1.最近、北京市内において、「電話料金未払い詐欺(振り込め詐欺)」が発生し、複数名の邦人も被害に遭っています。
典型的な事例は、自宅等の固定電話に電話会社(「中国電信」等)を名乗る者から電話があり(音声は、機械による自動音声あるいはオペレータの場合もあり)、受話器をとると中国語で、
「電話料金が約2千元未払いになっています。疑問があれば、ダイヤル9を押してください」
とのアナウンスがあります。
ダイヤル9を押すと、オペレータに繋がり、
「あなたが○○市で開設した電話について2千元の未払いがあります」
と告げられます。
○○市で電話を開設した覚えはない
旨を伝えると、
「あなたの個人情報が漏洩し、悪用されています。この電話をこのまま○○市公安局に回すので、担当官に通報してください」
と言われ、しばらくすると
「○○市公安局」の警官を名乗る者に繋がります。当該警官は
「あなたの個人情報が悪用されていますので、これから被害届けを受け付けます」
などと言って、氏名、生年月日、パスポート番号や住所等を聞き出します。そして、
「すぐにあなたの銀行へ行き、全額を引き出した上で、××銀行の指定口座に振り込めば、あなたの預金は保護されます」
などと伝えられます。
2.北京市公安局によれば、本件は、最近、中国全土において頻発している悪質な詐欺事件と同様の事案であり、重視して対応する由です。
3.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、このような事案が発生していることにくれぐれもご注意下さい。なお、被害に遭われた方は、最寄りの派出所に被害届けを提出していただくとともに、当館領事部にもご一報ください。
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以上在中国日本国大使館からの注意喚起です(09.09.29)
中国人も、ずいぶん凝ったことをやりますね。
中国在住の皆さん、警戒してください。