1ランク上がりますよね。係長が課長に上がったり、課長が部長になったり。
でも、呼び名だけ部長にされても、給料が伴わないと面白くないですよね。

>o-chuckさん、お久しぶりです、お元気ですか。
o-chuck さんが勤めていた会社が教育関係とかいうことはありませんでしたか? 私の経験と知識の範囲では、社内で老師と呼ぶ習慣は聞いたことがありませんが、会社の習慣ってそれぞれ個性があっていいのでしょうね。

>カンカンさん、お久しぶりです。
私が勤めている会社では、大分(40年くらい)前に、「さん付け運動」というのがあって、通常は役職をつけないで、鈴木さん、高橋さんというように、たとえ上司でも、さん付けで呼ぶようになりました。 だけど公式な会議では、役職名をつけていますけどね。

本当の局長が気分を悪くしないのか? 本当に偉い人は、自信を持っているからいいのかな? よく分かりません。

  • 2008/11/08(土) 17:31:57 |
  • URL |
  • でっつ #-
  • [ 編集]

ソフトウェアの会社

「先生」がいる職場ならわかります。日本でも、学校などでは、お互いのことを「先生」って呼び合いますから。でも、私が勤めた所はソフトウェア製作会社で、「先生」なんていないはず。しかも、先生じゃない私のことまで、「ラオシー」と言う・・・。直接呼ばれるときは、日本名に「さん」でした。だから、特に役職がない上の人や、外国人社員に対しては、「先生」をつけるのが中国の会社の習慣かと思っていましたが、そこの会社だけの習慣だったのかもしれません。
それにしても、先生じゃないのに、先生と呼ばれるのは違和感ありまくりでしたよ。

話は変わりますが、私たちは皆元気でーす!
KAZはカンフーを習っていて、3月に香港で国際試合が予定されているのですが、
旅費とビザの問題で出場するかどうか迷っています・・・(中国人枠で出場)

  • 2008/11/10(月) 10:37:41 |
  • URL |
  • o-chuck #IY7bLZJE
  • [ 編集]

瀋陽

>シュールさん、はじめまして。
瀋陽は、3回行きましたが、全て、短期宿泊観光の付き添いなので、あまり強い思い出がありません。風が強く、女性がスカーフで全面覆面をして自転車に乗っているのが印象的でした。

  • 2008/11/23(日) 14:16:56 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

KAZくん元気!

>o-chuckさん、久しぶりです。
KAZくんはもう5歳の誕生日を過ぎたんですね、カンフーを習っているんですか?きっと、元気に走り回っているのでしょうね。 でも、中国人枠なんですか? 「い~い、絶対に日本語しゃべっちゃダメだよ。日本人だとばれると、失格になっちゃうからね」なんて、やってるんですか?ははは。

  • 2008/11/23(日) 14:25:55 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

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