大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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屁理屈から入る中国語学習講座(2)発音よりも四声だ

中国語の難問の一つ、簡体字の謎を解き明かしたら、次は中国語の発声だ。

極端な表現かもしれないが、日本人が中国語を読むに当たって気をつけなければならないのは発音よりも四声の方が重要だ。通じる通じないと言うよりも、違和感を感じると言うほうが適切かもしれない。発音のzuとzhuを間違えてもあまり違和感がないが、声調を間違えると「えっ! なに!」と思われてしまう。

声調(四声)は日本語にはない概念なので、最初にしっかりと意義を理解しておかないと、後からでは身に着かないから。

最も大事なのは、声調(四声)だ。

声調は、中国人にとって発音以上に重要な単語の識別判断材料になっていると思う。オレの経験では、発音が多少間違っていても、声調が正しければ理解してくれる、逆に発音が正しくても声調を間違えていると通じないことが多い。
こんなことを書いても、まさかそんな馬鹿な、と思う人が多いことだろう。
例を挙げてみよう

東京(dong1jing1)、北京(bei3jing1)、南京(nan2jing1) という似たような都市名がある。
「私は、◇京に行ったことがある」のような、文脈の中で都市名が入るところで、発音が不明瞭でも、音の高さが
_  ̄と聞こえたら「北京」だし、

/  ̄と聞こえたら「南京」だし、

 ̄  ̄と一本調子に聞こえたら「東京」のことだと理解する。
逆に、正しく(dongjing)と発音しても、声調を間違えて(dong3jing4)などと言ってしまったら、理解されないことだろう。

電車(dian4che1)のような単純な単語でもは、「電」の叩きつけるような4声をしかっり強く言わないと、伝わらない。
そういうもんだと思って、割り切って覚えるしかない。

声調は、アクセントとも違って日本語にはない概念だが、関西弁に似たような言葉の高低がある。
「なでお前はそうなんや」
と言うとき、関西弁では、「なで」の「」は、極めて低音になるはずだ。 「ん」を低音で言わないと関西弁としてはとても奇妙で通じないかもしれない。
逆に「おとうちゃん」の「とう」は、低音の「お」から急激に高音に立ち上がって、軽く「ちゃん」で終わる。 音の高さのイメージを書けばこんな具合だ。 _/ ̄-

中国語の声調は、これよりももっと厳格に「言葉の識別」に使われているから、日本人だから分からないなどと開き直らずに、慣れるしかない。 

ひとつの解決法を伝授する。
声調は言葉と思わず、音楽だと思えばよい。
言葉を、ド・ミ・ソに割り振る。
自転車は中国語で自行車(zi4xing2che1)と言うが、この声調は、日本語では信じられな不思議なメロディになる。zi4を(ソミ)、xing2を(ドミ)、che1を(ソー)に割り当てて、♪ソミドミソーのメロディに乗せて発音するとそれらしく聞こえる。
先の都市名に当てはめてみれば、東京は♪ソーソー、北京は♪ドーソー、南京は♪ドミソーの音階に乗せて発音するとよい。

文章で音階を説明することの限界を感じるが、ここまでまじめに読んでくれた方なら、きっと80%ほどは理解してくれたことだろう。

中国人の友人からのアドバイスによると、声調が分からないときに適当に言われるよりも、一本調子の棒読み、つまり1声で発音してくれたほうが、中国人にとっては変な予備知識が入らず判断し易いということだった。

最後に、声調にかかわる知識を一つ紹介しておこう。
ふ、ち、つ、く、きの記事は、サンディさんから教えてもらって、自分なりに調査を加えてまとめたものだが、声調が分からなくなったときのヒントになることだろう。

コメント

聞くのは何となく

でっつさん。お世話なります。
私も06~07年は月一ペースで大連開発区に出張していました。
08年8月以降は「出差」していませんが・・・
私どもの会社はほとんどが遼寧省を含む東北三省出身者です。
たまに別の省の出身者がいます。
私も大連と東北の発音に馴れていたため、南の出身者の発音がとても難しかったです。よく「お前の中国はわからん」とからかっていました。
北方人もわからないと言っていました。
中国語が話せる日本人のことを「おまえは南方人か」というそうですが・・ちなみに私はそこまでも言われていません・・・  

  • 2009/04/26(日) 17:59:23 |
  • URL |
  • ナンバーハチ #-
  • [ 編集]

三字の単語

自転車は確かにでっつさんのご指摘のような音階で覚えるのも一つの手です。
しかし一般的に3つの字からなる単語は 真ん中の字は「軽声」と称して、軽く発音し、四声の無いような状況です。
羽毛球とか李小龍などの真ん中の字は軽く流すと聞き取ってくれやすいです。
でも有名人で無い人の場合は 一字づつ丁寧に発音しないとね。

  • 2009/04/27(月) 11:18:24 |
  • URL |
  • サンディ #-
  • [ 編集]

山東省出身者

>ナンバーハチさん、こんにちは。
東北三省出身の方は、比較的発音がきれいですよね。特にハルビンは全中国の中でも最も標準語に近い普通語を話す地域として知られています。北京語は、江戸っ子の江戸弁と同じように、独特の発音が多くあるようです、有名なのが何でもかんでもアール化してしまう巻き舌ですね。
大連の人は、1代2代前(おじいちゃんおばあちゃんの世代)に山東省(煙台や青島)から移住してきた人が多く、山東省方言の影響を受けている言葉を聞くことがあります。

  • 2009/05/03(日) 14:27:32 |
  • URL |
  • でっつ #-
  • [ 編集]

Re:三字の単語

>サンディさん、こんにちは。
いつもながら、鋭いご指摘をありがとうございます。
ご説のとおり真ん中の音は軽声になりますね。勉強になります。

  • 2009/05/03(日) 14:30:47 |
  • URL |
  • でっつ #-
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