大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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【葉公好龍】

yegonghaolong.jpg
見掛け倒しで、本物ではないことの例え。表裏が一致しない人。

日本語で言えば、「葉公(ようこう)龍を好む」となるんだろうが、ことわざ辞典にも載っていない。
中国では、子供向けの絵本にも出てくるくらいポピュラーな成語だ。

昔、葉公、名を高という龍が大好きな男がいた。
身に着けいている剣には龍の彫刻を刻み、杯の上にも龍を彫っていたし、壁や窓枠、梁、家の門にも大好きな龍を描いていた。
天にいた龍がこの話を聞き、天から降りて葉公の家を訪れた。
龍が寝室の窓から覗き込み、尻尾はダイニングの外側まで伸びていた。
葉公は、本物の龍を見て逃げ惑い、肝をつぶして顔色を失った。
本質的に、葉公は龍が好きなのではなく、龍に似た物品が好きなだけだったのだ。

「好」が、ニイハオの3声の「好」と違って、4声なのに注意。
「葉」と言う字が、どうしてこうなったのか、分からない。恐らく民衆に普及した俗字があったのだとおもう。

コメント

叶と葉

叶は古漢語字典に依れば、①葉子、例;緑葉など ②世、時期、例;中葉
③書頁 の意、(注意)葉と叶(XIE)は別の字で、意味もそれぞれ異なっていた。
上記3つを意味するときは叶とは書かなかった。今日では簡略字としてこれを使うが、本来の叶は協力の協の古字で発音もXIEで、古代には葉っぱの意味には
使わなかった云々とあります。今ではYeGongと発音しますが、以前はSHE と
発音していたそうです。
奥野信太郎に「龍は竜巻説」があり、葉公も竜巻で飛ばされたかもしれません。
戦前の唐物好きは中国の骨董を集めるのが大好きでしたが、実際に大陸に来て見ると、臭いやら汚いやらでとんでもないところだと、すぐ帰ったりした御仁が多かった由。芥川はそれでも汚い町をほっつき歩き、北京で唐衣を着て写真を撮ってます。
この成語の原典は大変面白い物語で、毛沢東なども引用してるくらいですから、
中国人好みの風刺の効いた成語です。
今日の日本でも、大量の派遣切りをした某団の会長が、労使交渉で「従業員は大切に考えている」云々と発言する矛盾は従業員を本当に大切だとは考えていない
証左としてこの成語と通じるものがありそうです。


  • 2009/01/19(月) 11:14:02 |
  • URL |
  • サンディ #-
  • [ 編集]

ご無沙汰しています。
でも、このブログはいつも拝見しています。
「見掛け倒し」は何処にもあるようで、昨年私が内定を貰った大連の会社
の親会社が昨年末に資本を全て売却してしまいました。
東証一部上場会社だからと思っていたのですが、結局幹部採用であったため、
恐らく行っていたら今頃は路頭に迷っている状態になっているのでしょうね。
でも、懲りずに大連での仕事を今も探しています。

  • 2009/01/19(月) 15:45:49 |
  • URL |
  • こうちゃん #-
  • [ 編集]

日本で元気なのは

>サンディさん
いつもコメントありがとうございます。
叶の字を調べてみたら、xieという発音があるのですね、ただし、「葉」の意味はなく合わせることだそうで、「古代の詩文の字音を韻律に合うように読み替えること」の意味で、「叶韻」の例が載っているだけでした。
いつもながら、サンディさんの知識の深さに驚かされます。

>こうちゃん、久しぶりですね、元気ですか?
中国経済の減速化が具体的に数字で示されるようになってきましたね。日本での職探しも大変ですが、中国でも更に厳しくなっていくでしょうね。
昨年末からの急激な経済不況で、日系企業(特に製造業)はどこもてんてこ舞いですから、中国子会社に対しても、人員削減経費節減の要請が指示されることと思います。 今日本で元気が良いのは、低価格の外食産業です。すき家、幸楽苑、吉野家などと、ユニクロ辺りですかねぇ。

  • 2009/01/24(土) 04:05:25 |
  • URL |
  • でっつ #m/aUcm4U
  • [ 編集]

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